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episode0.受取人の話
しおりを挟むこのお話はある男の報告ではない。
私はある会社に務める会社員である。
2024年8月2日から私の住むマンション(住所は特定を避けるため非公開)へ1枚の紙が私の住む307号室へ届いたことがきっかけとなる。
紙には日報と記載されており、その日の年月日とともに内容が記載されていた。ボールペンで文字の記載があり、文字を見る限り小学生のイタズラでは無いみたいだ。一日目は無視して終わったが2日目も同じ時刻(午後6時)になると同じように紙がポストに入れられていた。
改めて、内容を確認すると不思議な話が書かれていたため、取り貯めて置くことにした。
残業がある日もあるため、所定の日時に必ずポストへ投函されているかは不明確だが恐らく午後6時に投函されている。
私は、特に何か不思議な場所に行った訳では無い。恐らくイタズラだと思うが、この紙が毎日届くため投稿することにした次第だ。
また、ポストに投函された直後に307号室の扉を開いた事があるがそこには誰もいなかった。
幽霊の仕業か、はたまた小学生の仕業なのかは分からないが今のところ届き続けている。
いつ終わるか分からない。飽きたらやめるだろうと今は思っている。また、日報に書いてあることが現実的では無いため、創作物であろう。
また、近況報告を兼ねて更新する予定だ。
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