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うしとら屋
三
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「ところで養父さん。実は話があるんだ。」
「話?一体どうしたって言うんだ。」
改まった娘の様子に、左内は不審げに眉を潜める。
寅吉とお駒は、黙って見守っている。
「…実は先日、不忍池で生き別れてた兄という人に出逢った。」
「…??何、言ってるんだ、お前…!」
滅多に見られない養父の驚愕した表情に、沙絵は満足げな顔になる。常々ものに動じないこの養父のことを驚かしてみたいと彼女は思っていたからだ。
「嘘偽りじゃないよ。その場には琥太郎もいた。」
沙絵の言葉に、左内は絶句する。
「…ちょっと、お沙絵。それは本当のことなの?」
黙っていられないと言う風に、お駒が口を挟む。
長年母親代わりとして沙絵を育ててきた彼女は、娘が生き別れの兄に逢ったと聞いて信じられない気持ちで一杯だ。
沙絵は15年前に夫の左内が、旅から戻ってきた時に連れて帰った子であった。
かつてお駒と左内の間には、子供が一人いた。
女の子であったが生まれて二年も経たないうちに、流行病であっけなくこの世を去った。
お駒は突然の不幸に嘆き悲しみながらしばらく暮らしていた。それはお駒だけでなく左内と寅吉も同様で、普段の彼らからはかけ離れたように陰気な面持ちで日々を送っていた。そしてその後は、お駒と左内の間に子供はできなかった。
そんな彼らの元に、ひょっこりと沙絵はやってきたのだ。
幼いながらも整った顔つきをしていて、身なりや所作から沙絵のいた家は裕福だったのではないかと思った。
お駒と寅吉は、女の子を連れ帰った左内から話を聞く。
旅の途中で、不幸にも侍に母親を斬り殺されたと言う気の毒な話であった。
幼いせいで自分がどこの者かも分からないと言う。
ただ、名前だけは、
「私は沙絵。これは白波。」
そう言って、立派な龍笛を沙絵は見せた。
左内は甲州街道を下りながら、沙絵の身元を探りつつ江戸に向かったという。
その結果、母親が巫女装束をしていたこともあり渡り巫女として全国を旅していたのではないかと思ったが、それにしても沙絵が身につけている着物は地味ながら上等なものであった。しかし、本物の渡り巫女なら下手な者より知名度も高く、高額な依頼料をもらって祈祷などを行うことから懐が暖かい者もいる。そうした彼女たちは強盗や集りなどに狙われやすいため、用心棒を雇ったりまたは集団で旅するものだ。
旅の荷物は男に襲われている時に、捨て去ったようで身元を表すものがなかった。
彼女たちの道連れはいないのだろうか。それとも、先ほどの出来事で逸れてしまったのだろうか。
左内は沙絵たちが泊まった宿に宿泊し、宿帳を見せてもらったが名前のみしか記入がなかった。大概の巫女は所属している神社を在所として記入するものだが、その記載がない。中にはどこにも所属せずに本当の流れ者もいるが、宿帳に書かれている筆跡を見る限り、沙絵の母はきちんとした教育を受けた者であると察することができた。
左内は宿の者にも母子の様子を聞いてみたが、二人以外には連れはおらずそれ以上は知りようがなかった。
沙絵の身元が分からないまま、左内は彼女をうしとら屋まで連れて帰った。
寅吉とお駒は最初こそ驚いたが、その後沙絵を引き取って育てることが自然の流れのように決まった。
お駒は神と仏に感謝した。
欲しかった子供が自分の元にやってきたのだ。
それ以来、お駒は沙絵を実の娘を思い慈しみ大事に育ててきた。
そんな大事な娘である沙絵に、生き別れの兄が現れたと言うのだ。
お駒にとっては、一大事である。
「養母さん。本当のことなんだ。琥太郎もその御仁と私がそっくりだと太鼓判を押した。初めは私も信じられなかったけど、その御仁と話しているうちに、この人は、本当に私の兄だと思ったんだ。」
沙絵がそう断言すると、お駒は口を閉じるしかなかった。
幼い頃から沙絵は不思議なところがある娘で、他人の嘘を良く見抜いた。
この深川界隈を縄張りとしている岡っ引きの夕凪の仙太郎親分に言わせると、沙絵は人の全体を捉えて嘘をついているか判断しているのではないかと彼は言った。
仕事柄、人の嘘を見抜く術を持っている仙太郎は、人が嘘をつく時は小さいながらも不自然な癖が現れる。
ある者は汗をかいたり、視線が不自然に動いたり、饒舌になったり、唇が乾いたりと、人によってそれぞれ癖は違うけれど、大概の者はそうした癖が出てしまうそうだ。
それを、お沙絵は無意識に読み取っているのではないかと親分は言った。
お駒たちは仙太郎の言葉を聞き、人の嘘を見抜けることは沙絵の長所と捉えた。
その沙絵がはっきりと断言しているということは、その御仁は嘘をついていないということになる。そして、沙絵自身がその御仁に何か感じるものがあったのだろうと、お駒は思った。
お駒の目に、涙が浮き上がる。
可愛い娘の血の繋がった兄が現れて嬉しく思う気持ちと、15年間手塩にかけて育て上げた娘を取られる気持ちに板挟みになる。
彼女は、唇を噛み締めた。
左内は自分の女房の様子を見て、自分も胸が締め付けられる。彼自身も沙絵を実の子同然に可愛がり育て上げたのだ。その自分の娘がいなくなるかもしれないと思うとどうしようもない気持ちになり、そのやり場のない気持ちを抑えるように膝の上で左右の手を握りしめた。
だが、彼は自分の感情を心の奥底に沈めて、目の前にいる娘に向き直る。
沙絵は真っ直ぐな目で、左内を見いてた。
寅吉は沙絵と左内を見つめて深くため息をつくと、涙を流している娘の肩を抱いた。
お駒は父の顔を見ると、静かに涙を流す。娘を宥めるように彼は、優しくその肩をさする。
寅吉とて15年前にできた可愛い孫が、本当の血の繋がった家族に取られてしまうと思うと身が引き裂かれそうな思いがしたが、それでも可愛い孫の生き別れの兄弟が現れたと言うのなら沙絵にとっての最善の道を探してあげなければと思った。
左内は、義理の父と女房の気持ちを推し量りつつ重い口を開いた。
「…お沙絵。その兄とおっしゃる御仁はどういった方なんだ?」
静かに左内が語りかけると、寅吉とお駒は沙絵の言葉を固唾を飲んで待つ。
「お名前は青木左馬之介様とおっしゃって、二本松藩士だそう。そして、今は江戸藩邸でお勤めされているそうなんだ。」
「何…!その御仁はお侍さんなのかい?」
「ええ。」
沙絵が頷くと、左内は渋い顔になった。
二本松藩は奥州街道を下っていくとある藩で、あの辺りは名馬の産地として有名だ。それから水が良いのためか名酒を作る酒蔵が多数あり、このうしとら屋でも二本松の酒蔵からいくつか銘酒を取り寄せていた。
江戸では永田町に二本松藩の上屋敷があり、この深川からでも一刻程あれば行ける距離だ。よもやそんな近くに沙絵の生き別れの兄がいたとは驚きである。
当時の沙絵の着ていた着物から裕福な家のものだろうと左内は思っていたが、よりにもよって侍の家の娘であったとは…。それも下級武士ではなく、かなり上の身分の家であろう。
「…その御仁は、うちに来てどうされたいんだ。」
お抱えの藩士ともあれば外聞もあるだろうが、15年間市井で育った娘を引き取ると言う話なのか左内としては非常に気になってしまう。
沙絵は寅吉たちの懸念に気づいた。だから、彼女は寅吉たちの心配は杞憂だと知らせるために笑顔を浮かべた。
「その御仁は私を育ててくれた人たちにお礼が言いたいとおっしゃってた。」
「…俺たちにか?」
「ええ。そうおっしゃってた。それに私も寅爺や養父さん、養母さんに会って欲しい。」
そう嬉しそうに娘が言うのを聞くと、彼らは無言で頷くしかなかった。
補足
龍笛:雅楽で使う管楽器の一つで竹の管で出来た横笛で、能管、篠笛など和楽器の横笛全般の原型・先祖であると考えられている。
「話?一体どうしたって言うんだ。」
改まった娘の様子に、左内は不審げに眉を潜める。
寅吉とお駒は、黙って見守っている。
「…実は先日、不忍池で生き別れてた兄という人に出逢った。」
「…??何、言ってるんだ、お前…!」
滅多に見られない養父の驚愕した表情に、沙絵は満足げな顔になる。常々ものに動じないこの養父のことを驚かしてみたいと彼女は思っていたからだ。
「嘘偽りじゃないよ。その場には琥太郎もいた。」
沙絵の言葉に、左内は絶句する。
「…ちょっと、お沙絵。それは本当のことなの?」
黙っていられないと言う風に、お駒が口を挟む。
長年母親代わりとして沙絵を育ててきた彼女は、娘が生き別れの兄に逢ったと聞いて信じられない気持ちで一杯だ。
沙絵は15年前に夫の左内が、旅から戻ってきた時に連れて帰った子であった。
かつてお駒と左内の間には、子供が一人いた。
女の子であったが生まれて二年も経たないうちに、流行病であっけなくこの世を去った。
お駒は突然の不幸に嘆き悲しみながらしばらく暮らしていた。それはお駒だけでなく左内と寅吉も同様で、普段の彼らからはかけ離れたように陰気な面持ちで日々を送っていた。そしてその後は、お駒と左内の間に子供はできなかった。
そんな彼らの元に、ひょっこりと沙絵はやってきたのだ。
幼いながらも整った顔つきをしていて、身なりや所作から沙絵のいた家は裕福だったのではないかと思った。
お駒と寅吉は、女の子を連れ帰った左内から話を聞く。
旅の途中で、不幸にも侍に母親を斬り殺されたと言う気の毒な話であった。
幼いせいで自分がどこの者かも分からないと言う。
ただ、名前だけは、
「私は沙絵。これは白波。」
そう言って、立派な龍笛を沙絵は見せた。
左内は甲州街道を下りながら、沙絵の身元を探りつつ江戸に向かったという。
その結果、母親が巫女装束をしていたこともあり渡り巫女として全国を旅していたのではないかと思ったが、それにしても沙絵が身につけている着物は地味ながら上等なものであった。しかし、本物の渡り巫女なら下手な者より知名度も高く、高額な依頼料をもらって祈祷などを行うことから懐が暖かい者もいる。そうした彼女たちは強盗や集りなどに狙われやすいため、用心棒を雇ったりまたは集団で旅するものだ。
旅の荷物は男に襲われている時に、捨て去ったようで身元を表すものがなかった。
彼女たちの道連れはいないのだろうか。それとも、先ほどの出来事で逸れてしまったのだろうか。
左内は沙絵たちが泊まった宿に宿泊し、宿帳を見せてもらったが名前のみしか記入がなかった。大概の巫女は所属している神社を在所として記入するものだが、その記載がない。中にはどこにも所属せずに本当の流れ者もいるが、宿帳に書かれている筆跡を見る限り、沙絵の母はきちんとした教育を受けた者であると察することができた。
左内は宿の者にも母子の様子を聞いてみたが、二人以外には連れはおらずそれ以上は知りようがなかった。
沙絵の身元が分からないまま、左内は彼女をうしとら屋まで連れて帰った。
寅吉とお駒は最初こそ驚いたが、その後沙絵を引き取って育てることが自然の流れのように決まった。
お駒は神と仏に感謝した。
欲しかった子供が自分の元にやってきたのだ。
それ以来、お駒は沙絵を実の娘を思い慈しみ大事に育ててきた。
そんな大事な娘である沙絵に、生き別れの兄が現れたと言うのだ。
お駒にとっては、一大事である。
「養母さん。本当のことなんだ。琥太郎もその御仁と私がそっくりだと太鼓判を押した。初めは私も信じられなかったけど、その御仁と話しているうちに、この人は、本当に私の兄だと思ったんだ。」
沙絵がそう断言すると、お駒は口を閉じるしかなかった。
幼い頃から沙絵は不思議なところがある娘で、他人の嘘を良く見抜いた。
この深川界隈を縄張りとしている岡っ引きの夕凪の仙太郎親分に言わせると、沙絵は人の全体を捉えて嘘をついているか判断しているのではないかと彼は言った。
仕事柄、人の嘘を見抜く術を持っている仙太郎は、人が嘘をつく時は小さいながらも不自然な癖が現れる。
ある者は汗をかいたり、視線が不自然に動いたり、饒舌になったり、唇が乾いたりと、人によってそれぞれ癖は違うけれど、大概の者はそうした癖が出てしまうそうだ。
それを、お沙絵は無意識に読み取っているのではないかと親分は言った。
お駒たちは仙太郎の言葉を聞き、人の嘘を見抜けることは沙絵の長所と捉えた。
その沙絵がはっきりと断言しているということは、その御仁は嘘をついていないということになる。そして、沙絵自身がその御仁に何か感じるものがあったのだろうと、お駒は思った。
お駒の目に、涙が浮き上がる。
可愛い娘の血の繋がった兄が現れて嬉しく思う気持ちと、15年間手塩にかけて育て上げた娘を取られる気持ちに板挟みになる。
彼女は、唇を噛み締めた。
左内は自分の女房の様子を見て、自分も胸が締め付けられる。彼自身も沙絵を実の子同然に可愛がり育て上げたのだ。その自分の娘がいなくなるかもしれないと思うとどうしようもない気持ちになり、そのやり場のない気持ちを抑えるように膝の上で左右の手を握りしめた。
だが、彼は自分の感情を心の奥底に沈めて、目の前にいる娘に向き直る。
沙絵は真っ直ぐな目で、左内を見いてた。
寅吉は沙絵と左内を見つめて深くため息をつくと、涙を流している娘の肩を抱いた。
お駒は父の顔を見ると、静かに涙を流す。娘を宥めるように彼は、優しくその肩をさする。
寅吉とて15年前にできた可愛い孫が、本当の血の繋がった家族に取られてしまうと思うと身が引き裂かれそうな思いがしたが、それでも可愛い孫の生き別れの兄弟が現れたと言うのなら沙絵にとっての最善の道を探してあげなければと思った。
左内は、義理の父と女房の気持ちを推し量りつつ重い口を開いた。
「…お沙絵。その兄とおっしゃる御仁はどういった方なんだ?」
静かに左内が語りかけると、寅吉とお駒は沙絵の言葉を固唾を飲んで待つ。
「お名前は青木左馬之介様とおっしゃって、二本松藩士だそう。そして、今は江戸藩邸でお勤めされているそうなんだ。」
「何…!その御仁はお侍さんなのかい?」
「ええ。」
沙絵が頷くと、左内は渋い顔になった。
二本松藩は奥州街道を下っていくとある藩で、あの辺りは名馬の産地として有名だ。それから水が良いのためか名酒を作る酒蔵が多数あり、このうしとら屋でも二本松の酒蔵からいくつか銘酒を取り寄せていた。
江戸では永田町に二本松藩の上屋敷があり、この深川からでも一刻程あれば行ける距離だ。よもやそんな近くに沙絵の生き別れの兄がいたとは驚きである。
当時の沙絵の着ていた着物から裕福な家のものだろうと左内は思っていたが、よりにもよって侍の家の娘であったとは…。それも下級武士ではなく、かなり上の身分の家であろう。
「…その御仁は、うちに来てどうされたいんだ。」
お抱えの藩士ともあれば外聞もあるだろうが、15年間市井で育った娘を引き取ると言う話なのか左内としては非常に気になってしまう。
沙絵は寅吉たちの懸念に気づいた。だから、彼女は寅吉たちの心配は杞憂だと知らせるために笑顔を浮かべた。
「その御仁は私を育ててくれた人たちにお礼が言いたいとおっしゃってた。」
「…俺たちにか?」
「ええ。そうおっしゃってた。それに私も寅爺や養父さん、養母さんに会って欲しい。」
そう嬉しそうに娘が言うのを聞くと、彼らは無言で頷くしかなかった。
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龍笛:雅楽で使う管楽器の一つで竹の管で出来た横笛で、能管、篠笛など和楽器の横笛全般の原型・先祖であると考えられている。
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