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エイト達はギルドに向かって歩いて行くが不穏な気配はなく村の人達もいつものような朝を迎えているようだった…
「どうなってるの?」
ダレンが困惑する。
「村民は村長の悪事を知らなかったのか?」
「何となくは感じ取ってたと思うけど…」
「まぁとりあえずギルドに向かおう。ギルマスが何か知ってるはずだろ」
ラルクが言うと
「それはどうかしら…村長とギルドの関係性は何も知らないわ、ただ向こうから何かしてくるって事は無かったけど…」
「ふーん」
ラルクは思案げに頷いた…
ギルドに着くと早速受付のお姉さんがエイトに気がついた。
「あっ!エイトくんおはよう。お肉用意してあるよ」
笑顔で手を振ってくる。
「ありがとうございます!」
エイトが喜んで駆けよろうとすると…
「その前に姉ちゃんギルマスはいるか?」
ラルクがエイトばかり見つめるお姉さんに声をかけると
「あっ!はい。いますよ呼んできましょうか?」
「頼む」
「じゃエイトくんちょっと待っててね。お肉も用意してくるわ」
受付のお姉さんが席を外した。
「あなた…年上のお姉さんにもモテモテなのね…」
ダレンがエイトを見つめると
「えっ?モテモテ?」
エイトが首を傾げる。
「うん、気持ちはわかるわなんか可愛いもんね」
ぐりぐりとエイトの頭を撫でていると
「またせたな、俺にようがあるのはお前か?」
受付のお姉さんと一緒にギルマスが来ると、ラルクに声をかける。
「ええ、ちょっと村長の事でお話が…」
ラルクの言葉にギルマスは顔を一瞬強ばらせると…
「そうか、ならここだとなんだ。俺の部屋に行こうか」
ラルクは頷くと
「エイトはその肉ってのを貰ってここで待っててくれ。ジャック一緒にいろよ」
「あら、私は?」
ダレンがラルクに声をかけると
「お前は好きにしろよ。もう平気そうだしこのままここを出てもいいぞ」
ラルクはそう言うとギルマスと部屋へと言ってしまった。
「好きにねぇ…」
ダレンはエイトを見下ろすして考えていると
「ん?」
エイトがダレンを見つめる。
「もうちょとここにいようかな…」
ダレンは誰にも聞こえないような声で呟いた。
「どうなってるの?」
ダレンが困惑する。
「村民は村長の悪事を知らなかったのか?」
「何となくは感じ取ってたと思うけど…」
「まぁとりあえずギルドに向かおう。ギルマスが何か知ってるはずだろ」
ラルクが言うと
「それはどうかしら…村長とギルドの関係性は何も知らないわ、ただ向こうから何かしてくるって事は無かったけど…」
「ふーん」
ラルクは思案げに頷いた…
ギルドに着くと早速受付のお姉さんがエイトに気がついた。
「あっ!エイトくんおはよう。お肉用意してあるよ」
笑顔で手を振ってくる。
「ありがとうございます!」
エイトが喜んで駆けよろうとすると…
「その前に姉ちゃんギルマスはいるか?」
ラルクがエイトばかり見つめるお姉さんに声をかけると
「あっ!はい。いますよ呼んできましょうか?」
「頼む」
「じゃエイトくんちょっと待っててね。お肉も用意してくるわ」
受付のお姉さんが席を外した。
「あなた…年上のお姉さんにもモテモテなのね…」
ダレンがエイトを見つめると
「えっ?モテモテ?」
エイトが首を傾げる。
「うん、気持ちはわかるわなんか可愛いもんね」
ぐりぐりとエイトの頭を撫でていると
「またせたな、俺にようがあるのはお前か?」
受付のお姉さんと一緒にギルマスが来ると、ラルクに声をかける。
「ええ、ちょっと村長の事でお話が…」
ラルクの言葉にギルマスは顔を一瞬強ばらせると…
「そうか、ならここだとなんだ。俺の部屋に行こうか」
ラルクは頷くと
「エイトはその肉ってのを貰ってここで待っててくれ。ジャック一緒にいろよ」
「あら、私は?」
ダレンがラルクに声をかけると
「お前は好きにしろよ。もう平気そうだしこのままここを出てもいいぞ」
ラルクはそう言うとギルマスと部屋へと言ってしまった。
「好きにねぇ…」
ダレンはエイトを見下ろすして考えていると
「ん?」
エイトがダレンを見つめる。
「もうちょとここにいようかな…」
ダレンは誰にも聞こえないような声で呟いた。
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