126 / 177
125.
しおりを挟む
カズキは土魔法でカズキ達が寝れる程度の土壁を四つ作ると
「ナナミやエイト達がいるし天井も作るか…」
上も塞ごうとすると…
「そのままでいいわよ」
ナナミがカズキを止めた。
「でも床が駄目ね、これじゃあエイトが汚れちゃうから…」
ナナミは一本の木を見つめると風魔法で木をカットしていく…何枚も木材を作るとカズキと床に敷き詰めて…
「これなら一晩くらいなら大丈夫ね」
満足そうに即席の小屋を見つめた。
「ちょっと!小屋を作るのに魔力使ってどうするのよ!」
それの行為を唖然と見ていたダレンはカズキ達には直接言えないのでラルクを責めると
「この程度の魔力消費何ともない、それより早く飯にしようぜ、エイトが眠くなっちまう」
みなでエイトを見つめると
「まだ大丈夫だよ!じいちゃんが抱っこして運んでくれたから全然疲れてないもん」
ニカッと笑うと
「ジャックとなにか食べるものないか探して来るね!」
ジャックに行こうと走り出すと
「あんまり遠くに行っちゃ駄目よ」
ナナミが心配すると
「はーい」
エイトはわかったと手を振って森の中に消えて行った。
「大丈夫?私が行きましょうか?」
ダレンがエイトの行った先を見つめると
「いや、近くに変な気配もないし、エイトが倒せない魔物もいないから大丈夫だ。それになにかあれば俺がすぐに駆けつける」
カズキが答えると
「ありがとうな、心配してくれて」
ダレンを見つめると
「ならいいけどね…」
ダレンは恥ずかしそうにぷいっと横を向くと食事の用意をしているナナミの手伝いに向かった。
「なんだありゃ」
ダレンの態度にカズキは不思議に思い首を傾げた。
ナナミ達が食事を作る準備をしていてくれてるので、カズキとラルクは枯れ枝を拾って火をおこす。
「さすがに風呂は無理そうだからお湯を沸かして布で拭く程度でいいな」
ラルクが枝を拾いながらカズキに言うと
「風呂も用意出来るがまぁ一晩だしないいぞ」
何気なく答えると
「風呂も作れるようになったんだ…」
ラルクが持っていた枝を落とすと
「おう、ナナミがやっぱり風呂に入りたいって言ってたからな!でもやっぱり本格的な作りは難しくて試行錯誤して作れるようになったんだ」
「お前は相変わらずナナミの為なら努力を惜しまないな…」
「ナナミ達が喜んでくれるならなんてことはないさ」
せっせと枝を拾うと起き上がって辺りを確認する。
「エイトは…と…」
気配を探ると…ちょっと離れたところで留まっている。
「なにか見つけたのかな…」
気をつけながら様子を伺っていた。
「ナナミやエイト達がいるし天井も作るか…」
上も塞ごうとすると…
「そのままでいいわよ」
ナナミがカズキを止めた。
「でも床が駄目ね、これじゃあエイトが汚れちゃうから…」
ナナミは一本の木を見つめると風魔法で木をカットしていく…何枚も木材を作るとカズキと床に敷き詰めて…
「これなら一晩くらいなら大丈夫ね」
満足そうに即席の小屋を見つめた。
「ちょっと!小屋を作るのに魔力使ってどうするのよ!」
それの行為を唖然と見ていたダレンはカズキ達には直接言えないのでラルクを責めると
「この程度の魔力消費何ともない、それより早く飯にしようぜ、エイトが眠くなっちまう」
みなでエイトを見つめると
「まだ大丈夫だよ!じいちゃんが抱っこして運んでくれたから全然疲れてないもん」
ニカッと笑うと
「ジャックとなにか食べるものないか探して来るね!」
ジャックに行こうと走り出すと
「あんまり遠くに行っちゃ駄目よ」
ナナミが心配すると
「はーい」
エイトはわかったと手を振って森の中に消えて行った。
「大丈夫?私が行きましょうか?」
ダレンがエイトの行った先を見つめると
「いや、近くに変な気配もないし、エイトが倒せない魔物もいないから大丈夫だ。それになにかあれば俺がすぐに駆けつける」
カズキが答えると
「ありがとうな、心配してくれて」
ダレンを見つめると
「ならいいけどね…」
ダレンは恥ずかしそうにぷいっと横を向くと食事の用意をしているナナミの手伝いに向かった。
「なんだありゃ」
ダレンの態度にカズキは不思議に思い首を傾げた。
ナナミ達が食事を作る準備をしていてくれてるので、カズキとラルクは枯れ枝を拾って火をおこす。
「さすがに風呂は無理そうだからお湯を沸かして布で拭く程度でいいな」
ラルクが枝を拾いながらカズキに言うと
「風呂も用意出来るがまぁ一晩だしないいぞ」
何気なく答えると
「風呂も作れるようになったんだ…」
ラルクが持っていた枝を落とすと
「おう、ナナミがやっぱり風呂に入りたいって言ってたからな!でもやっぱり本格的な作りは難しくて試行錯誤して作れるようになったんだ」
「お前は相変わらずナナミの為なら努力を惜しまないな…」
「ナナミ達が喜んでくれるならなんてことはないさ」
せっせと枝を拾うと起き上がって辺りを確認する。
「エイトは…と…」
気配を探ると…ちょっと離れたところで留まっている。
「なにか見つけたのかな…」
気をつけながら様子を伺っていた。
0
お気に入りに追加
2,051
あなたにおすすめの小説

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。

俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
神々の間では異世界転移がブームらしいです。
はぐれメタボ
ファンタジー
第1部《漆黒の少女》
楠木 優香は神様によって異世界に送られる事になった。
理由は『最近流行ってるから』
数々のチートを手にした優香は、ユウと名を変えて、薬師兼冒険者として異世界で生きる事を決める。
優しくて単純な少女の異世界冒険譚。
第2部 《精霊の紋章》
ユウの冒険の裏で、田舎の少年エリオは多くの仲間と共に、世界の命運を掛けた戦いに身を投じて行く事になる。
それは、英雄に憧れた少年の英雄譚。
第3部 《交錯する戦場》
各国が手を結び結成された人類連合と邪神を奉じる魔王に率いられた魔族軍による戦争が始まった。
人間と魔族、様々な意思と策謀が交錯する群像劇。
第4部 《新たなる神話》
戦争が終結し、邪神の討伐を残すのみとなった。
連合からの依頼を受けたユウは、援軍を率いて勇者の後を追い邪神の神殿を目指す。
それは、この世界で最も新しい神話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる