434 / 687
10章
546.お風呂
しおりを挟む
私はシルバにお湯をかけると石鹸で泡を作ってシルバの体を洗っていく。
【痒いところはありませんか~】
ガシガシと力を入れて擦ると
【気持ちいい…ミヅキが撫でるところだけは…】
大人しくじっとしている。
【撫でてないよ~擦ってるんだよ!もっと力入れないとかなぁ~】
さらに力を入れるが
【何か変わったか?気持ちいいだけだな】
シルバは満足そうなのでよしとしよう…私は今度は顔に移動すると
【はい、今度は顔洗うよ~】
シルバの大きな顔を優しく泡立てて撫でると気持ちよさそうに目を細める。
【お風呂嫌いなのに入ってくれてありがとうね】
シルバの目をじっと見つめながらお礼を言うと
【ミヅキが洗ってくれるなら…まぁ悪いもんじゃないな】
口近くについた水をぺろっと舐めながらシルバが微笑む。
【あっこら、泡舐めちゃ駄目だよ】
笑っていると今度は私の顔を舐めだした。
【だがミヅキにも泡がついてる。そうだついでにミヅキも洗ってやろう】
シルバは泡だらけの体のまま飛びついてきた!
【わぁ!くすぐったい~】
前足で捕まえられて体をグリグリと擦り寄せて泡をつけられると
【ずるい~ぼくもやるー!】
コハクがぴょーん!と飛び込んで泡の中にズボッとダイブした!
【コ、コハク!】
泡に埋もれたコハクを慌てて助けようとするとひょっとこりと泡の中から顔を出した!
【これおいしくないね】
ペッペッと口から泡を出して顔を顰めていると
【ほら、遊んでないでさっさと泡を流せ】
プルシアがザバッ~!とお湯を上から流した。
【プ、プルシア!何するんだ!】
まともに頭からお湯を浴びてシルバがプルプルと体を振るわせて水を飛ばす。
【次は私を洗ってくれるか?】
プルシアは私をひょいと掴むと自分の前に座らせてにっこりと笑う。
【そうだね、次はプルシアを綺麗にしてあげるね】
今度は小さい布を出して石鹸をつけるとプルシアの体の鱗を丁寧に洗っていく。
【プルシアは綺麗だね~】
磨く度にキラッと光るプルシアの鱗を撫でると気持ちいいエヴァさんとは違ったすべすべの感触が気持ちいい。
プルシアも満足そうに目をつぶって洗われるのを堪能していると…
【アルフノーヴァさんに頼めば丁寧に洗ってくれるかもしれないよ】
つい、そんなことを言ってみると
【そ、それは…あまり気持ちよく無さそうだ…やはりミヅキのその手で洗われるのが気持ちいい】
【そっかぁ~】
そんな事を言われると嬉しくなる!私は気合いを入れてプルシアを綺麗にした。
プルシアが終わると…
【シンク~】
【僕は泡はちょっと…】
小さい桶にお湯を溜めて自分でパシャパシャと水浴びをしている。
【少し濡れた布で拭いてあげるよ】
【それなら!】
シンクが飛んでくると手のひらに乗せてシンクを優しく布で撫でる。
綺麗な羽を一枚一枚優しく拭いてあげて軽く風を拭かせて乾かすと
【どうかな?】
【うん!気持ちよかった!】
ありがとうと肩に乗って頬にツンと嘴で軽く振れる。
【ふふ、じゃああんまり濡れないように気をつけてね、次はムーおいで~】
ムーはぴょこっとシルバの影から現れるとピョンピョンと私の元まで跳ねてくる。
【ムーはそのまま洗えるよね】
ムーに泡を付けてゴシゴシと体を洗うとつるんと滑る。
しっかりと抱きかかえてすべらないように洗うとお湯でしっかりと洗い流す。
泡が取れるとつるんと光っているムーがプルプル震えている。
【はい、お疲れ様ムーもお風呂に入っててね~】
ムーをポチャンとお風呂に入れると
【次はレム洗うよ】
レムもプルシアと同じように布で拭いてあげると
【なんだか変な気持ちです…】
恥ずかしそうに大人しく拭かれている。
コハクも泡だらけの体をゴシゴシ洗って流してやるとみんなでお風呂に浸かる。
「ふぅ~」
思わず息が漏れると…ひとりお風呂に浸かっていないシルバをみんなで見つめる。
【シルバ~気持ちいいよ~】
【シルバも入ればいいのに】
【気持ちいいのになぁ…何が嫌なんだ?】
プルシアが聞くと
【濡れるのが好かない…】
ぷいっと顔を逸らしている。
【一緒に入りたいけど無理強いは良くないもんね、体洗わせてくれただけでも嬉しいよ】
私達がのんびりと入っていると
【気持ちよさそうに入るな】
神木様が姿を現した。
【気持ちいいよ~神木様も入りませんか?】
声をかけると
【私は木だからな…しかし私のつくったものでそこまで喜んでくれると嬉しいもんだな】
【このお風呂神木様がつくったの?】
【ああ、お湯を張るからお湯に強い木を出してやったんだ】
【神木様はエルフ達と本当に仲良しなんだね】
【そうね、皆大事な子達よ。ずっと見守ってきたからね…だからミヅキには感謝してる。何かお礼をしてやりたいくらいよ】
ニコリと微笑むと
【えー別にこのお風呂で十分です。みんなで入れて本当に満足~ベイカーさん達も入ってるのかな】
そういえばみんなはどうしてるのかと思っていると
【連れの人ならすぐ隣で入ってるわよ】
【えっ!そうなの!?】
【呼べば聞こえるんじゃないかしら?上は繋がってるから】
天井の壁を見つめると確かに繋がっているような造りになっていた。
試しに私は声をかけてみると…
「おーい!ベイカーさん居るー?」
上に向かって声を出すと
「えっ!ミヅキか?」
声が返ってきた!
「わー!ベイカーさん達もお風呂入ってるんだね!」
「ミヅキ…そこにいるのか!?」
驚いているコジローさんの声もする。
「コジローさん!居るよ~エヴァさんとシルバ達とお風呂浸かってます!」
「なに!エヴァさんがいるのか?」
アランさんの声も返ってきた。
「居るよ~もうね!すっごいの!」
うししと笑っていると
「す、すごい…何がすごいんだ!」
アランさんが興奮すると
「ミヅキ、なにも凄くないから嘘をつくのはやめな」
エヴァさんが苦笑すると
「何言ってるの!なにも嘘なんてついてないよ!そのすべすべの肌もボンキュッボンの体も凄いからね!」
思わず興奮してしまうと
「ミ、ミヅキ!声がでかいぞ!」
ベイカーさんが注意する。
【なんか話しずらそうね…なんなら繋げてあげましょうか?】
神木様がにっこりと笑うと
「えっ?繋ぐ?」
何を言っているのかと思っていると…ベイカーさん達と向かい合って喋っていた壁が動き出した…
「な、なんだ!?」
ベイカーさん達からも慌てる声がすると
「ミヅキ!大丈夫か?」
「へ、平気だけど…」
みるみるうちに壁が取り払われていく…ベイカーさんの頭が見えてくると
「え!嘘!?」
神木様が壁を隠して男湯と女湯が繋がってしまった…
唖然としているベイカーさんとアランさんはお風呂の中で棒立ちとなり…コジローさんも湯船に浸かって目を見開いていた…
「あー!」
思わず大声で叫びベイカーさん達を指さすと
「うおっ!」
「やべぇ!」
ベイカーさんとアランさんが慌てて前を隠す。
ちょっと遅かった…私はバッチリと見てしまった…
【神木様!繋げちゃ駄目だよ!】
【えー?でもこの方が話しやすくない?】
【それはそうだけど…】
【大丈夫よ、エルフ達はそんなこと気にしないもの】
一番恥ずかしいであろうエヴァさんをみると…
「なんだ?開放的になったな。ミヅキもベイカーさん達と入れるなら嬉しいだろ」
あまり気にした様子もなくのんびりと湯船に浸かっている。
「あれ?」
「さて、私はそろそろ出るかな。ミヅキはベイカーさん達とまだ入ってていいよ」
エヴァさんが立ち上がろうとすると…
「立っちゃ駄目!ベイカーさん達目をつぶって!」
三人に叫ぶとコジローさんはサッと後ろを向いて目をつぶり、ベイカーは顔を手で覆った。
そんな中エヴァさんは堂々とみんなの前を通り浴室を出ていった…
「アランさん!」
私はアランさんに声をかけると
「……ん?なんだ」
はっと気が付きアランが反応する…
「見たでしょ!」
アランさんのそばまで行くと
「いや!全然見てない!」
「うそ!だって目をつぶってなかったもん!」
「ちょっとだ、ちょっと見えちゃっただけだよ。それにエヴァさん隠さないんだからしょうがないだろ?」
「だから目をつぶってって言ったのに~」
「それよりいいのか?お前も素っ裸だぞ?」
アランさんが私の体を指さした…
【痒いところはありませんか~】
ガシガシと力を入れて擦ると
【気持ちいい…ミヅキが撫でるところだけは…】
大人しくじっとしている。
【撫でてないよ~擦ってるんだよ!もっと力入れないとかなぁ~】
さらに力を入れるが
【何か変わったか?気持ちいいだけだな】
シルバは満足そうなのでよしとしよう…私は今度は顔に移動すると
【はい、今度は顔洗うよ~】
シルバの大きな顔を優しく泡立てて撫でると気持ちよさそうに目を細める。
【お風呂嫌いなのに入ってくれてありがとうね】
シルバの目をじっと見つめながらお礼を言うと
【ミヅキが洗ってくれるなら…まぁ悪いもんじゃないな】
口近くについた水をぺろっと舐めながらシルバが微笑む。
【あっこら、泡舐めちゃ駄目だよ】
笑っていると今度は私の顔を舐めだした。
【だがミヅキにも泡がついてる。そうだついでにミヅキも洗ってやろう】
シルバは泡だらけの体のまま飛びついてきた!
【わぁ!くすぐったい~】
前足で捕まえられて体をグリグリと擦り寄せて泡をつけられると
【ずるい~ぼくもやるー!】
コハクがぴょーん!と飛び込んで泡の中にズボッとダイブした!
【コ、コハク!】
泡に埋もれたコハクを慌てて助けようとするとひょっとこりと泡の中から顔を出した!
【これおいしくないね】
ペッペッと口から泡を出して顔を顰めていると
【ほら、遊んでないでさっさと泡を流せ】
プルシアがザバッ~!とお湯を上から流した。
【プ、プルシア!何するんだ!】
まともに頭からお湯を浴びてシルバがプルプルと体を振るわせて水を飛ばす。
【次は私を洗ってくれるか?】
プルシアは私をひょいと掴むと自分の前に座らせてにっこりと笑う。
【そうだね、次はプルシアを綺麗にしてあげるね】
今度は小さい布を出して石鹸をつけるとプルシアの体の鱗を丁寧に洗っていく。
【プルシアは綺麗だね~】
磨く度にキラッと光るプルシアの鱗を撫でると気持ちいいエヴァさんとは違ったすべすべの感触が気持ちいい。
プルシアも満足そうに目をつぶって洗われるのを堪能していると…
【アルフノーヴァさんに頼めば丁寧に洗ってくれるかもしれないよ】
つい、そんなことを言ってみると
【そ、それは…あまり気持ちよく無さそうだ…やはりミヅキのその手で洗われるのが気持ちいい】
【そっかぁ~】
そんな事を言われると嬉しくなる!私は気合いを入れてプルシアを綺麗にした。
プルシアが終わると…
【シンク~】
【僕は泡はちょっと…】
小さい桶にお湯を溜めて自分でパシャパシャと水浴びをしている。
【少し濡れた布で拭いてあげるよ】
【それなら!】
シンクが飛んでくると手のひらに乗せてシンクを優しく布で撫でる。
綺麗な羽を一枚一枚優しく拭いてあげて軽く風を拭かせて乾かすと
【どうかな?】
【うん!気持ちよかった!】
ありがとうと肩に乗って頬にツンと嘴で軽く振れる。
【ふふ、じゃああんまり濡れないように気をつけてね、次はムーおいで~】
ムーはぴょこっとシルバの影から現れるとピョンピョンと私の元まで跳ねてくる。
【ムーはそのまま洗えるよね】
ムーに泡を付けてゴシゴシと体を洗うとつるんと滑る。
しっかりと抱きかかえてすべらないように洗うとお湯でしっかりと洗い流す。
泡が取れるとつるんと光っているムーがプルプル震えている。
【はい、お疲れ様ムーもお風呂に入っててね~】
ムーをポチャンとお風呂に入れると
【次はレム洗うよ】
レムもプルシアと同じように布で拭いてあげると
【なんだか変な気持ちです…】
恥ずかしそうに大人しく拭かれている。
コハクも泡だらけの体をゴシゴシ洗って流してやるとみんなでお風呂に浸かる。
「ふぅ~」
思わず息が漏れると…ひとりお風呂に浸かっていないシルバをみんなで見つめる。
【シルバ~気持ちいいよ~】
【シルバも入ればいいのに】
【気持ちいいのになぁ…何が嫌なんだ?】
プルシアが聞くと
【濡れるのが好かない…】
ぷいっと顔を逸らしている。
【一緒に入りたいけど無理強いは良くないもんね、体洗わせてくれただけでも嬉しいよ】
私達がのんびりと入っていると
【気持ちよさそうに入るな】
神木様が姿を現した。
【気持ちいいよ~神木様も入りませんか?】
声をかけると
【私は木だからな…しかし私のつくったものでそこまで喜んでくれると嬉しいもんだな】
【このお風呂神木様がつくったの?】
【ああ、お湯を張るからお湯に強い木を出してやったんだ】
【神木様はエルフ達と本当に仲良しなんだね】
【そうね、皆大事な子達よ。ずっと見守ってきたからね…だからミヅキには感謝してる。何かお礼をしてやりたいくらいよ】
ニコリと微笑むと
【えー別にこのお風呂で十分です。みんなで入れて本当に満足~ベイカーさん達も入ってるのかな】
そういえばみんなはどうしてるのかと思っていると
【連れの人ならすぐ隣で入ってるわよ】
【えっ!そうなの!?】
【呼べば聞こえるんじゃないかしら?上は繋がってるから】
天井の壁を見つめると確かに繋がっているような造りになっていた。
試しに私は声をかけてみると…
「おーい!ベイカーさん居るー?」
上に向かって声を出すと
「えっ!ミヅキか?」
声が返ってきた!
「わー!ベイカーさん達もお風呂入ってるんだね!」
「ミヅキ…そこにいるのか!?」
驚いているコジローさんの声もする。
「コジローさん!居るよ~エヴァさんとシルバ達とお風呂浸かってます!」
「なに!エヴァさんがいるのか?」
アランさんの声も返ってきた。
「居るよ~もうね!すっごいの!」
うししと笑っていると
「す、すごい…何がすごいんだ!」
アランさんが興奮すると
「ミヅキ、なにも凄くないから嘘をつくのはやめな」
エヴァさんが苦笑すると
「何言ってるの!なにも嘘なんてついてないよ!そのすべすべの肌もボンキュッボンの体も凄いからね!」
思わず興奮してしまうと
「ミ、ミヅキ!声がでかいぞ!」
ベイカーさんが注意する。
【なんか話しずらそうね…なんなら繋げてあげましょうか?】
神木様がにっこりと笑うと
「えっ?繋ぐ?」
何を言っているのかと思っていると…ベイカーさん達と向かい合って喋っていた壁が動き出した…
「な、なんだ!?」
ベイカーさん達からも慌てる声がすると
「ミヅキ!大丈夫か?」
「へ、平気だけど…」
みるみるうちに壁が取り払われていく…ベイカーさんの頭が見えてくると
「え!嘘!?」
神木様が壁を隠して男湯と女湯が繋がってしまった…
唖然としているベイカーさんとアランさんはお風呂の中で棒立ちとなり…コジローさんも湯船に浸かって目を見開いていた…
「あー!」
思わず大声で叫びベイカーさん達を指さすと
「うおっ!」
「やべぇ!」
ベイカーさんとアランさんが慌てて前を隠す。
ちょっと遅かった…私はバッチリと見てしまった…
【神木様!繋げちゃ駄目だよ!】
【えー?でもこの方が話しやすくない?】
【それはそうだけど…】
【大丈夫よ、エルフ達はそんなこと気にしないもの】
一番恥ずかしいであろうエヴァさんをみると…
「なんだ?開放的になったな。ミヅキもベイカーさん達と入れるなら嬉しいだろ」
あまり気にした様子もなくのんびりと湯船に浸かっている。
「あれ?」
「さて、私はそろそろ出るかな。ミヅキはベイカーさん達とまだ入ってていいよ」
エヴァさんが立ち上がろうとすると…
「立っちゃ駄目!ベイカーさん達目をつぶって!」
三人に叫ぶとコジローさんはサッと後ろを向いて目をつぶり、ベイカーは顔を手で覆った。
そんな中エヴァさんは堂々とみんなの前を通り浴室を出ていった…
「アランさん!」
私はアランさんに声をかけると
「……ん?なんだ」
はっと気が付きアランが反応する…
「見たでしょ!」
アランさんのそばまで行くと
「いや!全然見てない!」
「うそ!だって目をつぶってなかったもん!」
「ちょっとだ、ちょっと見えちゃっただけだよ。それにエヴァさん隠さないんだからしょうがないだろ?」
「だから目をつぶってって言ったのに~」
「それよりいいのか?お前も素っ裸だぞ?」
アランさんが私の体を指さした…
199
お気に入りに追加
23,166
あなたにおすすめの小説
収容所生まれの転生幼女は、囚人達と楽しく暮らしたい
三園 七詩
ファンタジー
旧題:収容所生まれの転生幼女は囚人達に溺愛されてますので幸せです
無実の罪で幽閉されたメアリーから生まれた子供は不幸な生い立ちにも関わらず囚人達に溺愛されて幸せに過ごしていた…そんなある時ふとした拍子に前世の記憶を思い出す!
無実の罪で不幸な最後を迎えた母の為!優しくしてくれた囚人達の為に自分頑張ります!
卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
継母の心得 〜 番外編 〜
トール
恋愛
継母の心得の番外編のみを投稿しています。
【本編第一部完結済、2023/10/1〜第二部スタート☆書籍化 2024/11/22ノベル5巻、コミックス1巻同時刊行予定】
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
狂犬を手なずけたら溺愛されました
三園 七詩
恋愛
気がつくと知らない国に生まれていたラーミア、この国は前世で読んでいた小説の世界だった。
前世で男性に酷い目にあったラーミアは生まれ変わっても男性が苦手だった。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。