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第一章 暗殺者に手を
10.作戦確立行動開始
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「暗殺者ぁぁ⁉︎」
夜なのにも関わらず明かりが灯った屋敷にガレウスの叫び声が響く。まず、息子のレオが夜な夜な屋敷を抜け出して街を駆け回っていた事も衝撃だし、更には暗殺者に襲撃されたと言うのだ。
「うん。で、薄々気づいていると思うけどこの人が暗殺者ね」
あんぐりと口を開ける父ガレウスを無視して、≪魔糸≫でぐるぐる巻きにした少女を紹介した。肝心の少女は居心地が悪そうな顔をしている。
「ガッハハハッ!顔に見合わず大胆なことをするなレオよ!」
父ガレウスとは反対に、祖父ゲルラリオは声をあげて豪快に笑う。ただの子供ではないと思っていたが、まさかこれほどとはゲルラリオは思っていなかった。
そして、少し離れたところに母イレイナが黙ってたっている。レオはそんな母の様子に得体の知れぬ恐怖感を覚えるが、今はこれ以上考えたくないので後回しにした。
「それでさ、ウラリス男爵家って知ってる?」
レオが父ガレウスと祖父ゲルラリオに尋ねると、二人は不愉快そうな顔になった。そのような顔をするということは二人とも知っているのだろうとレオは考える。
「ウルクス男爵家…当主のやつがクソ野郎でな。昔、イレイナを執拗に狙ってたんだ」
「あぁ…」
レオはゲンナリとしながら納得した。いわゆる恋敵、いや、相手が一方的に狙っていたからストーカーと称したほうがいいだろう。
「で、この…そういえば名前は何て言うの?」
レオは暗殺者の少女の名前を聞いていなかったと思い、後ろに振り返って彼女に尋ねる。
「…カエデ」
桜色の小さな口が開いて彼女は自分の名前を答えた。
「ありがとう。で、そのウルクス男爵にカエデの母と妹が捕まってるんだってさ。いわゆる人質だね。それでカエデは男爵に命令されて俺を暗殺しに来たってわけ」
レオはカエデから聞いた話をかい摘んで話していく。すると、父ガレウスは難しい顔を、祖父ゲルラリオは楽しそうな顔をした。
「よし!潰しに行くぞレオ!」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいゲルラリオ殿!」
意気揚々とウルクス男爵家を潰しに行こうとするゲルラリオをガレウスは必死に止める。この勢いだと文字通りウルクス男爵家を潰しに行ってしまう。
「あ、あと、カエデとその家族も所属してる『夜の一族』っていう一族も人質がいて動けないらしい」
「ふむ…まずは人質の救出が優先であろうな」
「そうなるね」
男爵家も潰したいが、まずは人質の救出を優先させなければいけない。だが、人質を救出を成功させるには様々な難しい要点があった。
まず大前提として人質がどこにいるか見つけなければいけなく、更には救出に向かっている最中に相手に見つかってはいけない。
「ちょっと待ってくれ、二人とも行く前提で話していないか?」
平然と話を進めるレオとゲルラリオにガレウスは待ったをかけた。これは喧嘩を売られたから買うといった簡単な話ではない。貴族間の揉め事という非常に面倒くさいことなのだ。
「いや、行くに決まってるだろう?」
「何を言ってるの父様?」
レオとゲルラリオは何を言っているんだこいつはと言いたげな表情でガレウスを見る。そんな二人を見て、ガレウスは自分がおかしいのではないかと思ったが、すぐにそんなことはないと思い直した。
「ゲルラリオ殿ならわかると思いますが、いくら相手が男爵家といえども貴族は貴族です。そんな簡単に動くわけには…」
「弱くなったのぉガレウス殿よ」
「はい?」
「昔の貴殿なら真っ先に動いたはずなんだが……実戦から引いていつの間にか気弱になっていないか?」
その言葉にガレウスは言い返せなかった。正式にヴァルフルト侯爵家当主になる前は帝国との小競り合いだったり、魔物の討伐だったりと積極的に動き回っていた。
その頃は確かに積極的な姿勢をとっていた。だが、当主になり、守るべき家族や領民を得てからというもの気がつかないうちに保守的になっていたようだ。
「ふぅー…いいでしょう。俺は立場が立場なので動くことはできませんが、代わりにゲルラリオ殿に頼みます。後々の面倒なことは俺がなんとかするので徹底的に潰してきてください」
レオと同じ碧の双眼に覚悟の炎を灯らせてガレウスは言い放った。
「カカカッ!いい表情になったのぉガレウス殿」
一瞬にして、昔のような歴戦の猛者たる表情に変わったガレウスを見てゲルラリオは盛大に笑う。
良い、非常に良い。
これこそが自分が認めた男だとゲルラリオは納得した。
「任された。剣神の名に誓って奴らを潰してくるとしよう」
そう言ってゲルラリオは獰猛な笑みを浮かべる。引退したとはいえその実力はいまだに健在。まさに王国最強の風格を纏っていた。
「レオ」
そんな中、そばでやりとりを眺めていたレオの元に母イレイナが近づいてきた。
「母様…」
間違いなく母は怒っている、その確信がレオにはあった。
「レオ。色々あなたに言いたいことがありますが一旦我慢します。どうせあなたのことでしょうからお父様についていくなと言っても聞かないでしょう」
イレイナはレオと同じ目線の高さまでしゃがんで言う。彼女とて怒りたくて怒っているわけではない。ただただレオのことが心配なだけだ。
「だから絶対に怪我せず帰ってきてください。お説教はその後です」
「………」
「返事は?」
「はいっ!」
レオが返事したのを確認すると、イレイナは軽くレオの頭を撫でて後ろに下がった。
「よーし、そしたら準備してさっさと乗り込むとするかぁ!」
これより、レオ初めての主義を通す時間である。
夜なのにも関わらず明かりが灯った屋敷にガレウスの叫び声が響く。まず、息子のレオが夜な夜な屋敷を抜け出して街を駆け回っていた事も衝撃だし、更には暗殺者に襲撃されたと言うのだ。
「うん。で、薄々気づいていると思うけどこの人が暗殺者ね」
あんぐりと口を開ける父ガレウスを無視して、≪魔糸≫でぐるぐる巻きにした少女を紹介した。肝心の少女は居心地が悪そうな顔をしている。
「ガッハハハッ!顔に見合わず大胆なことをするなレオよ!」
父ガレウスとは反対に、祖父ゲルラリオは声をあげて豪快に笑う。ただの子供ではないと思っていたが、まさかこれほどとはゲルラリオは思っていなかった。
そして、少し離れたところに母イレイナが黙ってたっている。レオはそんな母の様子に得体の知れぬ恐怖感を覚えるが、今はこれ以上考えたくないので後回しにした。
「それでさ、ウラリス男爵家って知ってる?」
レオが父ガレウスと祖父ゲルラリオに尋ねると、二人は不愉快そうな顔になった。そのような顔をするということは二人とも知っているのだろうとレオは考える。
「ウルクス男爵家…当主のやつがクソ野郎でな。昔、イレイナを執拗に狙ってたんだ」
「あぁ…」
レオはゲンナリとしながら納得した。いわゆる恋敵、いや、相手が一方的に狙っていたからストーカーと称したほうがいいだろう。
「で、この…そういえば名前は何て言うの?」
レオは暗殺者の少女の名前を聞いていなかったと思い、後ろに振り返って彼女に尋ねる。
「…カエデ」
桜色の小さな口が開いて彼女は自分の名前を答えた。
「ありがとう。で、そのウルクス男爵にカエデの母と妹が捕まってるんだってさ。いわゆる人質だね。それでカエデは男爵に命令されて俺を暗殺しに来たってわけ」
レオはカエデから聞いた話をかい摘んで話していく。すると、父ガレウスは難しい顔を、祖父ゲルラリオは楽しそうな顔をした。
「よし!潰しに行くぞレオ!」
「ちょっ、ちょっと待ってくださいゲルラリオ殿!」
意気揚々とウルクス男爵家を潰しに行こうとするゲルラリオをガレウスは必死に止める。この勢いだと文字通りウルクス男爵家を潰しに行ってしまう。
「あ、あと、カエデとその家族も所属してる『夜の一族』っていう一族も人質がいて動けないらしい」
「ふむ…まずは人質の救出が優先であろうな」
「そうなるね」
男爵家も潰したいが、まずは人質の救出を優先させなければいけない。だが、人質を救出を成功させるには様々な難しい要点があった。
まず大前提として人質がどこにいるか見つけなければいけなく、更には救出に向かっている最中に相手に見つかってはいけない。
「ちょっと待ってくれ、二人とも行く前提で話していないか?」
平然と話を進めるレオとゲルラリオにガレウスは待ったをかけた。これは喧嘩を売られたから買うといった簡単な話ではない。貴族間の揉め事という非常に面倒くさいことなのだ。
「いや、行くに決まってるだろう?」
「何を言ってるの父様?」
レオとゲルラリオは何を言っているんだこいつはと言いたげな表情でガレウスを見る。そんな二人を見て、ガレウスは自分がおかしいのではないかと思ったが、すぐにそんなことはないと思い直した。
「ゲルラリオ殿ならわかると思いますが、いくら相手が男爵家といえども貴族は貴族です。そんな簡単に動くわけには…」
「弱くなったのぉガレウス殿よ」
「はい?」
「昔の貴殿なら真っ先に動いたはずなんだが……実戦から引いていつの間にか気弱になっていないか?」
その言葉にガレウスは言い返せなかった。正式にヴァルフルト侯爵家当主になる前は帝国との小競り合いだったり、魔物の討伐だったりと積極的に動き回っていた。
その頃は確かに積極的な姿勢をとっていた。だが、当主になり、守るべき家族や領民を得てからというもの気がつかないうちに保守的になっていたようだ。
「ふぅー…いいでしょう。俺は立場が立場なので動くことはできませんが、代わりにゲルラリオ殿に頼みます。後々の面倒なことは俺がなんとかするので徹底的に潰してきてください」
レオと同じ碧の双眼に覚悟の炎を灯らせてガレウスは言い放った。
「カカカッ!いい表情になったのぉガレウス殿」
一瞬にして、昔のような歴戦の猛者たる表情に変わったガレウスを見てゲルラリオは盛大に笑う。
良い、非常に良い。
これこそが自分が認めた男だとゲルラリオは納得した。
「任された。剣神の名に誓って奴らを潰してくるとしよう」
そう言ってゲルラリオは獰猛な笑みを浮かべる。引退したとはいえその実力はいまだに健在。まさに王国最強の風格を纏っていた。
「レオ」
そんな中、そばでやりとりを眺めていたレオの元に母イレイナが近づいてきた。
「母様…」
間違いなく母は怒っている、その確信がレオにはあった。
「レオ。色々あなたに言いたいことがありますが一旦我慢します。どうせあなたのことでしょうからお父様についていくなと言っても聞かないでしょう」
イレイナはレオと同じ目線の高さまでしゃがんで言う。彼女とて怒りたくて怒っているわけではない。ただただレオのことが心配なだけだ。
「だから絶対に怪我せず帰ってきてください。お説教はその後です」
「………」
「返事は?」
「はいっ!」
レオが返事したのを確認すると、イレイナは軽くレオの頭を撫でて後ろに下がった。
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