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夜会
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翌日はお休みにした。ちょっと腰が。
「また、おかしなこと始めた」
また、て何よ?ラジオ体操にもちゃんと入ってる腰を回す運動だよ。
「トルードさんって弓使えます?」
「弓?いいえ、私は剣よ。なに、どうしたの?」
もう冒険者って隠さないんだね。
「森の中だったら弓かなーって。火は厳禁だよね?」
「そうね。ニイナさん水も使えるから、すぐ消火はできそうだけど。火を使わない方向の方がいいわ」
なぜ水を使えるのを知っているかというと、料理している時にちゃちゃっと魔法で出しているのを見たからだ。すぐ水を出せるのが便利でつい。初めは、そんなことに魔法を使うなんて、て言ってたけど最終的にはうらやましがられたのでいいとしよう。
「弓は訓練しないと使いこなせないわよ?それに意外と筋力いるんだから」
…ですよね。そんな予感はしてましたよ。
森といったらエルフ、エルフといったら弓、というイメージだから聞いてみただけです。
氷を矢のようにしてとばすかなー、風魔法も使って。
「…どっか行くのか?」
スミがぽつりと聞いた。
「うーん、皮が欲しいのよ」
「?売ってんじゃん」
「オリジナルのマントを作りたいの」
「なるほど、素材集めね」
「スパイダーを調教したら手っとり早そうなんだけど、そういう魔法ってある?」
糸を出してもらいたいのだ。丈夫そうだし。それに対する対価はなんだろう。餌なのかな。
「それは魔法じゃないわね」
魔法ではない。魔法使ではできない。
獣魔士か。前に聞いたことがある存在だ。会ったことはい。フルドラは獣魔士ではない、剣士だ。たまたま相性のいい相棒に出会えることもあるってこと?従ってる感じじゃなかったもんね。友達、みたいな。
スパイダーと友達ってどういう感じ?想像できない。表情がさ、ないじゃん?喜んでるのか、楽しいのか、嬉しいのか、わからないと会話できない。
だからそういうことじゃないんだよなぁ。うまい案が浮かばない。
正直倒した方が早い。
「オレのお菓子はどうなる」
知らないよ。なにマジメな顔してそんなことさらりと言ってるのさ。
「自分で作りなよ。お、いいじゃん。スイーツ男子!レシピかいとくから。うん、スミは器用だしマジメだから、きちっとはかってちゃんと作りそう。合ってるよ」
ここを旅たつ前に書き留めておこう。全般的に好きだよね、スイーツ。
水のスライムを固くして、透明な計量カップとボール作っていこう。
「あら、いいわねぇ。私、試食してあげるわ」
「ただ食いたいだけじゃん」
うん、そうだと思う。
「きっとマルさんも大喜びするわ」
照れて赤くなったスミを感極まってぎゅっとハグする(仮)マルさん。トルードさん、それをニマニマしながら見てるんだろうなあ。
「いいね」
親指をたてると、
「でしょでしょ~」
と同じポーズを返してきた。
「パウンドケーキが一番簡単だから、とりあえずそれにしとく?材料いれて混ぜて焼くだけよ。あとは飾り付けを派手にしたら見栄えもいいよ。好きな果物とかいれてもいいし、プレートもいいね。クッキーにチョコで文字を書くのどう?」
「メッセージを書けるのかしら」
そこまで長いのはムリかな。大きさにもよるだろうけど。
水のスライムをうす~く延ばしてクッキングシートみたいの作れないかな。固まらないように何かに包めばいい?でもそんな素材ないし。ここは便利な魔法でいろいろ試してやってみよう。
「まずは、どんなものを作りたいか絵を描いてから作るといいよ。想像できるし、手順も決めやすいから」
時間の無駄なく作るには、順番が大事だからね。
「作るのは決定なのかよ」
あきらめが混じる声だ。がんばれ。
「「決定ー」」
いいじゃん、息子からのケーキ。私なら嬉しくて涙出ちゃうよ?
カララーン。
「いらっしゃいませー」
挨拶もなれてきたなぁ、トルードさん。
新規のお客さんかな。自分が薦めた宿に人が来るってうれしいなぁ。押しを認められた、みたいな。そうだろそうだろ、ここはよいとこだぞ~。
「よかった、会えました」
…!聞き覚えのある声に振り返ると、ガーゼイがいた。
なぜに?!驚いてあやうくイスから落ちるとことだった。このカウンター席のイスはちょっと高いのだ。
「ニイナさん、知り合いの方?」
「えっと…はい」
明らかに泊まりに来た客には見えないよね。
「あれ、貴族じゃねぇの?後ろにいるの、この前の人じゃん」
スミの言うとおりガーゼイの後ろに立っているのは、セバスンさんだった。
「…違うわ。別の人物よ」
トルードさんが驚くことを言った。
え?そうなの?双子とか?思わずスミとあんぐりと口を開けて見合ってしまった。
「ディタ殿。少しお話をさせていただきたい」
…この前の話、だよね?断れるか?押し切られそうで、自信がないんだけど?!
「ディタ?」
しっ。スミ、そこはスルーして。
「こ、この二人がいてもいいなら、聞きます」
「え?」
「は?」
右手でトルードさんを、左手でスミをがっとつかむ。逃がさないわよー。
うそ、お願い。一緒にいてよ~でないと流されそうなんだよ。
「…わかりました」
苦笑して折れたよ。ほっ。
「まじか?」
スミが唖然としていた。ガーゼイは臨機応変に対応できるタイプなんだよ。普通の貴族ならムリだろうけど。
「仕方ないわね。それなりの理由もありそうだし。あちらのテーブルへどうぞ」
立ち上がってトルードさんが案内する。先日、お嬢様が使ったテーブル席だ。
「早くしないと他のお客さんたちが帰って来ちゃうじゃない。そうしたら大騒ぎよ?」
…確かに。お客さんは全員女性だからね。ガーゼイを見たら、騒ぎになること間違いないわ。
「追加だからな」
お菓子の追加、了解ですっ。
ガーゼイの前に私、隣にスミに座ってもらう。執事さんとトルードさんは立っている。
「まず、突然ここに押しかけてしまったことに謝罪をさせて下さい。彼は、セバンス。私の執事です」
セバンス?スとンをひっくり返しただけじゃん。
セバンスさんは腕を胸にやってお辞儀をした。お~キレイ。拍手したい。
「まじそっくりなんだけど」
だよね。
君の貴族を前に口調が変わらないところに、将来大物になる可能性をおばちゃんは感じるよ。
「また、おかしなこと始めた」
また、て何よ?ラジオ体操にもちゃんと入ってる腰を回す運動だよ。
「トルードさんって弓使えます?」
「弓?いいえ、私は剣よ。なに、どうしたの?」
もう冒険者って隠さないんだね。
「森の中だったら弓かなーって。火は厳禁だよね?」
「そうね。ニイナさん水も使えるから、すぐ消火はできそうだけど。火を使わない方向の方がいいわ」
なぜ水を使えるのを知っているかというと、料理している時にちゃちゃっと魔法で出しているのを見たからだ。すぐ水を出せるのが便利でつい。初めは、そんなことに魔法を使うなんて、て言ってたけど最終的にはうらやましがられたのでいいとしよう。
「弓は訓練しないと使いこなせないわよ?それに意外と筋力いるんだから」
…ですよね。そんな予感はしてましたよ。
森といったらエルフ、エルフといったら弓、というイメージだから聞いてみただけです。
氷を矢のようにしてとばすかなー、風魔法も使って。
「…どっか行くのか?」
スミがぽつりと聞いた。
「うーん、皮が欲しいのよ」
「?売ってんじゃん」
「オリジナルのマントを作りたいの」
「なるほど、素材集めね」
「スパイダーを調教したら手っとり早そうなんだけど、そういう魔法ってある?」
糸を出してもらいたいのだ。丈夫そうだし。それに対する対価はなんだろう。餌なのかな。
「それは魔法じゃないわね」
魔法ではない。魔法使ではできない。
獣魔士か。前に聞いたことがある存在だ。会ったことはい。フルドラは獣魔士ではない、剣士だ。たまたま相性のいい相棒に出会えることもあるってこと?従ってる感じじゃなかったもんね。友達、みたいな。
スパイダーと友達ってどういう感じ?想像できない。表情がさ、ないじゃん?喜んでるのか、楽しいのか、嬉しいのか、わからないと会話できない。
だからそういうことじゃないんだよなぁ。うまい案が浮かばない。
正直倒した方が早い。
「オレのお菓子はどうなる」
知らないよ。なにマジメな顔してそんなことさらりと言ってるのさ。
「自分で作りなよ。お、いいじゃん。スイーツ男子!レシピかいとくから。うん、スミは器用だしマジメだから、きちっとはかってちゃんと作りそう。合ってるよ」
ここを旅たつ前に書き留めておこう。全般的に好きだよね、スイーツ。
水のスライムを固くして、透明な計量カップとボール作っていこう。
「あら、いいわねぇ。私、試食してあげるわ」
「ただ食いたいだけじゃん」
うん、そうだと思う。
「きっとマルさんも大喜びするわ」
照れて赤くなったスミを感極まってぎゅっとハグする(仮)マルさん。トルードさん、それをニマニマしながら見てるんだろうなあ。
「いいね」
親指をたてると、
「でしょでしょ~」
と同じポーズを返してきた。
「パウンドケーキが一番簡単だから、とりあえずそれにしとく?材料いれて混ぜて焼くだけよ。あとは飾り付けを派手にしたら見栄えもいいよ。好きな果物とかいれてもいいし、プレートもいいね。クッキーにチョコで文字を書くのどう?」
「メッセージを書けるのかしら」
そこまで長いのはムリかな。大きさにもよるだろうけど。
水のスライムをうす~く延ばしてクッキングシートみたいの作れないかな。固まらないように何かに包めばいい?でもそんな素材ないし。ここは便利な魔法でいろいろ試してやってみよう。
「まずは、どんなものを作りたいか絵を描いてから作るといいよ。想像できるし、手順も決めやすいから」
時間の無駄なく作るには、順番が大事だからね。
「作るのは決定なのかよ」
あきらめが混じる声だ。がんばれ。
「「決定ー」」
いいじゃん、息子からのケーキ。私なら嬉しくて涙出ちゃうよ?
カララーン。
「いらっしゃいませー」
挨拶もなれてきたなぁ、トルードさん。
新規のお客さんかな。自分が薦めた宿に人が来るってうれしいなぁ。押しを認められた、みたいな。そうだろそうだろ、ここはよいとこだぞ~。
「よかった、会えました」
…!聞き覚えのある声に振り返ると、ガーゼイがいた。
なぜに?!驚いてあやうくイスから落ちるとことだった。このカウンター席のイスはちょっと高いのだ。
「ニイナさん、知り合いの方?」
「えっと…はい」
明らかに泊まりに来た客には見えないよね。
「あれ、貴族じゃねぇの?後ろにいるの、この前の人じゃん」
スミの言うとおりガーゼイの後ろに立っているのは、セバスンさんだった。
「…違うわ。別の人物よ」
トルードさんが驚くことを言った。
え?そうなの?双子とか?思わずスミとあんぐりと口を開けて見合ってしまった。
「ディタ殿。少しお話をさせていただきたい」
…この前の話、だよね?断れるか?押し切られそうで、自信がないんだけど?!
「ディタ?」
しっ。スミ、そこはスルーして。
「こ、この二人がいてもいいなら、聞きます」
「え?」
「は?」
右手でトルードさんを、左手でスミをがっとつかむ。逃がさないわよー。
うそ、お願い。一緒にいてよ~でないと流されそうなんだよ。
「…わかりました」
苦笑して折れたよ。ほっ。
「まじか?」
スミが唖然としていた。ガーゼイは臨機応変に対応できるタイプなんだよ。普通の貴族ならムリだろうけど。
「仕方ないわね。それなりの理由もありそうだし。あちらのテーブルへどうぞ」
立ち上がってトルードさんが案内する。先日、お嬢様が使ったテーブル席だ。
「早くしないと他のお客さんたちが帰って来ちゃうじゃない。そうしたら大騒ぎよ?」
…確かに。お客さんは全員女性だからね。ガーゼイを見たら、騒ぎになること間違いないわ。
「追加だからな」
お菓子の追加、了解ですっ。
ガーゼイの前に私、隣にスミに座ってもらう。執事さんとトルードさんは立っている。
「まず、突然ここに押しかけてしまったことに謝罪をさせて下さい。彼は、セバンス。私の執事です」
セバンス?スとンをひっくり返しただけじゃん。
セバンスさんは腕を胸にやってお辞儀をした。お~キレイ。拍手したい。
「まじそっくりなんだけど」
だよね。
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