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116.[完]
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私は先程の事が気になって不安になりながらお兄様の後をついて行った…
「あの方…大丈夫ですか?やはり私の方が年下なんだから謝った方が…」
何か言おうとしてもお兄様達は必要ないの一点張りで苦笑している。
「マリーがそこまで言うなら、そんなに酷い罰は与えないから大丈夫だよ」
お兄様が最終的に折れてくれてほっとして頷いた。
「でもね、やはり罰は必要なんだ。ちゃんと注意してあげないとここの人達は理解出来ないんだからね」
「そうなのですか…」
「そう、これも相手の事を思っての事だからそこはマリーも理解してね」
「はい」
確かに言われるとその通りかも…
私はお兄様の意見に素直に頷いた。
するとこの話は終わりだといわれると急に止まってにっこりと笑う。
そして気がつくと大きな扉の前に立っていた。
「さぁ入って」
お兄様達は笑ってその扉を開いてくれた。
そこは焼きたてのパンの香りと紅茶の香りがする大きなカフェテリアだった。
カフェテリアに入ると見覚えのある風景に思わず顔がニヤけてるしまった。
「わぁ!」
ゲームの世界のままだ!
キョロキョロと周りの様子を伺っている。
広いカウンターのようなテーブルには様々なパンが並べられていて、パンの次にはケーキや焼き菓子、少しの軽食も備わっている。
「あ、あれは食べ放題なんですか!?」
「ぶっ…マリーならそう言うと思った」
私が驚いていると王子が吹き出して笑っている。
「だ、だってあんなに美味しそうなお菓子が…でも誰も食べてませんね」
キョロキョロとテーブルを見ると学生はいるがみなお茶を優雅に飲んでいた。
「みんなマリーみたいに素直じゃ無いんだよ」
ダンさんまで…馬鹿にしてる!?
むーっと頬を膨らませていると…
「ほらマリーの好きなマフィンだよ」
テオドールお兄様が怒ってる私にフカフカのマフィンを持ってきてくれた!しかも美味しそうな紅茶付き!
「いい香り~」
私は上がっていた顔全体が下がるのを感じた。
美味しいマフィンを頬張るとお兄様が慈愛の満ちた眼差しで私を見ている。
王子やダン様シリルまでもがなんだか微笑ましそうな顔で見つめているが構うもんか!
私はここにお兄様達の恋愛を見守る為に来てるわけで私の事はどうでもいいのだ!
お兄様達のあの顔がこれから現れるであろう主人公達に向かうのもそう遠くない未来だろう…
私はなんだか少し様子の変わったこの世界で今日もいつかくるBLの為に備えていた。
そんな日は永久に来ないとは知らずに…マリーはマフィンと兄達との会話を楽しんでいた。
「あの方…大丈夫ですか?やはり私の方が年下なんだから謝った方が…」
何か言おうとしてもお兄様達は必要ないの一点張りで苦笑している。
「マリーがそこまで言うなら、そんなに酷い罰は与えないから大丈夫だよ」
お兄様が最終的に折れてくれてほっとして頷いた。
「でもね、やはり罰は必要なんだ。ちゃんと注意してあげないとここの人達は理解出来ないんだからね」
「そうなのですか…」
「そう、これも相手の事を思っての事だからそこはマリーも理解してね」
「はい」
確かに言われるとその通りかも…
私はお兄様の意見に素直に頷いた。
するとこの話は終わりだといわれると急に止まってにっこりと笑う。
そして気がつくと大きな扉の前に立っていた。
「さぁ入って」
お兄様達は笑ってその扉を開いてくれた。
そこは焼きたてのパンの香りと紅茶の香りがする大きなカフェテリアだった。
カフェテリアに入ると見覚えのある風景に思わず顔がニヤけてるしまった。
「わぁ!」
ゲームの世界のままだ!
キョロキョロと周りの様子を伺っている。
広いカウンターのようなテーブルには様々なパンが並べられていて、パンの次にはケーキや焼き菓子、少しの軽食も備わっている。
「あ、あれは食べ放題なんですか!?」
「ぶっ…マリーならそう言うと思った」
私が驚いていると王子が吹き出して笑っている。
「だ、だってあんなに美味しそうなお菓子が…でも誰も食べてませんね」
キョロキョロとテーブルを見ると学生はいるがみなお茶を優雅に飲んでいた。
「みんなマリーみたいに素直じゃ無いんだよ」
ダンさんまで…馬鹿にしてる!?
むーっと頬を膨らませていると…
「ほらマリーの好きなマフィンだよ」
テオドールお兄様が怒ってる私にフカフカのマフィンを持ってきてくれた!しかも美味しそうな紅茶付き!
「いい香り~」
私は上がっていた顔全体が下がるのを感じた。
美味しいマフィンを頬張るとお兄様が慈愛の満ちた眼差しで私を見ている。
王子やダン様シリルまでもがなんだか微笑ましそうな顔で見つめているが構うもんか!
私はここにお兄様達の恋愛を見守る為に来てるわけで私の事はどうでもいいのだ!
お兄様達のあの顔がこれから現れるであろう主人公達に向かうのもそう遠くない未来だろう…
私はなんだか少し様子の変わったこの世界で今日もいつかくるBLの為に備えていた。
そんな日は永久に来ないとは知らずに…マリーはマフィンと兄達との会話を楽しんでいた。
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