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番外編【ネタバレ注意】
アランの春2
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二人がお店に入るのを見届けて私達はアランさんが倒した人達を報告する為にギルドに行くことにした。
「こんにちは~セバスさんいますか?」
ギルドに行くとセバスさんを呼ぶ。
ギルド職員が笑顔でセバスさんを呼んでくれた。
セバスさんに路地裏での事を話すと
「それは災難でしたね、ミヅキさんに怪我などはありませんか?」
心配するように体を確認するように見ている。
「はい!私はシルバがいたので全然大丈夫です。そのお姉さん襲った人達路地裏で寝てるので回収お願いしてもいいですか?」
「ええ、誰か!手の空いてる方が行ってください」
セバスさんが職員達に声をかけた、職員達がギルドを出ていくと
「それでその本人達は何処に?」
アランさんと襲われたお姉さんが居ないことにセバスさんが聞いてくるのでお礼に奢られていることを説明した。
するとセバスさんが顔をしかめる。
「あの人は後処理をミヅキさんに任せて食事ですか…その女性も子供を置いていくとは…」
「あっ!私が二人にしてあげようとして断ったんですよ」
しかしセバスさんは二人の行動が気に入らないようで顔を顰めていた。
「まぁその二人にも後で話を聞いてみないと…しかしアランがモテるなんて事…ありますかね?」
セバスさんは何かおかしいと首を傾げていた。
「いえ!アランさんかっこよかったですよ!颯爽と女の人を助けてて!」
私はその時の状況を思い出して一生懸命に説明した!
「ふふ、わかりました。後でアランには話を伺っておきますね」
セバスさんが笑って私の頭を撫でた。
次の日ベイカーさんと一緒にギルドで待っているとアランさんがニコニコしながらギルドを訪れた。
ベイカーさんが顔をしかめてアランさんを見ると
「なんか気持ち悪いなぁ…どうしたんですか?」
「いや、昨日ちょっとな」
口笛を吹きそうなほど機嫌がいい、私は笑顔で近づくと
「昨日のお姉さんと何食べたんですか?」
二人で何をしてたのか聞くと
「実は昨日あの人…ライアさんって言うんだが一緒に飯食ってまぁ食べっぷりがいいんだよ、話も合うしな~でも金忘れたみたいで俺が奢って次の2軒目も行ったぜ!」
「え!?お金無いのに奢るって言ったの?」
「おちょこちょいなんだよ~てっきり持ってると思ったら金が入ってなかったらしくてな。だからまた今日奢るから会う約束してるんだ」
「そうなんだ…じゃあ昨日はアランさんが全部出したの?」
「まぁな」
アランさんは気にした様子もなく頷いている。
まぁアランさんが楽しそうだからいいか。忘れたから今日返すって事だろう。
「アランさんが女性と食事だと…信じられん!」
ベイカーさんは納得してないのか不満そうにしていた。
「じゃあ俺そろそろ待ち合わせだから行くわ」
アランさんが笑顔で席を立つと
「ミヅキ…行くぞ」
ベイカーさんも少し遅れて席をたった。
「ん?何処に行くの?依頼あったっけ?」
私もベイカーさんに続くと
「アランさんのあとを追うぞ!」
「え?それって良くないんじゃ…」
「何を言うんだ!アランさんが女性を襲わないように見張るのも同じメンバーの務めだろ!」
ベイカーさんが真剣な顔で力説する。
「ベイカーさんが気になるだけなんじゃないのー」
私は仕方なくベイカーさんについて行った。
二人でアランさんのあとをつけると、高級そうな店に入って行った…
「え?ここで奢らせるの?アランさん酷くない?ベイカーさんどうする?中に入るの?」
「もちろんだ!」
ベイカーさんが店に入ろうとするのでシルバ達には外で待っていて貰うことにした。
店に入るとアランさんから見えない席に案内してもらいメニューを立ててそこから顔を覗かせる…するとメニューの値段に驚いた!
「うわ…ここすごい高いよ…ミノタウロスの希少部位150グラムで金貨一枚だって!アランさんこんなところで奢らせるの?」
うわぁとアランさんを見ていると昨日の女性が現れた。
アランさんを見つけて笑顔で手を振りながら近づいている。
「あっベイカーさん昨日のお姉さんだよ」
私が教えると
「なんだ本当に女かよ…てっきり騙されてると思ったのに」
ベイカーさんが悔しそうに睨みつけている。
「しかもなんだよあの服…胸元見せて、絶対アランさんに気があるな。あっ隣に座るだと!」
ベイカーさんがうるさい、いちいち解説しなくていい!
私もチラッと見ると、確かに昨日あった時より服に気合いが入っているのを感じた。
「昨日はもっとお淑やかに見えたけどなぁ…」
お姉さんの風貌が少し変わったことが気になった。
「こんにちは~セバスさんいますか?」
ギルドに行くとセバスさんを呼ぶ。
ギルド職員が笑顔でセバスさんを呼んでくれた。
セバスさんに路地裏での事を話すと
「それは災難でしたね、ミヅキさんに怪我などはありませんか?」
心配するように体を確認するように見ている。
「はい!私はシルバがいたので全然大丈夫です。そのお姉さん襲った人達路地裏で寝てるので回収お願いしてもいいですか?」
「ええ、誰か!手の空いてる方が行ってください」
セバスさんが職員達に声をかけた、職員達がギルドを出ていくと
「それでその本人達は何処に?」
アランさんと襲われたお姉さんが居ないことにセバスさんが聞いてくるのでお礼に奢られていることを説明した。
するとセバスさんが顔をしかめる。
「あの人は後処理をミヅキさんに任せて食事ですか…その女性も子供を置いていくとは…」
「あっ!私が二人にしてあげようとして断ったんですよ」
しかしセバスさんは二人の行動が気に入らないようで顔を顰めていた。
「まぁその二人にも後で話を聞いてみないと…しかしアランがモテるなんて事…ありますかね?」
セバスさんは何かおかしいと首を傾げていた。
「いえ!アランさんかっこよかったですよ!颯爽と女の人を助けてて!」
私はその時の状況を思い出して一生懸命に説明した!
「ふふ、わかりました。後でアランには話を伺っておきますね」
セバスさんが笑って私の頭を撫でた。
次の日ベイカーさんと一緒にギルドで待っているとアランさんがニコニコしながらギルドを訪れた。
ベイカーさんが顔をしかめてアランさんを見ると
「なんか気持ち悪いなぁ…どうしたんですか?」
「いや、昨日ちょっとな」
口笛を吹きそうなほど機嫌がいい、私は笑顔で近づくと
「昨日のお姉さんと何食べたんですか?」
二人で何をしてたのか聞くと
「実は昨日あの人…ライアさんって言うんだが一緒に飯食ってまぁ食べっぷりがいいんだよ、話も合うしな~でも金忘れたみたいで俺が奢って次の2軒目も行ったぜ!」
「え!?お金無いのに奢るって言ったの?」
「おちょこちょいなんだよ~てっきり持ってると思ったら金が入ってなかったらしくてな。だからまた今日奢るから会う約束してるんだ」
「そうなんだ…じゃあ昨日はアランさんが全部出したの?」
「まぁな」
アランさんは気にした様子もなく頷いている。
まぁアランさんが楽しそうだからいいか。忘れたから今日返すって事だろう。
「アランさんが女性と食事だと…信じられん!」
ベイカーさんは納得してないのか不満そうにしていた。
「じゃあ俺そろそろ待ち合わせだから行くわ」
アランさんが笑顔で席を立つと
「ミヅキ…行くぞ」
ベイカーさんも少し遅れて席をたった。
「ん?何処に行くの?依頼あったっけ?」
私もベイカーさんに続くと
「アランさんのあとを追うぞ!」
「え?それって良くないんじゃ…」
「何を言うんだ!アランさんが女性を襲わないように見張るのも同じメンバーの務めだろ!」
ベイカーさんが真剣な顔で力説する。
「ベイカーさんが気になるだけなんじゃないのー」
私は仕方なくベイカーさんについて行った。
二人でアランさんのあとをつけると、高級そうな店に入って行った…
「え?ここで奢らせるの?アランさん酷くない?ベイカーさんどうする?中に入るの?」
「もちろんだ!」
ベイカーさんが店に入ろうとするのでシルバ達には外で待っていて貰うことにした。
店に入るとアランさんから見えない席に案内してもらいメニューを立ててそこから顔を覗かせる…するとメニューの値段に驚いた!
「うわ…ここすごい高いよ…ミノタウロスの希少部位150グラムで金貨一枚だって!アランさんこんなところで奢らせるの?」
うわぁとアランさんを見ていると昨日の女性が現れた。
アランさんを見つけて笑顔で手を振りながら近づいている。
「あっベイカーさん昨日のお姉さんだよ」
私が教えると
「なんだ本当に女かよ…てっきり騙されてると思ったのに」
ベイカーさんが悔しそうに睨みつけている。
「しかもなんだよあの服…胸元見せて、絶対アランさんに気があるな。あっ隣に座るだと!」
ベイカーさんがうるさい、いちいち解説しなくていい!
私もチラッと見ると、確かに昨日あった時より服に気合いが入っているのを感じた。
「昨日はもっとお淑やかに見えたけどなぁ…」
お姉さんの風貌が少し変わったことが気になった。
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