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滅びゆく世界と女神の神託
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女神との会話を、声を出さずにしてたことで、怪しい人になりかけた小夜です。
それにしても、なぜ女神はその間違った精霊術を使うことの危険性を神託しなかったのだろう。
神の力で、使用できなくさせるとかできなかったのだろか?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『初めは、そこまで危険視していなかったの』
でも、気が付いてからは?
『一応努力はしたのよ。でも、神様って、信仰がなければただのでくの坊・・・・・・・・ORZ』
ははは 役に立たないのね。
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「さやは、女神様の使いなら、この世界を助けに来てくれたってこと?」
ココとナツが期待の眼差しを向けてくる。
うっ! めんどくさいのは嫌だよね・・・・・・・・・・・・・。
人は苦手で嫌だけど、精霊とかくまさんとかはそんなこともないし、何より、この世界が滅んだら、私も死んじゃうってことで、私としても死ぬのは嫌かも。
でも、戦うのは嫌というか怖い。
出来るだけ戦わない方向で行きたい。
「また、女神様とお話しか?」
「ううん。いろいろ考えてしまっていただけ。ココとナツの仲間の精霊がどれだけいるのか解らないけど、私が作った農園で足りるのかなって。それに、この森かなりの広さがあるよね」
「ああそうだな。誤った精霊術が使われるようになり、精霊狩りが始まって、世界の崩壊が顕著に表れるようになり、女神様から守って欲しいといわれたからな。私の力の及ぶ範囲一杯頑張った結果だな」
そっか一応女神なりに何とかしようとはしていたのね。
「われらエルフは、守ってもらえなかった・・・・・・・・・・・」
「それは、仕方がないだろう、誤った精霊術をこの森で使われたら、精霊が減って世界の崩壊につながる」
「でも!それならそれをエルフの巫女に神託してくれれば!! エルフである私たちは、森と共に生きて来たのだから、ちゃんとした理由が分かれば使うことはない!!」
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『したのよ神託。でも、その当時の若いエルフたちが無理やり隠ぺいしたのよ。その後も、ことごとくシャットアウト。神託を受けれる者を監禁したり、殺めたり・・・・・・・・。殆どの若いエルフが、誤った精霊術に走り、そして、その危険性にいち早く気付いた長老のエルフを弑し、古からの精霊術を使うエルフを里から追い出した。追い出されたエルフの高齢者は亡くなり、戦いで傷ついたまま追い出されて亡くなった者もいたし、殆どの者が兎に角亡くなった。そして、辛うじて生き残った者は、人間に隷属の首輪をつけられ、自由を奪われた。一度動き出した流れを変えるのは、神でも難しかった・・・・・・・・・・・・。』
なんか、落ち込んでる?
どんまい!!
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カムイは、神妙に言う。
「私も、助けたいとは思ったのだが、女神様から頑なに駄目だといわれておったのだ」
「神はわれらを見捨てたってことか?」
どうやらカムイは、女神から詳しい理由は聞いていないようだ。ここは私がエンリカに訂正するか?
「女神様は、何度も誤った精霊術の危険性を神託されたそうよ。でも、その神託を受けた者を、監禁したり殺したりする者たちがいたそうよ。そんな中、危険性を唱えた長老が弑された。そして、誤った精霊術を使う流れが出来てしまった」
「そんな・・・」
エンリカが落ち込んでいるけど、女神から直接聞いたのだから確かだよ。
「そんな状態で、女神の神としての力も弱まってきているらしい」
ついぽろりとこぼしてしまったけど、更に驚きの新事実だったようだ。私ったら失敗失敗。
「なっ!! なんということ。だからか? 私の力が弱まってきているのは」
『うん、そう。ごめんなさ』
女神がつぶやきが聞こえた。
それにしても、なぜ女神はその間違った精霊術を使うことの危険性を神託しなかったのだろう。
神の力で、使用できなくさせるとかできなかったのだろか?
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『初めは、そこまで危険視していなかったの』
でも、気が付いてからは?
『一応努力はしたのよ。でも、神様って、信仰がなければただのでくの坊・・・・・・・・ORZ』
ははは 役に立たないのね。
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「さやは、女神様の使いなら、この世界を助けに来てくれたってこと?」
ココとナツが期待の眼差しを向けてくる。
うっ! めんどくさいのは嫌だよね・・・・・・・・・・・・・。
人は苦手で嫌だけど、精霊とかくまさんとかはそんなこともないし、何より、この世界が滅んだら、私も死んじゃうってことで、私としても死ぬのは嫌かも。
でも、戦うのは嫌というか怖い。
出来るだけ戦わない方向で行きたい。
「また、女神様とお話しか?」
「ううん。いろいろ考えてしまっていただけ。ココとナツの仲間の精霊がどれだけいるのか解らないけど、私が作った農園で足りるのかなって。それに、この森かなりの広さがあるよね」
「ああそうだな。誤った精霊術が使われるようになり、精霊狩りが始まって、世界の崩壊が顕著に表れるようになり、女神様から守って欲しいといわれたからな。私の力の及ぶ範囲一杯頑張った結果だな」
そっか一応女神なりに何とかしようとはしていたのね。
「われらエルフは、守ってもらえなかった・・・・・・・・・・・」
「それは、仕方がないだろう、誤った精霊術をこの森で使われたら、精霊が減って世界の崩壊につながる」
「でも!それならそれをエルフの巫女に神託してくれれば!! エルフである私たちは、森と共に生きて来たのだから、ちゃんとした理由が分かれば使うことはない!!」
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『したのよ神託。でも、その当時の若いエルフたちが無理やり隠ぺいしたのよ。その後も、ことごとくシャットアウト。神託を受けれる者を監禁したり、殺めたり・・・・・・・・。殆どの若いエルフが、誤った精霊術に走り、そして、その危険性にいち早く気付いた長老のエルフを弑し、古からの精霊術を使うエルフを里から追い出した。追い出されたエルフの高齢者は亡くなり、戦いで傷ついたまま追い出されて亡くなった者もいたし、殆どの者が兎に角亡くなった。そして、辛うじて生き残った者は、人間に隷属の首輪をつけられ、自由を奪われた。一度動き出した流れを変えるのは、神でも難しかった・・・・・・・・・・・・。』
なんか、落ち込んでる?
どんまい!!
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カムイは、神妙に言う。
「私も、助けたいとは思ったのだが、女神様から頑なに駄目だといわれておったのだ」
「神はわれらを見捨てたってことか?」
どうやらカムイは、女神から詳しい理由は聞いていないようだ。ここは私がエンリカに訂正するか?
「女神様は、何度も誤った精霊術の危険性を神託されたそうよ。でも、その神託を受けた者を、監禁したり殺したりする者たちがいたそうよ。そんな中、危険性を唱えた長老が弑された。そして、誤った精霊術を使う流れが出来てしまった」
「そんな・・・」
エンリカが落ち込んでいるけど、女神から直接聞いたのだから確かだよ。
「そんな状態で、女神の神としての力も弱まってきているらしい」
ついぽろりとこぼしてしまったけど、更に驚きの新事実だったようだ。私ったら失敗失敗。
「なっ!! なんということ。だからか? 私の力が弱まってきているのは」
『うん、そう。ごめんなさ』
女神がつぶやきが聞こえた。
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