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番外編
〇年後
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「おはよう…」
目が覚めて一番最初に入ってきたのはカイルの柔らかい笑顔だった。
「おはよう…」
まだ眠いけどカイルの笑顔を見たら自然と笑みがこぼれる。
カイルは微笑み私に近づくと唇に軽くキスをする。
幸せな日々
カイルが横になりながら優しく髪をすいてると…
「ママおはょ!」
隣で寝ていた最愛の我が子…セトが間に割り込んだ。
「「セト、おはよう」」
私とカイルがセトの頭にキスをする。
「パパはダメ!ママはぼくの!」
セトはカイルを押すがビクともしない、カイルは笑いながらセトを抱き寄せた。
「あはは、セトは俺と一緒でママが好きだな。でもいくら可愛いセトでもママはあげないぞ」
からかうようにセトを撫でている。
「もう、カイルったら。ママはセトもパパも大好きなんだ…二人とも好きじゃダメ?」
セトのおでこにキスをしながら困り顔で聞いてみる。
するとセトはむーっと眉間にシワを寄せてしょうがないと頷いた。
「ありがとう~セトは優しいから大好き」
可愛い我が子をぎゅっと抱きしめた。
「じゃあパパとセトは先に行っててくれる?」
セトの着替えを済ませるとカイルも着替えを終えていた。
本来ならメイド達が手伝ってくれるものだがうちでは自分で出来ることは自分でやる方針にしている。
カイルも私の意見を尊重してくれて今では着替えも自分で済ますようになっていた。
セトをカイルが抱き上げると寂しそうにこちらを見つめる。
「ふふ、用意が終わったらすぐに行くからね」
セトの頭を撫でるとその手をカイルに掴まれた。
「俺も待ってるんだけど…」
手を引き寄せられそっと指先にキスされ、熱い瞳で見つめられた。
「ママ!パパ!はやく~」
カイルと見つめ合っているとセトがお腹が空いたと声をあげる。
「はいはい、セト様の仰せのままに…」
カイルは笑うと手にもう一度キスをしてそっと離した。
熱くなった指先を掴んで私は幸せな気持ちで自分の支度を始めた。
支度を終えて部屋を出るとスチュアートさんが待っていた。
「ローズ様、セト様とカイル様がお待ちです」
苦笑しながら部屋へと誘導してくれる。
「ありがとうございます。すみませんおまたせしちゃいました」
「いえ、言ってくだされば何時でもメイドが支度をお手伝いしますからね」
「はい、でも普段の支度くらいは自分でできますから。その分みんなには休んで貰いたいです」
「ありがとうございます。ローズ様達におかげで他の仕事を優先できますのでその分仕事が早く終わります」
スチュアートさんが笑顔で頷く。
「早く終わればみんなも家族との時間が増えますからね」
スチュアートさんの今日の予定など聞きながらリビングに向かうとセトがお座りして朝食が出るのを待っていた。
「ママ!ここ!ここ!」
自分の隣を指さして座ってと促される。
「ごめんね、おまたせ」
いつもの自分の席に座るとメイド達がサッと食事を持ってきてくれた。
「じゃあ頂こうか?」
カイルが私とセトを見ると、セトは元気に挨拶をして食べ始めた。
「いただきます!」
セトの美味しそうに食べる姿を少し見て自分も食べ始める。
いつも美味しい料理を堪能して、セトのお口を吹いてやる。
食事を終えるとカイルが仕事に向かうのでそれを見送る為にセトと一緒に外に出た。
抱っこしてカイルに手を振らせると…
「やだ…」
手を振りたくないとぎゅっと胸に抱きついた。
「どうしたの?」
「なんだセト…今日は手を振ってくれないのか?」
カイルが寂しそうにセトの頭を撫でていると…
「だって…手を振ったら…パパお仕事行っちゃうもん…」
しょぼんとしながら目に涙をためる。
「ローズ…今日仕事行かなくていいかな?」
カイルが真剣な顔で聞いてきた。
目が覚めて一番最初に入ってきたのはカイルの柔らかい笑顔だった。
「おはよう…」
まだ眠いけどカイルの笑顔を見たら自然と笑みがこぼれる。
カイルは微笑み私に近づくと唇に軽くキスをする。
幸せな日々
カイルが横になりながら優しく髪をすいてると…
「ママおはょ!」
隣で寝ていた最愛の我が子…セトが間に割り込んだ。
「「セト、おはよう」」
私とカイルがセトの頭にキスをする。
「パパはダメ!ママはぼくの!」
セトはカイルを押すがビクともしない、カイルは笑いながらセトを抱き寄せた。
「あはは、セトは俺と一緒でママが好きだな。でもいくら可愛いセトでもママはあげないぞ」
からかうようにセトを撫でている。
「もう、カイルったら。ママはセトもパパも大好きなんだ…二人とも好きじゃダメ?」
セトのおでこにキスをしながら困り顔で聞いてみる。
するとセトはむーっと眉間にシワを寄せてしょうがないと頷いた。
「ありがとう~セトは優しいから大好き」
可愛い我が子をぎゅっと抱きしめた。
「じゃあパパとセトは先に行っててくれる?」
セトの着替えを済ませるとカイルも着替えを終えていた。
本来ならメイド達が手伝ってくれるものだがうちでは自分で出来ることは自分でやる方針にしている。
カイルも私の意見を尊重してくれて今では着替えも自分で済ますようになっていた。
セトをカイルが抱き上げると寂しそうにこちらを見つめる。
「ふふ、用意が終わったらすぐに行くからね」
セトの頭を撫でるとその手をカイルに掴まれた。
「俺も待ってるんだけど…」
手を引き寄せられそっと指先にキスされ、熱い瞳で見つめられた。
「ママ!パパ!はやく~」
カイルと見つめ合っているとセトがお腹が空いたと声をあげる。
「はいはい、セト様の仰せのままに…」
カイルは笑うと手にもう一度キスをしてそっと離した。
熱くなった指先を掴んで私は幸せな気持ちで自分の支度を始めた。
支度を終えて部屋を出るとスチュアートさんが待っていた。
「ローズ様、セト様とカイル様がお待ちです」
苦笑しながら部屋へと誘導してくれる。
「ありがとうございます。すみませんおまたせしちゃいました」
「いえ、言ってくだされば何時でもメイドが支度をお手伝いしますからね」
「はい、でも普段の支度くらいは自分でできますから。その分みんなには休んで貰いたいです」
「ありがとうございます。ローズ様達におかげで他の仕事を優先できますのでその分仕事が早く終わります」
スチュアートさんが笑顔で頷く。
「早く終わればみんなも家族との時間が増えますからね」
スチュアートさんの今日の予定など聞きながらリビングに向かうとセトがお座りして朝食が出るのを待っていた。
「ママ!ここ!ここ!」
自分の隣を指さして座ってと促される。
「ごめんね、おまたせ」
いつもの自分の席に座るとメイド達がサッと食事を持ってきてくれた。
「じゃあ頂こうか?」
カイルが私とセトを見ると、セトは元気に挨拶をして食べ始めた。
「いただきます!」
セトの美味しそうに食べる姿を少し見て自分も食べ始める。
いつも美味しい料理を堪能して、セトのお口を吹いてやる。
食事を終えるとカイルが仕事に向かうのでそれを見送る為にセトと一緒に外に出た。
抱っこしてカイルに手を振らせると…
「やだ…」
手を振りたくないとぎゅっと胸に抱きついた。
「どうしたの?」
「なんだセト…今日は手を振ってくれないのか?」
カイルが寂しそうにセトの頭を撫でていると…
「だって…手を振ったら…パパお仕事行っちゃうもん…」
しょぼんとしながら目に涙をためる。
「ローズ…今日仕事行かなくていいかな?」
カイルが真剣な顔で聞いてきた。
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