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11章
425.心付け
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「そんな事でいいならお姉さんどうぞ!」
ミヅキはお姉さんの前にいき頭を出すと
「えっ!いいんですか!」
お姉さんが戸惑いながらマルコさん達を見る。
「ミヅキさんがそう仰って下さってますから有難くお受けして直ぐに仕事に戻りなさい」
マルコさんが答えると
「ありがとうございます!では失礼して…」
お姉さんは怖々ミヅキの頭を撫でると…
「ふぁぁ~柔らかくてふわふわです!か、可愛い!これはこれで凄く癒される!」
お姉さんは感激しながら何度もお礼を言うと下がって行った。
「なんか凄い喜んでくれたね」
ミヅキも頭を撫でられしかも褒められて悪い気はしない。
するとマルコさんが言いにくそうに…
「ミヅキさん…」
深刻げな声を出す…
「な、なんですか?」
ミヅキが構えると
「よろしければ私も撫でさせてもらってもよろしいでしょうか?」
マルコさんが恥ずかしそうにミヅキにお願いした…
ミヅキはマルコのお願いを快く受けると黙ってマルコさんに撫でられる。
「はぁ…ありがとうございます!あんな事言った手前自分が撫でてないのがどうしても気になっていて…しかも従業員の反応を見たらどうしても触りたくなってしまいました…」
マルコさんが満足そうに撫でた手を眺める。
「じゃあ俺は加護もらいまくりだな!」
ベイカーはそう言うとミヅキの頭にポンと手を乗せた。
すると扉をノックする音がしてリュカ達が入ってきた。
「お待たせ!プリンもらって来たよ」
リュカ達がプリンの袋を見せると
「お客様ってリュカ達か!」
ミヅキがプリンを受け取って収納にしまう。
「じゃあマルコさんとムサシさん私達行くね!チーノさんの事よろしくお願いします」
「わかりました」
マルコさんは立ち上がるとミヅキ達を見送った。
「リク達がきっと首を長くして待ってるだろうから急がないとね!」
ミヅキ達がギルドに着くとリク達が既に登録を終えて外で待っていた!
「遅いぞ!」
「早く!早く!」
リク達がミヅキ達に気が付き手を振る。
「お待たせー!」
「もう登録は済ませたのか?」
ベイカーがコジローに聞くと
「ええ、問題なく終わりましたよ」
コジローが頷く。
「じゃん!ほらギルドカードだ!」
リクがリュカ達にカードを見せると
「あれ?僕のと色が違いますね」
テオが自分のカードを出すと確かにリュカ達のカードとリク達のカードが違う。
「そりゃあランクが違うからだろ」
ベイカーが当たり前の事のように言う。
「えっ?リュカ達何ランクなの?」
カイが聞くと
「俺たちはランクアップ試験受けたからD級だぜ!」
勝ち誇ったように胸を張る!
「コジローさん!俺達もランクアップ出来るの!?」
「そ、そうだが…普通はコツコツとあげて行くもんだぞ」
コジローが答える。
「そうしろそうしろ、リュカ達はランクアップしたばっかりにトラブルに巻き込まれたからな。お前らなら直ぐにでもあがるよ」
どこか納得行かないと様子のリク達だったがコジローさんとベイカーさんに言われて渋々納得する。
「じゃあ俺達でパーティ組んで依頼に行こうぜ!D級がいるから討伐の依頼も大丈夫だよね?」
リュカがコジローさんに聞くとニッコリ笑って頷いた。
「どれにしようか!」
「俺気になってるのがあるんだ!」
「ずるい!順番はじゃんけんで決めようよ」
リク達は遠足にでも行くかのように依頼書を見に行った!
「リュカとテオはお世話になったウィードさんに挨拶に行こうか?」
ミヅキが二人に声をかけると
「そうだな!じゃあリク達に依頼書みて待ってるように言ってくるね!」
「僕は先に受付のお姉さん達にプリン渡してくるね」
テオが用意していたお土産を手にギルドの中へと入って行った。
「はぁ…テオは出来る子だね。ベイカーさん見習った方がいいよ」
「何をだ?テオはなんで受付にプリンなんて持ってくんだ?」
ベイカーが首を傾げる…その姿にミヅキはガックリと肩を落とした。
「こんにちは、昨日はご迷惑をおかけしました…」
テオは昨日お世話になった受付のお姉さんを見つけて声をかける。
「こんにちは、あっ!昨日の…確かテオ君よね」
お姉さんが笑顔で対応すると
「昨日は僕らの事でご迷惑おかけしたので…これお詫びに」
テオはドラゴン亭のプリンを差し出すと
「皆さんで食べて下さい。人数がわからなかったので少し多めに持ってきたつもりですが…」
「えっ!あら気にしなくていいのにギルドの受付にいるとあんな事日常茶飯事よ」
そうは言いながら嬉しそうにテオから受け取り中身をちらっと見ると…
「えっ!これってドラゴン亭のプリンじゃない!」
お姉さんが驚きのあまり大声を出す。
「今ドラゴン亭のプリンって言った?」
「どこ!?プリンどこよ!」
「ちょっと!私にもみせて!」
対応中だった受付のお姉さん達が冒険者をほっぽってテオ達の所に駆け寄る!
「あー!本当だ!今人気で入手困難のプリンがこんなに!」
「えっ…もしかして…私達も食べていいの?」
受付のお姉さん達が恐る恐るテオを見ると
「もちろんです。皆さんで召し上がって下下さい」
ニッコリと笑う。
「やだ…私実は初めてなの!」
「私もよ!高いしお昼に行くともう売り切れてるから…」
お姉さん達がプリンから目を離せずにいると
「ほら!どうしたんですか?騒がしい」
副ギルが顔を出した。
「あっ!副ギル!昨日の子がドラゴン亭のプリンを差し入れに持ってきてくれて!」
受付のお姉さんが笑顔でプリンを見せる。
「えっ…ドラゴン亭のプリン?」
副ギルがそっとお姉さんの袋を覗き込む…
「それは大層な物をありがとうございます。ありがたくみんなでいただきます」
そう言うとお姉さんからプリンを受け取り。
「ほら皆さんがお待ちですよ!早く机に戻りなさい!」
副ギルがお姉さん達を仕事に戻そうとすると
「「「えー!」」」
お姉さん達から不満の声があがる!
「テオくんありがとうね!今度割のいい依頼があったら声かけるわ!」
お姉さんはテオにウインクすると仕事に戻って行った。
「では私もこれで…」
副ギルが袋を大事そうに抱えるとそそくさと戻って行った…
副ギルは部屋に戻ると扉を閉めて鍵をかける。
テオから貰った袋の中を除くとビッシリとプリンが並んていた。
「す、すごい…本物のプリンだ…」
そっと一つ取り出すと
「一つくらい先に食べても…わからないよな」
ゴクリと唾を飲むと椅子に座りゆっくりとプリンを堪能した…。
テオはミヅキ達の元に戻ると
「皆さん凄く喜んで下さってました」
嬉しそうに笑って戻るとちょうどリュカも戻ってきた。
「じゃあウィードさんの所にも行こうか」
ミヅキに言われリュカがウィードさんの仕事場に行くと…
「こんにちは~」
リュカがウィードを見つけて挨拶をすると
「おお、昨日の坊主か?どうしたんだ?」
解体する手を緩めずにウィードが話しかける。
「昨日ウィードさんのおかげで僕らの無実を証明してもらったからお礼を持ってきたよ」
リュカが言うとミヅキがリュカに並んで
「この度はリュカ達がお世話になりました。これつまらないものですが…」
プリンを取り出すとウィードに差し出す。
「はっ?なんだこの子はお前のかーちゃんか?」
ウィードが戸惑いながらミヅキから袋を受け取ると
「一体なんだ?」
袋を見ると…
「プリンだよ、ウィードさんが好きみたいな事言ってから」
「ま、マジか!」
ウィードが確認すると
「ウィードさんの御家族と食べて下さいね」
「有難い!なかなか男の俺が行くのは恥ずかしいからな!」
嬉しそうにプリンを受け取る。
「しかしよくこんなに買えたな」
ウィードがリュカに聞くと
「そりゃね!僕らドラゴン亭の関係者と仲良しだから」
「そうなのか!やっぱりできる奴らは付き合う奴らも凄いんだな…」
テオはちらっとミヅキを見るとクスクスと見えないように笑った。
ミヅキはお姉さんの前にいき頭を出すと
「えっ!いいんですか!」
お姉さんが戸惑いながらマルコさん達を見る。
「ミヅキさんがそう仰って下さってますから有難くお受けして直ぐに仕事に戻りなさい」
マルコさんが答えると
「ありがとうございます!では失礼して…」
お姉さんは怖々ミヅキの頭を撫でると…
「ふぁぁ~柔らかくてふわふわです!か、可愛い!これはこれで凄く癒される!」
お姉さんは感激しながら何度もお礼を言うと下がって行った。
「なんか凄い喜んでくれたね」
ミヅキも頭を撫でられしかも褒められて悪い気はしない。
するとマルコさんが言いにくそうに…
「ミヅキさん…」
深刻げな声を出す…
「な、なんですか?」
ミヅキが構えると
「よろしければ私も撫でさせてもらってもよろしいでしょうか?」
マルコさんが恥ずかしそうにミヅキにお願いした…
ミヅキはマルコのお願いを快く受けると黙ってマルコさんに撫でられる。
「はぁ…ありがとうございます!あんな事言った手前自分が撫でてないのがどうしても気になっていて…しかも従業員の反応を見たらどうしても触りたくなってしまいました…」
マルコさんが満足そうに撫でた手を眺める。
「じゃあ俺は加護もらいまくりだな!」
ベイカーはそう言うとミヅキの頭にポンと手を乗せた。
すると扉をノックする音がしてリュカ達が入ってきた。
「お待たせ!プリンもらって来たよ」
リュカ達がプリンの袋を見せると
「お客様ってリュカ達か!」
ミヅキがプリンを受け取って収納にしまう。
「じゃあマルコさんとムサシさん私達行くね!チーノさんの事よろしくお願いします」
「わかりました」
マルコさんは立ち上がるとミヅキ達を見送った。
「リク達がきっと首を長くして待ってるだろうから急がないとね!」
ミヅキ達がギルドに着くとリク達が既に登録を終えて外で待っていた!
「遅いぞ!」
「早く!早く!」
リク達がミヅキ達に気が付き手を振る。
「お待たせー!」
「もう登録は済ませたのか?」
ベイカーがコジローに聞くと
「ええ、問題なく終わりましたよ」
コジローが頷く。
「じゃん!ほらギルドカードだ!」
リクがリュカ達にカードを見せると
「あれ?僕のと色が違いますね」
テオが自分のカードを出すと確かにリュカ達のカードとリク達のカードが違う。
「そりゃあランクが違うからだろ」
ベイカーが当たり前の事のように言う。
「えっ?リュカ達何ランクなの?」
カイが聞くと
「俺たちはランクアップ試験受けたからD級だぜ!」
勝ち誇ったように胸を張る!
「コジローさん!俺達もランクアップ出来るの!?」
「そ、そうだが…普通はコツコツとあげて行くもんだぞ」
コジローが答える。
「そうしろそうしろ、リュカ達はランクアップしたばっかりにトラブルに巻き込まれたからな。お前らなら直ぐにでもあがるよ」
どこか納得行かないと様子のリク達だったがコジローさんとベイカーさんに言われて渋々納得する。
「じゃあ俺達でパーティ組んで依頼に行こうぜ!D級がいるから討伐の依頼も大丈夫だよね?」
リュカがコジローさんに聞くとニッコリ笑って頷いた。
「どれにしようか!」
「俺気になってるのがあるんだ!」
「ずるい!順番はじゃんけんで決めようよ」
リク達は遠足にでも行くかのように依頼書を見に行った!
「リュカとテオはお世話になったウィードさんに挨拶に行こうか?」
ミヅキが二人に声をかけると
「そうだな!じゃあリク達に依頼書みて待ってるように言ってくるね!」
「僕は先に受付のお姉さん達にプリン渡してくるね」
テオが用意していたお土産を手にギルドの中へと入って行った。
「はぁ…テオは出来る子だね。ベイカーさん見習った方がいいよ」
「何をだ?テオはなんで受付にプリンなんて持ってくんだ?」
ベイカーが首を傾げる…その姿にミヅキはガックリと肩を落とした。
「こんにちは、昨日はご迷惑をおかけしました…」
テオは昨日お世話になった受付のお姉さんを見つけて声をかける。
「こんにちは、あっ!昨日の…確かテオ君よね」
お姉さんが笑顔で対応すると
「昨日は僕らの事でご迷惑おかけしたので…これお詫びに」
テオはドラゴン亭のプリンを差し出すと
「皆さんで食べて下さい。人数がわからなかったので少し多めに持ってきたつもりですが…」
「えっ!あら気にしなくていいのにギルドの受付にいるとあんな事日常茶飯事よ」
そうは言いながら嬉しそうにテオから受け取り中身をちらっと見ると…
「えっ!これってドラゴン亭のプリンじゃない!」
お姉さんが驚きのあまり大声を出す。
「今ドラゴン亭のプリンって言った?」
「どこ!?プリンどこよ!」
「ちょっと!私にもみせて!」
対応中だった受付のお姉さん達が冒険者をほっぽってテオ達の所に駆け寄る!
「あー!本当だ!今人気で入手困難のプリンがこんなに!」
「えっ…もしかして…私達も食べていいの?」
受付のお姉さん達が恐る恐るテオを見ると
「もちろんです。皆さんで召し上がって下下さい」
ニッコリと笑う。
「やだ…私実は初めてなの!」
「私もよ!高いしお昼に行くともう売り切れてるから…」
お姉さん達がプリンから目を離せずにいると
「ほら!どうしたんですか?騒がしい」
副ギルが顔を出した。
「あっ!副ギル!昨日の子がドラゴン亭のプリンを差し入れに持ってきてくれて!」
受付のお姉さんが笑顔でプリンを見せる。
「えっ…ドラゴン亭のプリン?」
副ギルがそっとお姉さんの袋を覗き込む…
「それは大層な物をありがとうございます。ありがたくみんなでいただきます」
そう言うとお姉さんからプリンを受け取り。
「ほら皆さんがお待ちですよ!早く机に戻りなさい!」
副ギルがお姉さん達を仕事に戻そうとすると
「「「えー!」」」
お姉さん達から不満の声があがる!
「テオくんありがとうね!今度割のいい依頼があったら声かけるわ!」
お姉さんはテオにウインクすると仕事に戻って行った。
「では私もこれで…」
副ギルが袋を大事そうに抱えるとそそくさと戻って行った…
副ギルは部屋に戻ると扉を閉めて鍵をかける。
テオから貰った袋の中を除くとビッシリとプリンが並んていた。
「す、すごい…本物のプリンだ…」
そっと一つ取り出すと
「一つくらい先に食べても…わからないよな」
ゴクリと唾を飲むと椅子に座りゆっくりとプリンを堪能した…。
テオはミヅキ達の元に戻ると
「皆さん凄く喜んで下さってました」
嬉しそうに笑って戻るとちょうどリュカも戻ってきた。
「じゃあウィードさんの所にも行こうか」
ミヅキに言われリュカがウィードさんの仕事場に行くと…
「こんにちは~」
リュカがウィードを見つけて挨拶をすると
「おお、昨日の坊主か?どうしたんだ?」
解体する手を緩めずにウィードが話しかける。
「昨日ウィードさんのおかげで僕らの無実を証明してもらったからお礼を持ってきたよ」
リュカが言うとミヅキがリュカに並んで
「この度はリュカ達がお世話になりました。これつまらないものですが…」
プリンを取り出すとウィードに差し出す。
「はっ?なんだこの子はお前のかーちゃんか?」
ウィードが戸惑いながらミヅキから袋を受け取ると
「一体なんだ?」
袋を見ると…
「プリンだよ、ウィードさんが好きみたいな事言ってから」
「ま、マジか!」
ウィードが確認すると
「ウィードさんの御家族と食べて下さいね」
「有難い!なかなか男の俺が行くのは恥ずかしいからな!」
嬉しそうにプリンを受け取る。
「しかしよくこんなに買えたな」
ウィードがリュカに聞くと
「そりゃね!僕らドラゴン亭の関係者と仲良しだから」
「そうなのか!やっぱりできる奴らは付き合う奴らも凄いんだな…」
テオはちらっとミヅキを見るとクスクスと見えないように笑った。
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