上 下
45 / 52

滅びゆく世界と女神の神託

しおりを挟む
 女神との会話を、声を出さずにしてたことで、怪しい人になりかけた小夜です。

 それにしても、なぜ女神はその間違った精霊術を使うことの危険性を神託しなかったのだろう。

 神の力で、使用できなくさせるとかできなかったのだろか?



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 『初めは、そこまで危険視していなかったの』

 でも、気が付いてからは?

 『一応努力はしたのよ。でも、神様って、信仰がなければただのでくの坊・・・・・・・・ORZ』

 ははは 役に立たないのね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 「さやは、女神様の使いなら、この世界を助けに来てくれたってこと?」

 ココとナツが期待の眼差しを向けてくる。

 うっ! めんどくさいのは嫌だよね・・・・・・・・・・・・・。

 人は苦手で嫌だけど、精霊とかくまさんとかはそんなこともないし、何より、この世界が滅んだら、私も死んじゃうってことで、私としても死ぬのは嫌かも。

 でも、戦うのは嫌というか怖い。

 出来るだけ戦わない方向で行きたい。

 「また、女神様とお話しか?」

 「ううん。いろいろ考えてしまっていただけ。ココとナツの仲間の精霊がどれだけいるのか解らないけど、私が作った農園で足りるのかなって。それに、この森かなりの広さがあるよね」

 「ああそうだな。誤った精霊術が使われるようになり、精霊狩りが始まって、世界の崩壊が顕著に表れるようになり、女神様から守って欲しいといわれたからな。私の力の及ぶ範囲一杯頑張った結果だな」

 そっか一応女神なりに何とかしようとはしていたのね。

 「われらエルフは、守ってもらえなかった・・・・・・・・・・・」

 「それは、仕方がないだろう、誤った精霊術をこの森で使われたら、精霊が減って世界の崩壊につながる」

 「でも!それならそれをエルフの巫女に神託してくれれば!! エルフである私たちは、森と共に生きて来たのだから、ちゃんとした理由が分かれば使うことはない!!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




  『したのよ神託。でも、その当時の若いエルフたちが無理やり隠ぺいしたのよ。その後も、ことごとくシャットアウト。神託を受けれる者を監禁したり、殺めたり・・・・・・・・。殆どの若いエルフが、誤った精霊術に走り、そして、その危険性にいち早く気付いた長老のエルフを弑し、古からの精霊術を使うエルフを里から追い出した。追い出されたエルフの高齢者は亡くなり、戦いで傷ついたまま追い出されて亡くなった者もいたし、殆どの者が兎に角亡くなった。そして、辛うじて生き残った者は、人間に隷属の首輪をつけられ、自由を奪われた。一度動き出した流れを変えるのは、神でも難しかった・・・・・・・・・・・・。』

 なんか、落ち込んでる? 

 どんまい!!




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 カムイは、神妙に言う。

 「私も、助けたいとは思ったのだが、女神様から頑なに駄目だといわれておったのだ」


 「神はわれらを見捨てたってことか?」

 どうやらカムイは、女神から詳しい理由は聞いていないようだ。ここは私がエンリカに訂正するか?

 「女神様は、何度も誤った精霊術の危険性を神託されたそうよ。でも、その神託を受けた者を、監禁したり殺したりする者たちがいたそうよ。そんな中、危険性を唱えた長老が弑された。そして、誤った精霊術を使う流れが出来てしまった」


 「そんな・・・」

 エンリカが落ち込んでいるけど、女神から直接聞いたのだから確かだよ。

 「そんな状態で、女神の神としての力も弱まってきているらしい」

 ついぽろりとこぼしてしまったけど、更に驚きの新事実だったようだ。私ったら失敗失敗。

 


 「なっ!! なんということ。だからか? 私の力が弱まってきているのは」




 『うん、そう。ごめんなさ』

 


 女神がつぶやきが聞こえた。
しおりを挟む
感想 8

あなたにおすすめの小説

30代社畜の私が1ヶ月後に異世界転生するらしい。

ひさまま
ファンタジー
 前世で搾取されまくりだった私。  魂の休養のため、地球に転生したが、地球でも今世も搾取されまくりのため魂の消滅の危機らしい。  とある理由から元の世界に戻るように言われ、マジックバックを自称神様から頂いたよ。  これで地球で買ったものを持ち込めるとのこと。やっぱり夢ではないらしい。  取り敢えず、明日は退職届けを出そう。  目指せ、快適異世界生活。  ぽちぽち更新します。  作者、うっかりなのでこれも買わないと!というのがあれば教えて下さい。  脳内の空想を、つらつら書いているのでお目汚しな際はごめんなさい。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する

平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。 しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。 だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。 そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。

妻が女神になりまして!?~異世界転移から始まる、なんちゃってスローライフ~

玉響なつめ
ファンタジー
吉田ヨシヤ、四十歳。 ある日仕事から帰ると妻が待っていた。 「離婚するか、異世界に一緒に行くか、選んで!!」 妻の唐突な発言に目を白黒させつつも、愛する女と別れるなんて論外だ! だがまさか妻の『異世界』発言が本物で、しかも彼女は女神になった? 夫として神の眷属となったヨシヤに求められているのは、信者獲得!? 与えられた『神域』は信者獲得でレベルアップした妻により、どんどん住みよくなっていく。 これはヨシヤが異世界で手に入れた、夢の自給自足生活(っぽいもの)の物語……のはずである。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活

ゼウママ
ファンタジー
50歳目前、突然異世界生活が始まる事に。原因は良く聞く神様のミス。私の身にこんな事が起こるなんて…。 「ごめんなさい!もう戻る事も出来ないから、この世界で楽しく過ごして下さい。」と、言われたのでゆっくり生活をする事にした。 現役看護婦の私のゆっくりとしたどたばた異世界生活が始まった。 ゆっくり更新です。はじめての投稿です。 誤字、脱字等有りましたらご指摘下さい。

【完結】あなたに知られたくなかった

ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。 5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。 そんなセレナに起きた奇跡とは?

無自覚な少女は、今日も華麗に周りを振り回す。

ユズ
ファンタジー
15歳の誕生日を迎えた愛菜に待っていたのは、アイシャーナ・ウィステリアという異世界の公爵令嬢の赤ちゃんになるというものだった。けれど前向きな愛菜は「あ、例の異世界転生!え?私死んだっけ?ま、いっか!ふふっ、人生楽しまなき損なんだから!!」と、あっさり受け入れてしまう。 こんな女の子でも案外役に立つ…? これは無自覚才女で天然でチートな愛され少女が楽に生きるために頑張り(しかし斜め上へ行く)、周りを振り回すお話。 *小説家になろう様にも投稿しています

処理中です...