ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい!

三園 七詩

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番外編【ネタバレ注意】

神のイタズラ1

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ミヅキ達はギルドの依頼である国に来ていた…この国にいる鍛冶師に剣を打って貰って来て欲しいという依頼だった。

【それにしても遠かったな、まぁプルシアに乗ってきたから一瞬だが】

シルバがプルシアの背中から陸地に飛び降りると伸びをしてプルプルと体を振るった。

【遠かったねー、まさか海を越えるとは。でも来れない距離じゃない気もするけど…】

報酬はかなりいいが何度行ってもその国にたどり着けずにずっと放置されていた依頼だった。

困っていたギルマスのじいちゃんやセバスさんの助けになればと空を飛べるプルシアのいる私達が名乗りをあげた。

言われた通りに来たがあっさりと着いてしまった…途中海を越える時に違和感があったけど…

まぁ気のせいかな!こうやってたどり着いたしね!

「ふ~、やっと着いたか…陸地が恋しいよ」

一緒に着いてきたベイカーさんもシルバに続いて陸地に飛び降りる。

【プルシア、ありがとう!その体だと目立つからこの国では小さく居てくれる?】

【ああ問題ない】

プルシアは私達を降ろすとその体を小さく変化させて私の頭に乗っかった。

「さて!この国にいるんだよねその鍛冶屋さん!」

「ああ、前にその人が打った剣を見せてもらい一目惚れしたらしい。その時のこの国にいて剣を売っていると聞いて是非とも欲しいと…」

ベイカーさんが依頼書を眺める。

「なになに…名前は…メリア?女なのか?」

「そうなんだって!聞いた話によると可愛い女の子だって言うんだよ!」

私は依頼の時に聞いた話で鍛冶屋さんのメリアさんに会うのを楽しみにしていた。

「しかし、情報はこの国に居るってだけだろ?見つかるのか?」

「うーん…まぁどうにかなるでしょ!」

【まぁミヅキならどうにかなりそうだな】

シルバがウンウンと頷く。

「はぁ…とりあえず町か村を目指して歩いて見るか…」

「はーい!」

私達はとりあえず人が居そうな場所を目指して歩き出した!





【ミヅキ~!この先に村があるよー】

先に飛びながら様子を伺っていたシルクが街を発見して報告してくれた。

【シンク偉い!あとどのくらい?】

【飛べは一時間で着くかな!】

【シンクが一時間…それってかなり遠そうだね】

この先と聞いて期待した分ガッカリとした。

肩を落としていると…

【ミヅキ乗れ、走ればすぐだろ?】

シルバがキラッと目を細めて私を見つめた。

その流し目にドキッとする。

【シルバ…じゃあお願いします】

【任せろ】

「ベイカーさん!シルバ達と走るけど大丈夫?」

「おお、わかった。ついて行くぞ」

ベイカーさんも問題ないと私達は凄まじい速さで街を目指して駆け出した!





───ん?ご主人様何かこの国に来たよ。

「え?なにか?なんだろ?」

───わかんない…でも気をつけてね。すごく強いみたい。

「強い!?」

メリアはその言葉に驚いて包丁を研いでいた手を止めた。





シルバ達が休むことなく走っていると…

「あっ!先に何かあるよ!」

木の枠のに囲まれた村を見つけた!

「やっと人が居そうだ!」

私はシルバから降りると村までみんなで歩いていく。

ぐるっとこの柵で覆われたところに一つ入り口がありイカついおじさんが立っていた。

「あそこから入れるのかな?」

「そうみたいだ、みんな礼儀正しくしろよ!ここで問題起こしたら村に入れないからな!」

ベイカーさんが注意するので私はしっかりと頷いた。

「おじさんすみません!村に入ってもいいですか?」

「ん?旅人か?見ない身なりだな…」

おじさんが怪しげな集団に顔を顰めた。

「私達冒険者です!こっちは私の従魔達でギルドカードもあります!」

堂々とカードを見せると…

「それ…冒険者のギルドカードか?」

おじさんは見た事ないギルドカードに顔を顰めた。

「へ!?」

「ミヅキ、ここは違う国だからな。国によってカードは違うんだ。オヤジこれを…」

ベイカーさんはセバスさんから預かってきた書状をおじさんに見せた。

「なるほど…ウエスト国のギルドの依頼か…聞いた事無い国だな…まぁ冒険者のギルドカードで間違いないようだ」

「ここからすっごい遠くにあるんです…来るの大変だったの」

「そうなのか~なんの用で来たんだ?」

「この国いる鍛冶屋さんに用があって…」

「鍛冶屋?ここらで鍛冶屋だとお嬢ちゃんのところかな…」

お嬢ちゃんと聞いて目を輝かせる!

「それってもしかしてメリアさんって言いませんか!?」

おじさんに食い気味に聞くと…

「お、おお、よく知ってるな。俺の剣もお嬢ちゃんに鍛え直してもらったんだぜ」

そう言っておじさんは自分の剣を見せびらかすように見せてくれた。

キラッと太陽の日を浴びて美しく光る剣に見惚れる。

「綺麗…」

「確かにいい剣だな!これは期待以上だ」

ベイカーさんも興味深く剣を眺めた。

「お!兄ちゃんわかってるね!お前達は見る目があるようだ。この石に触って問題なければ村に入ってもいいぞ。だがその従魔達の事はしっかりと見といてくれよ!」

検問のおじさんが取り出した石に触れて私達は無事に村に入る事が出来た。



「あんな石があるんだね~」

どうもあの石に触れるといい人か悪い人かわかるらしい!
そんな便利な物があるのかと感心する。

世界にはまだまだ色んな知らない事があるようだ。

おじさんに聞いた話だとメリアさんはこの村には住んで居ないらしく、少し離れたお家で鍛冶屋さんを開いているらしい。

今日はこの町に泊まられせてもらって明日その鍛冶屋さんに行ってみることにした。

村の中を散策しながらとりあえずみんなが腹が減ったと言うので腹ごしらえをする事に…

「ここのお店はどうかな?」

歩いていると一軒のいい匂いのするお店が見えた。

『猫の目亭』と書かれた看板の店へと入る事にした。
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