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小部屋にリリアナを連れていくと、ベッドに座らせて部屋を出て鍵をかける。
「リード」
ブラッドが声をかけるとリードが闇から飛び出してきた。
「この扉を見ていろ、決して誰も入れるなよ」
「はい!」
リードは扉の前に立った、その様子に頷くとブラッドは医務室へと向かった。
薬箱を持って戻って来ると…
「リード誰も来なかったか?」
「はい!なかから音もしませんでしたよ」
「そうか…今度ちゃんとリリアナに合わせてやるからな…」
リリアナの言葉にリードはピンと尻尾を立てるとご機嫌に闇に戻って行った…。
ゆっくり扉を開くと…リリアナが先程と同じ姿勢で固まっていた…。
リリアナの隣に腰掛け…その見つめると指を優しく掴むと…
「すまなかった…どうしても我慢できなくて…」
ブラッドが眉毛を下げてすまなそうに謝る…
「えっ?あっ…ううん…別に大丈夫…ブラッドは助けようとしてくれたのよね?」
「ああ…あいつにはよく言っておいた…他に嫌な事はされなかったか?」
「だ、大丈夫よ後は…手にキスされたくらいだもの」
リリアナがようやく表情を和らげ笑いかけると…
「キス…」
ブラッドの表情が変わる…
「あいつ…」
怒りのあまり形が変わりそうになると…
「ブラッド!大丈夫よ!手の甲にキスなんて挨拶みたいなものよ、私は構わないから…」
「俺が構う!」
ブラッドはリリアナの手を取ると…
「ただの挨拶じゃない…」
そっとリリアナの手にキスを落とす。
「どうだ?」
上目遣いにリリアナを見ると…やっと落ち着いた気持ちがまた騒ぎ出す。
「なんで…ブラッドが同じ事をすると…ドキドキするの?」
リリアナが自分の胸を抑えると…
「リリアナ…」
ブラッドがリリアナを引き寄せると自分の胸に倒れこませる…
「えっ!」
リリアナが戸惑っている間に腕の中に閉じ込めると…
「ブラッドも…凄いドキドキしてる…」
「ああ…同じだろ?」
ブラッドの熱い眼差しに吸い込まれそうになりながら見つめ返していると…ブラッドがリリアナの唇を見つめる。
可愛い小さい唇を親指の腹で優しく撫でるとブラッドが少しずつ近づいてきた…リリアナはびっくりして思わず目を閉じると…
ドンドンドン!
扉を強めに叩く音にリリアナがびっくりして立ち上がる。
「た、大変!私仕事の途中だった…ブラッド手当てありがとう…もう行くね」
リリアナはブラッドの顔を見る事が出来ずに一方的にまくし立てると足早に部屋を出て行った…。
部屋の外には不機嫌そうなファイが立っている。
「リリアナ…大丈夫?怪我をしたって聞いたけど」
リリアナはファイを見るとホッとして…
「大丈夫よ、ちょっと指先を切っただけだから」
指先をファイに向ける。
「ブラッドがきたって聞いたけど…」
ファイにブラッドの名前を呼ばれ…先程の気持ちが甦る、顔を赤く染めると…
「ブラッドが手当てしてくれて…だから…もう平気…行くね」
リリアナは熱い顔を手で抑えながら食堂へと小走りで向かって行った…。
「リード」
ブラッドが声をかけるとリードが闇から飛び出してきた。
「この扉を見ていろ、決して誰も入れるなよ」
「はい!」
リードは扉の前に立った、その様子に頷くとブラッドは医務室へと向かった。
薬箱を持って戻って来ると…
「リード誰も来なかったか?」
「はい!なかから音もしませんでしたよ」
「そうか…今度ちゃんとリリアナに合わせてやるからな…」
リリアナの言葉にリードはピンと尻尾を立てるとご機嫌に闇に戻って行った…。
ゆっくり扉を開くと…リリアナが先程と同じ姿勢で固まっていた…。
リリアナの隣に腰掛け…その見つめると指を優しく掴むと…
「すまなかった…どうしても我慢できなくて…」
ブラッドが眉毛を下げてすまなそうに謝る…
「えっ?あっ…ううん…別に大丈夫…ブラッドは助けようとしてくれたのよね?」
「ああ…あいつにはよく言っておいた…他に嫌な事はされなかったか?」
「だ、大丈夫よ後は…手にキスされたくらいだもの」
リリアナがようやく表情を和らげ笑いかけると…
「キス…」
ブラッドの表情が変わる…
「あいつ…」
怒りのあまり形が変わりそうになると…
「ブラッド!大丈夫よ!手の甲にキスなんて挨拶みたいなものよ、私は構わないから…」
「俺が構う!」
ブラッドはリリアナの手を取ると…
「ただの挨拶じゃない…」
そっとリリアナの手にキスを落とす。
「どうだ?」
上目遣いにリリアナを見ると…やっと落ち着いた気持ちがまた騒ぎ出す。
「なんで…ブラッドが同じ事をすると…ドキドキするの?」
リリアナが自分の胸を抑えると…
「リリアナ…」
ブラッドがリリアナを引き寄せると自分の胸に倒れこませる…
「えっ!」
リリアナが戸惑っている間に腕の中に閉じ込めると…
「ブラッドも…凄いドキドキしてる…」
「ああ…同じだろ?」
ブラッドの熱い眼差しに吸い込まれそうになりながら見つめ返していると…ブラッドがリリアナの唇を見つめる。
可愛い小さい唇を親指の腹で優しく撫でるとブラッドが少しずつ近づいてきた…リリアナはびっくりして思わず目を閉じると…
ドンドンドン!
扉を強めに叩く音にリリアナがびっくりして立ち上がる。
「た、大変!私仕事の途中だった…ブラッド手当てありがとう…もう行くね」
リリアナはブラッドの顔を見る事が出来ずに一方的にまくし立てると足早に部屋を出て行った…。
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「大丈夫よ、ちょっと指先を切っただけだから」
指先をファイに向ける。
「ブラッドがきたって聞いたけど…」
ファイにブラッドの名前を呼ばれ…先程の気持ちが甦る、顔を赤く染めると…
「ブラッドが手当てしてくれて…だから…もう平気…行くね」
リリアナは熱い顔を手で抑えながら食堂へと小走りで向かって行った…。
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