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おっさん、世界を救いたいー10
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「一花ね、全部聞こえてたよ。ママが死んじゃったことも、パパが異世界でたくさん頑張ってることも。全部知ってる」
「一花……」
驚き半分、そして目覚めてくれた喜び半分。
声にならない感情が俺の中に渦巻いている。
すると一花が俺をぎゅっと抱きしめる。
「悲しいけど大丈夫。パパがずっとそばにいてくれたから。パパ……」
「あ、あぁぁ……あぁぁ!!」
「ずっとそばにいてくれてありがとう」
俺もその小さな体をぎゅっと抱きしめた。
黄金色に輝く一花は、それでも変わらず俺の娘だった。
すると一花が、俺の手を引っ張り窓を開ける。
「ちょ、ちょ! 一花危ないぞ!」
「大丈夫、ほら、いこ! パパ! みんな救わなきゃ!」
「え!?」
一花は空を飛んだ。
まるでシルフィの加護を持つように、当たり前のように。
そして言った。
「だって、パパも一花も正義の味方だもんね!!」
◇日本町。
次々と自衛隊含む日本人達が、退避を開始していた。
信一郎は最後に退避するとして、それをただ眺めていた。
アナザーとの国交は自分の生涯の仕事である。
そう心に決めて取り組んできた数年間、一番悔しい思いをしているのは信一郎だった。
だが、それでも日本は諸外国からの圧力もありゲートを閉じる選択をした。
仕方ない。
日本が利益を得るのを良く思わない国も多い、そして世論もあの魔王の存在によって傾いた。
あんなものが日本に来てしまったらと思うとこの決定は英断だろう。
それでも。
「悔しいな……」
エルフとは何とか意思疎通できるようになった。
ドワーフとは、文化が似ているのかいいビジネスパートナーになれそうだ。
皇帝も新しくなってからは国交が正しく生まれる予感がしていた。
日本が生まれ変わるチャンスだったし、生涯の仕事にするつもりだった。
「信一郎さん。作業はじめますよ!」
少し涙を貯めながら、信一郎は返事をする。
「…………あぁ」
そして日本町にあるゲートにコンクリートが流し込まれようとしたときだった。
「はぁ?」
何かがゲートを通ってきた。
黄金色に輝く少女? そしてその後ろからは。
「信二!? なにを……というかその少女は!?」
「信一郎! 説明は置いといて! なんとかなるかもしれん!」
「な、なんだその子は!!」
驚く信一郎、信二はそれを見て笑って答える。
「――俺の自慢の娘!!」
◇アースガルズ帝国国境。
魔族と魔獣族は必死にアリスを止めていた。
『アリス! 目を覚ましてくれ!!』
アリスの父、ドラグは必死に魔力をこめながら娘を呼ぶ。
しかし、次元の壁が邪魔をする。
魔獣族も魔族達も必死にアリスへと声を届けようとするが、届かない。
体力の限界、膨大な魔力を持つ魔族達といえど、世界中の魔素を操れるアリスには届かない。
『アリス……もういいんだ……もう……』
自分達の選択ミスによって、アリスに全てを背負わせてしまった。
魔獣族も魔族達も、飢餓という精神状態がもたらした戦争。
魔族達は生きるために、魔獣族は殺されないために。
本当にバカだった。
『アリス……父さん達がバカだったんだ。ごめん……アリス。お前が罪を被る必要なんてないんだ……』
ドラグの眼には涙が浮かぶ。
そしてアリスの眼からもずっと悲しい涙が流れる。
『私が……みんなが生きていける場所を作るから……』
みんなを守りたいというだけの優しい願いは、魔王の力と重なって暴走する。
アリスは暗い闇の中でもがいていた。
目の前で自分を庇って死んだ母、それを殺したのは良く知っている大好きな魔獣族。
でも魔獣族を先に殺したのは大好きな父達で、自分のお腹を満たしたのは大好きな彼ら。
答えの出ない袋小路で、アリスはただ苦しくもがく。
何で生きるのか。
なんで殺すのか。
自分はただみんなと一緒に笑いたかっただけなのに。
なんでこんなことになってしまったのか。
『もう……いや。もう…………いやぁぁぁぁぁ!!』
ほんの6歳の女の子、感情が爆発し、次元の壁は大きく膨らんだ。
アリスを中心にさらに世界は浸食されて、耐えていた魔族達をも吹き飛ばす。
もう何も考えたくない。
お腹すいた。
もう何もしたくない。
お腹すいた。
もう誰も殺したくない。
蜂蜜食べたい……。
もう……。
『アリスちゃん!!!』
え?
何も聞こえない真っ暗な闇の中で、何かが一瞬聞こえたような気がした。
でもすぐに遠くへ聞こえなくなる。
「一花、もう一回いけるか! みんな、今のです! 次はタイミング合わせて!!」
『了解した!!』
「はぁはぁ! パパ、頑張るよ!!」
そこに現れたのは、信二と一花。
おっさんと幼女が、魔王の前に立ちはだかる。
後ろには魔族と魔獣族達を連れて、次こそは成功させると意識を集中させる。
それと同時に、一花が両手を前に出した。
するとそこに現れたのは、一振りの黄金の剣。
一花の身の丈ほどの大きな剣は、黄金色に輝いて。
「ふぅ…………やぁぁ!!」
次元の壁すら切り裂いた。
一瞬無敵の壁にできる小さな傷、しかしすぐに修復されて埋まってしまう。
そこへすかさず、魔族達が同じく次元の壁の魔法でその穴が塞がるのを止める。
そのタイミングに合わせて、信二と一花。
そして魔獣族達が中に入る。
『こないでぇぇぇ!!!』
拒絶するアリスから魔力の波動が放たれる。
信二を庇うように魔獣族達がその一撃を受け止めて、吹き飛ばされていく。
それでも信二達は止まらない。
「アリスちゃん!! 止まってくれ!!」
叫ぶ。
まだ届かない。
なら目の前まで。
『いやぁぁぁ!!』
次の瞬間、アリスからまた同じように次元の壁が球体のように発生し、膨らんでいく。
これで吹き飛ばされてはまた同じことの繰り返し、魔族達の体力も限界だ。
「パパ、任せて!!」
信二の前に一花が立ち、先ほどと同じく黄金の剣を振る。
次元の壁は切り開かれて、その隙間を信二が飛ぶ。
もはや進めるのは信二だけ。
そして信二はドラグから聞いて、用意していた物をポケットから取り出した。
「アリスちゃん!」
眼の前では泣きじゃくって癇癪を起している少女。
子供が泣いている。
なにがきても嫌だと叫ぶ。
そんな時、大人がすることは決まっている。
ぎゅっと優しく抱きしめて。そして。
『――!?』
お菓子を口に放り込む。
アリスちゃんの大好きな蜂蜜味の甘いクッキー。
その瞬間。
パリン。
『う、う、…………甘い……甘いよ』
アリスちゃんは意識を取り戻し、膝をついた。
次元の壁は砕け散り、魔王の暴走はそこで止まった。
「一花……」
驚き半分、そして目覚めてくれた喜び半分。
声にならない感情が俺の中に渦巻いている。
すると一花が俺をぎゅっと抱きしめる。
「悲しいけど大丈夫。パパがずっとそばにいてくれたから。パパ……」
「あ、あぁぁ……あぁぁ!!」
「ずっとそばにいてくれてありがとう」
俺もその小さな体をぎゅっと抱きしめた。
黄金色に輝く一花は、それでも変わらず俺の娘だった。
すると一花が、俺の手を引っ張り窓を開ける。
「ちょ、ちょ! 一花危ないぞ!」
「大丈夫、ほら、いこ! パパ! みんな救わなきゃ!」
「え!?」
一花は空を飛んだ。
まるでシルフィの加護を持つように、当たり前のように。
そして言った。
「だって、パパも一花も正義の味方だもんね!!」
◇日本町。
次々と自衛隊含む日本人達が、退避を開始していた。
信一郎は最後に退避するとして、それをただ眺めていた。
アナザーとの国交は自分の生涯の仕事である。
そう心に決めて取り組んできた数年間、一番悔しい思いをしているのは信一郎だった。
だが、それでも日本は諸外国からの圧力もありゲートを閉じる選択をした。
仕方ない。
日本が利益を得るのを良く思わない国も多い、そして世論もあの魔王の存在によって傾いた。
あんなものが日本に来てしまったらと思うとこの決定は英断だろう。
それでも。
「悔しいな……」
エルフとは何とか意思疎通できるようになった。
ドワーフとは、文化が似ているのかいいビジネスパートナーになれそうだ。
皇帝も新しくなってからは国交が正しく生まれる予感がしていた。
日本が生まれ変わるチャンスだったし、生涯の仕事にするつもりだった。
「信一郎さん。作業はじめますよ!」
少し涙を貯めながら、信一郎は返事をする。
「…………あぁ」
そして日本町にあるゲートにコンクリートが流し込まれようとしたときだった。
「はぁ?」
何かがゲートを通ってきた。
黄金色に輝く少女? そしてその後ろからは。
「信二!? なにを……というかその少女は!?」
「信一郎! 説明は置いといて! なんとかなるかもしれん!」
「な、なんだその子は!!」
驚く信一郎、信二はそれを見て笑って答える。
「――俺の自慢の娘!!」
◇アースガルズ帝国国境。
魔族と魔獣族は必死にアリスを止めていた。
『アリス! 目を覚ましてくれ!!』
アリスの父、ドラグは必死に魔力をこめながら娘を呼ぶ。
しかし、次元の壁が邪魔をする。
魔獣族も魔族達も必死にアリスへと声を届けようとするが、届かない。
体力の限界、膨大な魔力を持つ魔族達といえど、世界中の魔素を操れるアリスには届かない。
『アリス……もういいんだ……もう……』
自分達の選択ミスによって、アリスに全てを背負わせてしまった。
魔獣族も魔族達も、飢餓という精神状態がもたらした戦争。
魔族達は生きるために、魔獣族は殺されないために。
本当にバカだった。
『アリス……父さん達がバカだったんだ。ごめん……アリス。お前が罪を被る必要なんてないんだ……』
ドラグの眼には涙が浮かぶ。
そしてアリスの眼からもずっと悲しい涙が流れる。
『私が……みんなが生きていける場所を作るから……』
みんなを守りたいというだけの優しい願いは、魔王の力と重なって暴走する。
アリスは暗い闇の中でもがいていた。
目の前で自分を庇って死んだ母、それを殺したのは良く知っている大好きな魔獣族。
でも魔獣族を先に殺したのは大好きな父達で、自分のお腹を満たしたのは大好きな彼ら。
答えの出ない袋小路で、アリスはただ苦しくもがく。
何で生きるのか。
なんで殺すのか。
自分はただみんなと一緒に笑いたかっただけなのに。
なんでこんなことになってしまったのか。
『もう……いや。もう…………いやぁぁぁぁぁ!!』
ほんの6歳の女の子、感情が爆発し、次元の壁は大きく膨らんだ。
アリスを中心にさらに世界は浸食されて、耐えていた魔族達をも吹き飛ばす。
もう何も考えたくない。
お腹すいた。
もう何もしたくない。
お腹すいた。
もう誰も殺したくない。
蜂蜜食べたい……。
もう……。
『アリスちゃん!!!』
え?
何も聞こえない真っ暗な闇の中で、何かが一瞬聞こえたような気がした。
でもすぐに遠くへ聞こえなくなる。
「一花、もう一回いけるか! みんな、今のです! 次はタイミング合わせて!!」
『了解した!!』
「はぁはぁ! パパ、頑張るよ!!」
そこに現れたのは、信二と一花。
おっさんと幼女が、魔王の前に立ちはだかる。
後ろには魔族と魔獣族達を連れて、次こそは成功させると意識を集中させる。
それと同時に、一花が両手を前に出した。
するとそこに現れたのは、一振りの黄金の剣。
一花の身の丈ほどの大きな剣は、黄金色に輝いて。
「ふぅ…………やぁぁ!!」
次元の壁すら切り裂いた。
一瞬無敵の壁にできる小さな傷、しかしすぐに修復されて埋まってしまう。
そこへすかさず、魔族達が同じく次元の壁の魔法でその穴が塞がるのを止める。
そのタイミングに合わせて、信二と一花。
そして魔獣族達が中に入る。
『こないでぇぇぇ!!!』
拒絶するアリスから魔力の波動が放たれる。
信二を庇うように魔獣族達がその一撃を受け止めて、吹き飛ばされていく。
それでも信二達は止まらない。
「アリスちゃん!! 止まってくれ!!」
叫ぶ。
まだ届かない。
なら目の前まで。
『いやぁぁぁ!!』
次の瞬間、アリスからまた同じように次元の壁が球体のように発生し、膨らんでいく。
これで吹き飛ばされてはまた同じことの繰り返し、魔族達の体力も限界だ。
「パパ、任せて!!」
信二の前に一花が立ち、先ほどと同じく黄金の剣を振る。
次元の壁は切り開かれて、その隙間を信二が飛ぶ。
もはや進めるのは信二だけ。
そして信二はドラグから聞いて、用意していた物をポケットから取り出した。
「アリスちゃん!」
眼の前では泣きじゃくって癇癪を起している少女。
子供が泣いている。
なにがきても嫌だと叫ぶ。
そんな時、大人がすることは決まっている。
ぎゅっと優しく抱きしめて。そして。
『――!?』
お菓子を口に放り込む。
アリスちゃんの大好きな蜂蜜味の甘いクッキー。
その瞬間。
パリン。
『う、う、…………甘い……甘いよ』
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