568 / 687
11章
669.防具
しおりを挟む
天井を突き破って厨房の前に来て扉に体当たりする!
扉は簡単に外れると地面に倒れ込んだ、その上に脚を乗せて部屋に入るとズンと扉が沈む。
【ミヅキ!!】
構わずに部屋に入ってミヅキが居ないか確認するが…人っ子一人居ない…
【何処だ!】
匂いを嗅ぐが色んな匂いが混ざりあってよく分からなかった。
「シンク!ここにミヅキがいたのか!?」
ベイカーの叫びにシンクがコクコクと頷く。
「ミヅキを攫ったやつがいるのか?しかしなんの目的だ?」
「そんな事をしそうな奴は…まさかアナテマ?」
「いや…あいつならさっき会った時に連れ去ることも出来たはずだ…」
ピクっ!
するとシルバが反応する!
僅かなミヅキの匂いを嗅ぎつけたようだ!
【こっちから微かにミヅキの匂いが!!】
シルバは鼻を地面に擦りつけながら匂いを辿っていった。
◆
「くそ…クソ…グゾ…」
ガルバドゥスはミヅキを抱えながらやっとの事歩いていた…
魔石の力を借りて気を失わせたのは良かったが…何故か倍の魔力で弾き返され体に傷を負わされていた。
「一体何をしたんだ…」
咄嗟にかばった右手があらぬ方向を向いて取れかかっている。
体の魔石のおかげで何とか血を止めたが体を全て元に戻すまでにはいかなかった…
このままでは待つのは…死…
ガルバドゥスは潰れた足を引きずって森の奥へとどうにか進んで行った…
人気のない所に来るとミヅキをドサッと地面に落とす。
その時頭から落ちて血を流したがそんな事に構ってはいられない!
ガルバドゥスは魔石を握りしめて〝あの人〟を呼んだ!
「あの娘を連れてきました!どうか姿を見せて下さい!」
祈るように目を瞑るが反応がない。
魔石を見ると色がくすみピシッと亀裂が入ってしまった。
「そ、そんな…」
頼りの魔石が使えない…ガルバドゥスは絶望のあまりポロッと魔石を落としてしまう。
魔石はガルバドゥスの手から離れミヅキの側へと落ちた…するとミヅキの流した血の上にポチャッと落ちる。
ギュン!
まるで求めていたかのようにミヅキの流した血を吸い込んだ…
その瞬間魔石がオドオドしく光り出す。
「えっ?」
ガルバドゥスは急に光出した魔石を慌てて拾うと…
「ぎゃっ!」
手に痛みが走った!
見ると魔石に触れた場所が爛れている。
「な、なんだ…」
落ちた魔石を見つめていると…
「それを何処で?」
すぐ後ろにアナテマが立っていた!
「あっ!アナテマ様!」
ガルバドゥスは慌てて離れると頭を垂れた。
「すみません…私が不甲斐なく…獣人の国を手に入れられませんでした。しかし!まだ大丈夫です!新しい魔石があればまた必ず…!」
「別に…獣人の国なんてどうでもいいんだけど…」
アナテマはボソッとつぶやくと
「えっ?」
ガルバドゥスは顔をあげてアナテマを見上げた…
「それよりもその魔石…貸して」
アナテマが魔石を指さして手を差し出す。
「そ、それが私は手に触れることが出来なくて…」
ガルバドゥスが戸惑っていると
「僕の言う事聞けないの?」
アナテマがにっこりと笑った。
「ち、違います!私が手に取ると…このように爛れてしまい…」
「それがどうしたの?早く持って」
アナテマは構わずに手を差し出している。
「は、はい…」
ガルバドゥスは恐る恐る魔石に手を伸ばした…
ジュッ!と肉の焼ける匂いがする…ガルバドゥスは脂汗を流しながら震える手で魔石を両手に持ちアナテマに差し出した。
アナテマが手を伸ばそうとすると…
バチッ!
何かに弾かれて触れない…
なんだ…?
アナテマはじっとその魔石を見つめていると…
「ア、アナテマ様…魔石を…」
手がただれ続けるガルバドゥスが耐えられずに声をかけた。
「僕の手まで焼けちゃうから、お前が持ってて。それよりもこの魔石に何かした?」
「い、いえ、何も。落としてしまったら急に光り出し…このように…」
「ふーん…」
顎に手を当てて思案しながら横に転がるミヅキを見下ろす。
「それで?そいつはどうしたの?」
今度はミヅキを指さすと
「はっ!アナテマ様に献上しようと連れてきました!必要ないなら処分しますが…」
ガルバドゥスの言葉に周りの空気がヒヤッとした。
「そんなの許さないよ…」
ギロっとガルバドゥスを睨みつけると
「ひっ…」
ガタガタと震えだす。
「まぁいっか…折角だし連れていくかな…」
そう言ってミヅキの髪をつかもうとすると…
バチッ!
「あれ?」
先程と同じように拒否反応が出た…
「ムカつく…兄である僕を拒否だと…魔石と同じ反応だなぁ、こいつが何かしたのか…」
ミヅキと魔石を見て考え込むアナテマをガルバドゥスは伺うように見つめていると…
「アナテマ様……」
もう限界だと声をかけた。
「なに?」
考えてる所を邪魔されて不機嫌そうにアナテマはガルバドゥスを睨みつける。
「も、申し訳ございません…しかし…私も…限界で…お願いします…魔石を…」
懇願するように頭を地面に擦り付けた。
「そんなに魔石が好きか?」
「はい!」
「なら望み通り…魔石にしてあげるよ…」
「え?ち、ちが…!」
アナテマはニタリと笑うとガルバドゥスを手にかけた…
「ちっさ…まぁこんな奴はこんなもんにしかならないか…」
アナテマは魔石となったガルバドゥスを握りしめるとミヅキを見下ろす。
「やっぱり本人に納得してこっちに来てもらわないと駄目かなぁ…」
もう一度触ってみるがやはり何かに邪魔をされる…よく見ると首から下がっているネックレスの様な物が見えた。
「はーん…これか…」
アナテマはそれにガルバドゥスの魔石をピンッ!と投げつけた!
ピンッ!
ネックレスに付いた宝石に当たりヒビが入る。
「これでよし…」
アナテマは満足するとミヅキの髪を掴んで頭を持ち上げる。
「お前は必ず僕の元に来る…それも懇願してね…真っ黒い魔物に気をつけな…」
そうつぶやくがミヅキは気を失ったままだった。
「さて…じゃあこの魔石を持って帰って見るかな…」
アナテマはミヅキから手を離すとミヅキの血を吸った魔石を見つめた。
「まぁ少しなら大丈夫だろ」
そしてそっと掴むと闇の中へと消えていった。
扉は簡単に外れると地面に倒れ込んだ、その上に脚を乗せて部屋に入るとズンと扉が沈む。
【ミヅキ!!】
構わずに部屋に入ってミヅキが居ないか確認するが…人っ子一人居ない…
【何処だ!】
匂いを嗅ぐが色んな匂いが混ざりあってよく分からなかった。
「シンク!ここにミヅキがいたのか!?」
ベイカーの叫びにシンクがコクコクと頷く。
「ミヅキを攫ったやつがいるのか?しかしなんの目的だ?」
「そんな事をしそうな奴は…まさかアナテマ?」
「いや…あいつならさっき会った時に連れ去ることも出来たはずだ…」
ピクっ!
するとシルバが反応する!
僅かなミヅキの匂いを嗅ぎつけたようだ!
【こっちから微かにミヅキの匂いが!!】
シルバは鼻を地面に擦りつけながら匂いを辿っていった。
◆
「くそ…クソ…グゾ…」
ガルバドゥスはミヅキを抱えながらやっとの事歩いていた…
魔石の力を借りて気を失わせたのは良かったが…何故か倍の魔力で弾き返され体に傷を負わされていた。
「一体何をしたんだ…」
咄嗟にかばった右手があらぬ方向を向いて取れかかっている。
体の魔石のおかげで何とか血を止めたが体を全て元に戻すまでにはいかなかった…
このままでは待つのは…死…
ガルバドゥスは潰れた足を引きずって森の奥へとどうにか進んで行った…
人気のない所に来るとミヅキをドサッと地面に落とす。
その時頭から落ちて血を流したがそんな事に構ってはいられない!
ガルバドゥスは魔石を握りしめて〝あの人〟を呼んだ!
「あの娘を連れてきました!どうか姿を見せて下さい!」
祈るように目を瞑るが反応がない。
魔石を見ると色がくすみピシッと亀裂が入ってしまった。
「そ、そんな…」
頼りの魔石が使えない…ガルバドゥスは絶望のあまりポロッと魔石を落としてしまう。
魔石はガルバドゥスの手から離れミヅキの側へと落ちた…するとミヅキの流した血の上にポチャッと落ちる。
ギュン!
まるで求めていたかのようにミヅキの流した血を吸い込んだ…
その瞬間魔石がオドオドしく光り出す。
「えっ?」
ガルバドゥスは急に光出した魔石を慌てて拾うと…
「ぎゃっ!」
手に痛みが走った!
見ると魔石に触れた場所が爛れている。
「な、なんだ…」
落ちた魔石を見つめていると…
「それを何処で?」
すぐ後ろにアナテマが立っていた!
「あっ!アナテマ様!」
ガルバドゥスは慌てて離れると頭を垂れた。
「すみません…私が不甲斐なく…獣人の国を手に入れられませんでした。しかし!まだ大丈夫です!新しい魔石があればまた必ず…!」
「別に…獣人の国なんてどうでもいいんだけど…」
アナテマはボソッとつぶやくと
「えっ?」
ガルバドゥスは顔をあげてアナテマを見上げた…
「それよりもその魔石…貸して」
アナテマが魔石を指さして手を差し出す。
「そ、それが私は手に触れることが出来なくて…」
ガルバドゥスが戸惑っていると
「僕の言う事聞けないの?」
アナテマがにっこりと笑った。
「ち、違います!私が手に取ると…このように爛れてしまい…」
「それがどうしたの?早く持って」
アナテマは構わずに手を差し出している。
「は、はい…」
ガルバドゥスは恐る恐る魔石に手を伸ばした…
ジュッ!と肉の焼ける匂いがする…ガルバドゥスは脂汗を流しながら震える手で魔石を両手に持ちアナテマに差し出した。
アナテマが手を伸ばそうとすると…
バチッ!
何かに弾かれて触れない…
なんだ…?
アナテマはじっとその魔石を見つめていると…
「ア、アナテマ様…魔石を…」
手がただれ続けるガルバドゥスが耐えられずに声をかけた。
「僕の手まで焼けちゃうから、お前が持ってて。それよりもこの魔石に何かした?」
「い、いえ、何も。落としてしまったら急に光り出し…このように…」
「ふーん…」
顎に手を当てて思案しながら横に転がるミヅキを見下ろす。
「それで?そいつはどうしたの?」
今度はミヅキを指さすと
「はっ!アナテマ様に献上しようと連れてきました!必要ないなら処分しますが…」
ガルバドゥスの言葉に周りの空気がヒヤッとした。
「そんなの許さないよ…」
ギロっとガルバドゥスを睨みつけると
「ひっ…」
ガタガタと震えだす。
「まぁいっか…折角だし連れていくかな…」
そう言ってミヅキの髪をつかもうとすると…
バチッ!
「あれ?」
先程と同じように拒否反応が出た…
「ムカつく…兄である僕を拒否だと…魔石と同じ反応だなぁ、こいつが何かしたのか…」
ミヅキと魔石を見て考え込むアナテマをガルバドゥスは伺うように見つめていると…
「アナテマ様……」
もう限界だと声をかけた。
「なに?」
考えてる所を邪魔されて不機嫌そうにアナテマはガルバドゥスを睨みつける。
「も、申し訳ございません…しかし…私も…限界で…お願いします…魔石を…」
懇願するように頭を地面に擦り付けた。
「そんなに魔石が好きか?」
「はい!」
「なら望み通り…魔石にしてあげるよ…」
「え?ち、ちが…!」
アナテマはニタリと笑うとガルバドゥスを手にかけた…
「ちっさ…まぁこんな奴はこんなもんにしかならないか…」
アナテマは魔石となったガルバドゥスを握りしめるとミヅキを見下ろす。
「やっぱり本人に納得してこっちに来てもらわないと駄目かなぁ…」
もう一度触ってみるがやはり何かに邪魔をされる…よく見ると首から下がっているネックレスの様な物が見えた。
「はーん…これか…」
アナテマはそれにガルバドゥスの魔石をピンッ!と投げつけた!
ピンッ!
ネックレスに付いた宝石に当たりヒビが入る。
「これでよし…」
アナテマは満足するとミヅキの髪を掴んで頭を持ち上げる。
「お前は必ず僕の元に来る…それも懇願してね…真っ黒い魔物に気をつけな…」
そうつぶやくがミヅキは気を失ったままだった。
「さて…じゃあこの魔石を持って帰って見るかな…」
アナテマはミヅキから手を離すとミヅキの血を吸った魔石を見つめた。
「まぁ少しなら大丈夫だろ」
そしてそっと掴むと闇の中へと消えていった。
232
お気に入りに追加
23,205
あなたにおすすめの小説
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
無能と蔑まれた七男、前世は史上最強の魔法使いだった!?
青空一夏
ファンタジー
ケアニー辺境伯爵家の七男カイルは、生まれつき魔法を使えず、家族から蔑まれて育った。しかし、ある日彼の前世の記憶が蘇る――その正体は、かつて世界を支配した史上最強の大魔法使いアーサー。戸惑いながらも、カイルはアーサーの知識と力を身につけていき、次第に自らの道を切り拓く。
魔法を操れぬはずの少年が最強の魔法を駆使し、自分を信じてくれる商店街の仲間のために立ち上げる。やがてそれは貴族社会すら揺るがす存在へと成長していくのだった。こちらは無自覚モテモテの最強青年になっていく、ケアニー辺境伯爵家の七男カイルの物語。
※こちらは「異世界ファンタジー × ラブコメ」要素を兼ね備えた作品です。メインは「異世界ファンタジー」ですが、恋愛要素やコメディ要素も兼ねた「ラブコメ寄りの異世界ファンタジー」になっています。カイルは複数の女性にもてますが、主人公が最終的には選ぶのは一人の女性です。一夫多妻のようなハーレム系の結末ではありませんので、女性の方にも共感できる内容になっています。異世界ファンタジーで男性主人公なので男性向けとしましたが、男女関係なく楽しめる内容を心がけて書いていきたいです。よろしくお願いします。
転生したら幼女でした!? 神様~、聞いてないよ~!
饕餮
ファンタジー
書籍化決定!
2024/08/中旬ごろの出荷となります!
Web版と書籍版では一部の設定を追加しました!
今井 優希(いまい ゆき)、享年三十五歳。暴走車から母子をかばって轢かれ、あえなく死亡。
救った母親は数年後に人類にとってとても役立つ発明をし、その子がさらにそれを発展させる、人類にとって宝になる人物たちだった。彼らを助けた功績で生き返らせるか異世界に転生させてくれるという女神。
一旦このまま成仏したいと願うものの女神から誘いを受け、その女神が管理する異世界へ転生することに。
そして女神からその世界で生き残るための魔法をもらい、その世界に降り立つ。
だが。
「ようじらなんて、きいてにゃいでしゅよーーー!」
森の中に虚しく響く優希の声に、誰も答える者はいない。
ステラと名前を変え、女神から遣わされた魔物であるティーガー(虎)に気に入られて護られ、冒険者に気に入られ、辿り着いた村の人々に見守られながらもいろいろとやらかす話である。
★主人公は口が悪いです。
★不定期更新です。
★ツギクル、カクヨムでも投稿を始めました。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
転生先は盲目幼女でした ~前世の記憶と魔法を頼りに生き延びます~
丹辺るん
ファンタジー
前世の記憶を持つ私、フィリス。思い出したのは五歳の誕生日の前日。
一応貴族……伯爵家の三女らしい……私は、なんと生まれつき目が見えなかった。
それでも、優しいお姉さんとメイドのおかげで、寂しくはなかった。
ところが、まともに話したこともなく、私を気に掛けることもない父親と兄からは、なぜか厄介者扱い。
ある日、不幸な事故に見せかけて、私は魔物の跋扈する場所で見捨てられてしまう。
もうダメだと思ったとき、私の前に現れたのは……
これは捨てられた盲目の私が、魔法と前世の記憶を頼りに生きる物語。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。