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味方?
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「まぁそんなに警戒しないで下さい。あなた方の味方…とは言えませんがミラちゃんの味方だとは思っています。この子が悲しむような事はしませんよ」
ジョンとローガンは疑うような目で看守長を見つめた。
「ミラちゃんを匿い、あなた方を呼んだのです。ある程度は信じて欲しいのですが…」
ジョンはミラをギュッと抱きしめると
「まぁそうだな…とりあえずミラを見ててくれた事は感謝します。だが…ローガンお前はなんなんだ?お前看守長の事を知っていたよな…」
ジョンがローガンを睨むと
「そんな怖い顔しないでください、彼にはここの膿を出すべく少し協力してもらっていただけです。どうも看守にも囚人にも顔が利きそうだったのでね」
「どういう事だ?」
看守長の説明にジョンはローガンに聞く、彼の口から真実を聞きたかった。
「私はケイジ看守長から不正を働いている看守達を一掃したいから手を貸して欲しいと頼まれました…何故だか私達が看守の裏帳簿を管理しているのを知っていましてね…でもこれはチャンスかと思いましてね、ここのトップと繋がればミラがここを自由に動けるようになるかと…後はここを出る時の助けにもなればと…」
「そうか…」
ミラの為と言われたらジョンは何も言えなかった。
「ええ、それは私も望む所なのです。実は私はミラちゃんをここから出す為に看守長になりました」
「「はっ?」」
ジョンとローガンはニコニコと笑っているケイジ看守長を見つめた…
「色々と伏せさせて貰いますが…ミラちゃんのお母様…メアリー様の知人から頼まれました」
「メアリーの!?」ここ
ミラの母親の名前にジョンが立ち上がる!
「ジョン、落ち着いて。ミラが起きてしまいます…」
ローガンが落ち着くようにジョンに手をかけて座らせる。
「ええ、名前や過程は省きますが…メアリー様をずっと無実だと信じていた方です。そしてメアリー様がここで子を産んだのでは無いかとずっと疑っていて私を送り込ませた…と」
「そうか…」
ジョンはミラを抱きしめて微笑む…
「よかった…こいつは一人じゃなかったんだな。外に家族が待つまでいてくれてるんだな」
寂しい気持ちを押し殺してミラを抱き上げるとケイジに渡そうとする。
「ならすぐにでも連れて行ってやってくれ!この子はこんなところにいるべき子じゃないんだ」
ケイジは驚いてジョンを見つめると隣のローガンにも目を向ける。
二人とも覚悟があったのか納得するように頷いていた。
「ちょ、ちょっと待ってくださいね…うーん…思っていた反応と違うなぁ…」
ケイジ看守長が苦笑すると
「あなた方はミラちゃんを手放さないと思っていました。ここで生活しているにも関わらず彼女の健康状態は大変よろしいです、性格も素直で優しく…大切に育てられたのだと感じていました」
「もちろんだ。この子は俺達の娘の様に育てたからな」
ジョンが当たり前だと頷くと
「なら尚更離れるのは辛いのでは?」
「そりゃ辛い…ずっとこの子の成長をそばで見られれば…と思わない日は無いよ。でもそれは俺のわがままだ、ミラにとっての幸せではない」
「ええ、ミラには普通の人と普通に幸せになって欲しい…それが親の願いですよね」
そういうジョンとローガンは寂しそうにミラを見つめて笑った。
ジョンとローガンは疑うような目で看守長を見つめた。
「ミラちゃんを匿い、あなた方を呼んだのです。ある程度は信じて欲しいのですが…」
ジョンはミラをギュッと抱きしめると
「まぁそうだな…とりあえずミラを見ててくれた事は感謝します。だが…ローガンお前はなんなんだ?お前看守長の事を知っていたよな…」
ジョンがローガンを睨むと
「そんな怖い顔しないでください、彼にはここの膿を出すべく少し協力してもらっていただけです。どうも看守にも囚人にも顔が利きそうだったのでね」
「どういう事だ?」
看守長の説明にジョンはローガンに聞く、彼の口から真実を聞きたかった。
「私はケイジ看守長から不正を働いている看守達を一掃したいから手を貸して欲しいと頼まれました…何故だか私達が看守の裏帳簿を管理しているのを知っていましてね…でもこれはチャンスかと思いましてね、ここのトップと繋がればミラがここを自由に動けるようになるかと…後はここを出る時の助けにもなればと…」
「そうか…」
ミラの為と言われたらジョンは何も言えなかった。
「ええ、それは私も望む所なのです。実は私はミラちゃんをここから出す為に看守長になりました」
「「はっ?」」
ジョンとローガンはニコニコと笑っているケイジ看守長を見つめた…
「色々と伏せさせて貰いますが…ミラちゃんのお母様…メアリー様の知人から頼まれました」
「メアリーの!?」ここ
ミラの母親の名前にジョンが立ち上がる!
「ジョン、落ち着いて。ミラが起きてしまいます…」
ローガンが落ち着くようにジョンに手をかけて座らせる。
「ええ、名前や過程は省きますが…メアリー様をずっと無実だと信じていた方です。そしてメアリー様がここで子を産んだのでは無いかとずっと疑っていて私を送り込ませた…と」
「そうか…」
ジョンはミラを抱きしめて微笑む…
「よかった…こいつは一人じゃなかったんだな。外に家族が待つまでいてくれてるんだな」
寂しい気持ちを押し殺してミラを抱き上げるとケイジに渡そうとする。
「ならすぐにでも連れて行ってやってくれ!この子はこんなところにいるべき子じゃないんだ」
ケイジは驚いてジョンを見つめると隣のローガンにも目を向ける。
二人とも覚悟があったのか納得するように頷いていた。
「ちょ、ちょっと待ってくださいね…うーん…思っていた反応と違うなぁ…」
ケイジ看守長が苦笑すると
「あなた方はミラちゃんを手放さないと思っていました。ここで生活しているにも関わらず彼女の健康状態は大変よろしいです、性格も素直で優しく…大切に育てられたのだと感じていました」
「もちろんだ。この子は俺達の娘の様に育てたからな」
ジョンが当たり前だと頷くと
「なら尚更離れるのは辛いのでは?」
「そりゃ辛い…ずっとこの子の成長をそばで見られれば…と思わない日は無いよ。でもそれは俺のわがままだ、ミラにとっての幸せではない」
「ええ、ミラには普通の人と普通に幸せになって欲しい…それが親の願いですよね」
そういうジョンとローガンは寂しそうにミラを見つめて笑った。
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