54 / 95
前篇:夢の通ひ路
第二十四話 其の一
しおりを挟む
筆を取っては硯の上に置き、また筆を取っては迷って硯に戻す。
何度繰り返しただろうか。既に墨は乾き始め、目の前の紙は真っ白なまま。気が付けば隣にいた小梅が怪訝そうな顔でこちらを見ている。
「姫様、いかがなさいましたの? 先ほどから、おかしな行動ばかりなさって」
「いい書き出しが見つからないのよ」
「兵部卿宮様へのお文でございますか」
「ええ」
「いつも通りに返歌をなさればよろしいではありませんか。今日はわたくしに代筆も頼まず、どうなさいましたの?」
「さすがに、この文だけは自分で書かなくてはいけないような気がして。だけど、なんとお伝えすればいいものか…… どう書いたとしても、失礼なことに違いないし」
俯いた私を見て、小梅は何かを悟ったのだろう。
「姫様」と白湯を差し出した。
「一度、お離れになってみてはいかがですか。少しお休みになられた方がよろしいかと思います」
「ええ、そうね。気分転換も必要よね」
とは言いつつも、頭の中は兵部卿宮への文のことでいっぱいだ。
いつものように、頼みの古典文学の知識を引っ張りだしてくる気にはなれなかった。過去の誰かが詠んだ歌を引用したり真似るのではなく、私自身の言葉で兵部卿宮に伝えることが誠意だと思ったからだ。
白湯をすすりながら何かないものかと考えるのだが、やはり思い浮かばない。完全に行き詰ってしまったようだ。
――やはりこのままでは駄目だ。
私がそう強く思ったのは明くる日の朝、五条院から左大臣邸へ戻る車の中でのことだった。
こんな状態のまま、兵部卿宮と繋がっていることはできない。彼に文を書こう。「どれほど待っていただいても結婚はできない」と打ち明けなくてはいけない。
現代に戻るだとか三の君の魂がどうだとか、そういうことはすべて抜きにして考えてみたときに、自分の心は既に答えを出していると思った。私は鷹衛さんが好きだ、その気持ちを誤魔化すことはできない。
そこまでの明確な思いがあるのに、兵部卿宮と何事もなかったように文をやり取りすることはこれ以上できない。だからそう伝えようと、早速、筆と硯、紙を用意したのに、いざ書こうとすると手が止まってしまった。
それが、ここ数日続いている。その間にも、兵部卿宮から、相変わらずの美しく優しい文は届いていた。一刻も早く、言わなくてはいけないのに……
けれど、何といえばいいのだろう。
「結婚はできない」と、それだけ書くにはあまりに失礼だ。かといって、他に惹かれている人がいるからとバカ正直に書くのも違うような気がする。「では今までなぜ私とやり取りをしていたのか」と問われれば、言葉を返せない。
鷹衛さんへの好意にはっきりと気が付いたのは昨夜のことだけれど、それは私の事情であって兵部卿宮には何の関係もないからだ。
何を書いてもあの優しく誠実な人を傷つけるのかと思うと、私の胸も痛んだ。
お会いしたことはなくても、人柄は滲み出ていた。あんなに毎度、丁寧な文をくれてこちらを楽しませ、自分も楽しいと言ってくれていたのに…… これならば、いっそやり取りなどしない方がよかった。こうなると分かっていれば、絶対にしなかった。既に後の祭りだ。
それに、私の慕う相手が、自分に仕える鷹衛さんだと知ったらどれほど苦しむだろうか。鷹衛さんは「何も心配はいらない」だなんて言っていたけれど、そんなはずはない。いくら人のいい兵部卿宮だって、いい気分はしないはずだ。私が彼の立場なら、とんでもない裏切り行為だと激昂するかもしれない。
自分が求婚者した姫と側仕えが恋仲だなんて……
たとえ兵部卿宮の怒りを買ったとしても、私には何の言い逃れもできない。
彼は先帝の皇子、親王だ。ただの貴族とは訳が違う。しかも、この結婚には帝と院の後押しもあったのだ。親王の求婚を断るなど、聞いたことも読んだこともない。
場合によっては、髪をおろして出家しなくてはいけないし、左大臣家にも相当な迷惑がかかるのは必至だ。けれど、兵部卿宮はそれを望まないようにも思えた。彼は本当に優しいのだ。自分の心を痛めたとしても、同じように相手にも痛みを与えるような人では、きっとない。
本当に……鷹衛さんが兵部卿宮ならよかった。
それなら、誰かを傷つけることもなかったのに。
だけど誰を選んだとしても、誰と心を通わせたとしても、一時のこと。
私はいずれは現代に戻り、三の君の魂がこの身体へ宿る。恋をしても、それは続かないし、最後は自分も相手もきっと苦しむだけ。
そう、鷹衛さんとだって……
「兵部卿宮様の求婚をお断りになられるのですね」
「小梅…… ええ、そうよ。私などには勿体ないほど素敵な方だと思うけれど」
「では、そのようにお書きになればよろしいのですわ」
「え?」
「宮様ならきっと分かって下さいます、姫様が悪戯に宮様へのお返事を延ばしたわけではないことを。しっかりとお考えになった上でのご決断ならば、何もおっしゃいませんでしょう。よいではないですか、取り繕ったりはせず、そのままの姫様のお言葉をお伝えになれば」
「そのままの、私の言葉?」
「あれやこれやと仰らず、思っておいでのことを素直にお伝えなさるのが一番よろしいかと存じます」
「……そうね。言い訳がましいことを書き連ねるよりも、その方がよいわね。ありがとう、小梅、なんだか霧が晴れたようよ」
小梅のいうことにも一理ある。
元々私は器用な性格ではない。遠回りするのは、兵部卿宮にとっても、私にとっても、結局よくないのだ。であれば、やはり今の心の内をそのまま伝えるのがいいのだろう。もちろん、鷹衛さんの名前は伏せるけれど。
今度こそ筆をとって紙の上に置いた。
“あなたのお気持ちは嬉しく思いますが、お応えすることはできません
このような返事を書くしかない私をどうかお許しください
さようなら“
これでいい。少し素っ気ないような気もするけれど、そもそも別れの歌なのだから仕方ない。
もうあんな達筆で品のいい優しい文は二度と届かなくなる。そう思うと、すごく淋しく感じられたが、こうするのが一番いい。兵部卿宮の時間をこれ以上私などに使わせてはいけない。彼へ文を送るのはこれが最後だ。
「文使いに渡してちょうだい」
「かしこまりました」
小梅に文を渡した。未だ躊躇う気持ちもあったけれど、鷹衛さんへの思いがある以上、引き返すことはできなかった。
この決断を、父や母へも報告をしなくてはいけない。ただ、両親にもどう説明をすればいいのか。私でさえ、客観的に「兵部卿宮の何が駄目なのだ」と思うくらいなのだから、二人はなおのことだろう。鷹衛さんのことは話せるはずもない。
いい説明が見つからないのなら、父母へ伝えるのは明日以降にしよう。今後の険しい道を思うと頭が痛い。私は思わずこめかみを押さえた。
何度繰り返しただろうか。既に墨は乾き始め、目の前の紙は真っ白なまま。気が付けば隣にいた小梅が怪訝そうな顔でこちらを見ている。
「姫様、いかがなさいましたの? 先ほどから、おかしな行動ばかりなさって」
「いい書き出しが見つからないのよ」
「兵部卿宮様へのお文でございますか」
「ええ」
「いつも通りに返歌をなさればよろしいではありませんか。今日はわたくしに代筆も頼まず、どうなさいましたの?」
「さすがに、この文だけは自分で書かなくてはいけないような気がして。だけど、なんとお伝えすればいいものか…… どう書いたとしても、失礼なことに違いないし」
俯いた私を見て、小梅は何かを悟ったのだろう。
「姫様」と白湯を差し出した。
「一度、お離れになってみてはいかがですか。少しお休みになられた方がよろしいかと思います」
「ええ、そうね。気分転換も必要よね」
とは言いつつも、頭の中は兵部卿宮への文のことでいっぱいだ。
いつものように、頼みの古典文学の知識を引っ張りだしてくる気にはなれなかった。過去の誰かが詠んだ歌を引用したり真似るのではなく、私自身の言葉で兵部卿宮に伝えることが誠意だと思ったからだ。
白湯をすすりながら何かないものかと考えるのだが、やはり思い浮かばない。完全に行き詰ってしまったようだ。
――やはりこのままでは駄目だ。
私がそう強く思ったのは明くる日の朝、五条院から左大臣邸へ戻る車の中でのことだった。
こんな状態のまま、兵部卿宮と繋がっていることはできない。彼に文を書こう。「どれほど待っていただいても結婚はできない」と打ち明けなくてはいけない。
現代に戻るだとか三の君の魂がどうだとか、そういうことはすべて抜きにして考えてみたときに、自分の心は既に答えを出していると思った。私は鷹衛さんが好きだ、その気持ちを誤魔化すことはできない。
そこまでの明確な思いがあるのに、兵部卿宮と何事もなかったように文をやり取りすることはこれ以上できない。だからそう伝えようと、早速、筆と硯、紙を用意したのに、いざ書こうとすると手が止まってしまった。
それが、ここ数日続いている。その間にも、兵部卿宮から、相変わらずの美しく優しい文は届いていた。一刻も早く、言わなくてはいけないのに……
けれど、何といえばいいのだろう。
「結婚はできない」と、それだけ書くにはあまりに失礼だ。かといって、他に惹かれている人がいるからとバカ正直に書くのも違うような気がする。「では今までなぜ私とやり取りをしていたのか」と問われれば、言葉を返せない。
鷹衛さんへの好意にはっきりと気が付いたのは昨夜のことだけれど、それは私の事情であって兵部卿宮には何の関係もないからだ。
何を書いてもあの優しく誠実な人を傷つけるのかと思うと、私の胸も痛んだ。
お会いしたことはなくても、人柄は滲み出ていた。あんなに毎度、丁寧な文をくれてこちらを楽しませ、自分も楽しいと言ってくれていたのに…… これならば、いっそやり取りなどしない方がよかった。こうなると分かっていれば、絶対にしなかった。既に後の祭りだ。
それに、私の慕う相手が、自分に仕える鷹衛さんだと知ったらどれほど苦しむだろうか。鷹衛さんは「何も心配はいらない」だなんて言っていたけれど、そんなはずはない。いくら人のいい兵部卿宮だって、いい気分はしないはずだ。私が彼の立場なら、とんでもない裏切り行為だと激昂するかもしれない。
自分が求婚者した姫と側仕えが恋仲だなんて……
たとえ兵部卿宮の怒りを買ったとしても、私には何の言い逃れもできない。
彼は先帝の皇子、親王だ。ただの貴族とは訳が違う。しかも、この結婚には帝と院の後押しもあったのだ。親王の求婚を断るなど、聞いたことも読んだこともない。
場合によっては、髪をおろして出家しなくてはいけないし、左大臣家にも相当な迷惑がかかるのは必至だ。けれど、兵部卿宮はそれを望まないようにも思えた。彼は本当に優しいのだ。自分の心を痛めたとしても、同じように相手にも痛みを与えるような人では、きっとない。
本当に……鷹衛さんが兵部卿宮ならよかった。
それなら、誰かを傷つけることもなかったのに。
だけど誰を選んだとしても、誰と心を通わせたとしても、一時のこと。
私はいずれは現代に戻り、三の君の魂がこの身体へ宿る。恋をしても、それは続かないし、最後は自分も相手もきっと苦しむだけ。
そう、鷹衛さんとだって……
「兵部卿宮様の求婚をお断りになられるのですね」
「小梅…… ええ、そうよ。私などには勿体ないほど素敵な方だと思うけれど」
「では、そのようにお書きになればよろしいのですわ」
「え?」
「宮様ならきっと分かって下さいます、姫様が悪戯に宮様へのお返事を延ばしたわけではないことを。しっかりとお考えになった上でのご決断ならば、何もおっしゃいませんでしょう。よいではないですか、取り繕ったりはせず、そのままの姫様のお言葉をお伝えになれば」
「そのままの、私の言葉?」
「あれやこれやと仰らず、思っておいでのことを素直にお伝えなさるのが一番よろしいかと存じます」
「……そうね。言い訳がましいことを書き連ねるよりも、その方がよいわね。ありがとう、小梅、なんだか霧が晴れたようよ」
小梅のいうことにも一理ある。
元々私は器用な性格ではない。遠回りするのは、兵部卿宮にとっても、私にとっても、結局よくないのだ。であれば、やはり今の心の内をそのまま伝えるのがいいのだろう。もちろん、鷹衛さんの名前は伏せるけれど。
今度こそ筆をとって紙の上に置いた。
“あなたのお気持ちは嬉しく思いますが、お応えすることはできません
このような返事を書くしかない私をどうかお許しください
さようなら“
これでいい。少し素っ気ないような気もするけれど、そもそも別れの歌なのだから仕方ない。
もうあんな達筆で品のいい優しい文は二度と届かなくなる。そう思うと、すごく淋しく感じられたが、こうするのが一番いい。兵部卿宮の時間をこれ以上私などに使わせてはいけない。彼へ文を送るのはこれが最後だ。
「文使いに渡してちょうだい」
「かしこまりました」
小梅に文を渡した。未だ躊躇う気持ちもあったけれど、鷹衛さんへの思いがある以上、引き返すことはできなかった。
この決断を、父や母へも報告をしなくてはいけない。ただ、両親にもどう説明をすればいいのか。私でさえ、客観的に「兵部卿宮の何が駄目なのだ」と思うくらいなのだから、二人はなおのことだろう。鷹衛さんのことは話せるはずもない。
いい説明が見つからないのなら、父母へ伝えるのは明日以降にしよう。今後の険しい道を思うと頭が痛い。私は思わずこめかみを押さえた。
0
お気に入りに追加
67
あなたにおすすめの小説
あなたの嫉妬なんて知らない
abang
恋愛
「あなたが尻軽だとは知らなかったな」
「あ、そう。誰を信じるかは自由よ。じゃあ、終わりって事でいいのね」
「は……終わりだなんて、」
「こんな所にいらしたのね!お二人とも……皆探していましたよ……
"今日の主役が二人も抜けては"」
婚約パーティーの夜だった。
愛おしい恋人に「尻軽」だと身に覚えのない事で罵られたのは。
長年の恋人の言葉よりもあざとい秘書官の言葉を信頼する近頃の彼にどれほど傷ついただろう。
「はー、もういいわ」
皇帝という立場の恋人は、仕事仲間である優秀な秘書官を信頼していた。
彼女の言葉を信じて私に婚約パーティーの日に「尻軽」だと言った彼。
「公女様は、退屈な方ですね」そういって耳元で嘲笑った秘書官。
だから私は悪女になった。
「しつこいわね、見て分かんないの?貴方とは終わったの」
洗練された公女の所作に、恵まれた女性の魅力に、高貴な家門の名に、男女問わず皆が魅了される。
「貴女は、俺の婚約者だろう!」
「これを見ても?貴方の言ったとおり"尻軽"に振る舞ったのだけど、思いの他皆にモテているの。感謝するわ」
「ダリア!いい加減に……」
嫉妬に燃える皇帝はダリアの新しい恋を次々と邪魔して……?
【完結】いてもいなくてもいい妻のようですので 妻の座を返上いたします!
ユユ
恋愛
夫とは卒業と同時に婚姻、
1年以内に妊娠そして出産。
跡継ぎを産んで女主人以上の
役割を果たしていたし、
円満だと思っていた。
夫の本音を聞くまでは。
そして息子が他人に思えた。
いてもいなくてもいい存在?萎んだ花?
分かりました。どうぞ若い妻をお迎えください。
* 作り話です
* 完結保証付き
* 暇つぶしにどうぞ
【完結】婚約者の義妹と恋に落ちたので婚約破棄した処、「妃教育の修了」を条件に結婚が許されたが結果が芳しくない。何故だ?同じ高位貴族だろう?
つくも茄子
恋愛
国王唯一の王子エドワード。
彼は婚約者の公爵令嬢であるキャサリンを公の場所で婚約破棄を宣言した。
次の婚約者は恋人であるアリス。
アリスはキャサリンの義妹。
愛するアリスと結婚するには「妃教育を修了させること」だった。
同じ高位貴族。
少し頑張ればアリスは直ぐに妃教育を終了させると踏んでいたが散々な結果で終わる。
八番目の教育係も辞めていく。
王妃腹でないエドワードは立太子が遠のく事に困ってしまう。
だが、エドワードは知らなかった事がある。
彼が事実を知るのは何時になるのか……それは誰も知らない。
他サイトにも公開中。
女官になるはずだった妃
夜空 筒
恋愛
女官になる。
そう聞いていたはずなのに。
あれよあれよという間に、着飾られた私は自国の皇帝の妃の一人になっていた。
しかし、皇帝のお迎えもなく
「忙しいから、もう後宮に入っていいよ」
そんなノリの言葉を彼の側近から賜って後宮入りした私。
秘書省監のならびに本の虫である父を持つ、そんな私も無類の読書好き。
朝議が始まる早朝に、私は父が働く文徳楼に通っている。
そこで好きな著者の本を借りては、殿舎に籠る毎日。
皇帝のお渡りもないし、既に皇后に一番近い妃もいる。
縁付くには程遠い私が、ある日を境に平穏だった日常を壊される羽目になる。
誰とも褥を共にしない皇帝と、女官になるつもりで入ってきた本の虫妃の話。
更新はまばらですが、完結させたいとは思っています。
多分…
五歳の時から、側にいた
田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。
それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。
グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。
前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
結婚して5年、初めて口を利きました
宮野 楓
恋愛
―――出会って、結婚して5年。一度も口を聞いたことがない。
ミリエルと旦那様であるロイスの政略結婚が他と違う点を挙げよ、と言えばこれに尽きるだろう。
その二人が5年の月日を経て邂逅するとき
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる