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13章
518.普通の女の子
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「アランさん、デットサルコスクス解体してくれたんだ!」
ほとんど肉になっているサルコスクスをみて驚いていると
「ジン達が手伝ってくれたからな、後はあのデカい奴だけだ」
手付かずのデットサルコスクスを指さすと
「普通のナイフじゃ刃も通らんからな、アレ貸してくれ」
アランさんが手を指しだしてくる。
「はい、神木様のナイフね」
私がナイフを渡すと
「じゃあこっちの素材と肉はしまっちゃうね」
解体してくれた素材を次々に収納にしまっていく。その様子を唖然と見ていたジンは
「お前…やっぱりただもんじゃねぇな…」
大量の肉をしまう私を見つめると…
「あー…、ほら、冒険者だから」
「なんでもその言葉で誤魔化せると思ってんなよ!魔法も使えて、収納魔法も使えてそんな従魔達連れてる子供がどこにいんだよ!」
最近町で隠さなくて良かったし、子供の前だからと油断した…
「や、やっぱり…変かな?」
困ったように笑いかけると、ジンがぐっと怯む。
「ちょっと…珍しいかもしれないけど、うちの町では普通なんだよ」
「そ、そうなのか?」
どうやらジンは自分の村以外は知らないようだ!
このままこれで押し切ろう!
「そうそう!王都とか行くともっと凄い人達もいっぱいいるからね!魔法使える子供なんて珍しくないよ」
イチカやリュカ達を思い出して頷くと
「へー…やっぱり王都とかは凄いんだな…」
「うん!そうだよ~いつかジン達も行けたら行ってみるといいよ!その時は学校に入るのがオススメだよ」
「がっこう…ってなんだ?」
「勉強とか教えてくれる場所の事だよ」
「でも…オレたち金ないし」
「チッ!チッ!チッ!その学校はお金取らないんだよ!」
「そ、そうなのか!?」
「うん!あっ!そうだ、本当に行くならこれあげるよ」
私は紙を取り出してサラサラと紙に書くとクルッと巻いて判をおす。
それをジンに渡すと
「それ持って学校行けば多分入れるからいつか使ってよ」
「えっ?そんな事できるのか?」
「学校の人と知り合いなんだ、だから大丈夫だよ」
ニコッと笑うと
「ありがとう…いつかユウと行ってみるよ!」
「うん、頑張ってね」
色んなところから学びに来てくれるのは嬉しいな、いつか王都で会えたら楽しそうだし!
すっかり疑いも無くなったジン達と素材の回収を急いだ。
「ミヅキの収納魔法いいなぁ…俺も出来ないかな」
ジンが羨ましそうに見つめると
「これは駄目!ちゃんと他の魔法を覚えて亜空間を想像出来るようになってから!」
私が真剣な顔をジンに向けると
「わ、わかったよ…そんな怖い顔しなくてもいいだろ」
ジンがブツブツと文句を言うと
「収納魔法は怖いんだよ…ちょっと油断すると違う世界に行っちゃったりするんだから…」
「はっ?なんだって?」
ジンがよく聞こえないと耳を傾けると
「なんでもないよ、とにかく収納魔法はちゃんと大人になってからね」
「だから、それを言うミヅキが子供なんだけどなぁ」
ジンはなんだか納得いかなかったが収納魔法はとりあえず保留にしておいた。
アランさんとベイカーさんが解体を終えると…
「ふー!デカかった…やっと終わった」
ドサッと肉を下ろすと
「さすがに食いきれなさそうな量だな…」
山盛りの肉を見つめると
「村にいって少しおすそ分けしよう」
私が提案すると
「そうだな、ついでに少し食っていこうぜ!」
アランさんが言うと
【いいな!】
シルバが真っ先に賛同する。
「よし!じゃあ帰ってバーベキューだ!」
「「待ってました!」」
アランさんとベイカーさんは肉を収納しきれない分は抱えると急いで村へと走っていった…
「あの人達は…」
置いていかれた私とジン達は
「ああいう冒険者にならないようにね!」
シルバ達と共にゆっくりと村へと向かった。
シルバに乗せて貰いながら帰っていると…
「あっ!ミヅキ!ジンとユウ!」
ベイカーさん達が慌てて来た道を引き返して来た。
「悪い悪い、置いてちまって」
あははと笑っていると
「すぐ食べ物に夢中になるんだから!」
「まぁしょうがないだろ?俺たち暴食なんだし」
確かに間違ってない…
「私はともかくジン達まで置いてくなんて…」
「いやぁ、周りに危険な気配もないから安心しちゃってな、まぁ無事でよかった」
アランさんがジンとユウをシルバから下ろして抱っこすると
「早く帰ってサルコスクスのバーベキューしようぜ、お前たちも食いたいよな」
ぐぅ~
ジン達にお腹からかわいい鳴き声がする。
「ほら、やっぱり食いたいってよ」
「しょうがない、ジン達もお腹すいてるみたい出し急いで用意しようか」
「やった!」
「でも!今回は二人ともしっかり手伝ってね。お手伝いする人他にいないんだから」
「あっ…」
ベイカーとアランはお互いを見ると
「デボットもレアルもいないのか」
「ルンバもファルもいないしな…」
チラッとミヅキを見ると
「さすがにミヅキだけにやらせる訳にはいかないもんなぁ~」
ガックリしながら村へと歩きだした…
村に着くと早速門番が出迎えてくれる。
「おかえりなさい!」
目の前の大きなデットサルコスクスの肉を前に嬉しいそうに笑っている。
「いやぁさすがA級冒険者は違いますね!」
門番の言葉にジン達が驚いてベイカー達を見つめる!
「えっ!アランさん達A級冒険者なの…?」
「A級はベイカーだけだ、俺はB級、ミヅキはC級だ」
「ミヅキC級冒険者なの!?」
「ふふん!どうだ!見直した?」
「でもそうだな、あれだけの事できるし…俺も頑張ろ」
「いつかジン達とも依頼受けられたらいいね!」
私がにっこり笑ってジンの顔を覗き込むと…
「あ、ああ…」
ジンが顔を赤く染めてそっぽを向く。
「あれ?にいちゃんどうしたの?」
ジンの様子がおかしいことにユウが首を傾げていた。
「村長、ここでちょっとデットサルコスクス焼いてもいいか?」
アランさんが集まってきた村人の中に村長を見つけると声をかける。
あまりの大きさのデットサルコスクスの肉を前に呆然としていた村長は
「は、はい…ど、どうぞ…」
村の広場を開けると
「早速食べるんですか?まずはギルドに卸すのかと思っていました」
肉を細かく切って串に刺していくアランさんに声をかけると
「俺達のパーティ名知ってる?暴食のマーブリングだぜ!討伐したら食い尽くす!これがモットーだ!」
初めて聞きましたが?
私はアランさんを見つめると
「ジンとユウも手伝え!」
アランさんが串を投げる。
「「うん!」」
ジン達は楽しそうに肉を串に刺し始めた。
ほとんど肉になっているサルコスクスをみて驚いていると
「ジン達が手伝ってくれたからな、後はあのデカい奴だけだ」
手付かずのデットサルコスクスを指さすと
「普通のナイフじゃ刃も通らんからな、アレ貸してくれ」
アランさんが手を指しだしてくる。
「はい、神木様のナイフね」
私がナイフを渡すと
「じゃあこっちの素材と肉はしまっちゃうね」
解体してくれた素材を次々に収納にしまっていく。その様子を唖然と見ていたジンは
「お前…やっぱりただもんじゃねぇな…」
大量の肉をしまう私を見つめると…
「あー…、ほら、冒険者だから」
「なんでもその言葉で誤魔化せると思ってんなよ!魔法も使えて、収納魔法も使えてそんな従魔達連れてる子供がどこにいんだよ!」
最近町で隠さなくて良かったし、子供の前だからと油断した…
「や、やっぱり…変かな?」
困ったように笑いかけると、ジンがぐっと怯む。
「ちょっと…珍しいかもしれないけど、うちの町では普通なんだよ」
「そ、そうなのか?」
どうやらジンは自分の村以外は知らないようだ!
このままこれで押し切ろう!
「そうそう!王都とか行くともっと凄い人達もいっぱいいるからね!魔法使える子供なんて珍しくないよ」
イチカやリュカ達を思い出して頷くと
「へー…やっぱり王都とかは凄いんだな…」
「うん!そうだよ~いつかジン達も行けたら行ってみるといいよ!その時は学校に入るのがオススメだよ」
「がっこう…ってなんだ?」
「勉強とか教えてくれる場所の事だよ」
「でも…オレたち金ないし」
「チッ!チッ!チッ!その学校はお金取らないんだよ!」
「そ、そうなのか!?」
「うん!あっ!そうだ、本当に行くならこれあげるよ」
私は紙を取り出してサラサラと紙に書くとクルッと巻いて判をおす。
それをジンに渡すと
「それ持って学校行けば多分入れるからいつか使ってよ」
「えっ?そんな事できるのか?」
「学校の人と知り合いなんだ、だから大丈夫だよ」
ニコッと笑うと
「ありがとう…いつかユウと行ってみるよ!」
「うん、頑張ってね」
色んなところから学びに来てくれるのは嬉しいな、いつか王都で会えたら楽しそうだし!
すっかり疑いも無くなったジン達と素材の回収を急いだ。
「ミヅキの収納魔法いいなぁ…俺も出来ないかな」
ジンが羨ましそうに見つめると
「これは駄目!ちゃんと他の魔法を覚えて亜空間を想像出来るようになってから!」
私が真剣な顔をジンに向けると
「わ、わかったよ…そんな怖い顔しなくてもいいだろ」
ジンがブツブツと文句を言うと
「収納魔法は怖いんだよ…ちょっと油断すると違う世界に行っちゃったりするんだから…」
「はっ?なんだって?」
ジンがよく聞こえないと耳を傾けると
「なんでもないよ、とにかく収納魔法はちゃんと大人になってからね」
「だから、それを言うミヅキが子供なんだけどなぁ」
ジンはなんだか納得いかなかったが収納魔法はとりあえず保留にしておいた。
アランさんとベイカーさんが解体を終えると…
「ふー!デカかった…やっと終わった」
ドサッと肉を下ろすと
「さすがに食いきれなさそうな量だな…」
山盛りの肉を見つめると
「村にいって少しおすそ分けしよう」
私が提案すると
「そうだな、ついでに少し食っていこうぜ!」
アランさんが言うと
【いいな!】
シルバが真っ先に賛同する。
「よし!じゃあ帰ってバーベキューだ!」
「「待ってました!」」
アランさんとベイカーさんは肉を収納しきれない分は抱えると急いで村へと走っていった…
「あの人達は…」
置いていかれた私とジン達は
「ああいう冒険者にならないようにね!」
シルバ達と共にゆっくりと村へと向かった。
シルバに乗せて貰いながら帰っていると…
「あっ!ミヅキ!ジンとユウ!」
ベイカーさん達が慌てて来た道を引き返して来た。
「悪い悪い、置いてちまって」
あははと笑っていると
「すぐ食べ物に夢中になるんだから!」
「まぁしょうがないだろ?俺たち暴食なんだし」
確かに間違ってない…
「私はともかくジン達まで置いてくなんて…」
「いやぁ、周りに危険な気配もないから安心しちゃってな、まぁ無事でよかった」
アランさんがジンとユウをシルバから下ろして抱っこすると
「早く帰ってサルコスクスのバーベキューしようぜ、お前たちも食いたいよな」
ぐぅ~
ジン達にお腹からかわいい鳴き声がする。
「ほら、やっぱり食いたいってよ」
「しょうがない、ジン達もお腹すいてるみたい出し急いで用意しようか」
「やった!」
「でも!今回は二人ともしっかり手伝ってね。お手伝いする人他にいないんだから」
「あっ…」
ベイカーとアランはお互いを見ると
「デボットもレアルもいないのか」
「ルンバもファルもいないしな…」
チラッとミヅキを見ると
「さすがにミヅキだけにやらせる訳にはいかないもんなぁ~」
ガックリしながら村へと歩きだした…
村に着くと早速門番が出迎えてくれる。
「おかえりなさい!」
目の前の大きなデットサルコスクスの肉を前に嬉しいそうに笑っている。
「いやぁさすがA級冒険者は違いますね!」
門番の言葉にジン達が驚いてベイカー達を見つめる!
「えっ!アランさん達A級冒険者なの…?」
「A級はベイカーだけだ、俺はB級、ミヅキはC級だ」
「ミヅキC級冒険者なの!?」
「ふふん!どうだ!見直した?」
「でもそうだな、あれだけの事できるし…俺も頑張ろ」
「いつかジン達とも依頼受けられたらいいね!」
私がにっこり笑ってジンの顔を覗き込むと…
「あ、ああ…」
ジンが顔を赤く染めてそっぽを向く。
「あれ?にいちゃんどうしたの?」
ジンの様子がおかしいことにユウが首を傾げていた。
「村長、ここでちょっとデットサルコスクス焼いてもいいか?」
アランさんが集まってきた村人の中に村長を見つけると声をかける。
あまりの大きさのデットサルコスクスの肉を前に呆然としていた村長は
「は、はい…ど、どうぞ…」
村の広場を開けると
「早速食べるんですか?まずはギルドに卸すのかと思っていました」
肉を細かく切って串に刺していくアランさんに声をかけると
「俺達のパーティ名知ってる?暴食のマーブリングだぜ!討伐したら食い尽くす!これがモットーだ!」
初めて聞きましたが?
私はアランさんを見つめると
「ジンとユウも手伝え!」
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「「うん!」」
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