8 / 29
新たな世界へ
第8話 ︎︎仲間という財産
しおりを挟む
え?
ちょっと待って?
カンパニーハウスって言ったらもっと質素な物じゃないの?
だって、できたてのカンパニーよ?
それが何?
この豪邸。
俺はアホみたいに口を開け聳える建物を見上げる。
その間抜け面に皆が吹き出した。
ハッとするも後の祭り。揃って腹を抱えて笑っている。あのメイムまでも!
お前の声初めて聞いたぞ!?
でかい図体の割りに可愛い声だなオイ!
しょうがないじゃん。こんな豪邸お目にかかる機会なんて滅多にないし、皆の身なりだって素朴だから家もそんなもんだと思ったのに。
気恥ずかしくなって俯きシャツの裾を弄っていると笑い声が大きくなった。涙まで流してやがる。
俺はとうとう耐えられなくなって声を張り上げた。
「んな笑わなくてもいいだろ!? ︎︎俺はただの庶民なんだからこんな豪邸見た事無いの! ︎︎しかもこれから住む場所だなんて……マジで?」
改めて口に出しても現実味がない。俺が住んでいたのは6畳のワンルームだ。押し入れも狭かったし風呂もユニットバス。昔は1LDKに住んでいたけど寝に帰るだけの部屋に金をかけるのが馬鹿らしくなって引っ越した。
今でも広い部屋には憧れがあるさ。ある意味成功の証だもん。それがこんなに容易く手に入っていいの?
もちろん正式な持ち主はリーダーのイルベルだけど、家賃も格安、3食付でこの豪邸に住めるなんて。食事は当番制とはいえできすぎじゃない?
俺、もしかして夢見てるのかな。
だってさ、いきなり真っ白な空間に迷い込んで天使に会って、捨てられたと思ったらこんな仲間に巡り会えたんだよ?
落とし子って境遇は喜べる物じゃないけど、もうこれだけで十分幸せかもしれない。超ブラックから超ホワイトに転職できたんだから。
あのまま日本にいても過労死が待っていただけだろう。狭いアパートで孤独死する。そんな未来だ。その上腐乱死体で発見とかなったら目も当てられない。それを万が一なんて笑っていられるような生活じゃなかったんだ。
それがすぐそこにあるリアル。
彼女を作る時間も無い。
眠る時間はごくわずか。
食事さえままならない。
それが一転して、こんなに恵まれた環境に身を置く事になるなんて思ってもいなかった。
つっと流れる涙。
ああ、俺は生きている。
長い間感じられなかった感覚だ。
周りには笑い転げる仲間達。
あまりに笑うから声を荒らげてしまったけど、就職してからの10年間こんな事無かった。
飲み会は上司のご機嫌取り。取引先にペコペコと頭を下げ、有給なんて夢のまた夢。
でも今は――
「お、おい。ルイ? ︎︎そんな泣くほど嫌だったか?すまん、笑って悪かった。あまりに驚くからつい……」
3人揃ってワタワタと慌て俺を宥めようとする。それすらも嬉しくて俺は泣きながら笑った。
「いや、こんなに笑ってくれる仲間なんて今までいなかったからさ、気づいたら泣いてたわ。嫌だね、いい歳した男がこう何度も泣き顔見せるなんて」
涙を拭い、息を吐く。
イルベル達には出会い頭から泣きついてたしな。泣き虫だと思われたかもしれない。
でも、泣いたのなんて久しぶりだ。そんな感情さえ麻痺していた。笑ったのもそう。ここに来てから俺の心は再び動き出した。
それは自分の意思で踏み出したものではないけど、結果としては上々だ。
皆を見渡すとホッとした様子で視線を交わしている。そして改めて俺をカンパニーハウスへと招いてくれた。
前庭には素朴ながら色とりどりの花が咲いている。なんとメイムの趣味だとか。とても丁寧に手入れされていてメイムの几帳面さがよく分かる。凄いと褒めると照れながらはにかんでいた。
花々を見送り玄関に辿り着く。古いけど重厚な扉はまだまだ現役だ。軋んだ音を立てて開かれると階段のある小さな広間が出迎えた。左右に伸びた廊下は窓からの日差しで明るい。
1階にはキッチンやダイニング、風呂にトイレなんかの共同部分が集まっていて、2階が男性、3階が女性の部屋だ。各5部屋ずつあり、今の目標は2組に別れて依頼を受けれるようにメンバー10人を目指すらしい。
大御所カンパニーともなると100人単位の巨大な集団だとか。それをまとめるにはリーダーだけでは無理がある。補佐や事務処理担当、後方支援、経理etc.....。前線に出る冒険者だけではなくハウスを維持するための人員も必要になってくる。それを集めるためにも依頼達成度は重要だし、冒険者の層も厚くなければならない。
ここに集まった最初の5人。
俺達からこのカンパニーは始まる。
それは結構な大役だと言える。俺達がポシャればこのカンパニーが終わってしまうから。それは嫌だ。助けてくれた恩に報いるためにも頑張らなければ。
モチベーションは最高潮。ブラック企業にいた時とは段違いだ。きっと今俺の顔は輝いている。働く意欲が湧き上がって、嫌が応にもこれからの生活に期待が高まっていく。
1階の案内が済むと俺の個室に通される。その広さに感動した。10畳はあろうかという洋室に大きなクローゼット。清潔なベッドも用意されている。寝具はすぐに持ってくると言ってくれた。
いやに手際がいいと思ったら、そろそろ新メンバーを募ろうとしていた所らしい。そこに俺は運良く入り込めたっていう訳だ。
少しでもタイミングがズレていたらどうなっていたか。狼に追われたのも今では良い思い出だ。ほんの3日前の事だけどね。
部屋は大きな窓から風がそよいでくる。今はクローゼットとベッドだけしかなくてまだまだ余裕のある室内に、家具は自由にしていいとイルベルが言う。
う~ん。
それならまずは机かな。魔術の勉強にも使うだろうし、あれば何かと便利だろう。
そういえば、この世界って本はあるんだろうか。異世界物では貴重なイメージが強い。これから冒険者として力をつけていかなければならないんだ。肝心の魔術書が手に入らないとなったら詰んでしまう。
「なぁ、イルベル。この世界って本はあるのか?あるとしたら価格とか知りたいんだけど」
そう聞いてみたら渋い顔で答えた。
「本か……あるにはあるが高価だな。1冊で家が買える。なにせ装丁から文章まで全て手作業だからな。写本でもいい値段するんじゃないか? ︎︎お前が欲しがるって事は魔術書だろう? ︎︎読みたいなら図書館がいいかもしれない。入場料を取られるが買うより何倍も得だ。あとはギルドにも置いてある。あまり高度な本は無いがまだレベルも低いし、しばらくはそれで事足りると思うぞ」
なるほど。ギルドで基礎は学べそうだな。明日行った時に見てみよう。そもそも俺が魔術師になれるかどうかもまだハッキリしないし。
イルベルが向いてるって言ってくれたから特に必要な技能は要らないみたいだけど念の為、断られた時の心構えがしとかなきゃね。その時は今後の生活もまるっきり変わってしまうんだから。
ここにもいられなくなるかもしれない事を覚悟しとかないと。そうは考えたくないけど負け馬根性はそう簡単には治るものでもない。
何はともあれまずは明日の居住届と冒険者登録を無事終わらせる。俺の冒険はそこからだ。
ちょっと待って?
カンパニーハウスって言ったらもっと質素な物じゃないの?
だって、できたてのカンパニーよ?
それが何?
この豪邸。
俺はアホみたいに口を開け聳える建物を見上げる。
その間抜け面に皆が吹き出した。
ハッとするも後の祭り。揃って腹を抱えて笑っている。あのメイムまでも!
お前の声初めて聞いたぞ!?
でかい図体の割りに可愛い声だなオイ!
しょうがないじゃん。こんな豪邸お目にかかる機会なんて滅多にないし、皆の身なりだって素朴だから家もそんなもんだと思ったのに。
気恥ずかしくなって俯きシャツの裾を弄っていると笑い声が大きくなった。涙まで流してやがる。
俺はとうとう耐えられなくなって声を張り上げた。
「んな笑わなくてもいいだろ!? ︎︎俺はただの庶民なんだからこんな豪邸見た事無いの! ︎︎しかもこれから住む場所だなんて……マジで?」
改めて口に出しても現実味がない。俺が住んでいたのは6畳のワンルームだ。押し入れも狭かったし風呂もユニットバス。昔は1LDKに住んでいたけど寝に帰るだけの部屋に金をかけるのが馬鹿らしくなって引っ越した。
今でも広い部屋には憧れがあるさ。ある意味成功の証だもん。それがこんなに容易く手に入っていいの?
もちろん正式な持ち主はリーダーのイルベルだけど、家賃も格安、3食付でこの豪邸に住めるなんて。食事は当番制とはいえできすぎじゃない?
俺、もしかして夢見てるのかな。
だってさ、いきなり真っ白な空間に迷い込んで天使に会って、捨てられたと思ったらこんな仲間に巡り会えたんだよ?
落とし子って境遇は喜べる物じゃないけど、もうこれだけで十分幸せかもしれない。超ブラックから超ホワイトに転職できたんだから。
あのまま日本にいても過労死が待っていただけだろう。狭いアパートで孤独死する。そんな未来だ。その上腐乱死体で発見とかなったら目も当てられない。それを万が一なんて笑っていられるような生活じゃなかったんだ。
それがすぐそこにあるリアル。
彼女を作る時間も無い。
眠る時間はごくわずか。
食事さえままならない。
それが一転して、こんなに恵まれた環境に身を置く事になるなんて思ってもいなかった。
つっと流れる涙。
ああ、俺は生きている。
長い間感じられなかった感覚だ。
周りには笑い転げる仲間達。
あまりに笑うから声を荒らげてしまったけど、就職してからの10年間こんな事無かった。
飲み会は上司のご機嫌取り。取引先にペコペコと頭を下げ、有給なんて夢のまた夢。
でも今は――
「お、おい。ルイ? ︎︎そんな泣くほど嫌だったか?すまん、笑って悪かった。あまりに驚くからつい……」
3人揃ってワタワタと慌て俺を宥めようとする。それすらも嬉しくて俺は泣きながら笑った。
「いや、こんなに笑ってくれる仲間なんて今までいなかったからさ、気づいたら泣いてたわ。嫌だね、いい歳した男がこう何度も泣き顔見せるなんて」
涙を拭い、息を吐く。
イルベル達には出会い頭から泣きついてたしな。泣き虫だと思われたかもしれない。
でも、泣いたのなんて久しぶりだ。そんな感情さえ麻痺していた。笑ったのもそう。ここに来てから俺の心は再び動き出した。
それは自分の意思で踏み出したものではないけど、結果としては上々だ。
皆を見渡すとホッとした様子で視線を交わしている。そして改めて俺をカンパニーハウスへと招いてくれた。
前庭には素朴ながら色とりどりの花が咲いている。なんとメイムの趣味だとか。とても丁寧に手入れされていてメイムの几帳面さがよく分かる。凄いと褒めると照れながらはにかんでいた。
花々を見送り玄関に辿り着く。古いけど重厚な扉はまだまだ現役だ。軋んだ音を立てて開かれると階段のある小さな広間が出迎えた。左右に伸びた廊下は窓からの日差しで明るい。
1階にはキッチンやダイニング、風呂にトイレなんかの共同部分が集まっていて、2階が男性、3階が女性の部屋だ。各5部屋ずつあり、今の目標は2組に別れて依頼を受けれるようにメンバー10人を目指すらしい。
大御所カンパニーともなると100人単位の巨大な集団だとか。それをまとめるにはリーダーだけでは無理がある。補佐や事務処理担当、後方支援、経理etc.....。前線に出る冒険者だけではなくハウスを維持するための人員も必要になってくる。それを集めるためにも依頼達成度は重要だし、冒険者の層も厚くなければならない。
ここに集まった最初の5人。
俺達からこのカンパニーは始まる。
それは結構な大役だと言える。俺達がポシャればこのカンパニーが終わってしまうから。それは嫌だ。助けてくれた恩に報いるためにも頑張らなければ。
モチベーションは最高潮。ブラック企業にいた時とは段違いだ。きっと今俺の顔は輝いている。働く意欲が湧き上がって、嫌が応にもこれからの生活に期待が高まっていく。
1階の案内が済むと俺の個室に通される。その広さに感動した。10畳はあろうかという洋室に大きなクローゼット。清潔なベッドも用意されている。寝具はすぐに持ってくると言ってくれた。
いやに手際がいいと思ったら、そろそろ新メンバーを募ろうとしていた所らしい。そこに俺は運良く入り込めたっていう訳だ。
少しでもタイミングがズレていたらどうなっていたか。狼に追われたのも今では良い思い出だ。ほんの3日前の事だけどね。
部屋は大きな窓から風がそよいでくる。今はクローゼットとベッドだけしかなくてまだまだ余裕のある室内に、家具は自由にしていいとイルベルが言う。
う~ん。
それならまずは机かな。魔術の勉強にも使うだろうし、あれば何かと便利だろう。
そういえば、この世界って本はあるんだろうか。異世界物では貴重なイメージが強い。これから冒険者として力をつけていかなければならないんだ。肝心の魔術書が手に入らないとなったら詰んでしまう。
「なぁ、イルベル。この世界って本はあるのか?あるとしたら価格とか知りたいんだけど」
そう聞いてみたら渋い顔で答えた。
「本か……あるにはあるが高価だな。1冊で家が買える。なにせ装丁から文章まで全て手作業だからな。写本でもいい値段するんじゃないか? ︎︎お前が欲しがるって事は魔術書だろう? ︎︎読みたいなら図書館がいいかもしれない。入場料を取られるが買うより何倍も得だ。あとはギルドにも置いてある。あまり高度な本は無いがまだレベルも低いし、しばらくはそれで事足りると思うぞ」
なるほど。ギルドで基礎は学べそうだな。明日行った時に見てみよう。そもそも俺が魔術師になれるかどうかもまだハッキリしないし。
イルベルが向いてるって言ってくれたから特に必要な技能は要らないみたいだけど念の為、断られた時の心構えがしとかなきゃね。その時は今後の生活もまるっきり変わってしまうんだから。
ここにもいられなくなるかもしれない事を覚悟しとかないと。そうは考えたくないけど負け馬根性はそう簡単には治るものでもない。
何はともあれまずは明日の居住届と冒険者登録を無事終わらせる。俺の冒険はそこからだ。
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
金貨1,000万枚貯まったので勇者辞めてハーレム作ってスローライフ送ります!!
夕凪五月雨影法師
ファンタジー
AIイラストあり! 追放された世界最強の勇者が、ハーレムの女の子たちと自由気ままなスローライフを送る、ちょっとエッチでハートフルな異世界ラブコメディ!!
国内最強の勇者パーティを率いる勇者ユーリが、突然の引退を宣言した。
幼い頃に神託を受けて勇者に選ばれて以来、寝る間も惜しんで人々を助け続けてきたユーリ。
彼はもう限界だったのだ。
「これからは好きな時に寝て、好きな時に食べて、好きな時に好きな子とエッチしてやる!! ハーレム作ってやるーーーー!!」
そんな発言に愛想を尽かし、パーティメンバーは彼の元から去っていくが……。
その引退の裏には、世界をも巻き込む大規模な陰謀が隠されていた。
その陰謀によって、ユーリは勇者引退を余儀なくされ、全てを失った……。
かのように思われた。
「はい、じゃあ僕もう勇者じゃないから、こっからは好きにやらせて貰うね」
勇者としての条約や規約に縛られていた彼は、力をセーブしたまま活動を強いられていたのだ。
本来の力を取り戻した彼は、その強大な魔力と、金貨1,000万枚にものを言わせ、好き勝手に人々を救い、気ままに高難度ダンジョンを攻略し、そして自身をざまぁした巨大な陰謀に立ち向かっていく!!
基本的には、金持ちで最強の勇者が、ハーレムの女の子たちとまったりするだけのスローライフコメディです。
異世界版の光源氏のようなストーリーです!
……やっぱりちょっと違います笑
また、AIイラストは初心者ですので、あくまでも小説のおまけ程度に考えていただければ……(震え声)
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
ごめんみんな先に異世界行ってるよ1年後また会おう
味噌汁食べれる
ファンタジー
主人公佐藤 翔太はクラスみんなより1年も早く異世界に、行ってしまう。みんなよりも1年早く異世界に行ってしまうそして転移場所は、世界樹で最強スキルを実でゲット?スキルを奪いながら最強へ、そして勇者召喚、それは、クラスのみんなだった。クラスのみんなが頑張っているときに、主人公は、自由気ままに生きていく
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる