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第15章 領主の娘の帰る場所
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「おかえりなさい、若君」
金髪の青年――スキルがサーカス団に戻ると出迎えたのはリグだった。
ここはアクアクリスの街の中央広場に立てられた公演用のテントの中である。つい先日この街に着いたばかりのスキル達はその日のうちにアクアクリスの領主の元へサーカス公演の許可を取ると、テントの設置に取り掛かった。
団員達のテントと獣舎は街の外れに設置することにして舞台となる大テントだけは人が賑わう中央広場に立てることになった。
スキルは団員達にテント設置のための指示を与え、その一方でレイピアの居場所を探した。
探知機の光が指し示しているのは宝石商人としてこの街で有名といわれているロワーズの屋敷だった。
それがわかるとスキルはいてもたってもいられず、また団員達の勧めもあって現場の指揮をリグに渡してロワーズの屋敷に向かったというわけだ。
「まだテントを立てている途中だったのに、抜け出して悪かったな」
「構いませんよ。ここに来た1番の目的はレイピアさんと再会することなんですから。どうでした、いましたか?」
リグの問い掛けにスキルは腕を組み、眉間にしわをつくって少し複雑そうな顔をした。
「……番犬が、いたな」
スキルの脳裏に巨体を揺らし、怒鳴り込んできた大男の姿が浮かぶ。しきりにレイピアのことを「姐さん、姐さん」と妄信するように叫んでいた。
一体どういう経緯でそうなったのだろうか。
あまり変な奴を近寄らせないで欲しいと思う。
そうとは知らないリグは「はぁ、番犬…ですか」と曖昧に相づちをうつ。
「困ったな。あの屋敷は少し警備が厚いようだ」
宝石商人の屋敷ということもあって、警備は万全だ。
状況から考えてレイピアがあの屋敷で働いているのは間違いない。問題はどう接触するかということだ。
正面から訪ねて行って、果たして彼女が会ってくれるかどうか―――。
まず無理だろうな。
スキルはそう考えた。
それどころか自分が来たことを知ったら再び逃げ出すかもしれない。レイピアの性格からいって充分ありえることだった。
「さて、どうしたもんかな……」
***
今日もまた1日の仕事が何事もなく無事に終わった。レイピアが屋敷の仕事についてから現在まで盗賊と接触する機会はなかった。けれども1日中立ちっぱなしの仕事であるから体力をかなり消耗する。
部屋に戻るなりレイピアはぐったりとベッドに倒れこんだ。今日はこのまま寝てしまおうと思い、うとうとしかけたところで扉がノックされた。
連続で3回強く叩く――このノックの仕方はラグスだ。
ベッドから体を起こすとのろのろとした足取りで扉を開ける。案の定ラグスが立っていた。
食事を乗せた盆を持っている。
「姐さん! 今日こそ食事を取ってもらいますぜ」
「あの、今日もあまり食欲がないの……」
「そう言うと思ってとっておきの秘密兵器も持ってきやした!」
失礼します、と言うなりラグスは部屋の中に入ってくる。少々呆気に取られながら彼の後を追うようにレイピアもまた部屋に戻る。
ラグスはテーブルの上に食事の盆を乗せ、それまで小脇に抱えていたワインを取り出した。
「秘密兵器って、お酒なの?」
「へい。とっておきのもんですぜ」
得意げに言うラグスとは対照的にレイピアは困った表情をする。
お酒にはあまりいい思い出がない。
以前シアと飲んだときはブレンをユーザと間違えて大騒ぎを起こしてしまったのだ。そういった苦い経験があるのでお酒は飲むまいと誓ったのである。
「私、飲めないのよ。弱いの」
けれどラグスは2つのグラスにワインを注いでしまう。
「酒を飲むと食が進むんですぜ。それに適度な酒は体にいいんです。医学でちゃんと解明されてます」
医学……。ラグスの口からそんな言葉を聞くと不思議な感じだ。
「その上嫌なこと、みーんな忘れて楽しい気分になっちまう!」
「でも……」
「1杯ぐらい俺に付き合ってくだせえ。1人で飲むのはどうも味気なくて」
ラグスはなおもしぶるレイピアに半ば強引にグラスを握らせた。しばらくグラスを握りしめて眉間にしわを寄せていたけれど、やがてゆっくり口をつけ始めた。
少しぐらいなら……大丈夫だろう。よく眠れるかもしれないし。
ラグスを横目で見ると、上機嫌でぐいぐいと飲んでいる。見た目通りお酒はかなりいける口らしい。
「ねえ、ラグス……」
問い掛けるとラグスはワインの入っているグラスを置き「なんですかい?」と顔を上げた。
「……あなたには帰る場所がある?」
彼は少し驚いた表情をした。
考えてみればラグスとは仕事の話や簡単な自己紹介以外に突っ込んだプライベートの話をしたことがなかった。それは今までそれとなく避けていた話題でもあったからだ。
レイピアはあまり自分のことを話さなかったし、ラグスもレイピアのそんな素振りにうすうす気づいていたらしくあえて聞いてくることはなかった。そして彼もまたあまり自分のことは話さなかった。
問い掛けに対してラグスはレイピアと虚空に交互に視線を彷徨わせ、眉間にしわを寄せてうなった。
「うーん…。俺の帰る場所」
しばらく考えた後、彼はポツリともらした。
「普通は故郷って答えるべきなんでしょうけど、運悪く山火事に襲われちまってもうとーっくの昔に無くなっちまったんですよ」
レイピアはハッとしたように口に手を当て、慌てて頭を下げる。
「……ごめんなさい」
「あ、いや、あやまらねえでくださいよ! なんせもうずっと昔のことなんで両親の顔すら忘れちまってる親不幸者ですぜ、俺は」
その軽い口調と同じくラグスの顔は実にあっけらかんとしたものだった。彼はぐい、と再びワインを飲むと逆に問い掛けてきた。
「姐さんにはそういう場所、あるんですかい?」
「……そうね。私、ついこの間まで父と喧嘩をしていたの。そのことが原因で家まで飛び出してしまったのだけど。でも、ようやく仲直りをすることができたわ」
「そりゃあよかった!」
パッと顔を輝かせるラグス。それに対しレイピアは曖昧に笑い、寂しそうに瞳を揺らした。
「でもね……本当に帰りたい場所は、もう」
レイピアの脳裏に浮かぶのはサーカス団のこと、気のいい仲間達のこと、そしてスキルのこと。もう2度と帰る事のできない場所。
膝に置いた手を握りしめて、顔を俯かせる。
「その場所は無くなっちまったんですかい? 俺の故郷みたいに」
「ううん、ちゃんと存在してる。人も、みんな――」
「なら大丈夫です。帰る場所がちゃあんと残っていて、帰りたいっていう気持ちが姐さんにある限り、絶対に帰れる日が来やすよ」
まるで確信でもしているように力強い言葉。
顔を上げ、ラグスを見ると彼はレイピアを力づけるようににっこりと笑った。
「帰れる場所があるっていうのはいいことです。俺は姐さんがうらやましい」
「ラグス……」
レイピアはワインを一気に飲み干すと目を閉じた。
「……ラグス」
「ん、どうしたんです?」
「……眠い」
そうつぶやいたと思ったら、いきなりテーブルの上に突っ伏してしまった。驚いてラグスが目を瞬かせるとレイピアの口からすーすーと規則正しい寝息が聞こえる。
どうやら酔っ払って眠ってしまったらしい。
「うあ、姐さん……っ。本当に弱いっすね」
飲んだのはたった1杯だけだというのに。
途方に暮れた表情でポツリとラグスが洩らした。
ベッドにレイピアを寝かせると肩まですっぽりと毛布を掛け、見かけとは裏腹に几帳面な性格の大男はきちんと空き瓶とグラスの片付けをして出て行った。
レイピアは夢を見ていた。
とてもいい夢を―――。
「おかえりなさい、若君」
金髪の青年――スキルがサーカス団に戻ると出迎えたのはリグだった。
ここはアクアクリスの街の中央広場に立てられた公演用のテントの中である。つい先日この街に着いたばかりのスキル達はその日のうちにアクアクリスの領主の元へサーカス公演の許可を取ると、テントの設置に取り掛かった。
団員達のテントと獣舎は街の外れに設置することにして舞台となる大テントだけは人が賑わう中央広場に立てることになった。
スキルは団員達にテント設置のための指示を与え、その一方でレイピアの居場所を探した。
探知機の光が指し示しているのは宝石商人としてこの街で有名といわれているロワーズの屋敷だった。
それがわかるとスキルはいてもたってもいられず、また団員達の勧めもあって現場の指揮をリグに渡してロワーズの屋敷に向かったというわけだ。
「まだテントを立てている途中だったのに、抜け出して悪かったな」
「構いませんよ。ここに来た1番の目的はレイピアさんと再会することなんですから。どうでした、いましたか?」
リグの問い掛けにスキルは腕を組み、眉間にしわをつくって少し複雑そうな顔をした。
「……番犬が、いたな」
スキルの脳裏に巨体を揺らし、怒鳴り込んできた大男の姿が浮かぶ。しきりにレイピアのことを「姐さん、姐さん」と妄信するように叫んでいた。
一体どういう経緯でそうなったのだろうか。
あまり変な奴を近寄らせないで欲しいと思う。
そうとは知らないリグは「はぁ、番犬…ですか」と曖昧に相づちをうつ。
「困ったな。あの屋敷は少し警備が厚いようだ」
宝石商人の屋敷ということもあって、警備は万全だ。
状況から考えてレイピアがあの屋敷で働いているのは間違いない。問題はどう接触するかということだ。
正面から訪ねて行って、果たして彼女が会ってくれるかどうか―――。
まず無理だろうな。
スキルはそう考えた。
それどころか自分が来たことを知ったら再び逃げ出すかもしれない。レイピアの性格からいって充分ありえることだった。
「さて、どうしたもんかな……」
***
今日もまた1日の仕事が何事もなく無事に終わった。レイピアが屋敷の仕事についてから現在まで盗賊と接触する機会はなかった。けれども1日中立ちっぱなしの仕事であるから体力をかなり消耗する。
部屋に戻るなりレイピアはぐったりとベッドに倒れこんだ。今日はこのまま寝てしまおうと思い、うとうとしかけたところで扉がノックされた。
連続で3回強く叩く――このノックの仕方はラグスだ。
ベッドから体を起こすとのろのろとした足取りで扉を開ける。案の定ラグスが立っていた。
食事を乗せた盆を持っている。
「姐さん! 今日こそ食事を取ってもらいますぜ」
「あの、今日もあまり食欲がないの……」
「そう言うと思ってとっておきの秘密兵器も持ってきやした!」
失礼します、と言うなりラグスは部屋の中に入ってくる。少々呆気に取られながら彼の後を追うようにレイピアもまた部屋に戻る。
ラグスはテーブルの上に食事の盆を乗せ、それまで小脇に抱えていたワインを取り出した。
「秘密兵器って、お酒なの?」
「へい。とっておきのもんですぜ」
得意げに言うラグスとは対照的にレイピアは困った表情をする。
お酒にはあまりいい思い出がない。
以前シアと飲んだときはブレンをユーザと間違えて大騒ぎを起こしてしまったのだ。そういった苦い経験があるのでお酒は飲むまいと誓ったのである。
「私、飲めないのよ。弱いの」
けれどラグスは2つのグラスにワインを注いでしまう。
「酒を飲むと食が進むんですぜ。それに適度な酒は体にいいんです。医学でちゃんと解明されてます」
医学……。ラグスの口からそんな言葉を聞くと不思議な感じだ。
「その上嫌なこと、みーんな忘れて楽しい気分になっちまう!」
「でも……」
「1杯ぐらい俺に付き合ってくだせえ。1人で飲むのはどうも味気なくて」
ラグスはなおもしぶるレイピアに半ば強引にグラスを握らせた。しばらくグラスを握りしめて眉間にしわを寄せていたけれど、やがてゆっくり口をつけ始めた。
少しぐらいなら……大丈夫だろう。よく眠れるかもしれないし。
ラグスを横目で見ると、上機嫌でぐいぐいと飲んでいる。見た目通りお酒はかなりいける口らしい。
「ねえ、ラグス……」
問い掛けるとラグスはワインの入っているグラスを置き「なんですかい?」と顔を上げた。
「……あなたには帰る場所がある?」
彼は少し驚いた表情をした。
考えてみればラグスとは仕事の話や簡単な自己紹介以外に突っ込んだプライベートの話をしたことがなかった。それは今までそれとなく避けていた話題でもあったからだ。
レイピアはあまり自分のことを話さなかったし、ラグスもレイピアのそんな素振りにうすうす気づいていたらしくあえて聞いてくることはなかった。そして彼もまたあまり自分のことは話さなかった。
問い掛けに対してラグスはレイピアと虚空に交互に視線を彷徨わせ、眉間にしわを寄せてうなった。
「うーん…。俺の帰る場所」
しばらく考えた後、彼はポツリともらした。
「普通は故郷って答えるべきなんでしょうけど、運悪く山火事に襲われちまってもうとーっくの昔に無くなっちまったんですよ」
レイピアはハッとしたように口に手を当て、慌てて頭を下げる。
「……ごめんなさい」
「あ、いや、あやまらねえでくださいよ! なんせもうずっと昔のことなんで両親の顔すら忘れちまってる親不幸者ですぜ、俺は」
その軽い口調と同じくラグスの顔は実にあっけらかんとしたものだった。彼はぐい、と再びワインを飲むと逆に問い掛けてきた。
「姐さんにはそういう場所、あるんですかい?」
「……そうね。私、ついこの間まで父と喧嘩をしていたの。そのことが原因で家まで飛び出してしまったのだけど。でも、ようやく仲直りをすることができたわ」
「そりゃあよかった!」
パッと顔を輝かせるラグス。それに対しレイピアは曖昧に笑い、寂しそうに瞳を揺らした。
「でもね……本当に帰りたい場所は、もう」
レイピアの脳裏に浮かぶのはサーカス団のこと、気のいい仲間達のこと、そしてスキルのこと。もう2度と帰る事のできない場所。
膝に置いた手を握りしめて、顔を俯かせる。
「その場所は無くなっちまったんですかい? 俺の故郷みたいに」
「ううん、ちゃんと存在してる。人も、みんな――」
「なら大丈夫です。帰る場所がちゃあんと残っていて、帰りたいっていう気持ちが姐さんにある限り、絶対に帰れる日が来やすよ」
まるで確信でもしているように力強い言葉。
顔を上げ、ラグスを見ると彼はレイピアを力づけるようににっこりと笑った。
「帰れる場所があるっていうのはいいことです。俺は姐さんがうらやましい」
「ラグス……」
レイピアはワインを一気に飲み干すと目を閉じた。
「……ラグス」
「ん、どうしたんです?」
「……眠い」
そうつぶやいたと思ったら、いきなりテーブルの上に突っ伏してしまった。驚いてラグスが目を瞬かせるとレイピアの口からすーすーと規則正しい寝息が聞こえる。
どうやら酔っ払って眠ってしまったらしい。
「うあ、姐さん……っ。本当に弱いっすね」
飲んだのはたった1杯だけだというのに。
途方に暮れた表情でポツリとラグスが洩らした。
ベッドにレイピアを寝かせると肩まですっぽりと毛布を掛け、見かけとは裏腹に几帳面な性格の大男はきちんと空き瓶とグラスの片付けをして出て行った。
レイピアは夢を見ていた。
とてもいい夢を―――。
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