506 / 687
11章
607.選定
しおりを挟む
「舐めてんのか!やるのはお前だけか!」
他の奴は手を出す気は無いのか後ろに下がる…
舐めた様子にギルドの冒険者達はキレそうになる。
「この状況見ても他の奴らは手伝う気がないんだな…もしかしてお前見捨てられたのか?」
そう言って引き攣りながら笑うと
「んなわけないだろ、俺一人で十分だからあいつらは休んでんだよ。ほら御託はいいから早くしようぜ」
ベイカーはつまらなさそうに欠伸をすると
「こいつ…」
冒険者達は一斉に襲いかかった!
「ん?ああ、一応CかB級の力はあるみたいだな…」
ベイカーは一人一人の力量を動きを見ながら測っていく。
「お前はスピードはあるが力が弱すぎる!C級だな!」
そう言って男を壁に投げつけると…
「お前はまぁまぁバランスがいいな、でもそれだけだな特化してるものがない。おまけしてB級!」
次々と何級か言いながら男達を沈めていった。
「なんなんだ…あいつ…」
冒険者達が戸惑うと
「まるで昇級試験を受けてるみたいだ…」
歯も立たない存在の男を唖然と見つめた…
「な、なんなんだお前…一体何級なんだ…」
「何ってA級冒険者だよ」
「A級…」
「ああ、お前らと違って本物のA級冒険者だ」
そう言うとベイカーはA級の証のギルドカードを取り出した。
ベイカーの輝くカードを見て男達はそのカードを見つめる…
「あれがA級のカード…初めて見た…」
「ば、馬鹿やろう!」
口を滑らせた男を副ギルが殴りつけた!
「お、お前らだって同じだろうが!」
「そ、そうだった…」
男達は気を引き締める。
「おい、全員でかかるぞ…さすがにこの人数ならいけるだろ」
残った男達は頷くとジリジリとベイカーを取り囲んだ…
合図と共に一斉に覆いかぶさろうと飛び込むと…
ドスン!
そのまま地面へとダイブする。
「いたた…」
「あの男は?」
男達がキョロキョロと周りを見ると
「ぐぅ……」
見るとベイカーは副ギルを後ろから羽交い締めにしていた…
副ギルは息が出来ずにバシバシとベイカーの腕を叩くがピクリともしない、そのうちに手の動きが止まり…ダランと力なく垂れ落ちた。
「副ギル!」
男達が叫ぶと
「ほらよ」
ベイカーが副ギルを投げつける。
「うわっ!」
どうにか投げられたのを受け止めると
「こんな事をしてただで済むと思うなよ!」
「凄い!漫画の悪役のようなセリフ!」
ミヅキがまた訳の分からないところで興奮した。
「ミヅキー、黙ってろ」
ベイカーさんから注意が飛ぶ。
「はーい」
ミヅキが大人しく座り直すと
「で?どうするって?このギルドのA級冒険者達がA級一人に勝てないってのはどういうことなんだ?」
ベイカーが聞くと
「うるさい!お前が何か不正をしているんだろうが!これは上に報告させてもらうぞ!」
「上?上ってなんだよ」
ベイカーが聞くと
「ギルマスを呼んでこい!」
男は怯えるベディに声をかけるが、足がすくんでいるのか動かない。
「早くしろ!」
男に怒鳴られベディはヨタヨタしながら中に入っていった。
「副ギルが駄目なら今度はギルマスか?全く上から下まで腐ってんな」
ベイカーが呆れる。
「ミヅキ、プルシアはじじいの町までどのくらいで着ける?」
「じいちゃんのとこ?」
【プルシア、どうかな?】
【そうだな…まぁ半日ってところかな…】
「ベイカーさん半日だって!」
「そうか…じゃあ悪いけどじじい連れてきてくれないか?」
ベイカーが頼むと
「じいちゃんを?」
ミヅキが首を傾げる。
「今からこのギルドの連中潰すからな、そしたらこのギルドが機能しなくなるだろ?さすがに俺もギルドの事は全てわかるわけじゃ無いからな」
「で…じいちゃん?ギルマスだから?」
「まぁそんなところだ」
ベイカーが笑うと
【じゃあプルシアお願い出来るかな?】
ミヅキが聞くと
【わかった…なるべく急ごう】
そう言うとプルシアは空に飛び立った。
【よろしく~】
ミヅキが手を振ると
「あっ…」
ミヅキはしまったと口を覆った!
【どうした?】
慌てるミヅキにシルバが聞くと
【プルシア喋れないのに一人で行かせちゃった…どうやってじいちゃん連れてくるんだろ…】
【【あー…】】
シルバとシンクがなるほどと声を出すが…
【まぁプルシアなら上手いこと連れてくるだろ】
【そうそう、何とかなるよ!】
そ、そうかな?まぁプルシアならお利口さんだし大丈夫かな
「じゃあじじいが来るまでにこのギルドのてっぺんに行っとくか!」
ベイカーさんはギルマスを待つことなくギルドの中に入って行く。
「べ、ベイカーさんから行くの?」
ミヅキ達が慌ててついて行くと
「ここにいてもしょうがないだろほら行くぞ」
ベイカーさんに来い来いと手招きされて戸惑うロバートさんに声をかける。
「ロバートさんはここら辺で帰った方がいいかも…ごめんね付き合わせちゃって」
「お前ら…こんな事して大丈夫なのか?」
ロバートが心配そうにする。
「んー…まぁ何とかなると思うよ!」
ミヅキはあっけらかんと笑う。
ミヅキの笑顔にロバートは…
「ここまで来たからな、俺も最後まで付き合うぞ」
ロバートさんは行く気満々…ミヅキはコジローさんを見ると苦笑していいんじゃないかと笑っている。
まぁ…もしこの国で生けて行けなくなったら責任は取ってあげよう。
「わかった、じゃあ一緒に行こうか」
ミヅキはロバートさんに両手を差し出した。
ロバートさんはえっ…と固まった。
「そ、その手はなんだ?」
ロバートは何となくわかっていたが、恐る恐る聞いてみる。
「何って抱っこです。一緒に行くんでしょ?」
「い、いや…」
「はい!」
ロバートさんの言葉を遮り笑顔でもう一度手を出した。
ミヅキはニコニコしながら高いところからギルドを見渡す。
「へー綺麗だね!」
「初めて入ったが…やはり臭いな」
ロバートさんは片手で私を支えて片手で鼻を押さえている。
【これはたまらん…ミヅキ悪いが俺は外で待機だ、コジローミヅキを頼むぞ】
シルバは建物の中に入るのを拒否する。
【僕もむりー】
コハクも臭いと鼻を押さえるとシルバと一緒にお留守番…二人に闇商人の荷車を見ててもらいミヅキ達はベイカーの後をついて行った。
「ロバートさんもきついならいいんだよ、コジローさんも大丈夫?」
二人とも鼻がいい方だからきついだろう、時折顔を顰めている。
「シルバさんよりは大丈夫だ…が確かに臭いな…」
コジローは口元の布をぐっと上にあげた。
「俺は他の鼻がいい獣人達に比べればまだマシだからな…」
「そっか…コジローさんはマスクしてるからいいかもね」
ミヅキは収納から布を取り出すと風魔法で適当な大きさに切ると
「ロバートさんこれを鼻と口に巻いといて」
布を手渡そうとするがロバートさんの手は塞がっている。
「無理そうだから私が巻いてあげるね!」
ミヅキはロバートさんの頭の後ろで布の端ををギュッと結ぶ。
「どうかな?」
顔を覗き込むと
「おお、全然違うぞ」
鼻を押さえるのに塞がっていた片手をミヅキを支えるのにかえた。
三人で喋りながら進む中ベイカーさんは羨ましそうにこちらを見つめていた。
他の奴は手を出す気は無いのか後ろに下がる…
舐めた様子にギルドの冒険者達はキレそうになる。
「この状況見ても他の奴らは手伝う気がないんだな…もしかしてお前見捨てられたのか?」
そう言って引き攣りながら笑うと
「んなわけないだろ、俺一人で十分だからあいつらは休んでんだよ。ほら御託はいいから早くしようぜ」
ベイカーはつまらなさそうに欠伸をすると
「こいつ…」
冒険者達は一斉に襲いかかった!
「ん?ああ、一応CかB級の力はあるみたいだな…」
ベイカーは一人一人の力量を動きを見ながら測っていく。
「お前はスピードはあるが力が弱すぎる!C級だな!」
そう言って男を壁に投げつけると…
「お前はまぁまぁバランスがいいな、でもそれだけだな特化してるものがない。おまけしてB級!」
次々と何級か言いながら男達を沈めていった。
「なんなんだ…あいつ…」
冒険者達が戸惑うと
「まるで昇級試験を受けてるみたいだ…」
歯も立たない存在の男を唖然と見つめた…
「な、なんなんだお前…一体何級なんだ…」
「何ってA級冒険者だよ」
「A級…」
「ああ、お前らと違って本物のA級冒険者だ」
そう言うとベイカーはA級の証のギルドカードを取り出した。
ベイカーの輝くカードを見て男達はそのカードを見つめる…
「あれがA級のカード…初めて見た…」
「ば、馬鹿やろう!」
口を滑らせた男を副ギルが殴りつけた!
「お、お前らだって同じだろうが!」
「そ、そうだった…」
男達は気を引き締める。
「おい、全員でかかるぞ…さすがにこの人数ならいけるだろ」
残った男達は頷くとジリジリとベイカーを取り囲んだ…
合図と共に一斉に覆いかぶさろうと飛び込むと…
ドスン!
そのまま地面へとダイブする。
「いたた…」
「あの男は?」
男達がキョロキョロと周りを見ると
「ぐぅ……」
見るとベイカーは副ギルを後ろから羽交い締めにしていた…
副ギルは息が出来ずにバシバシとベイカーの腕を叩くがピクリともしない、そのうちに手の動きが止まり…ダランと力なく垂れ落ちた。
「副ギル!」
男達が叫ぶと
「ほらよ」
ベイカーが副ギルを投げつける。
「うわっ!」
どうにか投げられたのを受け止めると
「こんな事をしてただで済むと思うなよ!」
「凄い!漫画の悪役のようなセリフ!」
ミヅキがまた訳の分からないところで興奮した。
「ミヅキー、黙ってろ」
ベイカーさんから注意が飛ぶ。
「はーい」
ミヅキが大人しく座り直すと
「で?どうするって?このギルドのA級冒険者達がA級一人に勝てないってのはどういうことなんだ?」
ベイカーが聞くと
「うるさい!お前が何か不正をしているんだろうが!これは上に報告させてもらうぞ!」
「上?上ってなんだよ」
ベイカーが聞くと
「ギルマスを呼んでこい!」
男は怯えるベディに声をかけるが、足がすくんでいるのか動かない。
「早くしろ!」
男に怒鳴られベディはヨタヨタしながら中に入っていった。
「副ギルが駄目なら今度はギルマスか?全く上から下まで腐ってんな」
ベイカーが呆れる。
「ミヅキ、プルシアはじじいの町までどのくらいで着ける?」
「じいちゃんのとこ?」
【プルシア、どうかな?】
【そうだな…まぁ半日ってところかな…】
「ベイカーさん半日だって!」
「そうか…じゃあ悪いけどじじい連れてきてくれないか?」
ベイカーが頼むと
「じいちゃんを?」
ミヅキが首を傾げる。
「今からこのギルドの連中潰すからな、そしたらこのギルドが機能しなくなるだろ?さすがに俺もギルドの事は全てわかるわけじゃ無いからな」
「で…じいちゃん?ギルマスだから?」
「まぁそんなところだ」
ベイカーが笑うと
【じゃあプルシアお願い出来るかな?】
ミヅキが聞くと
【わかった…なるべく急ごう】
そう言うとプルシアは空に飛び立った。
【よろしく~】
ミヅキが手を振ると
「あっ…」
ミヅキはしまったと口を覆った!
【どうした?】
慌てるミヅキにシルバが聞くと
【プルシア喋れないのに一人で行かせちゃった…どうやってじいちゃん連れてくるんだろ…】
【【あー…】】
シルバとシンクがなるほどと声を出すが…
【まぁプルシアなら上手いこと連れてくるだろ】
【そうそう、何とかなるよ!】
そ、そうかな?まぁプルシアならお利口さんだし大丈夫かな
「じゃあじじいが来るまでにこのギルドのてっぺんに行っとくか!」
ベイカーさんはギルマスを待つことなくギルドの中に入って行く。
「べ、ベイカーさんから行くの?」
ミヅキ達が慌ててついて行くと
「ここにいてもしょうがないだろほら行くぞ」
ベイカーさんに来い来いと手招きされて戸惑うロバートさんに声をかける。
「ロバートさんはここら辺で帰った方がいいかも…ごめんね付き合わせちゃって」
「お前ら…こんな事して大丈夫なのか?」
ロバートが心配そうにする。
「んー…まぁ何とかなると思うよ!」
ミヅキはあっけらかんと笑う。
ミヅキの笑顔にロバートは…
「ここまで来たからな、俺も最後まで付き合うぞ」
ロバートさんは行く気満々…ミヅキはコジローさんを見ると苦笑していいんじゃないかと笑っている。
まぁ…もしこの国で生けて行けなくなったら責任は取ってあげよう。
「わかった、じゃあ一緒に行こうか」
ミヅキはロバートさんに両手を差し出した。
ロバートさんはえっ…と固まった。
「そ、その手はなんだ?」
ロバートは何となくわかっていたが、恐る恐る聞いてみる。
「何って抱っこです。一緒に行くんでしょ?」
「い、いや…」
「はい!」
ロバートさんの言葉を遮り笑顔でもう一度手を出した。
ミヅキはニコニコしながら高いところからギルドを見渡す。
「へー綺麗だね!」
「初めて入ったが…やはり臭いな」
ロバートさんは片手で私を支えて片手で鼻を押さえている。
【これはたまらん…ミヅキ悪いが俺は外で待機だ、コジローミヅキを頼むぞ】
シルバは建物の中に入るのを拒否する。
【僕もむりー】
コハクも臭いと鼻を押さえるとシルバと一緒にお留守番…二人に闇商人の荷車を見ててもらいミヅキ達はベイカーの後をついて行った。
「ロバートさんもきついならいいんだよ、コジローさんも大丈夫?」
二人とも鼻がいい方だからきついだろう、時折顔を顰めている。
「シルバさんよりは大丈夫だ…が確かに臭いな…」
コジローは口元の布をぐっと上にあげた。
「俺は他の鼻がいい獣人達に比べればまだマシだからな…」
「そっか…コジローさんはマスクしてるからいいかもね」
ミヅキは収納から布を取り出すと風魔法で適当な大きさに切ると
「ロバートさんこれを鼻と口に巻いといて」
布を手渡そうとするがロバートさんの手は塞がっている。
「無理そうだから私が巻いてあげるね!」
ミヅキはロバートさんの頭の後ろで布の端ををギュッと結ぶ。
「どうかな?」
顔を覗き込むと
「おお、全然違うぞ」
鼻を押さえるのに塞がっていた片手をミヅキを支えるのにかえた。
三人で喋りながら進む中ベイカーさんは羨ましそうにこちらを見つめていた。
170
お気に入りに追加
22,872
あなたにおすすめの小説
料理がしたいので、騎士団の任命を受けます!
ハルノ
ファンタジー
過労死した主人公が、異世界に飛ばされてしまいました
。ここは天国か、地獄か。メイド長・ジェミニが丁寧にもてなしてくれたけれども、どうも味覚に違いがあるようです。異世界に飛ばされたとわかり、屋敷の主、領主の元でこの世界のマナーを学びます。
令嬢はお菓子作りを趣味とすると知り、キッチンを借りた女性。元々好きだった料理のスキルを活用して、ジェミニも領主も、料理のおいしさに目覚めました。
そのスキルを生かしたいと、いろいろなことがあってから騎士団の料理係に就職。
ひとり暮らしではなかなか作ることのなかった料理も、大人数の料理を作ることと、満足そうに食べる青年たちの姿に生きがいを感じる日々を送る話。
※表紙は「かんたん表紙メーカー」を使用しています。
フェンリルに育てられた転生幼女は『創作魔法』で異世界を満喫したい!
荒井竜馬
ファンタジー
旧題:フェンリルに育てられた転生幼女。その幼女はフェンリル譲りの魔力と力を片手に、『創作魔法』で料理をして異世界を満喫する。
赤ちゃんの頃にフェンリルに拾われたアン。ある日、彼女は冒険者のエルドと出会って自分が人間であることを知る。
アンは自分のことを本気でフェンリルだと思い込んでいたらしく、自分がフェンリルではなかったことに強い衝撃を受けて前世の記憶を思い出した。そして、自分が異世界からの転生者であることに気づく。
その記憶を思い出したと同時に、昔はなかったはずの転生特典のようなスキルを手に入れたアンは人間として生きていくために、エルドと共に人里に降りることを決める。
そして、そこには育ての父であるフェンリルのシキも同伴することになり、アンは育ての父であるフェンリルのシキと従魔契約をすることになる。
街に下りたアンは、そこで異世界の食事がシンプル過ぎることに着眼して、『創作魔法』を使って故郷の調味料を使った料理を作ることに。
しかし、その調味料は魔法を使って作ったこともあり、アンの作った調味料を使った料理は特別な効果をもたらす料理になってしまう。
魔法の調味料を使った料理で一儲け、温かい特別な料理で人助け。
フェンリルに育てられた転生幼女が、気ままに異世界を満喫するそんなお話。
※ツギクルなどにも掲載しております。
夢のテンプレ幼女転生、はじめました。 憧れののんびり冒険者生活を送ります
ういの
ファンタジー
旧題:テンプレ展開で幼女転生しました。憧れの冒険者になったので仲間たちとともにのんびり冒険したいとおもいます。
七瀬千那(ななせ ちな)28歳。トラックに轢かれ、気がついたら異世界の森の中でした。そこで出会った冒険者とともに森を抜け、最初の街で冒険者登録しました。新米冒険者(5歳)爆誕です!神様がくれた(と思われる)チート魔法を使ってお気楽冒険者生活のはじまりです!……ちょっと!神獣様!精霊王様!竜王様!私はのんびり冒険したいだけなので、目立つ行動はお控えください!!
初めての投稿で、完全に見切り発車です。自分が読みたい作品は読み切っちゃった!でももっと読みたい!じゃあ自分で書いちゃおう!っていうノリで書き始めました。
【5/22 書籍1巻発売中!】
もふもふと始めるゴミ拾いの旅〜何故か最強もふもふ達がお世話されに来ちゃいます〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
「ゴミしか拾えん役立たずなど我が家にはふさわしくない! 勘当だ!」
授かったスキルがゴミ拾いだったがために、実家から勘当されてしまったルーク。
途方に暮れた時、声をかけてくれたのはひと足先に冒険者になって実家に仕送りしていた長兄アスターだった。
ルークはアスターのパーティで世話になりながら自分のスキルに何ができるか少しづつ理解していく。
駆け出し冒険者として少しづつ認められていくルーク。
しかしクエストの帰り、討伐対象のハンターラビットとボアが縄張り争いをしてる場面に遭遇。
毛色の違うハンターラビットに自分を重ねるルークだったが、兄アスターから引き止められてギルドに報告しに行くのだった。
翌朝死体が運び込まれ、素材が剥ぎ取られるハンターラビット。
使われなくなった肉片をかき集めてお墓を作ると、ルークはハンターラビットの魂を拾ってしまい……変身できるようになってしまった!
一方で死んだハンターラビットの帰りを待つもう一匹のハンターラビットの助けを求める声を聞いてしまったルークは、その子を助け出す為兄の言いつけを破って街から抜け出した。
その先で助け出したはいいものの、すっかり懐かれてしまう。
この日よりルークは人間とモンスターの二足の草鞋を履く生活を送ることになった。
次から次に集まるモンスターは最強種ばかり。
悪の研究所から逃げ出してきたツインヘッドベヒーモスや、捕らえられてきたところを逃げ出してきたシルバーフォックス(のちの九尾の狐)、フェニックスやら可愛い猫ちゃんまで。
ルークは新しい仲間を募り、一緒にお世話するブリーダーズのリーダーとしてお世話道を極める旅に出るのだった!
<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
転生少女の異世界のんびり生活 ~飯屋の娘は、おいしいごはんを食べてほしい~
明里 和樹
ファンタジー
日本人として生きた記憶を持つ、とあるご飯屋さんの娘デリシャ。この中世ヨーロッパ風ファンタジーな異世界で、なんとかおいしいごはんを作ろうとがんばる、そんな彼女のほのぼのとした日常のお話。
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
自重をやめた転生者は、異世界を楽しむ
饕餮
ファンタジー
書籍発売中!
詳しくは近況ノートをご覧ください。
桐渕 有里沙ことアリサは16歳。天使のせいで異世界に転生した元日本人。
お詫びにとたくさんのスキルと、とても珍しい黒いにゃんこスライムをもらい、にゃんすらを相棒にしてその世界を旅することに。
途中で魔馬と魔鳥を助けて懐かれ、従魔契約をし、旅を続ける。
自重しないでものを作ったり、テンプレに出会ったり……。
旅を続けるうちにとある村にたどり着き、スキルを使って村の一番奥に家を建てた。
訳アリの住人たちが住む村と、そこでの暮らしはアリサに合っていたようで、人間嫌いのアリサは徐々に心を開いていく。
リュミエール世界をのんびりと冒険したり旅をしたりダンジョンに潜ったりする、スローライフ。かもしれないお話。
★最初は旅しかしていませんが、その道中でもいろいろ作ります。
★本人は自重しません。
★たまに残酷表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
表紙は巴月のんさんに依頼し、有償で作っていただきました。
黒い猫耳の丸いものは作中に出てくる神獣・にゃんすらことにゃんこスライムです。
★カクヨムでも連載しています。カクヨム先行。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福論。〜飯作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
西園寺若葉
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。