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10章
527.潜入
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ーブルッ!
ベイカーはふと寒気が起きた…
「なんか…嫌な予感がする…」
「嫌な予感はずっとしてるんだよ。なんだってこの縄は解けないんだ」
アランが縄を噛み切ろうとグイグイと引っ張るがビクともしない。
「これは…もしかしたら特別な縄なのかもしれませんね、例えば神木とか」
「神木って事は神木のナイフなら切れるかもしれねぇな!」
アランは収納からナイフを取り出す!
カランッと地面に落ちると屈んでナイフを掴む。
「おい、持ってるから自分の縄をここに当ててみろ」
アランがベイカーに言うと
「なんでアランさんがそれ持ってんだ?」
ベイカーはミヅキのナイフを見つめると
「この前解体する時に借りたんだよ。で、返すの忘れてた…」
「はぁ…だらしない…」
セバスさんが首を振ると
「そのかわりにこうやって役にたってるだろ!」
「まぁ確かに…」
ベイカーは自分の縄をナイフの刃に当てて引いて見るが…
「クソ…硬いな、だけどうっすら傷がついてる。このまま続ければ切れるかもしれない」
「神木同士で硬さが相殺しあっているのかもしれませんね、そのナイフは神木の力がなければただの木のナイフですから」
「それでも切れないよりはいい」
ベイカーは地道に縄を削っていった。
━━━━━━━━━━━━━━━
一方ミヅキ達は…
「神木の加護があると心強いんですか?」
「そうだな、ここの建物はほぼ草木を利用して作られている。牢や拘束具なんかは神木の木で出来ているからな」
「神木の牢屋!逃げられなそうだね」
「普通の木だとエルフにとってはなんて事ないただの部屋になってしまうからね、まぁそうそう牢なんて使われないが…」
「そうなの?」
「エルフ達は基本穏やかで種族同士が争うことはほぼないよ。閉じ込めるとしたらエルフの国に迷い込んだり密入国した異国の者だね」
「人によっては木の檻なんて壊せるからな、神木の檻や縄は切れることはない」
「凄い…じゃあセバスさん達もそこに捕まってるのかな?」
「その可能性が高いね」
アルフノーヴァさんが頷く。
「さて…どう動こうかな」
皆で思案していると
ーピュー!
洞窟の中に甲高い鳴き声が響く。
「あっ早速きたみたいだな」
アルフノーヴァさんが手を伸ばすと一羽の鳥が腕に止まった。
【誰?】
シンクが首を傾げると
「この可愛い子はなんですか?」
私がアルフノーヴァさんに止まった鳥を見ると
「エルフの伝達鳥だよ、この子達が手紙を届けてくれているんだ」
「へぇー!賢いんだね」
【そのくらい僕にだって出来るよ!】
同じ鳥同士の為かシンクが張り合う…
【シンクが手紙を届けてくれるの?】
【まぁミヅキのためならね】
「アルフノーヴァさんシンクならベイカーさん達に手紙届けられるかな?」
私が聞いてみると
「シンクさんが?うーん…どうだろ、エルフは聖獣が好きですからね。手を出してくることはないですが騒ぎになりそうかな」
「えっ…うちの子達ほとんど聖獣なんですけど…」
【元な】
シルバが訂正する。
とりあえずアルフノーヴァさんにきた手紙を開けてみると…
「何でしたか?」
「えっと…要約すると、元凶の原因の人間を捕まえたから今すぐエルフの国に戻ってこいってところかな?」
「元凶…ってセバスさんの事?」
「そうみたいだね、私が人の国に魅入られたのはセバスのせいだと思ってるんだね。まぁ間違いでもないけどね」
「アルフノーヴァさんは本当にセバスさんのお父様みたいですね」
「うん、そのつもりだよ」
アルフノーヴァさんが優しく微笑む。
「そんなセバスさんを元凶だなんて許せない!アルフノーヴァさんとセバスさんはお互い信頼しあってる仲なのに!」
「しかし…なんだってこんなに戻したがるんだか?エヴァさんは何か言われてないかい」
「私は何もないですね。アルフノーヴァさんほど魔力も高くないですからね」
「なんか…ありそうなんだよね」
アルフノーヴァさんが考え込むと…
「とりあえず私だけ城に行ってみるよ。それで話を聞いてくるその間にエヴァはエルフ達に情報収集してもらえるかな?」
エヴァさんがわかったと頷くと
「アルフノーヴァさんはちゃんと帰って来れるの?」
「まぁ大丈夫だよ」
笑って頭を撫でると
なんかもう会えないフラグみたい…
ミヅキは一人向かうアルフノーヴァさんの服を掴みたい気持ちにかられた…
アルフノーヴァは何か紙に書くと手紙を届けてくれた伝書鳥の脚に括り付ける。
「じゃあ頼むよ」
鳥を空に放つとじゃあ行ってくるとそこら辺に散歩に行くように歩き出す。
「アルフノーヴァさん…本当に一人で行くの?」
眉毛を下げて不安そうに見送ると、困った様な顔をして頭をポンポンと優しく撫でると
「大丈夫、彼らは私を傷つけるような事はしないからね」
アルフノーヴァさんの言葉に力なく頷いた。
アルフノーヴァさんが森の中を歩いて城の方に歩いていくのを見送ると…
「で?エルフに話って…どうするんだ?俺達はエルフじゃないんだぞ、どう動く?」
「それなんだけど…私にちょっと考えがある」
私はニヤリと笑った。
私達はエヴァさんの案内でエルフの森を歩いていく。
【何か来るぞ…】
シルバが前から来る気配を私に知らせてくれる。
「エヴァさん、コジローさん何か来るみたい!気をつけて…」
二人を見るとコクンと頷く…緊張した面持ちでみんなで身構えていると
ガサガサ…目の前の草むらが揺れると…
「あれ?見ない顔だね何処のエルフかな?」
二人の若いエルフが現れ、私達に話しかけてきた…
「いや…ちょっと人の国に行ってたんだがついさっき戻ってきたんだ。久しぶりに帰ってきたくなって…」
「へぇ!人の国に!それは凄いねよかったら村に来て少し話聞かせてよ」
エヴァさんと私を見るとエルフ達が笑顔を見せる。
「エ、エヴァさん…なんか意外とフレンドリーだね」
コソコソとエヴァさんに耳打ちすると…
「私達がエルフだからな警戒してないんだろ」
「じゃあ上手くいってるって事だね!」
エヴァさんがパチッ!っとウインクする。
「そっちの子は…」
私を指さしてエルフ達が覗き込むと
「人の国で知り合った子なんだ。どうも迷子になったみたいでね」
エヴァさんが私を前に出すと
「人の国で迷子!可哀想に…大変だったろ?ゆっくりここで休むといい。ここなら安全だよ」
エルフ達が優しく頭を撫でようとすると…
「あっ!」
ビクッと驚き慌ててエヴァさんの後ろに隠れる。
「ごめんよ…この子触られるを極端に嫌うんだ。悪く思わないでくれ」
エヴァさんが私を隠しながら謝ると…
「ご…ごめんなさい…」
エヴァさんの後ろからこっそり顔を出してエルフ達に謝る。
「い、いいんだよ!こっちこそごめん、可愛いから勝手に触ろうとして」
「気にするな!徐々に慣れればいいんだから」
エルフ達が大丈夫だとブンブンと首と手を振ってくる。
ふぅ…危なかった…
私はほっと胸を撫で下ろす。
【ミヅキ、大丈夫か?】
シルバが心配そうに近づいて来ると
【うん大丈夫、触られなかったよ】
【ミヅキきをつけてね。さわられたらげんえいばれちゃうから】
コハクがシルバの上に乗り話しかける。
【しかし…上手く化けられてるようだな。全く疑った様子もないぞ】
プルシアがエヴァさんと話しているエルフ達を見ていると…
「あっそっちの動物達はどうしたの?」
エルフ達がシルバ達を見る。
「向こうで仲良くなった動物達だ。一緒に来たいそうだったので連れてきた。この子の兄弟達みたいなものだ」
「へぇ!狼に狐に犬に鳥が二羽、それに…これは?」
レムを見つめる。
「これはゴーレムのレムだ」
ペコッ
レムが頭を下げると
「すごいなこのゴーレム!自我があるのか?」
興味津々に屈んでレムを見ると
「まぁね」
エヴァさんが軽く頷く。
「もしかして…ハイエルフの方ですか?」
エルフ達がエヴァを見上げると
「そうだよ」
「そ、それはすみません!ここではあれですので是非村に!」
エルフ達は立ち上がって村へと案内しだした。
少し離れて後ろからついて行くと…
「大丈夫そうだな、シルバ達の幻影もしっかりとできているようだ」
チラッとシルバ達を見ると…
シルバは黒い狼に、コハクは狐、シンクとプルシアは鳥にそしてコジローさんは変化して犬の姿に、ムーは私の影へと隠れていた。
「ミヅキもバッチリと可愛いエルフだぞ」
エヴァさんが笑いかける。
私の見た目は幼いエルフの女の子になっていた。
ベイカーはふと寒気が起きた…
「なんか…嫌な予感がする…」
「嫌な予感はずっとしてるんだよ。なんだってこの縄は解けないんだ」
アランが縄を噛み切ろうとグイグイと引っ張るがビクともしない。
「これは…もしかしたら特別な縄なのかもしれませんね、例えば神木とか」
「神木って事は神木のナイフなら切れるかもしれねぇな!」
アランは収納からナイフを取り出す!
カランッと地面に落ちると屈んでナイフを掴む。
「おい、持ってるから自分の縄をここに当ててみろ」
アランがベイカーに言うと
「なんでアランさんがそれ持ってんだ?」
ベイカーはミヅキのナイフを見つめると
「この前解体する時に借りたんだよ。で、返すの忘れてた…」
「はぁ…だらしない…」
セバスさんが首を振ると
「そのかわりにこうやって役にたってるだろ!」
「まぁ確かに…」
ベイカーは自分の縄をナイフの刃に当てて引いて見るが…
「クソ…硬いな、だけどうっすら傷がついてる。このまま続ければ切れるかもしれない」
「神木同士で硬さが相殺しあっているのかもしれませんね、そのナイフは神木の力がなければただの木のナイフですから」
「それでも切れないよりはいい」
ベイカーは地道に縄を削っていった。
━━━━━━━━━━━━━━━
一方ミヅキ達は…
「神木の加護があると心強いんですか?」
「そうだな、ここの建物はほぼ草木を利用して作られている。牢や拘束具なんかは神木の木で出来ているからな」
「神木の牢屋!逃げられなそうだね」
「普通の木だとエルフにとってはなんて事ないただの部屋になってしまうからね、まぁそうそう牢なんて使われないが…」
「そうなの?」
「エルフ達は基本穏やかで種族同士が争うことはほぼないよ。閉じ込めるとしたらエルフの国に迷い込んだり密入国した異国の者だね」
「人によっては木の檻なんて壊せるからな、神木の檻や縄は切れることはない」
「凄い…じゃあセバスさん達もそこに捕まってるのかな?」
「その可能性が高いね」
アルフノーヴァさんが頷く。
「さて…どう動こうかな」
皆で思案していると
ーピュー!
洞窟の中に甲高い鳴き声が響く。
「あっ早速きたみたいだな」
アルフノーヴァさんが手を伸ばすと一羽の鳥が腕に止まった。
【誰?】
シンクが首を傾げると
「この可愛い子はなんですか?」
私がアルフノーヴァさんに止まった鳥を見ると
「エルフの伝達鳥だよ、この子達が手紙を届けてくれているんだ」
「へぇー!賢いんだね」
【そのくらい僕にだって出来るよ!】
同じ鳥同士の為かシンクが張り合う…
【シンクが手紙を届けてくれるの?】
【まぁミヅキのためならね】
「アルフノーヴァさんシンクならベイカーさん達に手紙届けられるかな?」
私が聞いてみると
「シンクさんが?うーん…どうだろ、エルフは聖獣が好きですからね。手を出してくることはないですが騒ぎになりそうかな」
「えっ…うちの子達ほとんど聖獣なんですけど…」
【元な】
シルバが訂正する。
とりあえずアルフノーヴァさんにきた手紙を開けてみると…
「何でしたか?」
「えっと…要約すると、元凶の原因の人間を捕まえたから今すぐエルフの国に戻ってこいってところかな?」
「元凶…ってセバスさんの事?」
「そうみたいだね、私が人の国に魅入られたのはセバスのせいだと思ってるんだね。まぁ間違いでもないけどね」
「アルフノーヴァさんは本当にセバスさんのお父様みたいですね」
「うん、そのつもりだよ」
アルフノーヴァさんが優しく微笑む。
「そんなセバスさんを元凶だなんて許せない!アルフノーヴァさんとセバスさんはお互い信頼しあってる仲なのに!」
「しかし…なんだってこんなに戻したがるんだか?エヴァさんは何か言われてないかい」
「私は何もないですね。アルフノーヴァさんほど魔力も高くないですからね」
「なんか…ありそうなんだよね」
アルフノーヴァさんが考え込むと…
「とりあえず私だけ城に行ってみるよ。それで話を聞いてくるその間にエヴァはエルフ達に情報収集してもらえるかな?」
エヴァさんがわかったと頷くと
「アルフノーヴァさんはちゃんと帰って来れるの?」
「まぁ大丈夫だよ」
笑って頭を撫でると
なんかもう会えないフラグみたい…
ミヅキは一人向かうアルフノーヴァさんの服を掴みたい気持ちにかられた…
アルフノーヴァは何か紙に書くと手紙を届けてくれた伝書鳥の脚に括り付ける。
「じゃあ頼むよ」
鳥を空に放つとじゃあ行ってくるとそこら辺に散歩に行くように歩き出す。
「アルフノーヴァさん…本当に一人で行くの?」
眉毛を下げて不安そうに見送ると、困った様な顔をして頭をポンポンと優しく撫でると
「大丈夫、彼らは私を傷つけるような事はしないからね」
アルフノーヴァさんの言葉に力なく頷いた。
アルフノーヴァさんが森の中を歩いて城の方に歩いていくのを見送ると…
「で?エルフに話って…どうするんだ?俺達はエルフじゃないんだぞ、どう動く?」
「それなんだけど…私にちょっと考えがある」
私はニヤリと笑った。
私達はエヴァさんの案内でエルフの森を歩いていく。
【何か来るぞ…】
シルバが前から来る気配を私に知らせてくれる。
「エヴァさん、コジローさん何か来るみたい!気をつけて…」
二人を見るとコクンと頷く…緊張した面持ちでみんなで身構えていると
ガサガサ…目の前の草むらが揺れると…
「あれ?見ない顔だね何処のエルフかな?」
二人の若いエルフが現れ、私達に話しかけてきた…
「いや…ちょっと人の国に行ってたんだがついさっき戻ってきたんだ。久しぶりに帰ってきたくなって…」
「へぇ!人の国に!それは凄いねよかったら村に来て少し話聞かせてよ」
エヴァさんと私を見るとエルフ達が笑顔を見せる。
「エ、エヴァさん…なんか意外とフレンドリーだね」
コソコソとエヴァさんに耳打ちすると…
「私達がエルフだからな警戒してないんだろ」
「じゃあ上手くいってるって事だね!」
エヴァさんがパチッ!っとウインクする。
「そっちの子は…」
私を指さしてエルフ達が覗き込むと
「人の国で知り合った子なんだ。どうも迷子になったみたいでね」
エヴァさんが私を前に出すと
「人の国で迷子!可哀想に…大変だったろ?ゆっくりここで休むといい。ここなら安全だよ」
エルフ達が優しく頭を撫でようとすると…
「あっ!」
ビクッと驚き慌ててエヴァさんの後ろに隠れる。
「ごめんよ…この子触られるを極端に嫌うんだ。悪く思わないでくれ」
エヴァさんが私を隠しながら謝ると…
「ご…ごめんなさい…」
エヴァさんの後ろからこっそり顔を出してエルフ達に謝る。
「い、いいんだよ!こっちこそごめん、可愛いから勝手に触ろうとして」
「気にするな!徐々に慣れればいいんだから」
エルフ達が大丈夫だとブンブンと首と手を振ってくる。
ふぅ…危なかった…
私はほっと胸を撫で下ろす。
【ミヅキ、大丈夫か?】
シルバが心配そうに近づいて来ると
【うん大丈夫、触られなかったよ】
【ミヅキきをつけてね。さわられたらげんえいばれちゃうから】
コハクがシルバの上に乗り話しかける。
【しかし…上手く化けられてるようだな。全く疑った様子もないぞ】
プルシアがエヴァさんと話しているエルフ達を見ていると…
「あっそっちの動物達はどうしたの?」
エルフ達がシルバ達を見る。
「向こうで仲良くなった動物達だ。一緒に来たいそうだったので連れてきた。この子の兄弟達みたいなものだ」
「へぇ!狼に狐に犬に鳥が二羽、それに…これは?」
レムを見つめる。
「これはゴーレムのレムだ」
ペコッ
レムが頭を下げると
「すごいなこのゴーレム!自我があるのか?」
興味津々に屈んでレムを見ると
「まぁね」
エヴァさんが軽く頷く。
「もしかして…ハイエルフの方ですか?」
エルフ達がエヴァを見上げると
「そうだよ」
「そ、それはすみません!ここではあれですので是非村に!」
エルフ達は立ち上がって村へと案内しだした。
少し離れて後ろからついて行くと…
「大丈夫そうだな、シルバ達の幻影もしっかりとできているようだ」
チラッとシルバ達を見ると…
シルバは黒い狼に、コハクは狐、シンクとプルシアは鳥にそしてコジローさんは変化して犬の姿に、ムーは私の影へと隠れていた。
「ミヅキもバッチリと可愛いエルフだぞ」
エヴァさんが笑いかける。
私の見た目は幼いエルフの女の子になっていた。
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