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じゅうろく
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その日から、エイトはカズキの狩りに必ずついて行くようになった。
最初の頃はずっと抱っこされて移動していだが、何時からか自分から歩くと言って遅いながらも必死にカズキの後を追いかけた…
カズキはエイトに様々な事を教えていった…薬草を見つけては丁寧に説明して、食べられる実があれば一緒に食べる。
魔物を見つけると細かく弱点や性質を教えていた…
エイトはカズキの言うことに真剣に耳を傾けた…一語一句聞き漏らさないように…
カズキとナナミとの幸せな生活でエイトは幸福な子供時代を過ごす事がようやくできた…
カズキ達との生活も数年が経つと…
「じいちゃん!狩りに行こう!」
エイトは朝ごはんを食べ終え、ナナミの食器の片付けを手伝うとカズキの元に急いで向かう!
「もう準備出来たのか?」
カズキが笑ってエイトに聞くと
「うん!道具も持ったし!剣も持ったよ!」
エイトは腰に付けた剣と肩から掛けているナナミ特製の魔法のカバンを見せる!
「カズキもエイトももう行くの?」
ナナミが二人の前に顔を出した。
「ナナミ!今日のお土産はどんな花がいい?」
エイトはナナミに駆け寄ると
「エイトに任せるわ、エイトが持ってきてくれるものならなんでも嬉しいから」
ナナミが幸せそうに微笑む、エイトはあの日からナナミに必ずお土産を持って帰ってきていた…。
「わかった!今日はナナミにピッタリの可愛い花を見つけて来るね!」
「可愛いって…こんなおばあちゃんにピッタリの花なんてあるかしら」
ナナミが笑うと、エイトは真剣な顔で…
「ナナミは可愛いよ!一番可愛い!ね!じいちゃん!」
エイトは同意を求めるようにカズキを見ると…
「ああ、そうだな!俺はナナミより可愛い人は見た事が無い…いや待てよ…一人同じくらい可愛い子がいたな…」
カズキが言うと…
「えっ…」
エイトが不安そうにカズキとナナミを見る…
ナナミもカズキに同意すると
「私も知ってるわその子…」
クスクスと笑う。
エイトが誰の事かわからず不安そうに顔を曇らせると
「エイトって言う俺達の子供だな!」
「そうね!」
カズキとナナミが脅かすようにエイトに抱きつく!
「も、もう!二人ともびっくりしたじゃないか!」
エイトが恥ずかしそうに顔を赤らめた…。
「「行ってきます」」
カズキとエイトはナナミに手を振るとカズキを先頭に走り出した!
「今日は少しスピードをあげるぞ!きつくなったら言うんだ」
カズキが超えをかけると走り出す。
「大丈夫!最近は少し余裕が出来てたからね!」
エイトは笑ってカズキの後を追った!
カズキの足にどうにかついて行くと…
「よし、今日はここら辺にするか」
カズキがようやく足を止めた…エイトははぁはぁと息を整えると
「やっぱりじいちゃんは早いなぁ…全然追いつける気がしないよ…」
エイトはたまらず腰を降ろす。
「エイトもすごいぞ!この年で俺の速さに着いてきているんだからな!このまま頑張れば俺なんか直ぐに抜かされちまうな」
カズキがわらうと
「えー絶対無理だよ…じいちゃんが一番だよ」
エイトは憧れの人を見るようにカズキを見つめた。
最初の頃はずっと抱っこされて移動していだが、何時からか自分から歩くと言って遅いながらも必死にカズキの後を追いかけた…
カズキはエイトに様々な事を教えていった…薬草を見つけては丁寧に説明して、食べられる実があれば一緒に食べる。
魔物を見つけると細かく弱点や性質を教えていた…
エイトはカズキの言うことに真剣に耳を傾けた…一語一句聞き漏らさないように…
カズキとナナミとの幸せな生活でエイトは幸福な子供時代を過ごす事がようやくできた…
カズキ達との生活も数年が経つと…
「じいちゃん!狩りに行こう!」
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「もう準備出来たのか?」
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「カズキもエイトももう行くの?」
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「ナナミ!今日のお土産はどんな花がいい?」
エイトはナナミに駆け寄ると
「エイトに任せるわ、エイトが持ってきてくれるものならなんでも嬉しいから」
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「わかった!今日はナナミにピッタリの可愛い花を見つけて来るね!」
「可愛いって…こんなおばあちゃんにピッタリの花なんてあるかしら」
ナナミが笑うと、エイトは真剣な顔で…
「ナナミは可愛いよ!一番可愛い!ね!じいちゃん!」
エイトは同意を求めるようにカズキを見ると…
「ああ、そうだな!俺はナナミより可愛い人は見た事が無い…いや待てよ…一人同じくらい可愛い子がいたな…」
カズキが言うと…
「えっ…」
エイトが不安そうにカズキとナナミを見る…
ナナミもカズキに同意すると
「私も知ってるわその子…」
クスクスと笑う。
エイトが誰の事かわからず不安そうに顔を曇らせると
「エイトって言う俺達の子供だな!」
「そうね!」
カズキとナナミが脅かすようにエイトに抱きつく!
「も、もう!二人ともびっくりしたじゃないか!」
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「「行ってきます」」
カズキとエイトはナナミに手を振るとカズキを先頭に走り出した!
「今日は少しスピードをあげるぞ!きつくなったら言うんだ」
カズキが超えをかけると走り出す。
「大丈夫!最近は少し余裕が出来てたからね!」
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「よし、今日はここら辺にするか」
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「やっぱりじいちゃんは早いなぁ…全然追いつける気がしないよ…」
エイトはたまらず腰を降ろす。
「エイトもすごいぞ!この年で俺の速さに着いてきているんだからな!このまま頑張れば俺なんか直ぐに抜かされちまうな」
カズキがわらうと
「えー絶対無理だよ…じいちゃんが一番だよ」
エイトは憧れの人を見るようにカズキを見つめた。
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