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車
しおりを挟むよく通る道に少し寂れた公園がある。
夏の時期になると草が大量に生えて、周りの木にも覆われ公園は薄暗い雰囲気になる。
その隣に公園の大きさには似つかわしくない広めの駐車場があった。
駐車場は道路に面していて公園には誰もいないのに車だけ置いてあることがよくあった。
近所の人がちょっと駐車場代わりに使ったりしてるんだろうな…ぐらいに思っていた。
またその公園の前を通り、信号で停まったのでなんとなく駐車場の方を見た。
すると公園から一番遠い駐車場に1台の車が停まっていた。
なんか前もそこに泊まってたな…
見覚えのあった車は常にそこに停まっているのかそこの道を通り度に目に入った。
そんな日が続き、今度は夜にその道を通る機会があった。
また信号に捕まりその車に目をやると何となく違和感があった。
夜に見る無人の汚れた車は不気味でつい目を向けてしまった。
すると車のルームミラーのところに何かぶら下がっているのが見えた。
形からすると御守りのようだった。
そしてそれがなぜ目に入ったかというと、それは閉まった車の中で左右に揺れていたのだ。
目の錯覚かと思ったがそれはゆっくりと揺れていた。車はちゃんとは見てないが窓はしまっていると思う。
開いていたとしても動いてもいない車のルームミラーにさがった御守りが揺れるとは思えなかった。
その車は移動をお願いする張り紙が貼られると、その後見かけることはなかった。
夏の時期になると草が大量に生えて、周りの木にも覆われ公園は薄暗い雰囲気になる。
その隣に公園の大きさには似つかわしくない広めの駐車場があった。
駐車場は道路に面していて公園には誰もいないのに車だけ置いてあることがよくあった。
近所の人がちょっと駐車場代わりに使ったりしてるんだろうな…ぐらいに思っていた。
またその公園の前を通り、信号で停まったのでなんとなく駐車場の方を見た。
すると公園から一番遠い駐車場に1台の車が停まっていた。
なんか前もそこに泊まってたな…
見覚えのあった車は常にそこに停まっているのかそこの道を通り度に目に入った。
そんな日が続き、今度は夜にその道を通る機会があった。
また信号に捕まりその車に目をやると何となく違和感があった。
夜に見る無人の汚れた車は不気味でつい目を向けてしまった。
すると車のルームミラーのところに何かぶら下がっているのが見えた。
形からすると御守りのようだった。
そしてそれがなぜ目に入ったかというと、それは閉まった車の中で左右に揺れていたのだ。
目の錯覚かと思ったがそれはゆっくりと揺れていた。車はちゃんとは見てないが窓はしまっていると思う。
開いていたとしても動いてもいない車のルームミラーにさがった御守りが揺れるとは思えなかった。
その車は移動をお願いする張り紙が貼られると、その後見かけることはなかった。
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