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10章
541.エルフの料理(アレンジ)
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「さぁ、次の料理を!」
前菜を食べ終えたのを見て次の料理を出す!
「今度はスープだね!なんだろ?黄金色のスープって事はオニオンスープかな!」
ひとさじすくってスープを飲むと…
「ん…なんだこれ…」
変わった味に首を傾げる…見た目に反して甘いスープだった…
「こちら、木の皮を煎じて蜂蜜で味付けしたスープとなります。エルフでは定番のスープとなっております」
給仕の説明に一同手が止まる…
「木の皮…ねぇ…」
「は、蜂蜜のスープかぁ…斬新だね!」
みんなに笑いかけるが誰一人頷かない…コジローさんとセバスさんは顔色一つ変えずに淡々と飲み続け、ベイカーとアランは鼻を摘んで一気に飲み干していた…
気を取り直して次の料理…
「次はパンでございます」
素朴なパンが運ばれてくると、いくつ欲しいが聞かれるのでとりあえず一つ頼んでお皿に置かれる。
「俺は三個で!」
【俺も!】
「俺は…二個にしておこう」
アランさんとシルバは三個、ベイカーさんは二個にしておき、残りの人達は皆一個頼む。
見た目は普通のパン…焼き上がりのテカリこそないがまぁまぁの見た目、手に取るとずっしりと重い…
「なんか重いな…」
皆も気がついたのかパンにかぶりつくが…
「か、硬い…」
アランさんやベイカーさんがようやく噛みちぎる、シルバは気に入ったのかむしゃむしゃと軽く噛み砕き食べていた…
「こ、これは…ドイツパン系かな?」
私はエルフの人を呼ぶと
「す、すみません…ちょっとこれをスライスしてもらうのって出来ますか?なるべく薄めに…」
申し訳なさそうに頼むと
「は、はい…」
「あっあとサラダも少し付けて下さい」
怪訝な顔をしながらもパンを受け取り下がってくれた…お行儀悪いけどさすがに歯が折れそうだ。
薄くスライスしてもらったパンにサラダを乗せてサンドイッチ風にして食べるとどうにか噛める!
むしろ噛む事にパンの味がして美味しい。
私の様子にアルフノーヴァさんが手をあげると
「私も同じように頼む」
笑顔で給仕を呼ぶと…
「私も!」
「俺も!」
「こちらもお願いします」
エヴァさんに続きセバスさんやコジローさんもパンを切ってもらっていた…
「人の世界ではパンは切るものなのか?」
人の世界を知らないエルフが聞くと
「いや…そんな事はなかったが…」
どうだったかと首を傾げる。
「では私も同じようにしてもらおうかな?」
アンドロメダが笑顔で頼む、給仕が忙しく用意してみんなの席に持ってくると
「さすがミヅキさんですね、とても美味しいです」
アルフノーヴァさんが声をかけてくるが
「いや!作ったのはエルフの皆さんですよ!」
「いや、食べ方ひとつでこうも違うものかと感心するよ」
なんか申し訳ないなぁ…とアンドロメダ王を見ると
「うん!こりゃ食べやすいなぁ!最近あのパンが硬く感じてたから助かる」
勢いよくかじりついていた。
王の様子に数名のエルフ達も食べ方を真似して衝撃を受けている。
「で、では続いての料理をお運び致します…」
次に運ばれてきた料理は…
「数種類の木の実の炒め物です」
色々な野菜と共に木の実を炒めた料理らしい…これはヘルシーで女性に人気が出そうだな
私はフォークですくって食べると香ばしい木の実と野菜がシンプルな味付けで美味しい!
「美味しいです!」
笑いかけるとエルフの人達がほっとしたように胸を撫で下ろす…しかし…
「木の実と野菜だけか…」
「これでどうやって力をつけてるんだ?」
ベイカーさんとアランさんを見ると既に皿はからになり物足りなさそうにしている。
シルバ達を見ると同様に次はまだかと待っていた。
皆が食べ終えると…
「では最後のデザートです」
「「えっ!?」」
最後と聞いて二人が驚き声を出すと…
「おっほん!」
セバスさんが二人を睨みつける!
「あっ…いやすまない」
アランとベイカーは座り直すと…
【おい!肉はないのか!?】
シルバがたまらんとばかりにほえ出した!
「フェンリル様!どうなさいましたか?」
エルフ達が何やら怒っている様子の聖獣フェンリルに戸惑っていると、神木様がエルフ達に教えてあげる。
【フェンリルはこの料理では物足りないそうよ。肉はないのかと怒っているわ】
【こんな葉っぱや木の実ばかりじゃ腹の足しにならん!ミヅキの飯が食いたい!】
【僕はここのご飯結構好きだけど…やっぱりミヅキの料理の方が全然いいね】
【私もこればかりはシルバ達に賛成だ】
【ぼくミヅキのりょうりがいい…】
聖獣達が騒ぎ出すと
【こ、こらみんな静かに!後で作ってあげるから…】
しー!とシルバ達に静かにするように言うと
【あら、ミヅキの料理がみんな食べたいんですって。あなた達の料理より美味しいそうよ】
神木様の言葉にエルフ達が耳を疑う。
「まさか…愛し子が料理を作っているのですか?」
エルフ達が聞き返すと
「愛し子…?」
誰の事だとじっと見ると、エルフ達が顔を逸らした…
ステータスの事は誰にも言ってないのに…なんでバレた!?
しかしエルフ達はあからさまな態度はとってこない…
よし!知らないふりをしておこう!
私は無視を決め込んだ。
「君が料理を聖獣達に作っているのかい?」
エルフの王子達が興味深げに話しかけてくると
「えーと…料理好きなので…」
「それは是非とも食べてみたいね」
エルフ達がザワつくと
「ミヅキさん体調は大丈夫ですか?」
セバスさんが急に体調の事を聞いてくるので大丈夫だと返事をすると
「ではエルフさん達にお礼にミヅキさんの料理を食べさせてあげたらどうでしょう?きっと驚かれるんじゃないでしょうか?」
セバスさんがそんな事を言うのは珍しいなぁ…と思って見つていると
ニコッ…
いつもの様な優しい顔で微笑んでいる。
セバスさんが言うなら作った方がいいのかも…
「はい!お礼に美味しい料理を作りますね!」
私が立ち上がると
「やった!」
「待ってました!」
【やっと飯が食える!】
ベイカーさん達が立ち上がって喜んだ!
「やっぱり肉だろ!」
アランさんが聞いてくるが
「エルフさん達はお肉はあんまり食べないみたいだから使わないよ!」
「「【なに!】」」
三人の顔が絶望で固まると…
「さーて…じゃあ厨房は何処ですか?」
私が立ち上がると
「私も行こう」
エヴァさんが立ち上がると
「では私もお手伝い致します」
「俺も行こう」
セバスさんとコジローさんが一緒に立ち上がった。
「ん?みんな来るの?」
「一人では大変でしょうからお手伝い致しますよ」
セバスさんが笑うと
「ありがとうございます!」
【俺達も行こうか?】
シルバ達も動こうとすると
【そんなにみんなで行っても狭いだろうからシルバ達は待ってて!頑張ってくれたから美味しいの作ってくるね】
私はセバスさん達に連れられ厨房へと案内された。
前菜を食べ終えたのを見て次の料理を出す!
「今度はスープだね!なんだろ?黄金色のスープって事はオニオンスープかな!」
ひとさじすくってスープを飲むと…
「ん…なんだこれ…」
変わった味に首を傾げる…見た目に反して甘いスープだった…
「こちら、木の皮を煎じて蜂蜜で味付けしたスープとなります。エルフでは定番のスープとなっております」
給仕の説明に一同手が止まる…
「木の皮…ねぇ…」
「は、蜂蜜のスープかぁ…斬新だね!」
みんなに笑いかけるが誰一人頷かない…コジローさんとセバスさんは顔色一つ変えずに淡々と飲み続け、ベイカーとアランは鼻を摘んで一気に飲み干していた…
気を取り直して次の料理…
「次はパンでございます」
素朴なパンが運ばれてくると、いくつ欲しいが聞かれるのでとりあえず一つ頼んでお皿に置かれる。
「俺は三個で!」
【俺も!】
「俺は…二個にしておこう」
アランさんとシルバは三個、ベイカーさんは二個にしておき、残りの人達は皆一個頼む。
見た目は普通のパン…焼き上がりのテカリこそないがまぁまぁの見た目、手に取るとずっしりと重い…
「なんか重いな…」
皆も気がついたのかパンにかぶりつくが…
「か、硬い…」
アランさんやベイカーさんがようやく噛みちぎる、シルバは気に入ったのかむしゃむしゃと軽く噛み砕き食べていた…
「こ、これは…ドイツパン系かな?」
私はエルフの人を呼ぶと
「す、すみません…ちょっとこれをスライスしてもらうのって出来ますか?なるべく薄めに…」
申し訳なさそうに頼むと
「は、はい…」
「あっあとサラダも少し付けて下さい」
怪訝な顔をしながらもパンを受け取り下がってくれた…お行儀悪いけどさすがに歯が折れそうだ。
薄くスライスしてもらったパンにサラダを乗せてサンドイッチ風にして食べるとどうにか噛める!
むしろ噛む事にパンの味がして美味しい。
私の様子にアルフノーヴァさんが手をあげると
「私も同じように頼む」
笑顔で給仕を呼ぶと…
「私も!」
「俺も!」
「こちらもお願いします」
エヴァさんに続きセバスさんやコジローさんもパンを切ってもらっていた…
「人の世界ではパンは切るものなのか?」
人の世界を知らないエルフが聞くと
「いや…そんな事はなかったが…」
どうだったかと首を傾げる。
「では私も同じようにしてもらおうかな?」
アンドロメダが笑顔で頼む、給仕が忙しく用意してみんなの席に持ってくると
「さすがミヅキさんですね、とても美味しいです」
アルフノーヴァさんが声をかけてくるが
「いや!作ったのはエルフの皆さんですよ!」
「いや、食べ方ひとつでこうも違うものかと感心するよ」
なんか申し訳ないなぁ…とアンドロメダ王を見ると
「うん!こりゃ食べやすいなぁ!最近あのパンが硬く感じてたから助かる」
勢いよくかじりついていた。
王の様子に数名のエルフ達も食べ方を真似して衝撃を受けている。
「で、では続いての料理をお運び致します…」
次に運ばれてきた料理は…
「数種類の木の実の炒め物です」
色々な野菜と共に木の実を炒めた料理らしい…これはヘルシーで女性に人気が出そうだな
私はフォークですくって食べると香ばしい木の実と野菜がシンプルな味付けで美味しい!
「美味しいです!」
笑いかけるとエルフの人達がほっとしたように胸を撫で下ろす…しかし…
「木の実と野菜だけか…」
「これでどうやって力をつけてるんだ?」
ベイカーさんとアランさんを見ると既に皿はからになり物足りなさそうにしている。
シルバ達を見ると同様に次はまだかと待っていた。
皆が食べ終えると…
「では最後のデザートです」
「「えっ!?」」
最後と聞いて二人が驚き声を出すと…
「おっほん!」
セバスさんが二人を睨みつける!
「あっ…いやすまない」
アランとベイカーは座り直すと…
【おい!肉はないのか!?】
シルバがたまらんとばかりにほえ出した!
「フェンリル様!どうなさいましたか?」
エルフ達が何やら怒っている様子の聖獣フェンリルに戸惑っていると、神木様がエルフ達に教えてあげる。
【フェンリルはこの料理では物足りないそうよ。肉はないのかと怒っているわ】
【こんな葉っぱや木の実ばかりじゃ腹の足しにならん!ミヅキの飯が食いたい!】
【僕はここのご飯結構好きだけど…やっぱりミヅキの料理の方が全然いいね】
【私もこればかりはシルバ達に賛成だ】
【ぼくミヅキのりょうりがいい…】
聖獣達が騒ぎ出すと
【こ、こらみんな静かに!後で作ってあげるから…】
しー!とシルバ達に静かにするように言うと
【あら、ミヅキの料理がみんな食べたいんですって。あなた達の料理より美味しいそうよ】
神木様の言葉にエルフ達が耳を疑う。
「まさか…愛し子が料理を作っているのですか?」
エルフ達が聞き返すと
「愛し子…?」
誰の事だとじっと見ると、エルフ達が顔を逸らした…
ステータスの事は誰にも言ってないのに…なんでバレた!?
しかしエルフ達はあからさまな態度はとってこない…
よし!知らないふりをしておこう!
私は無視を決め込んだ。
「君が料理を聖獣達に作っているのかい?」
エルフの王子達が興味深げに話しかけてくると
「えーと…料理好きなので…」
「それは是非とも食べてみたいね」
エルフ達がザワつくと
「ミヅキさん体調は大丈夫ですか?」
セバスさんが急に体調の事を聞いてくるので大丈夫だと返事をすると
「ではエルフさん達にお礼にミヅキさんの料理を食べさせてあげたらどうでしょう?きっと驚かれるんじゃないでしょうか?」
セバスさんがそんな事を言うのは珍しいなぁ…と思って見つていると
ニコッ…
いつもの様な優しい顔で微笑んでいる。
セバスさんが言うなら作った方がいいのかも…
「はい!お礼に美味しい料理を作りますね!」
私が立ち上がると
「やった!」
「待ってました!」
【やっと飯が食える!】
ベイカーさん達が立ち上がって喜んだ!
「やっぱり肉だろ!」
アランさんが聞いてくるが
「エルフさん達はお肉はあんまり食べないみたいだから使わないよ!」
「「【なに!】」」
三人の顔が絶望で固まると…
「さーて…じゃあ厨房は何処ですか?」
私が立ち上がると
「私も行こう」
エヴァさんが立ち上がると
「では私もお手伝い致します」
「俺も行こう」
セバスさんとコジローさんが一緒に立ち上がった。
「ん?みんな来るの?」
「一人では大変でしょうからお手伝い致しますよ」
セバスさんが笑うと
「ありがとうございます!」
【俺達も行こうか?】
シルバ達も動こうとすると
【そんなにみんなで行っても狭いだろうからシルバ達は待ってて!頑張ってくれたから美味しいの作ってくるね】
私はセバスさん達に連れられ厨房へと案内された。
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