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203.トラブル
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兵士とローズ達が王宮に向かって早足で歩いていると…
ガシャーン!!
近くでものすごい衝撃音が響いた…
「まさか?」
兵士が音のした方を見て後ろを振り返ると…
「いえ…不審な感じはしませんでした」
「はい、僕もです。かえって音に驚いて隠れたような感じでしたよ」
クリスが頷くと
「大変だ!馬車が暴走して店に突っ込んだぞ!」
「誰かー!怪我人がいるんだ!手伝ってくれ!」
街の人達から声が上がる!
「大変…」
ローズが音の方に走り出そうとすると…
「ダメです!ローズ様達は王宮に!」
兵士が前を遮ると…
「あっ!あそこに王宮の兵士がいるぞ!」
制服が目立ち街の人達が兵士の元に駆けつけてきた!
「助けて下さい!馬車が店に突っ込んできて火の手が上がってるんです!」
「しかし…今は…」
兵士が困ってローズ達を見ると
「私達なら大丈夫!一緒に行きましょう!」
ローズは困惑する兵士より先に事故現場へと駆けつけた。
そこは店の中に馬車が突っ込み車輪が外れた馬車が横転して扉や窓を瓦礫が塞いでいた。
お店の奥からはもくもくと煙があがっている…
「大変!怪我人は!?」
ローズが街の人に声をかけると
「お店の人は間一髪逃げ出しました、馬車の御者が投げ飛ばされましたが命に別状はなさそうです!中に人が乗ってたかは…」
分からないと街の人達が顔を曇らせる…
「えっ?」
ローズ達が馬車を見ると…
ボッ!
お店の奥が燃えだした!
「た、大変だー!火が出たぞ!」
どんどん広がる炎に唖然として、遠巻きに見つめる。
「た…すけて…」
「姉さん!馬車から声がする!」
クリスが馬車の方を見つめる!
「中に人がいます!みんなで瓦礫を退かしましょう!」
ローズは馬車に近づくと瓦礫に手をかける。
クリスもローズに続くと、
「みなさんも手を貸して下さい!あと王宮に応援を呼んでくれ!」
兵士も我に帰ると指示を出した。
「でも、呼びかけましたが声なんてしませんでしたよ?」
「このままもし人がいないなら、私達が危ないんじゃ…」
街の人達が疑いながらも瓦礫を退かしていく。
そうしてる間にもどんどん馬車に火が近づいてきていた…
「絶対中にいます!微かですが声が聞こえました!」
ローズがクリスを見るとクリスはしっかりと頷き返した。
「ローズ様!」
騒ぎに駆けつけてきたジェシカとロドムの姿があった!
「ジェシカさん!ロドムさん!中に人がいるんです!」
ローズは汚れるのも構わずに石やら板を退かしていると…
「みんな!ローズ様は嘘なんてつく方じゃないわ!手伝って!」
「俺からもお願いします!」
ジェシカとロドムが疑って見ていた街の人達に声をかけると…
「二人が言うなら…」
徐々に手伝ってくれる人達が増えるとあっという間に瓦礫が無くなった!
横倒しになった馬車の上から中を覗き込むと…
「大丈夫ですか!?」
ローズが窓から声をかける!
すると中にはご婦人と娘と思われる女の子が倒れこんでいた!
「中で二人倒れています!」
「ローズ様私が!」
兵士はローズに変わるとわかりませんが馬車の中に飛び込んで二人を抱きかかえると上で待っていたロドム達男性陣達に受け渡す。
どうにか二人を救出すると…
「兵士さん!急いで!」
火は馬車にまで移っていた!
ローズは上から手を差し出すと
「ローズ様!危ないです逃げて!」
兵士が下がってくれと頼むと
「早くしないとカイル様とスチュアートさんにあることないこと言いますよ!」
兵士に怒鳴り声をあげる!
「わ、わかりました!」
兵士は慌ててローズの伸ばした手を掴んだ!
ガシャーン!!
近くでものすごい衝撃音が響いた…
「まさか?」
兵士が音のした方を見て後ろを振り返ると…
「いえ…不審な感じはしませんでした」
「はい、僕もです。かえって音に驚いて隠れたような感じでしたよ」
クリスが頷くと
「大変だ!馬車が暴走して店に突っ込んだぞ!」
「誰かー!怪我人がいるんだ!手伝ってくれ!」
街の人達から声が上がる!
「大変…」
ローズが音の方に走り出そうとすると…
「ダメです!ローズ様達は王宮に!」
兵士が前を遮ると…
「あっ!あそこに王宮の兵士がいるぞ!」
制服が目立ち街の人達が兵士の元に駆けつけてきた!
「助けて下さい!馬車が店に突っ込んできて火の手が上がってるんです!」
「しかし…今は…」
兵士が困ってローズ達を見ると
「私達なら大丈夫!一緒に行きましょう!」
ローズは困惑する兵士より先に事故現場へと駆けつけた。
そこは店の中に馬車が突っ込み車輪が外れた馬車が横転して扉や窓を瓦礫が塞いでいた。
お店の奥からはもくもくと煙があがっている…
「大変!怪我人は!?」
ローズが街の人に声をかけると
「お店の人は間一髪逃げ出しました、馬車の御者が投げ飛ばされましたが命に別状はなさそうです!中に人が乗ってたかは…」
分からないと街の人達が顔を曇らせる…
「えっ?」
ローズ達が馬車を見ると…
ボッ!
お店の奥が燃えだした!
「た、大変だー!火が出たぞ!」
どんどん広がる炎に唖然として、遠巻きに見つめる。
「た…すけて…」
「姉さん!馬車から声がする!」
クリスが馬車の方を見つめる!
「中に人がいます!みんなで瓦礫を退かしましょう!」
ローズは馬車に近づくと瓦礫に手をかける。
クリスもローズに続くと、
「みなさんも手を貸して下さい!あと王宮に応援を呼んでくれ!」
兵士も我に帰ると指示を出した。
「でも、呼びかけましたが声なんてしませんでしたよ?」
「このままもし人がいないなら、私達が危ないんじゃ…」
街の人達が疑いながらも瓦礫を退かしていく。
そうしてる間にもどんどん馬車に火が近づいてきていた…
「絶対中にいます!微かですが声が聞こえました!」
ローズがクリスを見るとクリスはしっかりと頷き返した。
「ローズ様!」
騒ぎに駆けつけてきたジェシカとロドムの姿があった!
「ジェシカさん!ロドムさん!中に人がいるんです!」
ローズは汚れるのも構わずに石やら板を退かしていると…
「みんな!ローズ様は嘘なんてつく方じゃないわ!手伝って!」
「俺からもお願いします!」
ジェシカとロドムが疑って見ていた街の人達に声をかけると…
「二人が言うなら…」
徐々に手伝ってくれる人達が増えるとあっという間に瓦礫が無くなった!
横倒しになった馬車の上から中を覗き込むと…
「大丈夫ですか!?」
ローズが窓から声をかける!
すると中にはご婦人と娘と思われる女の子が倒れこんでいた!
「中で二人倒れています!」
「ローズ様私が!」
兵士はローズに変わるとわかりませんが馬車の中に飛び込んで二人を抱きかかえると上で待っていたロドム達男性陣達に受け渡す。
どうにか二人を救出すると…
「兵士さん!急いで!」
火は馬車にまで移っていた!
ローズは上から手を差し出すと
「ローズ様!危ないです逃げて!」
兵士が下がってくれと頼むと
「早くしないとカイル様とスチュアートさんにあることないこと言いますよ!」
兵士に怒鳴り声をあげる!
「わ、わかりました!」
兵士は慌ててローズの伸ばした手を掴んだ!
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