ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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番外編4

四巻発売お礼の番外編 クリスマス会5

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「これムツカが作ったの?」

「うん、リリアンママがてつだってくれた!」

一人では無理だと悩んでいたところリリアンさんが手を貸してくれたらしい。

さすがリリアンさんだ!

「すっごいもふもふで気持ちいいね!」

私は毛玉を抱きしめて頬ずりをすると、ふと落ち着く匂いと感触に首を傾げる。

「なんか、これ私知ってる」

じっと毛玉を見つめているとムツカがニコニコと笑って答えた。

「これ、シルバの毛をクシでとかして抜けたのもらったの!」

「シルバの!?」

見ればツヤツヤの毛の感触がシルバのそれだった。

「毛を集めてハリでたくさん刺してまるくにしたんだよ」

「すごいムツカ。大事にするね」

シルバの毛玉を抱きしめた。

ムツカは自分のプレゼントを喜んで貰えて嬉しそうだ。

「ムツカは何をもらったの?」

「ムツカはこれー!」

ムツカが差し出した物は可愛らしい麦わら帽子だった。

「これは誰のかな?」

ムツカに似合っててとっても可愛らしい。

「これは俺が作ったんだ、女の子に当たってよかった」

テオが微笑みながら近づいてくる。

「テオも手作り!?」

「うん、ミヅキに当たっても可愛かっただろうね」

「あ、ありがとう。でもムツカの方が似合うよ」

テオに微笑まれて褒められ思わず恥ずかしくなる。

「テオ、ありがとう!」

ムツカが嬉しそうに麦わら帽子を被ってお礼をいうとテオはムツカの頭を撫でていた。

さて、次は私のプレゼントを誰が当てたのか確認しないと…

キョロキョロとみんなが持ってるプレゼントを見て回る。

「これなんだろ?」

するとミトが私のプレゼントのカードを手に取って首を傾げていた。

「ミト!それはプレゼント交換券だよ」

「こうかんけん?」

ミトはそう言われてもよく分からないようだったので早速プレゼントを渡してあげることにした。

「ここだと少し狭いから外に出るね!」

ミトを連れていこうとするとみんなが興味を引かれたようでついてきた。

私は店の裏手に回ると収納から作っておいたトランポリンを取り出す。

小さい物にしたかったが作ると小さいのは細かくて難しく気がつけば四、五人は乗れそうな大きさになってしまった。

「これってなに?」

みんなが見たことも無い器具に困惑する。

「これは…あれだろ!大きなベッド!」

リュカが布を触ってそんな事を言った。

確かに見た目はベッドみたいだ。

「じゃあリュカとミトそこに乗ってみて」

二人はよじ登って布の部分に立つ。

「うわっ!なんかグラグラする」

「きゃ!動いて立てないー」

ミトは笑いながら転げ回っている。

「ミト、そこで立って飛び跳ねてごらん」

「え?ここで、いいの?」

どうやら前にベッドでやって怒られた事があるようで躊躇する。

「これは飛び跳ねて遊ぶ道具なんだよ、じゃあ私も乗って見本見せてあげる!」

リュカに手を引いてもらい私もトランポリンに乗った。

思いっきりジャンプするとバネの力で体が浮く!

「この感じ、懐かしいー!」

トランポリンなんて子供の時以来だ!
まぁ今も子供だが…細かいことは気にしないでぴょんぴょん跳ねるとミトとリュカが不思議そうに跳ねる私を見ている。

「ぼくもやる!」

「俺もいいか!?」

「もちろん!」

私は二人に場所を譲った。

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