95 / 180
連載
救出
しおりを挟む
ジョン達は町に来るとノアが急に反応しだした!
ピーピーと鳴きながら落ち着きなく馬車の中を飛び回ると…ジョンがケイジを見た。
「何か感じたのかもしれない」
ジョン達はノアを外に放つとその後を追った!
ノアは大きな屋敷の前に来ると一直線に屋敷の裏にあった薄暗い建物目掛けて飛んで行った。
「ここは…」
ケイジは屋敷の紋章を見て驚愕する。
「ミラがここに…ケイジさん急ぎましょう!」
「し、しかしここは公爵家です…見つかればタダではすみませんよ」
「もとよりそのつもりです」
ジョンは迷う事なく屋敷の敷地内へと忍び込んだ!
離れに立つ建物の周りは幸運か誰も警護もしていなかった。
ノアは窓ガラスを割って建物に侵入していた、ジョンはノアが割ったガラスから鍵を開けて同じように建物に入ると扉の鍵を開ける。
ケイジも侵入すると…
ドンッ!
ノアが分厚い扉に向かって体当たりしていた…小さい体は扉に打ち付けられ傷付く…頭から血を流しても何度も扉に向かってその体をぶつけていた…
ジョンはノアに叫ぶとその扉を蹴破った!
中に入ると高齢の男が驚いた顔をしてこちらを見ていた…ノアはそれを無視して奥に飛んでいくとベッドに止まった…そこにはずっと、ずっと会いたかった子がぐったりと横になっていた…
男とミラを見て瞬時に理解する…
こいつがミラを…その瞬間目の前が真っ赤になった!
全身が熱くなりどうにでもなれと気がつけば男を締め付けていた…
このまま殺そうかと思っているとミラの声がした気がした…ジョンさん!と怒るような…
ジョンは怒る気持ちを必死に抑えて男を壁に叩きつけてようやく手を離なした。
そんな奴は無視してミラに駆け寄ると…顔が赤く腫れ…腕には手の痕が付いている。
しかも服ははだけて手足を縛られていた…
直ぐにそれを解いてミラを抱きしめる。
その体は少し重くなっていた…
「ミラ…」
ミラの温もりを感じてようやく息が吸えた…
あの男を殺したい…一人なら殺していただろう、だが今はミラがいる、それにここまで連れてきてくれたケイジ看守長も…
自分の感情だけで動く訳には行かなかった…そして一刻も早くこの場からミラを出してやりたかった…せっかく自由な外の世界に出したのに、再会した場所がまたこんな牢屋の中のような場所。
ミラには澄んだ青空の下が似合う。
ジョン達が部屋を出ようとすると男が逃がさないとばかりにマントを掴んだ…そして言ってはならない事をいう。
またミラを捕まえるだと…
その瞬間考えるより先に足が動いた…男を蹴りそのミラを触ったであろう手を踏みつけた。
ゴリゴリと音がなるが気が済まない…粉々になってもう二度と子供が触れないようにその手を潰す。
見るとケイジ看守長も同じように手を潰していた…
こんなのでは気が済まないが男の叫び声に人が来るかもしれない…二人は素早くその場を離れた。
ピーピーと鳴きながら落ち着きなく馬車の中を飛び回ると…ジョンがケイジを見た。
「何か感じたのかもしれない」
ジョン達はノアを外に放つとその後を追った!
ノアは大きな屋敷の前に来ると一直線に屋敷の裏にあった薄暗い建物目掛けて飛んで行った。
「ここは…」
ケイジは屋敷の紋章を見て驚愕する。
「ミラがここに…ケイジさん急ぎましょう!」
「し、しかしここは公爵家です…見つかればタダではすみませんよ」
「もとよりそのつもりです」
ジョンは迷う事なく屋敷の敷地内へと忍び込んだ!
離れに立つ建物の周りは幸運か誰も警護もしていなかった。
ノアは窓ガラスを割って建物に侵入していた、ジョンはノアが割ったガラスから鍵を開けて同じように建物に入ると扉の鍵を開ける。
ケイジも侵入すると…
ドンッ!
ノアが分厚い扉に向かって体当たりしていた…小さい体は扉に打ち付けられ傷付く…頭から血を流しても何度も扉に向かってその体をぶつけていた…
ジョンはノアに叫ぶとその扉を蹴破った!
中に入ると高齢の男が驚いた顔をしてこちらを見ていた…ノアはそれを無視して奥に飛んでいくとベッドに止まった…そこにはずっと、ずっと会いたかった子がぐったりと横になっていた…
男とミラを見て瞬時に理解する…
こいつがミラを…その瞬間目の前が真っ赤になった!
全身が熱くなりどうにでもなれと気がつけば男を締め付けていた…
このまま殺そうかと思っているとミラの声がした気がした…ジョンさん!と怒るような…
ジョンは怒る気持ちを必死に抑えて男を壁に叩きつけてようやく手を離なした。
そんな奴は無視してミラに駆け寄ると…顔が赤く腫れ…腕には手の痕が付いている。
しかも服ははだけて手足を縛られていた…
直ぐにそれを解いてミラを抱きしめる。
その体は少し重くなっていた…
「ミラ…」
ミラの温もりを感じてようやく息が吸えた…
あの男を殺したい…一人なら殺していただろう、だが今はミラがいる、それにここまで連れてきてくれたケイジ看守長も…
自分の感情だけで動く訳には行かなかった…そして一刻も早くこの場からミラを出してやりたかった…せっかく自由な外の世界に出したのに、再会した場所がまたこんな牢屋の中のような場所。
ミラには澄んだ青空の下が似合う。
ジョン達が部屋を出ようとすると男が逃がさないとばかりにマントを掴んだ…そして言ってはならない事をいう。
またミラを捕まえるだと…
その瞬間考えるより先に足が動いた…男を蹴りそのミラを触ったであろう手を踏みつけた。
ゴリゴリと音がなるが気が済まない…粉々になってもう二度と子供が触れないようにその手を潰す。
見るとケイジ看守長も同じように手を潰していた…
こんなのでは気が済まないが男の叫び声に人が来るかもしれない…二人は素早くその場を離れた。
97
お気に入りに追加
4,333
あなたにおすすめの小説
[完結]いらない子と思われていた令嬢は・・・・・・
青空一夏
恋愛
私は両親の目には映らない。それは妹が生まれてから、ずっとだ。弟が生まれてからは、もう私は存在しない。
婚約者は妹を選び、両親は当然のようにそれを喜ぶ。
「取られる方が悪いんじゃないの? 魅力がないほうが負け」
妹の言葉を肯定する家族達。
そうですか・・・・・・私は邪魔者ですよね、だから私はいなくなります。
※以前投稿していたものを引き下げ、大幅に改稿したものになります。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
狂犬を手なずけたら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
気がつくと知らない国に生まれていたラーミア、この国は前世で読んでいた小説の世界だった。
前世で男性に酷い目にあったラーミアは生まれ変わっても男性が苦手だった。
転生幼女の怠惰なため息
(◉ɷ◉ )〈ぬこ〉
ファンタジー
ひとり残業中のアラフォー、清水 紗代(しみず さよ)。異世界の神のゴタゴタに巻き込まれ、アッという間に死亡…( ºωº )チーン…
紗世を幼い頃から見守ってきた座敷わらしズがガチギレ⁉💢
座敷わらしズが異世界の神を脅し…ε=o(´ロ`||)ゴホゴホッ説得して異世界での幼女生活スタートっ!!
もう何番煎じかわからない異世界幼女転生のご都合主義なお話です。
全くの初心者となりますので、よろしくお願いします。
作者は極度のとうふメンタルとなっております…
幼女に転生したらイケメン冒険者パーティーに保護&溺愛されています
ひなた
ファンタジー
死んだと思ったら
目の前に神様がいて、
剣と魔法のファンタジー異世界に転生することに!
魔法のチート能力をもらったものの、
いざ転生したら10歳の幼女だし、草原にぼっちだし、いきなり魔物でるし、
魔力はあって魔法適正もあるのに肝心の使い方はわからないし で転生早々大ピンチ!
そんなピンチを救ってくれたのは
イケメン冒険者3人組。
その3人に保護されつつパーティーメンバーとして冒険者登録することに!
日々の疲労の癒しとしてイケメン3人に可愛いがられる毎日が、始まりました。
【完結】神様に嫌われた神官でしたが、高位神に愛されました
土広真丘
ファンタジー
神と交信する力を持つ者が生まれる国、ミレニアム帝国。
神官としての力が弱いアマーリエは、両親から疎まれていた。
追い討ちをかけるように神にも拒絶され、両親は妹のみを溺愛し、妹の婚約者には無能と罵倒される日々。
居場所も立場もない中、アマーリエが出会ったのは、紅蓮の炎を操る青年だった。
小説家になろう、カクヨムでも公開していますが、一部内容が異なります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。