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7章
342.行方不明
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ドッカラシャーン!!
どんどん破壊されて行く王宮を為す術もなく見つめるサウス国の兵士達は…抵抗する事を諦めた…。
暴れ回っていた、シルバやベイカー達もそろそろいいかと手を緩めようかとしていると…
「おーい!お前らその辺にしとけ!」
「ミヅキが見つかりましたよ」
ディムロスとレアルが頃合を見て声をかけてきた。
「ギルマ…ディムロスさん、レアル!見つかったんだな!」
白々しくベイカーが喜ぶと、クラウス隊長達がホッと息を吐き安堵の表情を浮かべた…。
ディムロスに話を聞こうと近づくと
「初めまして、この国の部隊長のクラウスと申します。あの少女が見つかったのは本当でしょうか?怪我などは?」
心配そうにしていると
「…お前が部隊長か…うちの子が世話になったみたいだな…」
ディムロスが手を差し出すと、クラウスがそれを受け握手する…ディムロスがグッと力を込めると…
「うっ…」
クラウスが激痛に顔を歪める
「お前も長たるもんなら下のおいたを把握しとけよ…」
ディムロスがボソッと呟くと手を離した。
クラウスは握られていた手をさすると、
「申し訳ございません…返す言葉もありません…」
床につくほどに頭を下げた。
「ふん…謝ってすむ問題ではない…とりあえずあの子は今は薬を投与して眠ってる…起きてから怪我がないか確認するが…場合によっては覚悟しておけよ」
「そ、そうですか…大事なお子様を…本当に申し訳ない、良ければ王宮のベッドを使って下さい…」
クラウスが再度頭を下げると
「王宮のベッドなんてあるんですか?吹き抜けて開放的になってますが…」
レアルが破壊された王宮を眺めると
「あっ…そうですね…」
クラウスが無残な姿になった王宮を見つめる。
「あちらの王族の部屋がある方は無事ですので…」
どうにか無事だった南側の王宮を指し示すと、ちょうど指した方から兵士が慌てて駆けつけてきた。
「た、大変です!クラウス隊長!先程王宮内の被害を確認していましたらピース王子の姿がどこにもありません!」
「なに!王子が?」
「はい!部屋には大きな穴が空いており…ベッドは荒らされたように乱れていました…」
「こうも子供が続けて…あいつらの仕業じゃないのか!?」
クラウスがジャンとリゲルを怪しむと
「あいつらはあの後拘束して地下牢に放り込んでいます…犯行は無理かと…」
「では…一体誰が…」
サウス国の兵士達が騒ぎ出すと、ベイカー達がスッキリした顔で戻ってきた。
「レアル、ミヅキは大丈夫か?」
ベイカーが声をかけると
「ええ、まだ起きていませんが顔は穏やかそうです」
「誰かちゃんとそばにいるのか?」
ベイカーが心配そうに聞くと
「エヴァさんとセバスさんがぴったりとそばについていて、プルシアとシンク、コハクが周りを固めてますよ」
「そうか…なら安心だな、そこから誘拐する強者なんて…シルバくらいかな」
ベイカーがシルバを見ると
【ん?プルシアとシンクとコハクかぁ…さすがに厳しいな…でもあいつらだけでは心配だ。俺はすぐに戻るぞ】
シルバがガウッと声をかけるとサッサッと駆けて行ってしまった…
その様子に…
「あ、あの!暴れてた従魔は…」
シルバがひとり離れた事にサウス国の兵士達が動揺する。
「あー多分見つかった子のそばに行ったんだ…お気に入りの子だからな」
ベイカーが説明すると
「…あなたの従魔なんですよね?主人の元を離れて…少女の方に行ったのですか?」
クラウスが疑問に思っていた。
「お前が命令したんだろ?護衛に行けって」
ディムロスが口を挟むと
「そ、そうだ!俺が行けってな!こう…命令をだな…」
慌ててつくろうがしどろもどろになってしまう。
「ま、まぁそちらの少女は今は安全と言うことで大丈夫でしょうか?」
クラウスが確認すると
「ああ、やっと久しぶりに会えたからな。しばらく手放すつもりは無いぞ、付きっきりで見てるからな!」
「そ、そうですか…いや…大変申し訳無いことをしました…落ち着きましたら王から我らにも処罰が下されると思いますが、それまでは出来ることをさせていただきます。なんでもおっしゃって下さい」
何度も頭を下げて謝罪するが
「そうですか…まぁ出来ることならもうあの子に近づかないでいただきたいと皆思っております。きっと今回の事で心に深い傷を負った事でしょう…極力人目に晒すことは避けて貰います」
レアルがみんなの思いを伝えると
「……はい…」
クラウスはレアルの言葉に頭をあげることが出来なかった…
「すみません…ではお呼びするまで皆様も休んでいて下さい…こちらの方も少し問題が生じまして…」
クラウスが申し訳無さそうに頭をあげる。
「ああ、先程王子が行方不明だと…」
「ええ…この騒ぎできちんと確認が出来ていませんので、私も向かって確認に行きたいのですが…」
「構いませんよ、私達はウエスト国の馬車の近くで待機していますので」
「ありがとうございます、おい!この方々を馬車までお送りしろ!」
クラウスが部下に命じると
「大丈夫だ、場所もわかってるし俺らに何かしようもんなら返り討ちにしてやるからな。お前らはその王子様ってのを探してやれ」
ディムロスがそう言うと、
「じゃあ俺達も戻るか…」
アランとミシェルがイチカ達を連れて戻って来ると
「イチカとリュカは大丈夫かな?」
レアルが怪我がないか聞くと
「はい!それよりとても勉強になりました」
「うん!やっぱり隊長達は凄いなぁ…早くあんな風に戦えるようになりたいよ」
リュカがアラン達に尊敬の眼差しを向ける。
「憧れるのは構わんが…ズボラな所まで似るなよ」
ベイカーが笑うと
「お前に言われたくないわ!」
アランがベイカーを小突くと笑いながらミヅキ達の元に向かって行った…。
場車に戻るとマルコさんやコジローとムサシ、ユキさん達が馬車の近くで待機していた。
「皆さん無事ミヅキさんを連れ戻せたようですね」
マルコさんが余裕そうに微笑んでいた。
「なんだ?マルコさんは分かってたみたいだな」
ベイカーが意外そうにしていると
「このメンバーで、しかもミヅキさんの事で解決しないわけが無いと思っていましたからね」
マルコさんが笑って言うと
「陛下は王宮にお泊まりになられますか?皆さんの分は知り合いの商人に紹介して頂いて御屋敷をご用意しておきました」
マルコさんが聞くと
「なんだ…みんな違う所に泊まるのか?…私もそっちに行こうかな…」
ギルバートが寂しそうにすると
「いけません。陛下にはサウス国からきちんと部屋を用意されていますよね」
シリウスが駄目だと首を振ると…ギルバートは数名の部隊兵達、シリウス達と王宮に戻ることになった…
「では、これからサウス国のレミオロンに報告に言ってくる」
ギルバートが王宮に向かおうとすると
「あっ…そういえば今サウス国の王子が行方不明だそうですよ。まぁこの騒ぎで驚いて何処かにかくれたのだろうと思いますが…」
レアルが先程の話を伝えると
「よく子供がいなくなる国だなぁ…早いところすまして帰りたいものだ…まぁ何かあれば報告に来るように…」
ギルバートがため息をつくとシリウス達を連れて今度こそ王宮に向かった。
どんどん破壊されて行く王宮を為す術もなく見つめるサウス国の兵士達は…抵抗する事を諦めた…。
暴れ回っていた、シルバやベイカー達もそろそろいいかと手を緩めようかとしていると…
「おーい!お前らその辺にしとけ!」
「ミヅキが見つかりましたよ」
ディムロスとレアルが頃合を見て声をかけてきた。
「ギルマ…ディムロスさん、レアル!見つかったんだな!」
白々しくベイカーが喜ぶと、クラウス隊長達がホッと息を吐き安堵の表情を浮かべた…。
ディムロスに話を聞こうと近づくと
「初めまして、この国の部隊長のクラウスと申します。あの少女が見つかったのは本当でしょうか?怪我などは?」
心配そうにしていると
「…お前が部隊長か…うちの子が世話になったみたいだな…」
ディムロスが手を差し出すと、クラウスがそれを受け握手する…ディムロスがグッと力を込めると…
「うっ…」
クラウスが激痛に顔を歪める
「お前も長たるもんなら下のおいたを把握しとけよ…」
ディムロスがボソッと呟くと手を離した。
クラウスは握られていた手をさすると、
「申し訳ございません…返す言葉もありません…」
床につくほどに頭を下げた。
「ふん…謝ってすむ問題ではない…とりあえずあの子は今は薬を投与して眠ってる…起きてから怪我がないか確認するが…場合によっては覚悟しておけよ」
「そ、そうですか…大事なお子様を…本当に申し訳ない、良ければ王宮のベッドを使って下さい…」
クラウスが再度頭を下げると
「王宮のベッドなんてあるんですか?吹き抜けて開放的になってますが…」
レアルが破壊された王宮を眺めると
「あっ…そうですね…」
クラウスが無残な姿になった王宮を見つめる。
「あちらの王族の部屋がある方は無事ですので…」
どうにか無事だった南側の王宮を指し示すと、ちょうど指した方から兵士が慌てて駆けつけてきた。
「た、大変です!クラウス隊長!先程王宮内の被害を確認していましたらピース王子の姿がどこにもありません!」
「なに!王子が?」
「はい!部屋には大きな穴が空いており…ベッドは荒らされたように乱れていました…」
「こうも子供が続けて…あいつらの仕業じゃないのか!?」
クラウスがジャンとリゲルを怪しむと
「あいつらはあの後拘束して地下牢に放り込んでいます…犯行は無理かと…」
「では…一体誰が…」
サウス国の兵士達が騒ぎ出すと、ベイカー達がスッキリした顔で戻ってきた。
「レアル、ミヅキは大丈夫か?」
ベイカーが声をかけると
「ええ、まだ起きていませんが顔は穏やかそうです」
「誰かちゃんとそばにいるのか?」
ベイカーが心配そうに聞くと
「エヴァさんとセバスさんがぴったりとそばについていて、プルシアとシンク、コハクが周りを固めてますよ」
「そうか…なら安心だな、そこから誘拐する強者なんて…シルバくらいかな」
ベイカーがシルバを見ると
【ん?プルシアとシンクとコハクかぁ…さすがに厳しいな…でもあいつらだけでは心配だ。俺はすぐに戻るぞ】
シルバがガウッと声をかけるとサッサッと駆けて行ってしまった…
その様子に…
「あ、あの!暴れてた従魔は…」
シルバがひとり離れた事にサウス国の兵士達が動揺する。
「あー多分見つかった子のそばに行ったんだ…お気に入りの子だからな」
ベイカーが説明すると
「…あなたの従魔なんですよね?主人の元を離れて…少女の方に行ったのですか?」
クラウスが疑問に思っていた。
「お前が命令したんだろ?護衛に行けって」
ディムロスが口を挟むと
「そ、そうだ!俺が行けってな!こう…命令をだな…」
慌ててつくろうがしどろもどろになってしまう。
「ま、まぁそちらの少女は今は安全と言うことで大丈夫でしょうか?」
クラウスが確認すると
「ああ、やっと久しぶりに会えたからな。しばらく手放すつもりは無いぞ、付きっきりで見てるからな!」
「そ、そうですか…いや…大変申し訳無いことをしました…落ち着きましたら王から我らにも処罰が下されると思いますが、それまでは出来ることをさせていただきます。なんでもおっしゃって下さい」
何度も頭を下げて謝罪するが
「そうですか…まぁ出来ることならもうあの子に近づかないでいただきたいと皆思っております。きっと今回の事で心に深い傷を負った事でしょう…極力人目に晒すことは避けて貰います」
レアルがみんなの思いを伝えると
「……はい…」
クラウスはレアルの言葉に頭をあげることが出来なかった…
「すみません…ではお呼びするまで皆様も休んでいて下さい…こちらの方も少し問題が生じまして…」
クラウスが申し訳無さそうに頭をあげる。
「ああ、先程王子が行方不明だと…」
「ええ…この騒ぎできちんと確認が出来ていませんので、私も向かって確認に行きたいのですが…」
「構いませんよ、私達はウエスト国の馬車の近くで待機していますので」
「ありがとうございます、おい!この方々を馬車までお送りしろ!」
クラウスが部下に命じると
「大丈夫だ、場所もわかってるし俺らに何かしようもんなら返り討ちにしてやるからな。お前らはその王子様ってのを探してやれ」
ディムロスがそう言うと、
「じゃあ俺達も戻るか…」
アランとミシェルがイチカ達を連れて戻って来ると
「イチカとリュカは大丈夫かな?」
レアルが怪我がないか聞くと
「はい!それよりとても勉強になりました」
「うん!やっぱり隊長達は凄いなぁ…早くあんな風に戦えるようになりたいよ」
リュカがアラン達に尊敬の眼差しを向ける。
「憧れるのは構わんが…ズボラな所まで似るなよ」
ベイカーが笑うと
「お前に言われたくないわ!」
アランがベイカーを小突くと笑いながらミヅキ達の元に向かって行った…。
場車に戻るとマルコさんやコジローとムサシ、ユキさん達が馬車の近くで待機していた。
「皆さん無事ミヅキさんを連れ戻せたようですね」
マルコさんが余裕そうに微笑んでいた。
「なんだ?マルコさんは分かってたみたいだな」
ベイカーが意外そうにしていると
「このメンバーで、しかもミヅキさんの事で解決しないわけが無いと思っていましたからね」
マルコさんが笑って言うと
「陛下は王宮にお泊まりになられますか?皆さんの分は知り合いの商人に紹介して頂いて御屋敷をご用意しておきました」
マルコさんが聞くと
「なんだ…みんな違う所に泊まるのか?…私もそっちに行こうかな…」
ギルバートが寂しそうにすると
「いけません。陛下にはサウス国からきちんと部屋を用意されていますよね」
シリウスが駄目だと首を振ると…ギルバートは数名の部隊兵達、シリウス達と王宮に戻ることになった…
「では、これからサウス国のレミオロンに報告に言ってくる」
ギルバートが王宮に向かおうとすると
「あっ…そういえば今サウス国の王子が行方不明だそうですよ。まぁこの騒ぎで驚いて何処かにかくれたのだろうと思いますが…」
レアルが先程の話を伝えると
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