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6章
283.海の事情
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シードは大きな袋を持ちながら屋敷に戻る…。
「おっ!シードお帰り、見回りはどうだった?」
仲間の兵士が話しかけると
「ああ…異常は特になかった…」
「そうか良かったなぁ…これ以上何かあれば、もうみんな黙ってないからな」
「そうだな…それで決まったのか?」
「いや…まだ話し合ってるみたいだな」
「そうか…じゃちょっと行ってくるから…」
荷物を持ち上げ部屋を出ようとすると…
「なんの荷物だ?重そうだな、手伝おうか?」
「なんでもない!」
シードが大事そうに持ち上げる。
「な、なんだよ…別に取ろうなんて思って無いよ…」
「いや…すまない…じゃ」
そそくさと部屋を出て言った…
「変な奴だな…」
仲間の兵士はシードが出ていった扉を見つめていた。
シードは急いで屋敷に向かうと…
トントン…
「誰だ?」
中から声がかえってくる。
「シードです…」
「入れ」
「失礼します」
シードが周りを確認して誰も居ないのを確かめると素早く部屋に入る。
「どうした?」
「リップル様…アクア様を見つけました…」
「そうか…それで?」
「それが…ジョルダン王に陸上に攻撃をする事を止めるように頼みに行くと…」
「は?なんでそんな事になった?アクアは陸上の奴らを憎んでいたはずだ!」
「そ、そうなんですが…先程お会いした時に考えを変えたようです…」
シードが辛そうに顔を顰めると
「それで?アクアは?」
シードはリップルの前に土下座をすると…
「申し訳ございません!」
「ど、どうした?」
「アクア様はここに…」
シードが袋を差し出す…リップルが中を見るとそこにはアクアが入っていた…
「お前…」
リップルがシードを睨むと
「申し訳ございません…アクア様が王の元に行ってしまったらと思うと…」
リップルがアクアの顔を触ると…
「ん…」
「なんだ…気を失ってるだけか…」
ホッとすると
「も、もちろんです!」
「まぁ…いい。アクアはこの部屋に閉じ込めておく、お前はもう下がれこの事は黙っていろ」
「は、はい…」
シードが部屋を出ると…
「すみません…」
扉に向い…アクアに謝ると屋敷を出ていった…。
リップルはアクアをベッドに寝かせるとそっと頭を撫でる…
アクアは普通に寝ているだけのようだった…
リップルは肩をなで下ろすと部屋を出ていき外から鍵をかける。
鍵を机の引き出しにしまうと国王の元へと向かった。
会議室では国王と大臣達の話し合う声が外まで漏れ出ていた…。
「ジョルダン様!いつまで待つつもりですか!」
大臣が声を荒らげると…
「落ち着け…まだ陸上の者達のせいだと決まった訳では無いだろう…」
「しかし!このままでは海の民は全滅してしまいます!この海の木も枯れ始めてる所が出てきたのですよ!このままでは国が滅びます!」
「それならなおのこと陸上の者達に助けを求めないと、我々だけではもうどうする事も出来ない…」
「原因となった者達に頭を下げろとでも言うのですか!」
「そうです!私はみた!あいつらが海に何か捨てるのを!それからおかしな事が続くようになったんだ!」
「今までこんな事は一度も無かった!」
大臣達が興奮すると…
「王妃様だってこのままでは…」
王妃の事を言われ…
「黙れ!」
国王の言葉に大臣達が一斉に黙る。
「いや…すまなかった。妻はエリアルは大丈夫だ…まだそんなに進行していないから…な…」
「な、なら…なおのこと早く陸上を制圧して原因となる物を取り除かせ無ければ…」
「海の薬ではどれも効きませんでした…やはり陸上のものの仕業かと思います…」
海の医師が答えると…
「そうか…」
王が顔を顰めた。
「失礼します!」
リップルが扉を開け中に入って来た。
「リップル…アクアは見つかったか?」
国王が息子を見て声をかける。
「はい…アクアはいました。今は私の部屋で休ませています。アクアも私もみなと同じ意見です!陸上に攻め込みましょう!」
「そうだ!リップル王子に続け!」
大臣が騒ぐと…
「…わかった…明後日の満月の夜に今一度陸上に赴こう…しかし攻め込むのでは無い!話し合いだ!そこで原因がわからなければ…それなりの手段を選ぼう…」
「ふん…奴らが何かしたに決まっている…」
「話し合うだけ無駄だ…」
大臣達が不満を口にする。
「話は終わりだ!シード!」
「はい!」
「書状を陸の者に渡してきてくれ…話し合いの場を持ちたいと…」
「…はい…」
ジョルダンは話し合いの場を持ちたい胸を丁寧な言葉で書き示すと封を止める。
「頼むぞ」
「はい…」
シードは受け取ると頭を下げて城から出て行った…。
「今日はこれまでとする!明後日陸に上がる準備をしておけ!それまでは陸上の者への手出しは厳禁だ!」
「「「…はっ!」」」
皆、納得いかない顔をしながらも国王の命に渋々頷いた…。
一人の大臣が従者に目で合図を送ると…従者は誰にも気づかれないよう…シードの後を追った…。
国王の言葉で解散となり大臣達が出ていくと…
「リップル…お前は残れ…」
ジョルダンがリップルに声をかける…
「…はい」
大臣達が出て行き、ジョルダンとリップルだけになると…
「リップル…母さんに会っていきなさい…」
「何故ですか?今はそれどころではないでしょう?」
リップルがジョルダンを睨むと…
「それに今会って移りでもしたらどうするのですか!これから攻め込むのに戦力となる私が戦えなくなるわけにはいかない!母上はまだ進行が遅れているのでしょう?」
リップルがまくし立てると…
「…ならアクアを連れて来なさい…」
「…アクアも会いたくないと思いますよ」
「それはアクアに聞く。いいから連れて来なさい」
「わかりました…しかしアクアが来たくないと言ったら?」
「…それはない…アクアは母さんの事を一番心配していたからね…」
「…わかりました…失礼します」
リップルはジョルダンに頭を下げると…部屋を出ていった…。
「…アクアが会いたがって…しかも父上に余計な事を言ってしまったら…」
リップルは悩みながら部屋へと戻って行った…。
部屋に入ると…
ドンッ!ドンッ!
壁を叩く音が響いていた…
「な、なんだ…」
リップルが警戒すると…
「開けろー!出せー!」
アクアが目覚めて部屋で暴れているようだった…
「全く…あのおてんば娘は!」
リップルが扉の前に行くと…
「アクア!」
ピタッ…と音が止む。
「に、兄さん?」
「そうだ!ちょっとは静かに待てないのか!」
「リップル兄さん…ここから出して!僕…お父さんの所に行かないと!」
アクアが再び扉を叩き出す!
「…父上に何を言うんだ…」
「…陸上への攻撃を待ってほしい…って…」
アクアが小さい声で答えると…
「何故だ?なぜ急に心変わりをしたんだ?お前だってあんなにも陸上の奴らに怒っていたじゃないか!?」
「そ、そうだけど…僕…陸上に上がってきたんだ…そこでお母さんのあの痣を治せるって子を見つけたんだ…」
「お前…また一人で陸上に行ったのか…」
リップルの怒った声に…
「ごめんなさい!お説教は後で聞く!それよりも彼女らをお母さんに会わせないと!」
「…会わせるだって…?もしかして…海の国に陸上の奴らを入れたのか?」
「…」
「アクア!何を考えてるんだ!陸上の奴らなんか入れて…病が更に広がりでもしたら…」
「ミヅキ達はそんな事しないよ!僕達を助けに来てくれたんだ!」
「お前は騙されてるんだ!」
「ち、違う…」
「そいつらは何処に居る?即刻捕まえないと…」
「だ、駄目!あの痣を消せるのはミヅキだけなんだよ!」
「アクア…お前はまだ幼い…だから騙されたんだ!いいからそいつらの場所を言え!」
「…」
「まぁいい…お前が匿いそうな所は…神殿か…地下の秘密基地だろ…」
「リップル兄さん!」
「その様子だと…地下だな…お前はもう少しそこで頭を冷やせ。その間にそいつらを捕まえてきてやる!」
「やめて!兄さん!ミヅキ達なら今の海の国を救ってくれるかもしれないんだよ!」
「陸上の奴らに何が出来る!」
バタンッ!
「兄さん?兄さん!待って、行かないで!」
アクアの必死の叫び声は…リップルにはもう聞こえなかった…。
「おっ!シードお帰り、見回りはどうだった?」
仲間の兵士が話しかけると
「ああ…異常は特になかった…」
「そうか良かったなぁ…これ以上何かあれば、もうみんな黙ってないからな」
「そうだな…それで決まったのか?」
「いや…まだ話し合ってるみたいだな」
「そうか…じゃちょっと行ってくるから…」
荷物を持ち上げ部屋を出ようとすると…
「なんの荷物だ?重そうだな、手伝おうか?」
「なんでもない!」
シードが大事そうに持ち上げる。
「な、なんだよ…別に取ろうなんて思って無いよ…」
「いや…すまない…じゃ」
そそくさと部屋を出て言った…
「変な奴だな…」
仲間の兵士はシードが出ていった扉を見つめていた。
シードは急いで屋敷に向かうと…
トントン…
「誰だ?」
中から声がかえってくる。
「シードです…」
「入れ」
「失礼します」
シードが周りを確認して誰も居ないのを確かめると素早く部屋に入る。
「どうした?」
「リップル様…アクア様を見つけました…」
「そうか…それで?」
「それが…ジョルダン王に陸上に攻撃をする事を止めるように頼みに行くと…」
「は?なんでそんな事になった?アクアは陸上の奴らを憎んでいたはずだ!」
「そ、そうなんですが…先程お会いした時に考えを変えたようです…」
シードが辛そうに顔を顰めると
「それで?アクアは?」
シードはリップルの前に土下座をすると…
「申し訳ございません!」
「ど、どうした?」
「アクア様はここに…」
シードが袋を差し出す…リップルが中を見るとそこにはアクアが入っていた…
「お前…」
リップルがシードを睨むと
「申し訳ございません…アクア様が王の元に行ってしまったらと思うと…」
リップルがアクアの顔を触ると…
「ん…」
「なんだ…気を失ってるだけか…」
ホッとすると
「も、もちろんです!」
「まぁ…いい。アクアはこの部屋に閉じ込めておく、お前はもう下がれこの事は黙っていろ」
「は、はい…」
シードが部屋を出ると…
「すみません…」
扉に向い…アクアに謝ると屋敷を出ていった…。
リップルはアクアをベッドに寝かせるとそっと頭を撫でる…
アクアは普通に寝ているだけのようだった…
リップルは肩をなで下ろすと部屋を出ていき外から鍵をかける。
鍵を机の引き出しにしまうと国王の元へと向かった。
会議室では国王と大臣達の話し合う声が外まで漏れ出ていた…。
「ジョルダン様!いつまで待つつもりですか!」
大臣が声を荒らげると…
「落ち着け…まだ陸上の者達のせいだと決まった訳では無いだろう…」
「しかし!このままでは海の民は全滅してしまいます!この海の木も枯れ始めてる所が出てきたのですよ!このままでは国が滅びます!」
「それならなおのこと陸上の者達に助けを求めないと、我々だけではもうどうする事も出来ない…」
「原因となった者達に頭を下げろとでも言うのですか!」
「そうです!私はみた!あいつらが海に何か捨てるのを!それからおかしな事が続くようになったんだ!」
「今までこんな事は一度も無かった!」
大臣達が興奮すると…
「王妃様だってこのままでは…」
王妃の事を言われ…
「黙れ!」
国王の言葉に大臣達が一斉に黙る。
「いや…すまなかった。妻はエリアルは大丈夫だ…まだそんなに進行していないから…な…」
「な、なら…なおのこと早く陸上を制圧して原因となる物を取り除かせ無ければ…」
「海の薬ではどれも効きませんでした…やはり陸上のものの仕業かと思います…」
海の医師が答えると…
「そうか…」
王が顔を顰めた。
「失礼します!」
リップルが扉を開け中に入って来た。
「リップル…アクアは見つかったか?」
国王が息子を見て声をかける。
「はい…アクアはいました。今は私の部屋で休ませています。アクアも私もみなと同じ意見です!陸上に攻め込みましょう!」
「そうだ!リップル王子に続け!」
大臣が騒ぐと…
「…わかった…明後日の満月の夜に今一度陸上に赴こう…しかし攻め込むのでは無い!話し合いだ!そこで原因がわからなければ…それなりの手段を選ぼう…」
「ふん…奴らが何かしたに決まっている…」
「話し合うだけ無駄だ…」
大臣達が不満を口にする。
「話は終わりだ!シード!」
「はい!」
「書状を陸の者に渡してきてくれ…話し合いの場を持ちたいと…」
「…はい…」
ジョルダンは話し合いの場を持ちたい胸を丁寧な言葉で書き示すと封を止める。
「頼むぞ」
「はい…」
シードは受け取ると頭を下げて城から出て行った…。
「今日はこれまでとする!明後日陸に上がる準備をしておけ!それまでは陸上の者への手出しは厳禁だ!」
「「「…はっ!」」」
皆、納得いかない顔をしながらも国王の命に渋々頷いた…。
一人の大臣が従者に目で合図を送ると…従者は誰にも気づかれないよう…シードの後を追った…。
国王の言葉で解散となり大臣達が出ていくと…
「リップル…お前は残れ…」
ジョルダンがリップルに声をかける…
「…はい」
大臣達が出て行き、ジョルダンとリップルだけになると…
「リップル…母さんに会っていきなさい…」
「何故ですか?今はそれどころではないでしょう?」
リップルがジョルダンを睨むと…
「それに今会って移りでもしたらどうするのですか!これから攻め込むのに戦力となる私が戦えなくなるわけにはいかない!母上はまだ進行が遅れているのでしょう?」
リップルがまくし立てると…
「…ならアクアを連れて来なさい…」
「…アクアも会いたくないと思いますよ」
「それはアクアに聞く。いいから連れて来なさい」
「わかりました…しかしアクアが来たくないと言ったら?」
「…それはない…アクアは母さんの事を一番心配していたからね…」
「…わかりました…失礼します」
リップルはジョルダンに頭を下げると…部屋を出ていった…。
「…アクアが会いたがって…しかも父上に余計な事を言ってしまったら…」
リップルは悩みながら部屋へと戻って行った…。
部屋に入ると…
ドンッ!ドンッ!
壁を叩く音が響いていた…
「な、なんだ…」
リップルが警戒すると…
「開けろー!出せー!」
アクアが目覚めて部屋で暴れているようだった…
「全く…あのおてんば娘は!」
リップルが扉の前に行くと…
「アクア!」
ピタッ…と音が止む。
「に、兄さん?」
「そうだ!ちょっとは静かに待てないのか!」
「リップル兄さん…ここから出して!僕…お父さんの所に行かないと!」
アクアが再び扉を叩き出す!
「…父上に何を言うんだ…」
「…陸上への攻撃を待ってほしい…って…」
アクアが小さい声で答えると…
「何故だ?なぜ急に心変わりをしたんだ?お前だってあんなにも陸上の奴らに怒っていたじゃないか!?」
「そ、そうだけど…僕…陸上に上がってきたんだ…そこでお母さんのあの痣を治せるって子を見つけたんだ…」
「お前…また一人で陸上に行ったのか…」
リップルの怒った声に…
「ごめんなさい!お説教は後で聞く!それよりも彼女らをお母さんに会わせないと!」
「…会わせるだって…?もしかして…海の国に陸上の奴らを入れたのか?」
「…」
「アクア!何を考えてるんだ!陸上の奴らなんか入れて…病が更に広がりでもしたら…」
「ミヅキ達はそんな事しないよ!僕達を助けに来てくれたんだ!」
「お前は騙されてるんだ!」
「ち、違う…」
「そいつらは何処に居る?即刻捕まえないと…」
「だ、駄目!あの痣を消せるのはミヅキだけなんだよ!」
「アクア…お前はまだ幼い…だから騙されたんだ!いいからそいつらの場所を言え!」
「…」
「まぁいい…お前が匿いそうな所は…神殿か…地下の秘密基地だろ…」
「リップル兄さん!」
「その様子だと…地下だな…お前はもう少しそこで頭を冷やせ。その間にそいつらを捕まえてきてやる!」
「やめて!兄さん!ミヅキ達なら今の海の国を救ってくれるかもしれないんだよ!」
「陸上の奴らに何が出来る!」
バタンッ!
「兄さん?兄さん!待って、行かないで!」
アクアの必死の叫び声は…リップルにはもう聞こえなかった…。
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