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番外編
書籍化、感謝の番外編 『過去』
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「初めての王都か~少し楽しみだな」
私は王都に行く為の荷物をまとめながら心の声をボソッと漏らした。
「ローズは王都に一度行ったことがあるぞ」
そんな私の独り言にお父さんが反応した。
「え? そうなの、覚えてないなぁ」
記憶を辿るがそんな思い出は見つからなかった。
「そりゃローズが子供の頃だからな、あれはクラウディアがまだ生きていた頃だ」
「お母さんが?」
私は驚いて動かしていた手を止めてお父さんを見つめる。
お父さんは懐かしそうに目を細めてお母さんのことを思い出しているようだった。
「あぁ、クリスをお腹に身ごもっていて大変な時で私が王都に仕事で呼ばれてしまいローズを連れていくことになったんだ」
「聞いた事なかった......」
初めて聞く話に少し胸が踊る。
「あの時は大変だった」
お父さんはクスッと思い出し笑いをする。
「えー、なんか気になるわ! 何があったの?」
私は荷物をほっぽり出してお父さんの近くに寄って腰を下ろした。
「あれは十数年前、ローズが三歳の時だった……」
お父さんはゆっくりとその時のことを話し始めた。
﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌ ﹌
「ほらローズ、あれが王都だよ! お父様のお仕事をするところだ!」
チャートは娘のローズに自慢げに王都の街並みを説明した。
「しゅごーい! きれー」
ローズは大きな目をまん丸にしてキラキラとした街並みを眺める。
「そうだろ、ここで数日お父様と一緒に頑張ろうな」
「はい!」
ローズは小さな手をビッと上にあげる。
「はぁー! なんて可愛いんだ......まるで本物の天使のようだ」
チャートはウットリとローズを見つめると可愛い我が子の頭を優しく撫でた。
「あっ! おとーしゃまおおきなもん!」
ローズはそんな父を無視して前を見つめていると大きな城門が目に入り驚いて伝える。
「あれをくぐると王宮だよ、ローズが泊まるお城だよ」
「えーおしろにとまるのー!」
ローズは嬉しそうに小さな体をピョンと跳ねる。
「ああ、お父様がお仕事の間はメイドさんにお世話を頼んであるからいい子に待ってるんだよ」
「はーい」
ローズは任せてくれとばかりに満面の笑みを見せた。
チャートは王宮に着くと早速あてがわれた部屋へとローズを連れていく。
そこにはメイドが数名既に来ており荷物を運んでいてくれた。
ローズはチャートの腕からピョンっと降りるとメイドさんにペコッと頭を下げる。
「おしぇわになります。ローズです、よろしくおねがいします」
ニコッと笑って顔をあげればメイドさんの頬が緩んだ。
「こちらこそお世話になります。チャート様にローズ様、何かあればなんでもおっしゃってくださいね」
メイドさんはローズに合わせて屈むと笑顔で対応してくれる。
メイドさんとの相性も良さそうでチャートはほっとして早速ローズを預けて仕事へと向かった。
「ではよろしくお願いします」
「おとーしゃま、いってらっしゃい」
ローズが笑顔で手を振ればチャートはクシャッと顔を崩してローズに手を振り返した。
チャートが居なくなるとメイド達はクスクスと笑い出す。
ローズはその様子に首を傾げて見上げた。
「ふふ、チャート様はローズ様が大好きなのですね。いつも真面目な顔でお仕事する様子しか見た事無いのにローズ様の前であんなに顔を崩して......」
ローズはメイドさん達の言葉の意味がわからなかった。
だっておとーしゃまはいつもあんな風にクシャッと笑うから。
首を傾げるローズに対してメイドさんは部屋の荷物をサッと整える。
そして何かしたい事はないかと尋ねられた。
「おさんぽ!」
ローズはこの大きなお城を探検したくてたまらなかったのですぐにそう答えた。
「では一緒に参りましょうか」
メイドさんに手を握られてローズはワクワクしながら部屋の扉を開いてもらった。
王宮は大きな廊下にふかふかの絨毯、壁にはキラキラとした装飾品に大きな絵や肖像画が飾られていた。
「わー、きれいー」
ローズは一人の綺麗な女性に目が釘付けになる。
「こちらは王妃様ですよ」
「おーひ?」
「はい、この王宮で一番偉い王様の奥様です......って言ってもローズ様には難しいでしょうか?」
メイドさんは困った顔で笑っていた。
「うーん、いちばんえらいおーひさま!」
「はい、そうですね」
メイドさんは笑って次の場所へと案内してくれる。
他にもローズの何倍も大きな棚が並ぶ図書館やいい匂いのする厨房、綺麗な服が並ぶ部屋など色々と案内してもらった。
「おーきゅーってすごーい」
ローズは見るもの全て新鮮で興奮しっぱなしだった。
「では次は庭園に行って見ましょうか?」
「てーえん?」
「綺麗なお花や草で出来た迷路がありますよ」
「めいろ!」
ローズの嬉しそうな顔にメイドさんは庭園へと足を動かした。
ローズは庭園を見ると口をポカンと開けながら歩いていた。
色とりどりの綺麗な花のアーチをくぐると目の前には緑の綺麗な入り口が目に入る。
「これが迷路の入り口です。中は入り組んでますので私から離れないで下さいね」
メイドさんの注意する声は興奮気味のローズの耳には届いていなかった。
「すごーい! はやく!はやく!」
ローズはメイドさんの手をパッと離すと迷路に飛び込んでしまった!
「ローズ様! 待ってください」
メイドが慌てて後を追ったが迷路の中に入るなりローズを見失ってしまった......
「大変! ローズ様ーどこですかー」
メイドは迷路を進みながらローズ様を必死に探した。
ローズは少し疲れて足を止めて後ろを振り返るとそこにはさっきまでいたメイドさんがいなくなっていた。
「ありゃ? メイドしゃーん!」
声をかけるがメイドさんからの返事はない。
ローズはやれやれと腰に手を当てて呆れた。
メイドさんが迷子になってしまったのだ。
「しょうがないなー」
おかーしゃまの口癖を真似して歩きながらメイドさんを探すことにした。
しばらくさまよっているとシクシクと泣き声が聞こえてきた。
ローズはメイドさんが泣いていると思い慌てて声のする方へと走り出した。
そしてそこに行ってみるとそこには男の子が肘を丸めて泣いていた。
「あれ?」
ローズはその男の子の元へと向かった。
「おにーしゃまどうしたの?」
ローズが声をかけるとその男の子はハッとして顔をあげると慌てて涙を拭いた。
「な、なんでもない!」
顔を隠すようにぷいっと横を向いてしまった。
なんでもないって言ったけどその顔にはくっきりと涙の跡がある。
ローズは変なの?と顔を覗き込んだ。
「み、見るな!」
すると男の子はバンッ!とローズを押した。
その拍子にローズはストンっと後ろに尻もちをついてしまった。
「あっ!」
男の子はしまった!と顔色を悪くする。
ローズは一瞬びっくりして呆気に取られていたがスクッと起き上がった。
「だ、大丈夫......ごめん」
男の子はきまり悪そうにボソッと謝った。
「うん、だいじょぶ! このくらいへいきだよ」
ローズはなんでもないとニコッと笑った。
「よかった」
男の子はほっとしてローズに釣られて笑顔を見せた。
「あっ! わらった!」
「え?」
ローズは男の子の笑顔に嬉しそうに指を指した。
「ぼく、笑ってた?」
「うん! よかったーないてるのやだもんね」
「あ、ありがとう」
男の子はうっすらと頬を染めてお礼を言うと、遠くから名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おーい! カイルーどこだー」
「あっ! ロイが探してる」
男の子はハッとして声のする方へと顔を向けた。
「わたしもメイドしゃんさがしてたんだ!」
ローズも大事な事を思い出した。
「バイバイ! もうなかないでね」
ローズは男の子に手を振ると来た道をタッタッタッ!と小走りに走り出した。
「あっ!」
男の子は元気をくれた女の子を追いかけようかと迷うが友人のロイの声が聞こえてその足を止めた。
ここで会ったならまた会う機会があるかもしれない......その時にまた改めてお礼を言って名前を聞こう!
そう思い声の方へと歩き出した。
「カイル、大丈夫か?」
ロイは顔を見るなり心配そうに声をかけてきた。
「うん、もう大丈夫」
ニコッと笑顔を返せばロイからも笑顔が返る。
「なんか今可愛い女の子に会ったんだよ」
「へーどこの子かな?」
「ぼくらより年下みたい、でも可愛い顔で元気いっぱいだった」
あの子の顔を思い出してクスッと笑う。
「そりゃ会ってみたいな!」
「あら、なんのお話かしら?」
二人で話しているとロイのお母様が笑顔で話しかけてきた。そこでさっき会った女の子の話をしてみる。
「元気な笑顔の女の子......ねぇ」
なにか思い当たるものがあるのか考え込んでいた。
「お母様知ってるの?」
ロイが気になって聞いてみると、お母様はニコッと笑い「きっとまたいつか会えるわ」と確信めいて答えたのだった。
私は王都に行く為の荷物をまとめながら心の声をボソッと漏らした。
「ローズは王都に一度行ったことがあるぞ」
そんな私の独り言にお父さんが反応した。
「え? そうなの、覚えてないなぁ」
記憶を辿るがそんな思い出は見つからなかった。
「そりゃローズが子供の頃だからな、あれはクラウディアがまだ生きていた頃だ」
「お母さんが?」
私は驚いて動かしていた手を止めてお父さんを見つめる。
お父さんは懐かしそうに目を細めてお母さんのことを思い出しているようだった。
「あぁ、クリスをお腹に身ごもっていて大変な時で私が王都に仕事で呼ばれてしまいローズを連れていくことになったんだ」
「聞いた事なかった......」
初めて聞く話に少し胸が踊る。
「あの時は大変だった」
お父さんはクスッと思い出し笑いをする。
「えー、なんか気になるわ! 何があったの?」
私は荷物をほっぽり出してお父さんの近くに寄って腰を下ろした。
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ローズは大きな目をまん丸にしてキラキラとした街並みを眺める。
「そうだろ、ここで数日お父様と一緒に頑張ろうな」
「はい!」
ローズは小さな手をビッと上にあげる。
「はぁー! なんて可愛いんだ......まるで本物の天使のようだ」
チャートはウットリとローズを見つめると可愛い我が子の頭を優しく撫でた。
「あっ! おとーしゃまおおきなもん!」
ローズはそんな父を無視して前を見つめていると大きな城門が目に入り驚いて伝える。
「あれをくぐると王宮だよ、ローズが泊まるお城だよ」
「えーおしろにとまるのー!」
ローズは嬉しそうに小さな体をピョンと跳ねる。
「ああ、お父様がお仕事の間はメイドさんにお世話を頼んであるからいい子に待ってるんだよ」
「はーい」
ローズは任せてくれとばかりに満面の笑みを見せた。
チャートは王宮に着くと早速あてがわれた部屋へとローズを連れていく。
そこにはメイドが数名既に来ており荷物を運んでいてくれた。
ローズはチャートの腕からピョンっと降りるとメイドさんにペコッと頭を下げる。
「おしぇわになります。ローズです、よろしくおねがいします」
ニコッと笑って顔をあげればメイドさんの頬が緩んだ。
「こちらこそお世話になります。チャート様にローズ様、何かあればなんでもおっしゃってくださいね」
メイドさんはローズに合わせて屈むと笑顔で対応してくれる。
メイドさんとの相性も良さそうでチャートはほっとして早速ローズを預けて仕事へと向かった。
「ではよろしくお願いします」
「おとーしゃま、いってらっしゃい」
ローズが笑顔で手を振ればチャートはクシャッと顔を崩してローズに手を振り返した。
チャートが居なくなるとメイド達はクスクスと笑い出す。
ローズはその様子に首を傾げて見上げた。
「ふふ、チャート様はローズ様が大好きなのですね。いつも真面目な顔でお仕事する様子しか見た事無いのにローズ様の前であんなに顔を崩して......」
ローズはメイドさん達の言葉の意味がわからなかった。
だっておとーしゃまはいつもあんな風にクシャッと笑うから。
首を傾げるローズに対してメイドさんは部屋の荷物をサッと整える。
そして何かしたい事はないかと尋ねられた。
「おさんぽ!」
ローズはこの大きなお城を探検したくてたまらなかったのですぐにそう答えた。
「では一緒に参りましょうか」
メイドさんに手を握られてローズはワクワクしながら部屋の扉を開いてもらった。
王宮は大きな廊下にふかふかの絨毯、壁にはキラキラとした装飾品に大きな絵や肖像画が飾られていた。
「わー、きれいー」
ローズは一人の綺麗な女性に目が釘付けになる。
「こちらは王妃様ですよ」
「おーひ?」
「はい、この王宮で一番偉い王様の奥様です......って言ってもローズ様には難しいでしょうか?」
メイドさんは困った顔で笑っていた。
「うーん、いちばんえらいおーひさま!」
「はい、そうですね」
メイドさんは笑って次の場所へと案内してくれる。
他にもローズの何倍も大きな棚が並ぶ図書館やいい匂いのする厨房、綺麗な服が並ぶ部屋など色々と案内してもらった。
「おーきゅーってすごーい」
ローズは見るもの全て新鮮で興奮しっぱなしだった。
「では次は庭園に行って見ましょうか?」
「てーえん?」
「綺麗なお花や草で出来た迷路がありますよ」
「めいろ!」
ローズの嬉しそうな顔にメイドさんは庭園へと足を動かした。
ローズは庭園を見ると口をポカンと開けながら歩いていた。
色とりどりの綺麗な花のアーチをくぐると目の前には緑の綺麗な入り口が目に入る。
「これが迷路の入り口です。中は入り組んでますので私から離れないで下さいね」
メイドさんの注意する声は興奮気味のローズの耳には届いていなかった。
「すごーい! はやく!はやく!」
ローズはメイドさんの手をパッと離すと迷路に飛び込んでしまった!
「ローズ様! 待ってください」
メイドが慌てて後を追ったが迷路の中に入るなりローズを見失ってしまった......
「大変! ローズ様ーどこですかー」
メイドは迷路を進みながらローズ様を必死に探した。
ローズは少し疲れて足を止めて後ろを振り返るとそこにはさっきまでいたメイドさんがいなくなっていた。
「ありゃ? メイドしゃーん!」
声をかけるがメイドさんからの返事はない。
ローズはやれやれと腰に手を当てて呆れた。
メイドさんが迷子になってしまったのだ。
「しょうがないなー」
おかーしゃまの口癖を真似して歩きながらメイドさんを探すことにした。
しばらくさまよっているとシクシクと泣き声が聞こえてきた。
ローズはメイドさんが泣いていると思い慌てて声のする方へと走り出した。
そしてそこに行ってみるとそこには男の子が肘を丸めて泣いていた。
「あれ?」
ローズはその男の子の元へと向かった。
「おにーしゃまどうしたの?」
ローズが声をかけるとその男の子はハッとして顔をあげると慌てて涙を拭いた。
「な、なんでもない!」
顔を隠すようにぷいっと横を向いてしまった。
なんでもないって言ったけどその顔にはくっきりと涙の跡がある。
ローズは変なの?と顔を覗き込んだ。
「み、見るな!」
すると男の子はバンッ!とローズを押した。
その拍子にローズはストンっと後ろに尻もちをついてしまった。
「あっ!」
男の子はしまった!と顔色を悪くする。
ローズは一瞬びっくりして呆気に取られていたがスクッと起き上がった。
「だ、大丈夫......ごめん」
男の子はきまり悪そうにボソッと謝った。
「うん、だいじょぶ! このくらいへいきだよ」
ローズはなんでもないとニコッと笑った。
「よかった」
男の子はほっとしてローズに釣られて笑顔を見せた。
「あっ! わらった!」
「え?」
ローズは男の子の笑顔に嬉しそうに指を指した。
「ぼく、笑ってた?」
「うん! よかったーないてるのやだもんね」
「あ、ありがとう」
男の子はうっすらと頬を染めてお礼を言うと、遠くから名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「おーい! カイルーどこだー」
「あっ! ロイが探してる」
男の子はハッとして声のする方へと顔を向けた。
「わたしもメイドしゃんさがしてたんだ!」
ローズも大事な事を思い出した。
「バイバイ! もうなかないでね」
ローズは男の子に手を振ると来た道をタッタッタッ!と小走りに走り出した。
「あっ!」
男の子は元気をくれた女の子を追いかけようかと迷うが友人のロイの声が聞こえてその足を止めた。
ここで会ったならまた会う機会があるかもしれない......その時にまた改めてお礼を言って名前を聞こう!
そう思い声の方へと歩き出した。
「カイル、大丈夫か?」
ロイは顔を見るなり心配そうに声をかけてきた。
「うん、もう大丈夫」
ニコッと笑顔を返せばロイからも笑顔が返る。
「なんか今可愛い女の子に会ったんだよ」
「へーどこの子かな?」
「ぼくらより年下みたい、でも可愛い顔で元気いっぱいだった」
あの子の顔を思い出してクスッと笑う。
「そりゃ会ってみたいな!」
「あら、なんのお話かしら?」
二人で話しているとロイのお母様が笑顔で話しかけてきた。そこでさっき会った女の子の話をしてみる。
「元気な笑顔の女の子......ねぇ」
なにか思い当たるものがあるのか考え込んでいた。
「お母様知ってるの?」
ロイが気になって聞いてみると、お母様はニコッと笑い「きっとまたいつか会えるわ」と確信めいて答えたのだった。
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