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第一章 暗殺者に手を
8.闇夜の訪問者
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地上が寝静まった頃、レオは何時もの黒の服に着替えて窓を開けた。
剣術の鍛錬を初めて二週間、毎日のきつい鍛錬にも慣れてきて筋肉痛になることはほとんどなくなった。
涼しい風が髪を揺らし頬を撫でる。今日も月明かりが降り注いでいる天気の良い日だ。レオは慣れた手つきで窓枠を乗り越え屋敷の外へと身を投げた。
≪身体強化≫を発動したまま、何時もの手順で見張りの騎士たちの上を駆ける。百メートルを一瞬で走り抜け、毎夜の遊戯場へ駆け出した。
今日でこの夜の散歩という名のパルクールは八回目。足場や足音など色々気を配る事が多かった初回と違い、そのようなことは習慣になって無意識でも出来るので余裕がある。
それに、剣術と徒手格闘の鍛錬を始めてからというもの、更に体の使い方の精度が上がったように思えた。
高い屋根から低い屋根へ跳び、着地と同時に転がって威力を分散させる。走る速度を落とさないように転がるときに体の下に手を入れて流れるように体を起こす。
今では≪盾≫の発動もスムーズになって反射で発動できるようになった。魔法も進歩している、剣術の腕も上がってきている、我ながら順調だなとレオは思った。
「ん?」
景色を楽しみながら走っていると、少し遠い前方に一つの人影が見えた。その人物もレオと同じように建物の屋根を駆けている。
レオは怪しいなと思ったがそれより好奇心が勝って近づいていった。そもそも傍から見たらレオも同じ怪しい奴である。
「やあ、君も夜の散歩かい?」
悪戯心でレオはそっと近づいて声を掛けた。
「―――っ!」
するとその人物は驚いたのか、足を滑らして屋根から滑り落ちてしまった。これは不味いと思い、レオはその人物の真下に≪盾≫を発動。無事に地面に落ちることなく受け止めることができた。
「いきなり声かけて驚かせちゃってごめんよ。怪我はない?」
心配の声を掛けるレオだが、その人物は自分を受け止めた≪盾≫を蹴って隣の屋根に逃げた。位置的に丁度屋根と屋根の間の空間を挟むようにして二人は相対する。
全身を黒のローブで隠しているためその人物の全貌は見えないが、背丈はレオより少し高いほどの様だ。つまり、レオより少し年上の少年か少女だということが分かる。
「さて…君がこの街で何をやっていたか教えてくれるかな?あ、安心していいよ。俺はこのヴァルフルト侯爵家の長男だから怪しいものじゃない」
向こうからしたら顔を出しているとはいえレオも十分不審者だ。だから、レオは思い切ってその人物に自分の正体を話した。
レオはこのように親しげに話しかけているが内心不信感マックスで相手を常に観察している。予想として、ただレオみたいに駆けまわっているだけか、それとも犯罪に触れている行為をしているのかどちらかだ。
レオが問いかけて数秒。
反応が無いので再び口を開こうとした、瞬間。
耳に独特な風切り音が聞こえてレオは咄嗟に腰を落とした。
レオは頭上を風の刃が通過するのが分かり、その攻撃を放った犯人が目の前の人物であることに確信を持つ。予想通りではあるが、こうなるのが早すぎる気もした。
「なるほど…俺が侯爵家長男と言うことを知っての攻撃か。君は暗殺者かな?それに他貴族に雇われた」
現状知っている情報をもとにレオは推測していく。また、これを言うことで相手を揺さぶって反応を見る目的もあった。
「―――っ!」
相手はその返事に言葉ではなく投げナイフを投げてきた。僅かな予備動作で素早く投げられたナイフは、一直線にレオまで飛んでいく。
「≪盾≫」
しかし、レオは予測済み。鍛錬の賜物である見事な魔法発動速度によって投げナイフを弾いた。
防がれたことを確認したその暗殺者はレオとの距離を一気に詰める。その速度から、素の身体能力と≪身体強化≫の練度が高いことが伺えた。
暗殺者とレオの距離が二メートル。
レオは武器を持ってきてないことを若干悔やみながらも、≪盾≫を足場に一気に上空へ逃げる。
「≪追尾魔弾≫」
暗殺者が再び詰めてくる前にレオは自分で作った魔法である≪追尾魔弾≫を発動させた。
レオの少し前に出現した淡く光る弾は、勢いよく暗殺者に向かって空を駆ける。今は夜で辺りが暗いため、魔弾の軌跡が綺麗に見えることだろう。
当然ながら、暗殺者はその≪追尾魔弾≫の直線上から避けた。しかし、レオが放ったのは普通の≪魔弾≫ではなく、追尾性能がある≪追尾魔弾≫だ。
ほぼ直角九十度に急に曲がり、暗殺者の体を捉える。
「くっ……!」
魔力量を調節しているため、今当て≪追尾魔弾≫に人を殺傷するような威力はない。しかし、代わりに衝撃が大きくなるように調節した。
なのでその衝撃によって暗殺者は思わず声を漏らしてしまったのだろう。
「俺の魔弾はどこまでも追いかけるよ。それでもまだ続けるかい?」
暗殺者も理解しているはずだ。今はレオの気まぐれによって殺されなかっただけ、その気になれば殺傷する威力の魔弾を放ってくる。
だが、暗殺者はレオに攻撃を仕掛けてきた。
風の刃を飛ばし、風の壁を蹴ってレオに迫る。レオは≪盾≫で風の刃を防ぎ、迫ってくる暗殺者に対して逆に接近した。
二人の距離二メートル。
若干動揺しながらも、暗殺者は懐から取り出したナイフ流れるような動きで突き出す。
「≪灯≫」
レオは≪灯≫を暗殺者の目の前に発動。最大まで光量多くした≪灯≫は暗殺者の視界を白く染める。
「≪魔力糸≫」
レオの掌から飛び出した魔力でできた糸が、またもや落下しそうになっている暗殺者の体をに巻き付く。レオは暗殺者の下に≪盾≫を発動して体を受け止め、口を開いた。
「さあ色々話してもらおうか」
剣術の鍛錬を初めて二週間、毎日のきつい鍛錬にも慣れてきて筋肉痛になることはほとんどなくなった。
涼しい風が髪を揺らし頬を撫でる。今日も月明かりが降り注いでいる天気の良い日だ。レオは慣れた手つきで窓枠を乗り越え屋敷の外へと身を投げた。
≪身体強化≫を発動したまま、何時もの手順で見張りの騎士たちの上を駆ける。百メートルを一瞬で走り抜け、毎夜の遊戯場へ駆け出した。
今日でこの夜の散歩という名のパルクールは八回目。足場や足音など色々気を配る事が多かった初回と違い、そのようなことは習慣になって無意識でも出来るので余裕がある。
それに、剣術と徒手格闘の鍛錬を始めてからというもの、更に体の使い方の精度が上がったように思えた。
高い屋根から低い屋根へ跳び、着地と同時に転がって威力を分散させる。走る速度を落とさないように転がるときに体の下に手を入れて流れるように体を起こす。
今では≪盾≫の発動もスムーズになって反射で発動できるようになった。魔法も進歩している、剣術の腕も上がってきている、我ながら順調だなとレオは思った。
「ん?」
景色を楽しみながら走っていると、少し遠い前方に一つの人影が見えた。その人物もレオと同じように建物の屋根を駆けている。
レオは怪しいなと思ったがそれより好奇心が勝って近づいていった。そもそも傍から見たらレオも同じ怪しい奴である。
「やあ、君も夜の散歩かい?」
悪戯心でレオはそっと近づいて声を掛けた。
「―――っ!」
するとその人物は驚いたのか、足を滑らして屋根から滑り落ちてしまった。これは不味いと思い、レオはその人物の真下に≪盾≫を発動。無事に地面に落ちることなく受け止めることができた。
「いきなり声かけて驚かせちゃってごめんよ。怪我はない?」
心配の声を掛けるレオだが、その人物は自分を受け止めた≪盾≫を蹴って隣の屋根に逃げた。位置的に丁度屋根と屋根の間の空間を挟むようにして二人は相対する。
全身を黒のローブで隠しているためその人物の全貌は見えないが、背丈はレオより少し高いほどの様だ。つまり、レオより少し年上の少年か少女だということが分かる。
「さて…君がこの街で何をやっていたか教えてくれるかな?あ、安心していいよ。俺はこのヴァルフルト侯爵家の長男だから怪しいものじゃない」
向こうからしたら顔を出しているとはいえレオも十分不審者だ。だから、レオは思い切ってその人物に自分の正体を話した。
レオはこのように親しげに話しかけているが内心不信感マックスで相手を常に観察している。予想として、ただレオみたいに駆けまわっているだけか、それとも犯罪に触れている行為をしているのかどちらかだ。
レオが問いかけて数秒。
反応が無いので再び口を開こうとした、瞬間。
耳に独特な風切り音が聞こえてレオは咄嗟に腰を落とした。
レオは頭上を風の刃が通過するのが分かり、その攻撃を放った犯人が目の前の人物であることに確信を持つ。予想通りではあるが、こうなるのが早すぎる気もした。
「なるほど…俺が侯爵家長男と言うことを知っての攻撃か。君は暗殺者かな?それに他貴族に雇われた」
現状知っている情報をもとにレオは推測していく。また、これを言うことで相手を揺さぶって反応を見る目的もあった。
「―――っ!」
相手はその返事に言葉ではなく投げナイフを投げてきた。僅かな予備動作で素早く投げられたナイフは、一直線にレオまで飛んでいく。
「≪盾≫」
しかし、レオは予測済み。鍛錬の賜物である見事な魔法発動速度によって投げナイフを弾いた。
防がれたことを確認したその暗殺者はレオとの距離を一気に詰める。その速度から、素の身体能力と≪身体強化≫の練度が高いことが伺えた。
暗殺者とレオの距離が二メートル。
レオは武器を持ってきてないことを若干悔やみながらも、≪盾≫を足場に一気に上空へ逃げる。
「≪追尾魔弾≫」
暗殺者が再び詰めてくる前にレオは自分で作った魔法である≪追尾魔弾≫を発動させた。
レオの少し前に出現した淡く光る弾は、勢いよく暗殺者に向かって空を駆ける。今は夜で辺りが暗いため、魔弾の軌跡が綺麗に見えることだろう。
当然ながら、暗殺者はその≪追尾魔弾≫の直線上から避けた。しかし、レオが放ったのは普通の≪魔弾≫ではなく、追尾性能がある≪追尾魔弾≫だ。
ほぼ直角九十度に急に曲がり、暗殺者の体を捉える。
「くっ……!」
魔力量を調節しているため、今当て≪追尾魔弾≫に人を殺傷するような威力はない。しかし、代わりに衝撃が大きくなるように調節した。
なのでその衝撃によって暗殺者は思わず声を漏らしてしまったのだろう。
「俺の魔弾はどこまでも追いかけるよ。それでもまだ続けるかい?」
暗殺者も理解しているはずだ。今はレオの気まぐれによって殺されなかっただけ、その気になれば殺傷する威力の魔弾を放ってくる。
だが、暗殺者はレオに攻撃を仕掛けてきた。
風の刃を飛ばし、風の壁を蹴ってレオに迫る。レオは≪盾≫で風の刃を防ぎ、迫ってくる暗殺者に対して逆に接近した。
二人の距離二メートル。
若干動揺しながらも、暗殺者は懐から取り出したナイフ流れるような動きで突き出す。
「≪灯≫」
レオは≪灯≫を暗殺者の目の前に発動。最大まで光量多くした≪灯≫は暗殺者の視界を白く染める。
「≪魔力糸≫」
レオの掌から飛び出した魔力でできた糸が、またもや落下しそうになっている暗殺者の体をに巻き付く。レオは暗殺者の下に≪盾≫を発動して体を受け止め、口を開いた。
「さあ色々話してもらおうか」
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