193 / 318
連載
254.拷問(ここは少し不快かな?苦手な方は飛ばして下さい)
しおりを挟む
「さぁまたせたな、次はお前の番だ」
チャートはボストンに回復薬をかけると…
「あの女!殺してやる!」
凄い表情でマデリンを睨みつけた。
「悪いのは全てこの女だ!私を誘惑して…全てこの女の指示で動いたんだ!」
ボストンの汚い唾がマデリンの体に届いた。
マデリンは顔を顰めると
「あんたに人を動かす器量が無いから代わりに指示を出してあげたんでしょ!あんたがもっと上手くやればこんな事にはならなかった!」
マデリンも負けじと声を荒らげる。
「この女…とんだアバズレめ…お前のだらしない垂れた体で立ちもしないのをどうにか相手してやっていたのに…家畜のような鳴き声に俺がどれだけ気をそがれたかわかるか!?」
「なんですって…」
マデリンがボストンを睨みつける。
「あんたが若い子が好きで気持ち悪い顔で見てたのは知ってるわ!でも誰も相手になんてしないでしょうね!」
「はん!女など腐るほどいる抱かれたくなるように仕込めばいいだけだ!」
ボストンが鼻で笑うと…
「ほう…まさか私のローズをその様な目に合わせようとしていたわけじゃないよな…」
はっ!
ボストンはマデリンへの怒りのあまり口を滑らせた…
「ち、ちが…」
ボストンが首を振ると、回復薬でかろうじて見えるようになっていた右目をチャートがくり抜いた。
「ローズをこの汚い目で舐めまわすように見たのか?あっ!?」
目の前で目玉を握りつぶす!
「あ、あ、あっ…」
右目を失い焼けるような痛みがボストンを襲う。
「まさかその手でローズに触れる…なんて事はしていないよな?」
「あ…あ…ち、ちが…」
ボストンは何も言えずに顔を逸らすと
「おい、正直に言えよ。お前ローズの頬を叩いただろ!」
ロイが睨みつけると
「ローズを叩いた?」
チャートが信じられないとボストンを凝視する。
「あれは俺じゃない!」
ボストンは否定するように首を振ると
「嘘じゃないんだ…」
右目から血の涙が流れた。
ザンッ!
「えっ…」
何かが振り下ろされたと思い顔をあげると怒りの表情のチャートが剣を抜いていた…
なんだか腕が痛いと思い目線を下げると左手の先が消えていた…
「ギャァー!」
手首から大量の血が流れる!
「チャート様落ち着いて下さい」
スチュアートはすぐに回復薬で血を止めると
「殺しては駄目ですよ」
「わかっている…が手が勝手に…私だって叩いたことの無い…可愛いローズの顔をこのクズ野郎が!!」
チャートが興奮すると
「ええ、お気持ちはわかります。私もローズ様のあの腫れた頬を見た時はどんなに殺したいと思った事か…でもいけません。殺したら一回で終わってしまいます。この痛みから解放されるなど許されません」
スチュアートの言葉にチャートは深く息を吐くと
「そうだな…わかってはいる。わかったてはいるんだが、やはり大切な者が傷つけられると難しいものだ…だがこれくらいならいいよな」
チャートはそういうとボストンの股間目掛けて足を踏み込んだ。
ブチュ…
何か丸いものが潰れる音にボストンはグルンと白目を向いた。
「起きろ!」
チャートはボストンの毛をむしり取ると目を覚まさせる。
「ううぅ…ああ…」
ボストンは泣き出す…
「も、もうやめて…ください…なんでもします…なんでもはなします…」
「はっ!この国の大臣だった奴がこの程度の拷問で全て話すってのか?」
チャートはボストンの根性の無さにため息をつく…
「全く…ちょっと王宮の大臣の質落ちすぎじゃないか?」
スチュアートさんは頷くが、ロイとカイルは何も言えずに固まる。
「まぁ国を裏切るような男だ、この程度の拷問にも耐えられないか…さぁ裏切り者、仲間や関係をもった者の名前を洗いざらい吐け…そしたらまぁ…あと一発で許してやるよ」
「ほ、ほんとうですか?」
「ああ、男に二言はない。お前と違ってな」
チャートが頷くと、ボストンはペラペラと喋りだした…
その後ろでは…
「一発って…ローズと同じじゃないか…」
ロイがこっそりとカイルにつぶやくと…
「ローズが怪我した足であの一発だぞ…チャート様の一発…うん、見てみたいな」
カイルは目に焼き付けて置こうとソワソワしだす。
「でも…殺したら不味くないか?」
ロイが心配すると
「チャート様もそこはわかってらっしゃるでしょう」
スチュアートが微笑んでこちらを見ていた。すると全て話し終えたボストンが息をつく。
「す、全てです!これで全部話しました!」
チャートはスピアを見ると全て書き写したと頷く。
「よし、じゃあ一発な…でもその前に確認だ…ローズには手を出していないんだな?」
「出していません、はだけた胸も破れたスカートから覗かせた足も違う男がやった事です、私は見ただけだ…」
「はっ…?」
チャートはボストンの言葉に固まった…
「あの馬鹿…そこは伏せていたのに…」
ロイとカイルが顔を覆う。
チャートはそんな話は聞いてないぞ…と頭が真っ白になった。
チャートはボストンに回復薬をかけると…
「あの女!殺してやる!」
凄い表情でマデリンを睨みつけた。
「悪いのは全てこの女だ!私を誘惑して…全てこの女の指示で動いたんだ!」
ボストンの汚い唾がマデリンの体に届いた。
マデリンは顔を顰めると
「あんたに人を動かす器量が無いから代わりに指示を出してあげたんでしょ!あんたがもっと上手くやればこんな事にはならなかった!」
マデリンも負けじと声を荒らげる。
「この女…とんだアバズレめ…お前のだらしない垂れた体で立ちもしないのをどうにか相手してやっていたのに…家畜のような鳴き声に俺がどれだけ気をそがれたかわかるか!?」
「なんですって…」
マデリンがボストンを睨みつける。
「あんたが若い子が好きで気持ち悪い顔で見てたのは知ってるわ!でも誰も相手になんてしないでしょうね!」
「はん!女など腐るほどいる抱かれたくなるように仕込めばいいだけだ!」
ボストンが鼻で笑うと…
「ほう…まさか私のローズをその様な目に合わせようとしていたわけじゃないよな…」
はっ!
ボストンはマデリンへの怒りのあまり口を滑らせた…
「ち、ちが…」
ボストンが首を振ると、回復薬でかろうじて見えるようになっていた右目をチャートがくり抜いた。
「ローズをこの汚い目で舐めまわすように見たのか?あっ!?」
目の前で目玉を握りつぶす!
「あ、あ、あっ…」
右目を失い焼けるような痛みがボストンを襲う。
「まさかその手でローズに触れる…なんて事はしていないよな?」
「あ…あ…ち、ちが…」
ボストンは何も言えずに顔を逸らすと
「おい、正直に言えよ。お前ローズの頬を叩いただろ!」
ロイが睨みつけると
「ローズを叩いた?」
チャートが信じられないとボストンを凝視する。
「あれは俺じゃない!」
ボストンは否定するように首を振ると
「嘘じゃないんだ…」
右目から血の涙が流れた。
ザンッ!
「えっ…」
何かが振り下ろされたと思い顔をあげると怒りの表情のチャートが剣を抜いていた…
なんだか腕が痛いと思い目線を下げると左手の先が消えていた…
「ギャァー!」
手首から大量の血が流れる!
「チャート様落ち着いて下さい」
スチュアートはすぐに回復薬で血を止めると
「殺しては駄目ですよ」
「わかっている…が手が勝手に…私だって叩いたことの無い…可愛いローズの顔をこのクズ野郎が!!」
チャートが興奮すると
「ええ、お気持ちはわかります。私もローズ様のあの腫れた頬を見た時はどんなに殺したいと思った事か…でもいけません。殺したら一回で終わってしまいます。この痛みから解放されるなど許されません」
スチュアートの言葉にチャートは深く息を吐くと
「そうだな…わかってはいる。わかったてはいるんだが、やはり大切な者が傷つけられると難しいものだ…だがこれくらいならいいよな」
チャートはそういうとボストンの股間目掛けて足を踏み込んだ。
ブチュ…
何か丸いものが潰れる音にボストンはグルンと白目を向いた。
「起きろ!」
チャートはボストンの毛をむしり取ると目を覚まさせる。
「ううぅ…ああ…」
ボストンは泣き出す…
「も、もうやめて…ください…なんでもします…なんでもはなします…」
「はっ!この国の大臣だった奴がこの程度の拷問で全て話すってのか?」
チャートはボストンの根性の無さにため息をつく…
「全く…ちょっと王宮の大臣の質落ちすぎじゃないか?」
スチュアートさんは頷くが、ロイとカイルは何も言えずに固まる。
「まぁ国を裏切るような男だ、この程度の拷問にも耐えられないか…さぁ裏切り者、仲間や関係をもった者の名前を洗いざらい吐け…そしたらまぁ…あと一発で許してやるよ」
「ほ、ほんとうですか?」
「ああ、男に二言はない。お前と違ってな」
チャートが頷くと、ボストンはペラペラと喋りだした…
その後ろでは…
「一発って…ローズと同じじゃないか…」
ロイがこっそりとカイルにつぶやくと…
「ローズが怪我した足であの一発だぞ…チャート様の一発…うん、見てみたいな」
カイルは目に焼き付けて置こうとソワソワしだす。
「でも…殺したら不味くないか?」
ロイが心配すると
「チャート様もそこはわかってらっしゃるでしょう」
スチュアートが微笑んでこちらを見ていた。すると全て話し終えたボストンが息をつく。
「す、全てです!これで全部話しました!」
チャートはスピアを見ると全て書き写したと頷く。
「よし、じゃあ一発な…でもその前に確認だ…ローズには手を出していないんだな?」
「出していません、はだけた胸も破れたスカートから覗かせた足も違う男がやった事です、私は見ただけだ…」
「はっ…?」
チャートはボストンの言葉に固まった…
「あの馬鹿…そこは伏せていたのに…」
ロイとカイルが顔を覆う。
チャートはそんな話は聞いてないぞ…と頭が真っ白になった。
263
お気に入りに追加
8,936
あなたにおすすめの小説
【書籍化確定、完結】私だけが知らない
綾雅(要らない悪役令嬢1/7発売)
ファンタジー
書籍化確定です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
メイドから家庭教師にジョブチェンジ~特殊能力持ち貧乏伯爵令嬢の話~
Na20
恋愛
ローガン公爵家でメイドとして働いているイリア。今日も洗濯物を干しに行こうと歩いていると茂みからこどもの泣き声が聞こえてきた。なんだかんだでほっとけないイリアによる秘密の特訓が始まるのだった。そしてそれが公爵様にバレてメイドをクビになりそうになったが…
※恋愛要素ほぼないです。続きが書ければ恋愛要素があるはずなので恋愛ジャンルになっています。
※設定はふんわり、ご都合主義です
小説家になろう様でも掲載しています
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。