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12章(続き)
733.さくら作戦
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それからのエルフ達の行動は早かった。
早速持ってきた蜂蜜を使ってお茶と蜂蜜と木の実を使ったお菓子を考えウエスト国に申請して許可を貰ってきた。
国としてもエルフの作る料理を食べられると大歓迎だと二つ返事で了承される。
しかもエルフ達なら魔法を使ってすぐに屋台も用意出来た。
ミヅキ達が手伝う必要もなくお店をその日のうちに開いてしまった。
「エルフの店?」
「こんなにエルフが…何を売ってるのかしら…」
しかしエルフを集団で見た事ない人達は遠巻きに店を眺めていた。
「どうしたんだろ?お店に誰も近づかないね」
その様子を私達は心配そうに見つめていた。
「人の国にエルフが来ても群れる事は無かったので珍しく感じているのでしょう。多分そのうちに慣れると思いますが…」
セバスさんも心配そうにしていた。
「そっか…ならこんな時はさくら作戦だね!」
「さくら?」
「うん、ベイカーさんにシルバ達行くよ!」
私はベイカーさんの手を引っ張るとエルフ達の店へと向かった。
「皆さんこんにちはー」
「あっ、ミヅキさん…どうしてでしょう皆さんこちらを見てはいるのですが、買いに来てくれないのです」
エルフ達が寂しそうに肩を落とした。
「任せてください!私達はその為に来たんだから…って事で蜂蜜茶とクッキーを人数分下さい!」
私は大きな声で注文をした。
エルフ達がお茶とお菓子を用意すると私達の前に置いた。
「じゃあみんな食べよう。いいベイカーさん、感想は大きな声で言ってね」
「は?まぁいいけど…」
【早く食おう!】
シルバ達は目の前のクッキーに釘付けになっている。
「じゃあいっただきまーす!」
私は大きな口でクッキーを一口で頬張った。
サクサクの食感に優しい甘さが口いっぱいに広がる。
ザクザクと木の実の食感もいい感じだ。
「ん~!美味しい~」
あまりの美味しさにサクラ作戦も忘れて本当に笑みがこぼれる。
そしてすかさずお茶を飲んでフーっと息を吐いた。
「美味しい…」
ほっとする味に体の力が抜ける。
甘いもの好きのエルフ達には少し甘さを控えるように言っておいたのが正解だったようだ。
ほんのり甘いお茶がクッキーと相性バッチリだった。
「うんめぇー!なんだこのちょうどいい甘さわ!」
【確かに美味い!こんな少しでは足らんぞ!】
「ガウっ!」
【僕もお代わり!】
「キュー!」
元々大きな声のベイカーさんにシルバ達のすごい食べっぷりが周りの目を引く。
「なんか美味しそうね」
「あの人確かA級冒険者の人じゃない?」
「えー?そうかしら?」
まだ信用が足りないのか疑りながらコソコソと話をしている。
「私ももらおうかな」
「わしももらおう!」
するとセバスさんとディムロスじいちゃんもお金を出してクッキーとお茶をもらってくれた。
「ありがとうございます!こちらの椅子にどうぞ」
二人にはちゃっかりと椅子とテーブルを用意していた。
セバスさん達が座ると優雅にクッキーを食べてお茶を飲んでいる。
品のある感じに感心して眺めていると
「大変美味しいですね」
セバスさんがにっこりとエルフ達に微笑んだ。
「お菓子の甘みにお茶が大変合いますね、仕事の合間にまた食べたいのでいくつか持って帰れますか?」
「もちろんです!ありがとうございます」
エルフ達は嬉しそうにせっせとお土産用を用意していると…「すみません」と声がかかった。
「はい」
エルフが顔をあげると近くで見ていた女性達が恐る恐る声をかけた。
「私達もお菓子を買えますか?」
「も、もちろんです!クッキーは五枚で銅貨二枚で、蜂蜜茶は銅貨三枚ですけどお菓子とお茶のセットなら銅貨四枚になってお得ですよ」
「へー、ならセットでお願いします」
女性達はお金をエルフに渡した。
そしてお菓子とお茶を受け取るとセバスさん達が座るテーブルに近づいて声をかける。
「ここ座ってもいいですか?」
頬を赤く染めて空いてる椅子を指さした。
「ええ、どうぞ」
セバスさんがにっこり笑って椅子を引いてあげた。
女性達は喜んで椅子に座るとセバスさんにさらに話しかけた。
「王都にはなんの用でいらしているんですか?ご職業は?」
なんだかお菓子そっちのけでセバスさんに興味があるようだ…
なんか面白くないとミヅキはプクッと頬を膨らませる。
するとそれを見ていたセバスさんがクスッと笑った。
「それよりもお菓子とお茶を召し上がれ、冷めてしまいますよ」
お茶を指さし微笑む。
「は、はい!」
女性達は慌ててクッキーを頬張った。
モグモグと口を動かしながらセバスさんを見つめていると…
「ん!美味しい!」
「ちょっと、このお茶も美味しいわよ」
二人はクッキーとお茶の味に夢中になった。
「なんか美味そうだな」
「すみません!こっちにもお菓子とお茶のセット下さい」
するとそれを皮切りに次々に注文が入った。
「なんだこりゃ?」
ベイカーさんはクッキーとお茶を片手にその様子を唖然と見ている。
「ありゃ、サクラ作戦…成功かな?」
なんかスッキリしないがエルフ達が忙しそうに注文を聞いてる姿にまぁいいかと苦笑する。
【オカワリは?】
シルバが残念そうに呟いた。
早速持ってきた蜂蜜を使ってお茶と蜂蜜と木の実を使ったお菓子を考えウエスト国に申請して許可を貰ってきた。
国としてもエルフの作る料理を食べられると大歓迎だと二つ返事で了承される。
しかもエルフ達なら魔法を使ってすぐに屋台も用意出来た。
ミヅキ達が手伝う必要もなくお店をその日のうちに開いてしまった。
「エルフの店?」
「こんなにエルフが…何を売ってるのかしら…」
しかしエルフを集団で見た事ない人達は遠巻きに店を眺めていた。
「どうしたんだろ?お店に誰も近づかないね」
その様子を私達は心配そうに見つめていた。
「人の国にエルフが来ても群れる事は無かったので珍しく感じているのでしょう。多分そのうちに慣れると思いますが…」
セバスさんも心配そうにしていた。
「そっか…ならこんな時はさくら作戦だね!」
「さくら?」
「うん、ベイカーさんにシルバ達行くよ!」
私はベイカーさんの手を引っ張るとエルフ達の店へと向かった。
「皆さんこんにちはー」
「あっ、ミヅキさん…どうしてでしょう皆さんこちらを見てはいるのですが、買いに来てくれないのです」
エルフ達が寂しそうに肩を落とした。
「任せてください!私達はその為に来たんだから…って事で蜂蜜茶とクッキーを人数分下さい!」
私は大きな声で注文をした。
エルフ達がお茶とお菓子を用意すると私達の前に置いた。
「じゃあみんな食べよう。いいベイカーさん、感想は大きな声で言ってね」
「は?まぁいいけど…」
【早く食おう!】
シルバ達は目の前のクッキーに釘付けになっている。
「じゃあいっただきまーす!」
私は大きな口でクッキーを一口で頬張った。
サクサクの食感に優しい甘さが口いっぱいに広がる。
ザクザクと木の実の食感もいい感じだ。
「ん~!美味しい~」
あまりの美味しさにサクラ作戦も忘れて本当に笑みがこぼれる。
そしてすかさずお茶を飲んでフーっと息を吐いた。
「美味しい…」
ほっとする味に体の力が抜ける。
甘いもの好きのエルフ達には少し甘さを控えるように言っておいたのが正解だったようだ。
ほんのり甘いお茶がクッキーと相性バッチリだった。
「うんめぇー!なんだこのちょうどいい甘さわ!」
【確かに美味い!こんな少しでは足らんぞ!】
「ガウっ!」
【僕もお代わり!】
「キュー!」
元々大きな声のベイカーさんにシルバ達のすごい食べっぷりが周りの目を引く。
「なんか美味しそうね」
「あの人確かA級冒険者の人じゃない?」
「えー?そうかしら?」
まだ信用が足りないのか疑りながらコソコソと話をしている。
「私ももらおうかな」
「わしももらおう!」
するとセバスさんとディムロスじいちゃんもお金を出してクッキーとお茶をもらってくれた。
「ありがとうございます!こちらの椅子にどうぞ」
二人にはちゃっかりと椅子とテーブルを用意していた。
セバスさん達が座ると優雅にクッキーを食べてお茶を飲んでいる。
品のある感じに感心して眺めていると
「大変美味しいですね」
セバスさんがにっこりとエルフ達に微笑んだ。
「お菓子の甘みにお茶が大変合いますね、仕事の合間にまた食べたいのでいくつか持って帰れますか?」
「もちろんです!ありがとうございます」
エルフ達は嬉しそうにせっせとお土産用を用意していると…「すみません」と声がかかった。
「はい」
エルフが顔をあげると近くで見ていた女性達が恐る恐る声をかけた。
「私達もお菓子を買えますか?」
「も、もちろんです!クッキーは五枚で銅貨二枚で、蜂蜜茶は銅貨三枚ですけどお菓子とお茶のセットなら銅貨四枚になってお得ですよ」
「へー、ならセットでお願いします」
女性達はお金をエルフに渡した。
そしてお菓子とお茶を受け取るとセバスさん達が座るテーブルに近づいて声をかける。
「ここ座ってもいいですか?」
頬を赤く染めて空いてる椅子を指さした。
「ええ、どうぞ」
セバスさんがにっこり笑って椅子を引いてあげた。
女性達は喜んで椅子に座るとセバスさんにさらに話しかけた。
「王都にはなんの用でいらしているんですか?ご職業は?」
なんだかお菓子そっちのけでセバスさんに興味があるようだ…
なんか面白くないとミヅキはプクッと頬を膨らませる。
するとそれを見ていたセバスさんがクスッと笑った。
「それよりもお菓子とお茶を召し上がれ、冷めてしまいますよ」
お茶を指さし微笑む。
「は、はい!」
女性達は慌ててクッキーを頬張った。
モグモグと口を動かしながらセバスさんを見つめていると…
「ん!美味しい!」
「ちょっと、このお茶も美味しいわよ」
二人はクッキーとお茶の味に夢中になった。
「なんか美味そうだな」
「すみません!こっちにもお菓子とお茶のセット下さい」
するとそれを皮切りに次々に注文が入った。
「なんだこりゃ?」
ベイカーさんはクッキーとお茶を片手にその様子を唖然と見ている。
「ありゃ、サクラ作戦…成功かな?」
なんかスッキリしないがエルフ達が忙しそうに注文を聞いてる姿にまぁいいかと苦笑する。
【オカワリは?】
シルバが残念そうに呟いた。
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