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第一章 暗殺者に手を
2.どうやら魔法の才能は微妙らしい
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交通事故で死んだと思ったら異世界に転生して早七年が経過した。
初めこそ戸惑い混乱したが今では何てことないように日々を過ごしている。慣れとは凄いなとレオ・ヴァルフルトと思った。
そして今日は待ちに待った魔法解禁の日だ。魔法というものは危険が常に付きまとうので、早くても五歳からしか学んではいけない決まりがある。
そして今日レオは七歳になり魔法を学ぶ事になったのだが…。
「これは…なるほど?」
魔法を学び始めて数分後にして、レオの父であるガレウスが何とも言えない声を上げた。
「え、その反応はどうなの」
レオは微妙な反応をする父に不安な気持ちになる。ひとしきり首を捻った後、ガレウスは後頭部を掻きながら口を開いた。
「レオ、今俺はお前の魔法適正を調べた」
「?」
ガレウスの言葉に戸惑いながらもレオは頷く。
少し前までガレウスから魔法の簡単な仕組みを教わっていて、その後にレオの魔法適正を調べると言われたのだ。
だから今、屋敷の部屋の一室でレオはガレウスと共にいた。
「魔法には火水風土氷雷無の七属性があるって言ったよな?」
「うん」
「まず結論から言えばレオの適正は無属性だけだ」
「え」
無属性だけ、その言葉にレオは一瞬思考停止した。
「本当の本当に無属性だけ?」
「ああ、無属性だけだ」
聞き間違いかと思いもう一度聞くが結果は変わらない。どうやら本当にレオの属性適正は無属性だけらしかった。
基本的に一人の人間が使える属性は一つや二つ。才能がある人で三つから四つ。そう考えると属性の適性が一つだけというのはそこまで珍しいことではない。
では何故ガレウスが戸惑いレオが思考停止したかというと、無属性の特異性と微妙さにある。
火属性だったら火を出したり操ったり、土属性だったら土を操ったり、と出来ることは単純。しかし、無属性は火水風土氷雷以外の魔法全てを含むのだ。
ただ、現在使用されている攻撃魔法の殆どは無属性以外の属性である。無属性の魔法といったら、魔力の障壁を作り出す≪シールド≫、灯りをつける≪ライト≫、傷を治す≪ヒール≫他にも一応あるがどれも補助のような魔法だ。
「……微妙」
そう呟くレオはそのことを事前にガレウスから聞いていたため気が沈んでいた。
「いや、そうでもないぞ」
「え?」
レオは思ったのと違った言葉をガレウスから掛けられたため、思わず顔を上げる。
「実はな…無属性に皆見切りをつけるのが早くてあまり深く研究されてないんだよ」
ガレウスは顎に手をやりながら続ける。
「だからなレオ。もしかしたら無属性に驚くような力が秘めてるかもしれないんだぞ?」
意味ありげにニヤリと笑うガレウス。
それを見て聞いたレオも下がっていた口角が徐々に上がり始めた。
「誰も興味ない属性…いい…!」
「だろう?」
「なんかやる気湧いてきた!」
「そうだろうそうだろう!」
共に盛り上がるレオとガレウス。その表情は微妙な属性へ向けるものではなく、可能性のある属性へ向けるものであった。
「よし!そうと決まれば早速鍛錬だ!」
「うん!行こう!」
「ガレウス?レオ?」
盛り上がって外に出ようと立ち上がったその時、ガレウスとレオは周辺の空気が凍るような感覚を覚えた。
「あ、ああ…イレイナ…どうしたんだ?」
「は、母様…」
恐る恐る声がした方を振り返ると、にこやかで柔和な女性が立っていた。
しかし、にこやかであるはずがどこか恐怖を覚える。
「ひっ…」
「ひょえっ…!」
思わず二人の口から悲鳴が漏れる。
「ガレウス?無計画にレオに魔法を教えようとしてはいけませんよ?」
「は、はいぃ」
いつもは大きい父の背中がレオにはこの時は小さく見えた。
「そしてレオ。可能性のある属性の魔法を早く試したい気持ちは分かります。ですが焦ってはいけませんよ?魔法は危険なものですからね」
「了解しましたぁ!」
にこやかだが冷たい視線にレオは反射的に返事をする。普段は優しい母だが、怒るとこの世の誰よりも怖い。本能レベルでガレウスとレオは逆らえなかった。
それだけを言って長い鬢髪を靡かせて去っていったレオの母ことイレイナ。
イレイナの姿が見えなくなると、ガレウスとレオは同時に顔を見合わせて息を吐いた。
「ふぅー…」
「怖っ…」
安心したと同時に、二人は自分が冷や汗をかいている事に気づく。先ほどはイレイナと対面していたことにより、それどころではなくて気が付かなかったのだろう。
「…ちょっとづつ鍛錬するか、レオ」
「うん…そうしよう、父様」
二人に逆らう勇気は全くなかった。
*
屋敷の裏手に位置する原っぱに寝転がりながら、レオは半透明な板を宙に浮かせていた。
時折優しく吹く風に意識を持っていかれそうになるが、目の前の板である≪シールド≫の維持に集中する。
「ふぅ…一旦休憩っと」
≪シールド≫消してレオは一息つく。魔法を初めて使った日から今日で五日目、特に何かすることがあるわけではないレオは毎日魔法の鍛錬をしていた。
今では≪シールド≫≪身体強化≫≪ライト≫≪ヒール≫の四つの無属性魔法を使えるようになっていた。
もちろん完璧に扱えるわけでなく、まだまだ鍛錬の余地がある状態だ。
「ふむ…まだまだ先は長いな」
前世では特に秀でている才能は無く、劣っている所は数個あるという凡人っぷり。だから無属性魔法だけという凡人同然の今の状況を不思議に思っていなかった。
といってもこのまま流れるように時を過ごすことはしない。可能性が秘めている無属性を研究し、鍛錬を続ければいつか大切な人が危険な目に合った時に助けることができるかもしれない。
前世でのような思いはもう二度としたくなかった。
「よし、再開するか」
考えが纏まったところでレオは体を起こして気合を入れる。
体に流れる魔力の流れを意識して起こしたい現象を想起する。
イメージするのは≪シールド≫で作る立方体。
長さは一辺一メートル。
十分イメージが固まったところで魔法を発動した。
「よし…成功だ!」
レオの目の前には≪シールド≫で作られた半透明の立方体が宙に浮いていた。ただ、発動に十秒も時間をかけてしまったのは改善する点だ。
新たな課題を見つけたレオはふと辺りが暗くなっていることに気が付いた。
「むっ、今日はもう帰るか」
何時の間にか日が傾いて茜色に染まった空を見てレオは屋敷に帰ることにした。
初めこそ戸惑い混乱したが今では何てことないように日々を過ごしている。慣れとは凄いなとレオ・ヴァルフルトと思った。
そして今日は待ちに待った魔法解禁の日だ。魔法というものは危険が常に付きまとうので、早くても五歳からしか学んではいけない決まりがある。
そして今日レオは七歳になり魔法を学ぶ事になったのだが…。
「これは…なるほど?」
魔法を学び始めて数分後にして、レオの父であるガレウスが何とも言えない声を上げた。
「え、その反応はどうなの」
レオは微妙な反応をする父に不安な気持ちになる。ひとしきり首を捻った後、ガレウスは後頭部を掻きながら口を開いた。
「レオ、今俺はお前の魔法適正を調べた」
「?」
ガレウスの言葉に戸惑いながらもレオは頷く。
少し前までガレウスから魔法の簡単な仕組みを教わっていて、その後にレオの魔法適正を調べると言われたのだ。
だから今、屋敷の部屋の一室でレオはガレウスと共にいた。
「魔法には火水風土氷雷無の七属性があるって言ったよな?」
「うん」
「まず結論から言えばレオの適正は無属性だけだ」
「え」
無属性だけ、その言葉にレオは一瞬思考停止した。
「本当の本当に無属性だけ?」
「ああ、無属性だけだ」
聞き間違いかと思いもう一度聞くが結果は変わらない。どうやら本当にレオの属性適正は無属性だけらしかった。
基本的に一人の人間が使える属性は一つや二つ。才能がある人で三つから四つ。そう考えると属性の適性が一つだけというのはそこまで珍しいことではない。
では何故ガレウスが戸惑いレオが思考停止したかというと、無属性の特異性と微妙さにある。
火属性だったら火を出したり操ったり、土属性だったら土を操ったり、と出来ることは単純。しかし、無属性は火水風土氷雷以外の魔法全てを含むのだ。
ただ、現在使用されている攻撃魔法の殆どは無属性以外の属性である。無属性の魔法といったら、魔力の障壁を作り出す≪シールド≫、灯りをつける≪ライト≫、傷を治す≪ヒール≫他にも一応あるがどれも補助のような魔法だ。
「……微妙」
そう呟くレオはそのことを事前にガレウスから聞いていたため気が沈んでいた。
「いや、そうでもないぞ」
「え?」
レオは思ったのと違った言葉をガレウスから掛けられたため、思わず顔を上げる。
「実はな…無属性に皆見切りをつけるのが早くてあまり深く研究されてないんだよ」
ガレウスは顎に手をやりながら続ける。
「だからなレオ。もしかしたら無属性に驚くような力が秘めてるかもしれないんだぞ?」
意味ありげにニヤリと笑うガレウス。
それを見て聞いたレオも下がっていた口角が徐々に上がり始めた。
「誰も興味ない属性…いい…!」
「だろう?」
「なんかやる気湧いてきた!」
「そうだろうそうだろう!」
共に盛り上がるレオとガレウス。その表情は微妙な属性へ向けるものではなく、可能性のある属性へ向けるものであった。
「よし!そうと決まれば早速鍛錬だ!」
「うん!行こう!」
「ガレウス?レオ?」
盛り上がって外に出ようと立ち上がったその時、ガレウスとレオは周辺の空気が凍るような感覚を覚えた。
「あ、ああ…イレイナ…どうしたんだ?」
「は、母様…」
恐る恐る声がした方を振り返ると、にこやかで柔和な女性が立っていた。
しかし、にこやかであるはずがどこか恐怖を覚える。
「ひっ…」
「ひょえっ…!」
思わず二人の口から悲鳴が漏れる。
「ガレウス?無計画にレオに魔法を教えようとしてはいけませんよ?」
「は、はいぃ」
いつもは大きい父の背中がレオにはこの時は小さく見えた。
「そしてレオ。可能性のある属性の魔法を早く試したい気持ちは分かります。ですが焦ってはいけませんよ?魔法は危険なものですからね」
「了解しましたぁ!」
にこやかだが冷たい視線にレオは反射的に返事をする。普段は優しい母だが、怒るとこの世の誰よりも怖い。本能レベルでガレウスとレオは逆らえなかった。
それだけを言って長い鬢髪を靡かせて去っていったレオの母ことイレイナ。
イレイナの姿が見えなくなると、ガレウスとレオは同時に顔を見合わせて息を吐いた。
「ふぅー…」
「怖っ…」
安心したと同時に、二人は自分が冷や汗をかいている事に気づく。先ほどはイレイナと対面していたことにより、それどころではなくて気が付かなかったのだろう。
「…ちょっとづつ鍛錬するか、レオ」
「うん…そうしよう、父様」
二人に逆らう勇気は全くなかった。
*
屋敷の裏手に位置する原っぱに寝転がりながら、レオは半透明な板を宙に浮かせていた。
時折優しく吹く風に意識を持っていかれそうになるが、目の前の板である≪シールド≫の維持に集中する。
「ふぅ…一旦休憩っと」
≪シールド≫消してレオは一息つく。魔法を初めて使った日から今日で五日目、特に何かすることがあるわけではないレオは毎日魔法の鍛錬をしていた。
今では≪シールド≫≪身体強化≫≪ライト≫≪ヒール≫の四つの無属性魔法を使えるようになっていた。
もちろん完璧に扱えるわけでなく、まだまだ鍛錬の余地がある状態だ。
「ふむ…まだまだ先は長いな」
前世では特に秀でている才能は無く、劣っている所は数個あるという凡人っぷり。だから無属性魔法だけという凡人同然の今の状況を不思議に思っていなかった。
といってもこのまま流れるように時を過ごすことはしない。可能性が秘めている無属性を研究し、鍛錬を続ければいつか大切な人が危険な目に合った時に助けることができるかもしれない。
前世でのような思いはもう二度としたくなかった。
「よし、再開するか」
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「よし…成功だ!」
レオの目の前には≪シールド≫で作られた半透明の立方体が宙に浮いていた。ただ、発動に十秒も時間をかけてしまったのは改善する点だ。
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