8 / 14
第一章 暗殺者に手を
8.闇夜の訪問者
しおりを挟む
地上が寝静まった頃、レオは何時もの黒の服に着替えて窓を開けた。
剣術の鍛錬を初めて二週間、毎日のきつい鍛錬にも慣れてきて筋肉痛になることはほとんどなくなった。
涼しい風が髪を揺らし頬を撫でる。今日も月明かりが降り注いでいる天気の良い日だ。レオは慣れた手つきで窓枠を乗り越え屋敷の外へと身を投げた。
≪身体強化≫を発動したまま、何時もの手順で見張りの騎士たちの上を駆ける。百メートルを一瞬で走り抜け、毎夜の遊戯場へ駆け出した。
今日でこの夜の散歩という名のパルクールは八回目。足場や足音など色々気を配る事が多かった初回と違い、そのようなことは習慣になって無意識でも出来るので余裕がある。
それに、剣術と徒手格闘の鍛錬を始めてからというもの、更に体の使い方の精度が上がったように思えた。
高い屋根から低い屋根へ跳び、着地と同時に転がって威力を分散させる。走る速度を落とさないように転がるときに体の下に手を入れて流れるように体を起こす。
今では≪盾≫の発動もスムーズになって反射で発動できるようになった。魔法も進歩している、剣術の腕も上がってきている、我ながら順調だなとレオは思った。
「ん?」
景色を楽しみながら走っていると、少し遠い前方に一つの人影が見えた。その人物もレオと同じように建物の屋根を駆けている。
レオは怪しいなと思ったがそれより好奇心が勝って近づいていった。そもそも傍から見たらレオも同じ怪しい奴である。
「やあ、君も夜の散歩かい?」
悪戯心でレオはそっと近づいて声を掛けた。
「―――っ!」
するとその人物は驚いたのか、足を滑らして屋根から滑り落ちてしまった。これは不味いと思い、レオはその人物の真下に≪盾≫を発動。無事に地面に落ちることなく受け止めることができた。
「いきなり声かけて驚かせちゃってごめんよ。怪我はない?」
心配の声を掛けるレオだが、その人物は自分を受け止めた≪盾≫を蹴って隣の屋根に逃げた。位置的に丁度屋根と屋根の間の空間を挟むようにして二人は相対する。
全身を黒のローブで隠しているためその人物の全貌は見えないが、背丈はレオより少し高いほどの様だ。つまり、レオより少し年上の少年か少女だということが分かる。
「さて…君がこの街で何をやっていたか教えてくれるかな?あ、安心していいよ。俺はこのヴァルフルト侯爵家の長男だから怪しいものじゃない」
向こうからしたら顔を出しているとはいえレオも十分不審者だ。だから、レオは思い切ってその人物に自分の正体を話した。
レオはこのように親しげに話しかけているが内心不信感マックスで相手を常に観察している。予想として、ただレオみたいに駆けまわっているだけか、それとも犯罪に触れている行為をしているのかどちらかだ。
レオが問いかけて数秒。
反応が無いので再び口を開こうとした、瞬間。
耳に独特な風切り音が聞こえてレオは咄嗟に腰を落とした。
レオは頭上を風の刃が通過するのが分かり、その攻撃を放った犯人が目の前の人物であることに確信を持つ。予想通りではあるが、こうなるのが早すぎる気もした。
「なるほど…俺が侯爵家長男と言うことを知っての攻撃か。君は暗殺者かな?それに他貴族に雇われた」
現状知っている情報をもとにレオは推測していく。また、これを言うことで相手を揺さぶって反応を見る目的もあった。
「―――っ!」
相手はその返事に言葉ではなく投げナイフを投げてきた。僅かな予備動作で素早く投げられたナイフは、一直線にレオまで飛んでいく。
「≪盾≫」
しかし、レオは予測済み。鍛錬の賜物である見事な魔法発動速度によって投げナイフを弾いた。
防がれたことを確認したその暗殺者はレオとの距離を一気に詰める。その速度から、素の身体能力と≪身体強化≫の練度が高いことが伺えた。
暗殺者とレオの距離が二メートル。
レオは武器を持ってきてないことを若干悔やみながらも、≪盾≫を足場に一気に上空へ逃げる。
「≪追尾魔弾≫」
暗殺者が再び詰めてくる前にレオは自分で作った魔法である≪追尾魔弾≫を発動させた。
レオの少し前に出現した淡く光る弾は、勢いよく暗殺者に向かって空を駆ける。今は夜で辺りが暗いため、魔弾の軌跡が綺麗に見えることだろう。
当然ながら、暗殺者はその≪追尾魔弾≫の直線上から避けた。しかし、レオが放ったのは普通の≪魔弾≫ではなく、追尾性能がある≪追尾魔弾≫だ。
ほぼ直角九十度に急に曲がり、暗殺者の体を捉える。
「くっ……!」
魔力量を調節しているため、今当て≪追尾魔弾≫に人を殺傷するような威力はない。しかし、代わりに衝撃が大きくなるように調節した。
なのでその衝撃によって暗殺者は思わず声を漏らしてしまったのだろう。
「俺の魔弾はどこまでも追いかけるよ。それでもまだ続けるかい?」
暗殺者も理解しているはずだ。今はレオの気まぐれによって殺されなかっただけ、その気になれば殺傷する威力の魔弾を放ってくる。
だが、暗殺者はレオに攻撃を仕掛けてきた。
風の刃を飛ばし、風の壁を蹴ってレオに迫る。レオは≪盾≫で風の刃を防ぎ、迫ってくる暗殺者に対して逆に接近した。
二人の距離二メートル。
若干動揺しながらも、暗殺者は懐から取り出したナイフ流れるような動きで突き出す。
「≪灯≫」
レオは≪灯≫を暗殺者の目の前に発動。最大まで光量多くした≪灯≫は暗殺者の視界を白く染める。
「≪魔力糸≫」
レオの掌から飛び出した魔力でできた糸が、またもや落下しそうになっている暗殺者の体をに巻き付く。レオは暗殺者の下に≪盾≫を発動して体を受け止め、口を開いた。
「さあ色々話してもらおうか」
剣術の鍛錬を初めて二週間、毎日のきつい鍛錬にも慣れてきて筋肉痛になることはほとんどなくなった。
涼しい風が髪を揺らし頬を撫でる。今日も月明かりが降り注いでいる天気の良い日だ。レオは慣れた手つきで窓枠を乗り越え屋敷の外へと身を投げた。
≪身体強化≫を発動したまま、何時もの手順で見張りの騎士たちの上を駆ける。百メートルを一瞬で走り抜け、毎夜の遊戯場へ駆け出した。
今日でこの夜の散歩という名のパルクールは八回目。足場や足音など色々気を配る事が多かった初回と違い、そのようなことは習慣になって無意識でも出来るので余裕がある。
それに、剣術と徒手格闘の鍛錬を始めてからというもの、更に体の使い方の精度が上がったように思えた。
高い屋根から低い屋根へ跳び、着地と同時に転がって威力を分散させる。走る速度を落とさないように転がるときに体の下に手を入れて流れるように体を起こす。
今では≪盾≫の発動もスムーズになって反射で発動できるようになった。魔法も進歩している、剣術の腕も上がってきている、我ながら順調だなとレオは思った。
「ん?」
景色を楽しみながら走っていると、少し遠い前方に一つの人影が見えた。その人物もレオと同じように建物の屋根を駆けている。
レオは怪しいなと思ったがそれより好奇心が勝って近づいていった。そもそも傍から見たらレオも同じ怪しい奴である。
「やあ、君も夜の散歩かい?」
悪戯心でレオはそっと近づいて声を掛けた。
「―――っ!」
するとその人物は驚いたのか、足を滑らして屋根から滑り落ちてしまった。これは不味いと思い、レオはその人物の真下に≪盾≫を発動。無事に地面に落ちることなく受け止めることができた。
「いきなり声かけて驚かせちゃってごめんよ。怪我はない?」
心配の声を掛けるレオだが、その人物は自分を受け止めた≪盾≫を蹴って隣の屋根に逃げた。位置的に丁度屋根と屋根の間の空間を挟むようにして二人は相対する。
全身を黒のローブで隠しているためその人物の全貌は見えないが、背丈はレオより少し高いほどの様だ。つまり、レオより少し年上の少年か少女だということが分かる。
「さて…君がこの街で何をやっていたか教えてくれるかな?あ、安心していいよ。俺はこのヴァルフルト侯爵家の長男だから怪しいものじゃない」
向こうからしたら顔を出しているとはいえレオも十分不審者だ。だから、レオは思い切ってその人物に自分の正体を話した。
レオはこのように親しげに話しかけているが内心不信感マックスで相手を常に観察している。予想として、ただレオみたいに駆けまわっているだけか、それとも犯罪に触れている行為をしているのかどちらかだ。
レオが問いかけて数秒。
反応が無いので再び口を開こうとした、瞬間。
耳に独特な風切り音が聞こえてレオは咄嗟に腰を落とした。
レオは頭上を風の刃が通過するのが分かり、その攻撃を放った犯人が目の前の人物であることに確信を持つ。予想通りではあるが、こうなるのが早すぎる気もした。
「なるほど…俺が侯爵家長男と言うことを知っての攻撃か。君は暗殺者かな?それに他貴族に雇われた」
現状知っている情報をもとにレオは推測していく。また、これを言うことで相手を揺さぶって反応を見る目的もあった。
「―――っ!」
相手はその返事に言葉ではなく投げナイフを投げてきた。僅かな予備動作で素早く投げられたナイフは、一直線にレオまで飛んでいく。
「≪盾≫」
しかし、レオは予測済み。鍛錬の賜物である見事な魔法発動速度によって投げナイフを弾いた。
防がれたことを確認したその暗殺者はレオとの距離を一気に詰める。その速度から、素の身体能力と≪身体強化≫の練度が高いことが伺えた。
暗殺者とレオの距離が二メートル。
レオは武器を持ってきてないことを若干悔やみながらも、≪盾≫を足場に一気に上空へ逃げる。
「≪追尾魔弾≫」
暗殺者が再び詰めてくる前にレオは自分で作った魔法である≪追尾魔弾≫を発動させた。
レオの少し前に出現した淡く光る弾は、勢いよく暗殺者に向かって空を駆ける。今は夜で辺りが暗いため、魔弾の軌跡が綺麗に見えることだろう。
当然ながら、暗殺者はその≪追尾魔弾≫の直線上から避けた。しかし、レオが放ったのは普通の≪魔弾≫ではなく、追尾性能がある≪追尾魔弾≫だ。
ほぼ直角九十度に急に曲がり、暗殺者の体を捉える。
「くっ……!」
魔力量を調節しているため、今当て≪追尾魔弾≫に人を殺傷するような威力はない。しかし、代わりに衝撃が大きくなるように調節した。
なのでその衝撃によって暗殺者は思わず声を漏らしてしまったのだろう。
「俺の魔弾はどこまでも追いかけるよ。それでもまだ続けるかい?」
暗殺者も理解しているはずだ。今はレオの気まぐれによって殺されなかっただけ、その気になれば殺傷する威力の魔弾を放ってくる。
だが、暗殺者はレオに攻撃を仕掛けてきた。
風の刃を飛ばし、風の壁を蹴ってレオに迫る。レオは≪盾≫で風の刃を防ぎ、迫ってくる暗殺者に対して逆に接近した。
二人の距離二メートル。
若干動揺しながらも、暗殺者は懐から取り出したナイフ流れるような動きで突き出す。
「≪灯≫」
レオは≪灯≫を暗殺者の目の前に発動。最大まで光量多くした≪灯≫は暗殺者の視界を白く染める。
「≪魔力糸≫」
レオの掌から飛び出した魔力でできた糸が、またもや落下しそうになっている暗殺者の体をに巻き付く。レオは暗殺者の下に≪盾≫を発動して体を受け止め、口を開いた。
「さあ色々話してもらおうか」
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
婚約破棄されたので歴代最高の悪役令嬢になりました
Ryo-k
ファンタジー
『悪役令嬢』
それすなわち、最高の貴族令嬢の資格。
最高の貴族令嬢の資格であるがゆえに、取得難易度もはるかに高く、10年に1人取得できるかどうか。
そして王子から婚約破棄を宣言された公爵令嬢は、最高の『悪役令嬢』となりました。
さらに明らかになる王子の馬鹿っぷりとその末路――
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
お人好しの悪役令嬢は悪役になりきれない
あーもんど
恋愛
ある日、悪役令嬢に憑依してしまった主人公。
困惑するものの、わりとすんなり状況を受け入れ、『必ず幸せになる!』と決意。
さあ、第二の人生の幕開けよ!────と意気込むものの、人生そう上手くいかず……
────えっ?悪役令嬢って、家族と不仲だったの?
────ヒロインに『悪役になりきれ』って言われたけど、どうすれば……?
などと悩みながらも、真っ向から人と向き合い、自分なりの道を模索していく。
そんな主人公に惹かれたのか、皆だんだん優しくなっていき……?
ついには、主人公を溺愛するように!
────これは孤独だった悪役令嬢が家族に、攻略対象者に、ヒロインに愛されまくるお語。
◆小説家になろう様にて、先行公開中◆
転生したらチートでした
ユナネコ
ファンタジー
通り魔に刺されそうになっていた親友を助けたら死んじゃってまさかの転生!?物語だけの話だと思ってたけど、まさかほんとにあるなんて!よし、第二の人生楽しむぞー!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
オカン公爵令嬢はオヤジを探す
清水柚木
ファンタジー
フォルトゥーナ王国の唯一の後継者、アダルベルト・フォルトゥーナ・ミケーレは落馬して、前世の記憶を取り戻した。
ハイスペックな王太子として転生し、喜んだのも束の間、転生した世界が乙女ゲームの「愛する貴方と見る黄昏」だと気付く。
そして自身が攻略対象である王子だったと言うことも。
ヒロインとの恋愛なんて冗談じゃない!、とゲームシナリオから抜け出そうとしたところ、前世の母であるオカンと再会。
オカンに振り回されながら、シナリオから抜け出そうと頑張るアダルベルト王子。
オカンにこき使われながら、オヤジ探しを頑張るアダルベルト王子。
あげく魔王までもが復活すると言う。
そんな彼に幸せは訪れるのか?
これは最初から最後まで、オカンに振り回される可哀想なイケメン王子の物語。
※ 「第15回ファンタジー小説大賞」用に過去に書いたものを修正しながらあげていきます。その為、今月中には完結します。
※ 追記 今月中に完結しようと思いましたが、修正が追いつかないので、来月初めに完結になると思います。申し訳ありませんが、もう少しお付き合い頂けるとありがたいです。
※追記 続編を11月から始める予定です。まずは手始めに番外編を書いてみました。よろしくお願いします。
髪の色は愛の証 〜白髪少年愛される〜
あめ
ファンタジー
髪の色がとてもカラフルな世界。
そんな世界に唯一現れた白髪の少年。
その少年とは神様に転生させられた日本人だった。
その少年が“髪の色=愛の証”とされる世界で愛を知らぬ者として、可愛がられ愛される話。
⚠第1章の主人公は、2歳なのでめっちゃ拙い発音です。滑舌死んでます。
⚠愛されるだけではなく、ちょっと可哀想なお話もあります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
『王家の面汚し』と呼ばれ帝国へ売られた王女ですが、普通に歓迎されました……
Ryo-k
ファンタジー
王宮で開かれた側妃主催のパーティーで婚約破棄を告げられたのは、アシュリー・クローネ第一王女。
優秀と言われているラビニア・クローネ第二王女と常に比較され続け、彼女は貴族たちからは『王家の面汚し』と呼ばれ疎まれていた。
そんな彼女は、帝国との交易の条件として、帝国に送られることになる。
しかしこの時は誰も予想していなかった。
この出来事が、王国の滅亡へのカウントダウンの始まりであることを……
アシュリーが帝国で、秘められていた才能を開花するのを……
※この作品は「小説家になろう」でも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる