17 / 48
出会いの章
第十七話 陰陽寮特務部特別機動班
しおりを挟む
優斗が部下としての態度を示した事で、玲斗も落ち着きを取り戻した。改めて優斗を歓迎し、部屋へと招き入れる。
部屋は十畳程の広さがあり、事務机が行儀よく並んでいた。向かい合わせで五席、計十席だ。壁際には書類棚が並び、その最奥に離れて一席。その机上には父の名が記されたプレートが乗っている。
その横に一人の男性が立っていた。二十代半ばだろうか。律と同じくらいの背丈だが、その厚みが違う。洋画のアクション俳優のような体格に短く刈った坊主頭、迷彩のツナギに身を包んでいる。太い眉に四角い顔。こんな怪しい組織より自衛隊にいた方がしっくりくるその人物は、見た目の通り言動も格式張っていた。足は肩幅に広げ、腕は背中で組む、所謂休めの姿勢だ。そのまま微動だにしない。
玲斗がその青年を紹介してくれた。
「彼は僕の相棒で永都順一郎《じゅんいちろう》。順くん。この子が僕の息子の優斗だよ。仲良くしてあげてね」
優斗も頭を下げ挨拶をする。
「小堺優斗です。父がお世話になってます。未熟者ですが、これからよろしくお願いします」
それに想像以上の声量が返ってきた。
「自分は永都順一郎であります! 共切の使い手である優斗殿にお会いできて光栄の至り! 共に悪しき者共より民草を守りましょうぞ!」
怒鳴り声とも取れるその衝撃をまともに喰らった優斗を耳鳴りが襲う。目もチカチカしてふらついた。それを見た律が指差して大笑いする。
「あはははは! 順一郎さんの声凄いよね! 俺も初めて会った時は驚いたな~。でもすぐ慣れるよ!」
そう言って背中を叩いた。
律や玲斗とはまた違う、浮世離れの仕方だ。一昔前の軍人じみた喋り方といい、陰陽寮には変人しかいないのか。もしかしたら、その仕事内容のせいではみ出し者が集まってくるのかもしれない。しかも優斗「殿」と来た。年上の先輩にそう言われるのは心苦しい。
優斗は控えめに後輩として扱うよう頼んでみる。上司の息子とはいえここでは若輩者なのだ。
「あの、僕に敬語はいりません。どうか呼び捨てて下さい」
そう言うも。
「いえ! 優斗殿は共切の主人! 自分にとっては上官であります!」
頑として拒否する永都に優斗は面食らった。来たばかりの新人に上官とは。困った優斗が父を見ると、それに気付きコホンと咳払いをして真面目くさった顔で説明を始める。
「妖刀には序列があってね、それが持ち主の序列にもなるんだよ。順くんの刀は薫咒といって序列は十五位。これでも上位だけど、共切は唯一の鬼切りの刀だから特級扱いで優くんの方が上なんだ。因みに僕の満影はなんと序列二位なんだよ!」
それに律も乗っかった。
「はいはい! 俺の御代月は五位!」
二人揃ってえへんとばかりに胸を張るが、それでは班長である玲斗より入所したばかりの優斗の方が上になってしまう。それで秩序は保たれるのか。不安に思ってそう問えば玲斗は事も無げに笑う。
「ああ、そこは大丈夫。優くんは形式上三班預かりだけど厳密には所属している訳じゃ無いんだよ。つまり僕の部下じゃ無いって事」
部下じゃない?
意味ありげな玲斗の言葉に眉を顰める。それを見てひとつ頷くと玲斗は続けた。
「これから優くんにはいろんな現場に行ってもらう事になるんだ。班の区別無しにね。任務にはりっちゃんが同行するから安心して」
視線で指名された律が元気に敬礼して返事をする。
「はい! りっちゃんです!」
優斗はそれを呆れ顔で眺めた。
――何がりっちゃんだ。
親しげな二人に若干の嫉妬心を持って胸中で毒づく。しかし、そんな息子を横目に玲斗は指を立てて閃いたとばかりに命名する。
「そう! 言うなれば特務部特別機動班! いい響きだ……! 所長に提案しよう。そうと決まれば会議を開いて……」
一人で思案に耽ってしまった玲斗はブツブツと呟いている。昔から熱中すると周りが見えなくなる所はあったがこういう時でもそうなのかと優斗は呆れるばかりだ。以前の優斗なら仕事の事だからとそっとしていた。しかし、もう容赦はしない。力の限り横腹をドつくと、呻き声を上げ体がくの字に曲がった。
「い、痛い! 優くん何するの!?」
それを冷めた目で見遣りながら顎で続きを促す。
「うぅっ。なんか父さんの扱い酷くなってない?」
抗議の声に再度拳を振りあげれば慌てて手で制す。
「ごめん! ごめんなさい! えぇっと、そう! 仕事の話だったね。普段なら様々な状況に対応するために戦力を組むんだけど、優くんの任務は激しめだからね。バディも五位のりっちゃんなんだ。歳も一緒だしやりやすいでしょ?」
こてんと首を傾げてにこやかに告げる父。四十のおっさんがしても可愛くない。白けた視線を送る優斗にもめげずに両手の人差し指を頬に当て、ニッコリ笑う。
「今すぐ必要な情報はそれくらいかな。優くんには明日から教習を受けてもらうよ。先生は美人なお姉さん! あんまりキレイだからってよそ見ばっかりしちゃダメだからね」
頬から指を離すとそのまま優斗の鼻をちょこんと触る。ドつかれたばかりだというのに懲りない父に溜息を吐く。
そこに律の声が上がった。
「先生って幸乃さんでしょ? 俺も久しぶりに会いたいな~。アレは健在なんだよね?」
ムフフといやらしい笑みを浮かべる律に、玲斗も応じる。
「勿論だよ。アレは最早歩く凶器だね。あ、でも僕は奥さん一筋だから興味ないもーん」
コソコソする二人に訝しむ優斗の視線に玲斗は焦ったように言い繕う。終いには鳴らない口笛で誤魔化した。そして律に向き直る。
「それからりっちゃんは別の仕事があるからね。教習の間は別行動だよ」
それに律は泣きそうな顔をしながら駄々を捏ねた。
「え~。やだやだ! 優斗と一緒がいい! 俺も教習受けるから!」
しかし、玲斗は首を振る。
「ダーメ。寂しいだろうけど一週間の我慢だよ。それとも――」
するりと妖しい手つきで頬を撫で律の顔を覗き込む。
「お仕置がいいかな?」
優しい声、優しい口調。しかし、口元は歪に弧を描き、剣呑に細められた瞳には暗い光が宿り愉悦に煌めいていた。その声に律の顔色が青ざめヒュっと喉が鳴る。傍に立つ伊月も息を呑んだ。
律は己の体を掻き抱き声を絞り出す。
「……ご、ごめんなさい。俺、待ってる。だから許して……下さい」
俯く律の答えに気を良くしたのか玲斗の表情に明るさが戻った。
「うんうん。りっちゃんはいい子だね。素直な子は僕大好きだな。それじゃ、今日はもう宿舎に行っていいよ。優くん、明日は八時半に第五会議室に集合ね。会議室は三階。分からなかったらその辺の人が教えてくれるよ。りっちゃんは情報部で仕事の詳細を貰って帰ってね。はい、それじゃあ解散」
玲斗が話は終わりとばかりに手を鳴らす。さっきまであんなに仲が良さそうに話していた二人の変化に戸惑いが隠せず、優斗が父に物申そうと口を開こうとすると律が腕を取って引き止めた。その顔はまだ青いままで、添えられた手も微かに震えている。
「律? お前、大丈夫か?」
気遣う優斗の声に律は力なく笑った。
部屋は十畳程の広さがあり、事務机が行儀よく並んでいた。向かい合わせで五席、計十席だ。壁際には書類棚が並び、その最奥に離れて一席。その机上には父の名が記されたプレートが乗っている。
その横に一人の男性が立っていた。二十代半ばだろうか。律と同じくらいの背丈だが、その厚みが違う。洋画のアクション俳優のような体格に短く刈った坊主頭、迷彩のツナギに身を包んでいる。太い眉に四角い顔。こんな怪しい組織より自衛隊にいた方がしっくりくるその人物は、見た目の通り言動も格式張っていた。足は肩幅に広げ、腕は背中で組む、所謂休めの姿勢だ。そのまま微動だにしない。
玲斗がその青年を紹介してくれた。
「彼は僕の相棒で永都順一郎《じゅんいちろう》。順くん。この子が僕の息子の優斗だよ。仲良くしてあげてね」
優斗も頭を下げ挨拶をする。
「小堺優斗です。父がお世話になってます。未熟者ですが、これからよろしくお願いします」
それに想像以上の声量が返ってきた。
「自分は永都順一郎であります! 共切の使い手である優斗殿にお会いできて光栄の至り! 共に悪しき者共より民草を守りましょうぞ!」
怒鳴り声とも取れるその衝撃をまともに喰らった優斗を耳鳴りが襲う。目もチカチカしてふらついた。それを見た律が指差して大笑いする。
「あはははは! 順一郎さんの声凄いよね! 俺も初めて会った時は驚いたな~。でもすぐ慣れるよ!」
そう言って背中を叩いた。
律や玲斗とはまた違う、浮世離れの仕方だ。一昔前の軍人じみた喋り方といい、陰陽寮には変人しかいないのか。もしかしたら、その仕事内容のせいではみ出し者が集まってくるのかもしれない。しかも優斗「殿」と来た。年上の先輩にそう言われるのは心苦しい。
優斗は控えめに後輩として扱うよう頼んでみる。上司の息子とはいえここでは若輩者なのだ。
「あの、僕に敬語はいりません。どうか呼び捨てて下さい」
そう言うも。
「いえ! 優斗殿は共切の主人! 自分にとっては上官であります!」
頑として拒否する永都に優斗は面食らった。来たばかりの新人に上官とは。困った優斗が父を見ると、それに気付きコホンと咳払いをして真面目くさった顔で説明を始める。
「妖刀には序列があってね、それが持ち主の序列にもなるんだよ。順くんの刀は薫咒といって序列は十五位。これでも上位だけど、共切は唯一の鬼切りの刀だから特級扱いで優くんの方が上なんだ。因みに僕の満影はなんと序列二位なんだよ!」
それに律も乗っかった。
「はいはい! 俺の御代月は五位!」
二人揃ってえへんとばかりに胸を張るが、それでは班長である玲斗より入所したばかりの優斗の方が上になってしまう。それで秩序は保たれるのか。不安に思ってそう問えば玲斗は事も無げに笑う。
「ああ、そこは大丈夫。優くんは形式上三班預かりだけど厳密には所属している訳じゃ無いんだよ。つまり僕の部下じゃ無いって事」
部下じゃない?
意味ありげな玲斗の言葉に眉を顰める。それを見てひとつ頷くと玲斗は続けた。
「これから優くんにはいろんな現場に行ってもらう事になるんだ。班の区別無しにね。任務にはりっちゃんが同行するから安心して」
視線で指名された律が元気に敬礼して返事をする。
「はい! りっちゃんです!」
優斗はそれを呆れ顔で眺めた。
――何がりっちゃんだ。
親しげな二人に若干の嫉妬心を持って胸中で毒づく。しかし、そんな息子を横目に玲斗は指を立てて閃いたとばかりに命名する。
「そう! 言うなれば特務部特別機動班! いい響きだ……! 所長に提案しよう。そうと決まれば会議を開いて……」
一人で思案に耽ってしまった玲斗はブツブツと呟いている。昔から熱中すると周りが見えなくなる所はあったがこういう時でもそうなのかと優斗は呆れるばかりだ。以前の優斗なら仕事の事だからとそっとしていた。しかし、もう容赦はしない。力の限り横腹をドつくと、呻き声を上げ体がくの字に曲がった。
「い、痛い! 優くん何するの!?」
それを冷めた目で見遣りながら顎で続きを促す。
「うぅっ。なんか父さんの扱い酷くなってない?」
抗議の声に再度拳を振りあげれば慌てて手で制す。
「ごめん! ごめんなさい! えぇっと、そう! 仕事の話だったね。普段なら様々な状況に対応するために戦力を組むんだけど、優くんの任務は激しめだからね。バディも五位のりっちゃんなんだ。歳も一緒だしやりやすいでしょ?」
こてんと首を傾げてにこやかに告げる父。四十のおっさんがしても可愛くない。白けた視線を送る優斗にもめげずに両手の人差し指を頬に当て、ニッコリ笑う。
「今すぐ必要な情報はそれくらいかな。優くんには明日から教習を受けてもらうよ。先生は美人なお姉さん! あんまりキレイだからってよそ見ばっかりしちゃダメだからね」
頬から指を離すとそのまま優斗の鼻をちょこんと触る。ドつかれたばかりだというのに懲りない父に溜息を吐く。
そこに律の声が上がった。
「先生って幸乃さんでしょ? 俺も久しぶりに会いたいな~。アレは健在なんだよね?」
ムフフといやらしい笑みを浮かべる律に、玲斗も応じる。
「勿論だよ。アレは最早歩く凶器だね。あ、でも僕は奥さん一筋だから興味ないもーん」
コソコソする二人に訝しむ優斗の視線に玲斗は焦ったように言い繕う。終いには鳴らない口笛で誤魔化した。そして律に向き直る。
「それからりっちゃんは別の仕事があるからね。教習の間は別行動だよ」
それに律は泣きそうな顔をしながら駄々を捏ねた。
「え~。やだやだ! 優斗と一緒がいい! 俺も教習受けるから!」
しかし、玲斗は首を振る。
「ダーメ。寂しいだろうけど一週間の我慢だよ。それとも――」
するりと妖しい手つきで頬を撫で律の顔を覗き込む。
「お仕置がいいかな?」
優しい声、優しい口調。しかし、口元は歪に弧を描き、剣呑に細められた瞳には暗い光が宿り愉悦に煌めいていた。その声に律の顔色が青ざめヒュっと喉が鳴る。傍に立つ伊月も息を呑んだ。
律は己の体を掻き抱き声を絞り出す。
「……ご、ごめんなさい。俺、待ってる。だから許して……下さい」
俯く律の答えに気を良くしたのか玲斗の表情に明るさが戻った。
「うんうん。りっちゃんはいい子だね。素直な子は僕大好きだな。それじゃ、今日はもう宿舎に行っていいよ。優くん、明日は八時半に第五会議室に集合ね。会議室は三階。分からなかったらその辺の人が教えてくれるよ。りっちゃんは情報部で仕事の詳細を貰って帰ってね。はい、それじゃあ解散」
玲斗が話は終わりとばかりに手を鳴らす。さっきまであんなに仲が良さそうに話していた二人の変化に戸惑いが隠せず、優斗が父に物申そうと口を開こうとすると律が腕を取って引き止めた。その顔はまだ青いままで、添えられた手も微かに震えている。
「律? お前、大丈夫か?」
気遣う優斗の声に律は力なく笑った。
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
ヤンデレだらけの短編集
八
BL
ヤンデレだらけの1話(+おまけ)読切短編集です。
全8話。1日1話更新(20時)。
□ホオズキ:寡黙執着年上とノンケ平凡
□ゲッケイジュ:真面目サイコパスとただ可哀想な同級生
□アジサイ:不良の頭と臆病泣き虫
□ラベンダー:希死念慮不良とおバカ
□デルフィニウム:執着傲慢幼馴染と地味ぼっち
ムーンライトノベル様に別名義で投稿しています。
かなり昔に書いたもので、最近の作品と書き方やテーマが違うと思いますが、楽しんでいただければ嬉しいです。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。
山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。
お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。
サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。
こじらせ男子は一生恋煩い
むらさきおいも
BL
『放課後の保健室でKissして?』の続編です♡
無事高校を卒業した将吾だが、その後の生活は楽なものでは無かった。
ずっと一緒だった幼なじみもいつしか離れていき、好きだった先生もあれからどうしたのか、どこで何をしてるのかも分からない。
頼れる人がいない将吾は、とにかく生活していくことに必死だった。
そんな時、バイト先の変わった男の子に声をかけられある事を知られてしまう。
隠していた訳では無いけど知られて良いことなんて一つもない。
だが、将吾はこれをいい事にあることを思いつき、この事をきっかけに二人の関係が動いていく。
そして彼に心を許し始めた頃…
心が揺らぐ出会いがまた訪れる。
変なαとΩに両脇を包囲されたβが、色々奪われながら頑張る話
ベポ田
BL
ヒトの性別が、雄と雌、さらにα、β、Ωの三種類のバース性に分類される世界。総人口の僅か5%しか存在しないαとΩは、フェロモンの分泌器官・受容体の発達度合いで、さらにI型、II型、Ⅲ型に分類される。
βである主人公・九条博人の通う私立帝高校高校は、αやΩ、さらにI型、II型が多く所属する伝統ある名門校だった。
そんな魔境のなかで、変なI型αとII型Ωに理不尽に執着されては、色々な物を奪われ、手に入れながら頑張る不憫なβの話。
イベントにて頒布予定の合同誌サンプルです。
3部構成のうち、1部まで公開予定です。
イラストは、漫画・イラスト担当のいぽいぽさんが描いたものです。
最新はTwitterに掲載しています。
嫌われ者の僕
みるきぃ
BL
学園イチの嫌われ者で、イジメにあっている佐藤あおい。気が弱くてネガティブな性格な上、容姿は瓶底眼鏡で地味。しかし本当の素顔は、幼なじみで人気者の新條ゆうが知っていて誰にも見せつけないようにしていた。学園生活で、あおいの健気な優しさに皆、惹かれていき…⁈学園イチの嫌われ者が総愛される話。嫌われからの愛されです。ヤンデレ注意。
※他サイトで書いていたものを修正してこちらで書いてます。改行多めで読みにくいかもです。
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる