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第2章 トーキョー編 目指せ! モンスター・ゼロ!
第32話 ぱんつくらい自分で洗ってください!
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「まったく、ここのモンスターたちは張り合いがないわねえ。もっと強い敵と戦いたいわ」
もえちゃんが、この地方で一番凶悪なモンスターと言われているキラータイガーZをアッパーカットの一撃で仕留めた後、そんな愚痴をこぼした。
「そう言われても、後衛のみなみちゃんと瑞穂はまだ基本職だし、そんなに無理な戦いは出来ないよ。それに、今回のクエスト遂行も大事な仕事だし」
時はアマツ暦、アテナイス108年8月5日。
武闘大会でレン・ポウさんが悲惨な最期を遂げた前話の時点から、約1ヶ月が経過していた。
僕たちが、冒険者として2番目に受注したクエストは、トーキョー・シティーの南方にあり、モンスターの増加に苦しめられているシナガワ・タウンを救援せよという内容のものだった。
クエストの目的は、最初のフナバシ・タウン救援と似たようなものだったが、シナガワ・タウンの周辺には、かつて倒したヒガシデやユッキーナのようにモンスターや盗賊たちを束ねるボス的存在はおらず、比較的小規模な集団ごとに分かれてバラバラに行動しているらしい。
そのため、このクエストではボス戦のような盛り上がる展開も無く、強敵というほど強いモンスターもおらず、ひたすら発見した雑魚モンスターたちを手当たり次第に殺して回るだけの戦いが続いた。
もっとも、先ほど倒したキラータイガーZにしたところで、僕ともえちゃんがいるからこそ雑魚扱いになるのであって、基本職しかいないパーティーにとっては、一頭現れただけでも全滅の危機に陥るという。『キラータイガーZ』はキラータイガーの上位種で、こいつに遭遇したら一巻の終わりだということで、Zと命名されたそうである。
僕たちにとっては雑魚でも、後方支援を担当するみなみちゃんと瑞穂が早く中級職になってくれないと、より高難度のクエストをこなすのは難しいので、主に2人のレベル上げが急務となるわけだが、そのレベルもなかなか上がらない。
シナガワ・タウンの周辺で僕たちの名が知れ渡ってくると、この地域のモンスターたちは一致団結して僕たちに立ち向かってくるのでは無く、どうやら僕たちがいなくなるまでひたすら逃げ隠れすることを選んだようで、普通に歩いていてもモンスターに遭遇することはほとんど無くなってしまった。
とは言え、僕たちがいなくなったらモンスターたちが再びシナガワ・タウンを襲うことは目に見えており、僕が『索敵』『捜索』といったスキルを駆使して、モンスターたちが隠れているところへ踏み込んで戦わなければクエストを達成できない。
このような事情により、今回のクエストではモンスターとの戦闘が散発的にしか起こらないのに加え、最近のアマツではこの季節になると突発的にゲリラ豪雨が降ったり、線状降水帯が停滞して1週間近く豪雨が続いたり、逆に雨が降らず猛暑が続いたりということも珍しく無いため、今は季節的にモンスター討伐にはあまり向いていないという。
いくら、武闘大会でレン・ポウさんが惨殺され危機感を持っているといえども、さすがに豪雨の日にモンスター討伐を強行する気にはなれず、猛暑が続く日のモンスター討伐も早めに切り上げないと、僕たちがモンスターとの戦いでは無く熱中症で倒れてしまう。こうした気候上の問題から、モンスターの討伐に出られずシナガワ・タウンの宿屋で過ごすしかない日が結構多いことも、クエスト遂行や仲間のレベル上げが思うように進まない一因である。
これがRPGの世界であれば、こんな展開ではプレイヤーが飽きてしまうので制作者サイドが何とか工夫するところだろうが、あいにくこの世界は僕たちの都合の良いようには出来ていないようである。退屈なレベル上げみたいな冒険も、試練の一つと思って耐えるしかなさそうだった。
そんなわけで、このシナガワ・タウンにおけるクエストの話は、話の本筋としてはほとんど省略という形にしてしまっても良いくらいなのだが、この日の出来事についてはついでという感じで書き留めておくことにする。それでも、前話に比べれば極めてどうでもいい話なのだが。
◇◇◇◇◇◇
この日は、シブヤという村の跡に多数のモンスターたちが棲み着いているという情報を得て、1日かけてシブヤ村跡に向かう途中だったため、当然夜は野営ということになったのだが、野営の準備に入ったとき、日頃は大人しいみなみちゃんがもう腹に据えかねたといった感じで、もえちゃんに向かってこう話を切り出した。
「もえさん、その格好いつまで続けるつもりですか?」
「何よ、みなみちゃん。その格好って、どの格好のことよ?」
「もえさんが女の子なのに、男みたいなズボンとパンツを穿いていることです」
「それのどこが問題なのよ? 別に、人様に迷惑かけてるわけじゃないでしょ」
「大迷惑ですよ! そもそも、女の子だったらパンツを穿く必要なんてないのに、いつまでもズボンとパンツの服装にこだわって、でももえさんって性欲が強すぎるから、いつもまるでお漏らしでもしたかのようにズボンとパンツをえっちなお汁で濡らして、しかももえさんって自分で洗濯しないから、もえさんの汚れたズボンやパンツを洗うのは大体私の役目になってるんです! 少しは、ばっちいズボンとパンツを洗わされる私の立場にもなってください!」
「時には我が洗うこともあるぞ」
瑞穂も、みなみちゃんに同調する。僕は口にこそ出さなかったが、現にもえちゃんが愛液でズボンをビショ濡れにしており、時々股間をウズウズさせていることには気付いている。今日のえっちはもえちゃんの日だし、もうすぐ僕に襲いかかってくるんだろうなという予感はしていた。
「そんなこと言ったって、他にどんな格好すればいいって言うのよ?」
「そうですね、これなんかどうですか?」
みなみちゃんはそう言って、懐から何かの着衣らしきものを取り出した。
「何よそれ」
「チャイナドレスのスカートです。この世界の女性武闘家職は、ズボンでは無くこれを履くのが普通みたいですね。ちなみにこのスカートは、あの亡きレン・ポウさんが、もえさんに彼氏が出来たらこれを渡してくださいってエダマメさんに預けていた、レン・ポウさん形見の品ですよ」
みなみちゃんが、そう言ってスカートをもえちゃんに差し出した。前話のときは敢えて書かなかったが、確かにレン・ポウさんはズボンでは無くチャイナドレス姿で戦っていたし、他の女性武闘家たちも、僕が見た限りもえちゃん以外は全員チャイナドレスを着ていたと思う。
しかし、それを聞いたもえちゃんは、顔を真っ赤にしてみなみちゃんに食ってかかった。
「あのね、みなみちゃんとがきんちょは後衛職であんまり走らないから、そんな短すぎるスカートでも平気なのかもしれないけど、あたしは武闘家職のモンクよ? 戦いになれば敵にジャンピングキックをかましたりもするのよ? 下がそんなチャイナドレスのスカートでパンツも穿かないんじゃ、戦いのときに大事なところが見えまくりで、戦いどころじゃなくなっちゃうわよ!」
ここが日本であれば、もえちゃんの主張は当然のものとして受け容れられるだろうが、みなみちゃんは引き下がらなかった。
「それがどうしたって言うんですか? アマツの女性は、そもそも見られたって気にしないものですよ。他の女性武闘家さんにも話を聞きましたけど、見られたところで相手が女やモンスターなら問題にもならないし、相手が男だったら目が大事なところに釘付けになって戦いに集中できなくなるから有利だって言ってました。もえさんは、『アマツに来た者はアマツ人のように振る舞え』という格言を知らないんですか?」
「そんな格言初めて聞いたわよ! それに、あたしは日本人だから、大事なところを見られても気にしないなんて、はしたない真似はできないわよ!」
「そうですか? でも、もえさんの普段の言動を見ていると、見られることを恥ずかしがっている風にはとても見えないんですが」
「どういう意味よ?」
「もえさんって、屋内でも野外でも、えっちがしたくなったら自分からズボンとパンツを脱いで、下半身だけ裸の姿でいつもきよたかさんに襲いかかってるじゃないですか。私としては、むしろそっちの方がはしたないと思うんですけど」
僕も、みなみちゃんの意見には全面的に同意である。敢えて口には出さないけど。
「だって、それは下を脱がなきゃえっちできないんだから仕方ないでしょ! きよたん以外の男に見られるのは嫌なのよ!」
「きよたかさんのこと嫌いなのに、ですか?」
「うっ」
みなみちゃんの鋭い指摘に、もえちゃんは思わず言葉を詰まらせた。
「それに、もえさんってきよたかさん以外の男性に見られることも、実はあまり気にしてませんよね? 近くで他の男の人が見ているのに、もえさんがいきなりズボンとパンツを脱いできよたかさんに襲いかかり、男の人がびっくりしているところも何度か見たことがありますよ。別に見られても平気なら、スカートの方が快適ですし、特注の女性用パンツを作ってもらう費用も、洗う手間もかかりませんよ? それに、きよたかさんとえっちするときも、いちいちズボンとパンツを脱いだりしないで、スカートをちょっとたくし上げるだけで準備出来ますから便利ですよ?」
「・・・・・・みなみちゃん、それにがきんちょも、あんたたち日本人の女の子でしょ? そんなノーパンミニスカ姿で、恥ずかしいとか思わないの?」
「最初は恥ずかしかったですけど、今はもう慣れました」
「我も同じく」
もえちゃんの問いに、みなみちゃんと瑞穂が異口同音に答えた。もえちゃんは思わず絶句する。
「それに、日本にいたときと違って、今はきよたかさんと毎日のようにたくさんえっちしてますから、大事なところが結構濡れて来ちゃうんです。恥ずかしいお汁でびしょ濡れになったパンツなんて穿いたら蒸れてきちゃいますし、きよたかさんに見られたらそれこそ恥ずかしいですし、それだったらいっそ穿かない方がいいって、もえさんも思わないんですか?」
「思わないわよ!!」
もえちゃんが全力で突っ込むも、みなみちゃんは全く意に介さない。今だ日本の常識をひきずっているもえちゃんと、アマツの常識に慣れてしまったみなみちゃん。日本でもアマツでもパンツを穿くことに変わりの無い男の立場では、果たしてどちらの言い分が正しいのか分からなくなってきた。
ちなみに生理中は、みなみちゃんも瑞穂も羊毛の糸を編んだ簡素な下着のようなものを着けているが、アマツではこれを『ケガレ受け』などと呼んでおり、男が穿くパンツとは全く異なるものとして認識されており、また常に穿くものではないというのが常識らしい。
経済的に豊かでない女性は、生理の時に『ケガレ受け』を穿かないことも多く、生理のときには大事なところに古布を詰めるだけだったり、時にはそれすらせず、生理のときに漏れる諸々を垂れ流しにして歩く女性もいるらしい。文明が現代日本よりだいぶ遅れており、女性の立ち小便も時々見られるこのアマツでは、都市部を除いては垂れ流しでもあまり問題にならないらしい。なんせ、路上に馬の糞が転がっているのが当たり前の世界だからね。
「おかしいですね。私や瑞穂ちゃんは、訓練生のうちにアマツの風習に慣れることができたのに、もえさんはどうしてそれが出来ないんですか? たしか、もえさんがアマツに来たのって、私たちより半年くらい前なんですよね?」
「そういう問題じゃ無いわよ! そもそも、あたしは日本でもスカートはあまり履かなくて、学校でもジャージ姿で過ごすことが多かったのよ! それが、いきなりノーパンミニスカで過ごせなんて言われたって、絶対無理よ! 無理無理無理無理!!」
駄々をこねるもえちゃんの態度に、みなみちゃんがため息をついた。どうやら、この問題については説得を諦めたようだ。
◇◇◇◇◇◇
「・・・・・・分かりました。そういう事情があるなら、スカートに関しては譲歩してもいいでしょう。でも、最低限これだけは言わせてください」
みなみちゃんは、そう言ってもえちゃんの方をびしっと指差し、結構な大声でこう言い放った。
「もえさん、あくまでぱんつを穿きたいと言うなら、せめてぱんつくらい自分で洗ってください!!」
「・・・・・・言われなくても、そのくらい自分で洗うわよ」
「もえさんは、いつもそう言っておいて、全然洗わないじゃないですか! 洗うどころか、きよたかさんとえっちするために『さあ、鍛錬の時間よ』とか言って、その場で汚れたズボンとパンツを脱ぎ捨てて、そのまま地面に放置じゃないですか! もえさんが何もしようとしないから、仕方なく土ともえさんのえっちな汁にまみれた汚いぱんつを私が拾って、他の衣類と一緒に洗濯してるんです! 少しは自分で何とかしてください!」
みなみちゃんの言うことは、僕もよく理解できる。もえちゃんは女の子だけど、料理だけでなく洗濯その他家事全般が壊滅的に苦手で、しかも決して自分からやろうとはしない。
「悪かったわよ。でも、みなみちゃんって、きよたんのぱんつはむしろ喜んで洗ってるような気がするんだけど」
「きよたかさんのはいいんです。良い匂いがしますし、旦那様のぱんつを洗うのはお嫁さんの大事な仕事です。それに、もえさんと違って、ズボンやパンツを地面に脱ぎ捨てたままにしたりしませんし、下着を洗ってあげると『ありがとう』って言ってくれますし」
何となく、ウットリとした表情でそう話すみなみちゃん。そういうものなのか?
その後も、もえちゃんとみなみちゃんはしばらく何事かを言い合っていたが、僕はみなみちゃんの立場を自分に置き換えて、少し想像してみた。
男である自分の立場としては、他の男の精液で汚れたぱんつを洗うなど真っ平御免だが、愛液まみれになっている女の子のぱんつなら洗っても良い気がする。僕がもえちゃんのぱんつを洗う姿を想像しても、別に嫌な気はしない。むしろ、もえちゃんの良い匂いがしそうな気がする。
女であるみなみちゃんとしても、同性であるもえちゃんのぱんつを洗うのには嫌悪感を感じるとしても、異性である僕のぱんつを洗うのは平気で、むしろ幸福感を覚えるらしい。仮にそうであれば、この問題の解決策は一つだ。
「えっと、もえちゃん?」
「何よ、きよたん」
「自分で、ズボンとパンツ洗うのが面倒くさいなら、いっそのこと僕が洗おうか?」
僕がそう言うと、もえちゃんはなぜか引きつった顔をして、善意による僕の提案を一蹴した。
「冗談じゃ無いわよ! きよたんの変態! きよたんは、自分であたしのぱんつを洗うとか言っておいて、えっちな汁にまみれたあたしのぱんつの匂いをクンカクンカするつもりでしょ!? 絶対そんなことさせないわよ!」
「変態って、僕とは毎日のように散々えっちしている仲なのに、それでも嫌なの?」
「絶対嫌よ! むしろそういう仲だからこそよ! きよたんに自分のぱんつをクンカクンカされるなんて、絶対許せないわ!」
さらに、話を聞いていたみなみちゃんと瑞穂までも、もえちゃんの弁護に回った。
「きよたかさん・・・・・・、きよたかさんは親切心でそう言ってるのかも知れませんけど、さすがにそればかりは女の子として恥ずかしいです。きよたかさんのことは大好きですけど、きよたかさんに自分のぱんつを洗われちゃうというのは、想像しただけで恥ずかしくて顔から火が出そうです」
「お兄ちゃん、瑞穂もそれは恥ずかしいよ。お兄ちゃんに瑞穂の汚れたパンツを見られちゃったり、まして洗われちゃうなんて、恥ずかしくて絶対無理だよ」
「・・・・・・えっと、女の子ってそういうものなの?」
みなみちゃんと瑞穂がほぼ同時に頷いた。
「そういうことなら仕方ないね。もえちゃん、これからは自分のぱんつくらい自分で洗って、みなみちゃんたちに迷惑掛けないようにしてね。僕が洗うのは嫌なら、正直それ以外に解決方法はないから」
「分かったわよ。自分のぱんつくらい自分で洗うわよ」
「一体、私がその台詞を何回聞かされたと思ってるんですか!? 信用できません! こうなったら、今日からもえさんがズボンとパンツを脱ぎ捨てても、私も瑞穂ちゃんも洗いませんし、そもそも拾いませんからね! その結果、もえさんの穿くパンツが無くなっても、もえさんの自己責任ですからね!」
みなみちゃんが吐き捨てるような感じでそう宣言するが、当のもえちゃんは気にする様子も無かった。
◇◇◇◇◇◇
「はいはい。みなみちゃんのせいで余計な時間使っちゃったわ。さあきよたん、これから鍛錬の時間よ」
もえちゃんはそう言って、特に恥ずかしがる様子もなく、いつものように自分のズボンとパンツをその場で脱ぎ捨て、上半身は男物の武闘家着、下半身は素っ裸というあられもない格好で、僕ににじり寄ってくる。必然的に、僕の視線はもえちゃんの股間に集中してしまうが、当のもえちゃんはそれを恥ずかしがるどころか、むしろそれを喜んでいる様子である。
そして、もえちゃんはこれまたいつもと同じく、驚くほどの手際の良さで僕の鎧(股間部分のみ)とズボン、パンツを素早く脱がせ、僕を押し倒してその上に跨る。もはや抵抗しても無駄と分かっているので僕がされるがままになっていると、いきりたった僕の愚息を自分の大事なところに挿入し、喜びの嬌声を上げながら腰を激しく振り始めた。
正直、もえちゃんのやり方は痴女以外の何者でもないような気がするのだが、性格はともかく見た目は結構な美少女であるもえちゃんにここまで激しく求められると悪い気はしない。最初のうちは、もはや地獄えっち、一種の拷問と評するしかなかったもえちゃんとの逆レイプえっちも、最近は少しずつ進化してきている。
もえちゃんは、僕が手で変なところを触ったりせず、いわゆる名槍清隆丸だけで自分を満足させろとと言ってくるので、以前どうして手を使ったら駄目なのかという押し問答になったことがある。例によって、もえちゃんの答えはほとんど支離滅裂なので問答の詳細は省くが、そのおかげでもえちゃんの本心がいくらか分かってきた。
最近の僕は、もえちゃんに押し倒されてからしばらくは、もえちゃんが自分のやりたいように腰を振るのに任せて何もしない。もえちゃんは、純粋に僕の愚息・・・・・・いや、今回は名槍清隆丸でいいや、その快感だけを存分に味わいたいので、その最中に僕から身体を触られるとお楽しみの邪魔になるということらしい。
もっとも、もえちゃんの欲求が十分に満たされると、次第に腰の振り方が大人しくなってくる。どのくらいで大人しくなるかは日によって異なり、特に性欲の強い生理前や、ずっとえっちを我慢していた生理明けのときはかなり長時間腰を振り続けるが、今日はそれほどでもないようだ。どうやらもえちゃんは、自分とのえっちを終わらせると、僕が他の女の子とえっちするのではないかと恐れているらしく、既に自分の性的欲求が満たされ疲れが見え始めても、とにかく体力の続く限り僕から一滴でも多く絞り取ろうとし、名槍清隆丸を抜くことを極端に嫌がる。
要するに、腰の振り方が大人しくなってきた後のもえちゃんは、自分の性的欲求を満たすためでは無く、単なる意地で腰を振り続けているに過ぎないので、そのタイミングを見計らって僕は反撃に出る。
まず、空いている両手で、武闘家着の上からもえちゃんの両胸を触る。微かに膨らんでいるもえちゃんの胸はとても敏感で、自分でも触ることはほとんどなく、僕にも胸を触るなと言ってくるのだが、だからこそ触りがいがある。僕が両胸に手を伸ばすともえちゃんは抗議の声を上げるが、名槍清隆丸を挿れたまま、しかも何度もイキまくって体力を消耗した状態では、本気で抵抗することは出来ない。
服の上から未開発の胸を優しく撫でられると、もえちゃんは刺激に身体を震わせ、イヤイヤをする。性欲魔神のもえちゃんが、まるで初めて身体を触られた頃の瑞穂みたいに幼い反応をするのギャップがとても可愛らしく、興奮をそそられる。
とは言え、あまり長く触っているともえちゃんが痛がるので、今度はもえちゃんとの結合部に手を伸ばす。狙いはもえちゃんのクリトリスだ。普通、女の子のクリトリスは包皮に包まれたままで、包皮を剥いてクリトリスに直接触るのは女の子が痛がるので禁止とコハルさんに教わったのだが、もえちゃんの場合は例外だ。
たぶんオナニーのやり過ぎだと思うが、もえちゃんは自分でも包皮を剥いてクリトリスを直接触っているらしく、今も小さな真珠のような形をしたクリトリスが勃起して剥き出しになっている。これを満足させてあげなければ、クリトリスが可哀想である。
最初のうちは、普通に指でもえちゃんのクリトリスを直接触っていたのだが、今は結合部から指でもえちゃんの愛液を掬い取り、クリトリスに塗り込むような感じで擦ってあげている。
「・・・・・・・・・・・・!!??」
もえちゃんが声にならない悲鳴を上げ、それだけで激しくイッてしまう。身体を激しく震わせ、僕の名槍清隆丸をきつく締め上げてくる。その刺激で僕もイッてしまうが、既に出せる精液は絞り尽くされているので、射精を伴わない空イキである。射精する場合に比べて、体力の消耗は比較的少ない。僕は、クリトリスを弄る指を止めること無く、さらにここぞとばかり下からもえちゃんを突き上げる。
おそらく男女問わず、イッた直後の身体は性的刺激に弱くなっており、そこでさらに強い性的刺激を受けると、連続でイッてしまう。みなみちゃんや瑞穂を相手にするときには、このように乱暴なえっちをしないよう気をつけているが、性欲魔神のもえちゃんを気絶に追い込むには、下手に休んだりして立て直す隙を与えないことが重要である。
当のもえちゃんも、胸を触ることに関しては文句を言ってくるが、クリトリスと膣内の両責めで気絶に追い込むことに関しては、ほぼ毎回やっているにもかかわらず何も言ってこないので、たぶんこのプレイがお気に入りなのだろう。
やがて、もえちゃんが一際大きな悲鳴を上げ、そのまま僕に向かって倒れ込んでくる。ようやく気絶したようだ。以前は、この状態から何とか抜こうと試みたこともあるが、今はそんなことはしない。お互い気絶したまま朝まで挿れっぱなしというのも、慣れてくると気持ち良いし、その方がもえちゃんも安心するだろう。そして何より、筋肉質であるもえちゃんの身体は見た目より結構重く、長時間のえっちで疲れ果てた僕には、もえちゃんの身体を持ち上げる体力も気力も残っていない
夜も更けていく中、自然と僕の意識も遠のき、もえちゃんとえっちする日はこうして終わるのが日常である。
◇◇◇◇◇◇
翌朝。
僕より若干早く目覚めたらしいもえちゃんは、この上なく清々しい表情で全裸になって伸びをしていた。
「きよたんも起きたのね。一緒に水浴びに行く?」
「うん」
えっちで身体中がベタベタになっているので、一緒に近くの小川へ行き身体を洗う。当然ながらお互い全裸だが、こういうときにもえちゃんが恥ずかしいなどと言い出すことは無い。僕も、散々もえちゃんに絞り尽くされた後なので、もえちゃんの裸を見て欲情することは無いが、気持ちよさそうに水浴びをしているもえちゃんの姿は美しい。その姿を正視すると、心臓が思わずドキリとしてしまう。
しかし、そんなときめきタイムは長く続かなかった。みなみちゃんの用意した朝食を食べ、野営地を引き払っていざ出発となったとき、もえちゃんは自分の脱ぎ捨てたズボンとパンツがそのままになっていることに気付くと、怒声を張り上げた。
「なんで、あたしのズボンとパンツ、そのままになってるのよ!?」
これには、怒られた側のみなみちゃんも当然反論した。
「もえさん、自分のズボンとパンツは自分で洗うって、昨日言いましたよね!? それに私も、それならもえさんのズボンとパンツは洗いません、そもそも拾いませんってちゃんと言いましたよ!?」
「何よそれ!? あたしそんなこと言ってないわよ! それに、あたしのパンツ結構高いんだし、あんな風に放置してたら駄目になっちゃうわよ! あんなことして、あたしの着る服がなくなったらどうしてくれんのよ!?」
聞いていて呆れるほど理不尽な物言いだった。どうやらもえちゃんは、昨日自分で言っていたことを全く覚えていないらしい。とは言え、今回ばかりはもえちゃんの側に非があるので、僕は「もえちゃん、昨日確かに自分で洗うって言ってたよ」とみなみちゃんに助け舟を出したのだが、もえちゃんは納得するどころか逆ギレするばかりで収拾が付かない。瑞穂も当然みなみちゃんの味方に付くが、もえちゃんは「あんたたち、寄ってたかってあたしを陥れようとするの!?」などと言い出す始末。
ただ、もえちゃんはもともと頭が悪い上に、昨日僕とのえっちで気絶するほどイキまくっていたのだから、激しい快感によりそれ以前の記憶が飛んでしまったとしても、まあ仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが。
もえちゃんが怒ったままだと冒険が先に進まないので、仕方なく僕がもえちゃんのズボンとパンツを拾おうとすると、もえちゃんが触るなと言ってまた怒る。結局、極めて理不尽ながらも、みなみちゃんがもえちゃんのズボンとパンツを拾って洗うしか無かった。
「みなみちゃん、またもえちゃんのパンツ洗わせちゃってごめんね」
「いいんです。きよたかさんは悪くありません。悪いのはもえさんですから」
「でもあの様子だと、一体どうしたらもえちゃんが自分でパンツを洗うようになるんだろうね?」
「それはむしろ私が聞きたいです」
僕とみなみちゃんは、揃ってため息をついた。
こうして、みなみちゃんの「ぱんつくらい自分で洗ってください!」という必死の叫びも空しく、みなみちゃんが毎回もえちゃんのズボンとパンツを洗うという現状を変えることは出来なかった。こうして「もえちゃんのパンツ問題」は、僕たちのパーティー内において、非情に馬鹿馬鹿しいけど深刻な問題となったのである。
(第33話に続く)
もえちゃんが、この地方で一番凶悪なモンスターと言われているキラータイガーZをアッパーカットの一撃で仕留めた後、そんな愚痴をこぼした。
「そう言われても、後衛のみなみちゃんと瑞穂はまだ基本職だし、そんなに無理な戦いは出来ないよ。それに、今回のクエスト遂行も大事な仕事だし」
時はアマツ暦、アテナイス108年8月5日。
武闘大会でレン・ポウさんが悲惨な最期を遂げた前話の時点から、約1ヶ月が経過していた。
僕たちが、冒険者として2番目に受注したクエストは、トーキョー・シティーの南方にあり、モンスターの増加に苦しめられているシナガワ・タウンを救援せよという内容のものだった。
クエストの目的は、最初のフナバシ・タウン救援と似たようなものだったが、シナガワ・タウンの周辺には、かつて倒したヒガシデやユッキーナのようにモンスターや盗賊たちを束ねるボス的存在はおらず、比較的小規模な集団ごとに分かれてバラバラに行動しているらしい。
そのため、このクエストではボス戦のような盛り上がる展開も無く、強敵というほど強いモンスターもおらず、ひたすら発見した雑魚モンスターたちを手当たり次第に殺して回るだけの戦いが続いた。
もっとも、先ほど倒したキラータイガーZにしたところで、僕ともえちゃんがいるからこそ雑魚扱いになるのであって、基本職しかいないパーティーにとっては、一頭現れただけでも全滅の危機に陥るという。『キラータイガーZ』はキラータイガーの上位種で、こいつに遭遇したら一巻の終わりだということで、Zと命名されたそうである。
僕たちにとっては雑魚でも、後方支援を担当するみなみちゃんと瑞穂が早く中級職になってくれないと、より高難度のクエストをこなすのは難しいので、主に2人のレベル上げが急務となるわけだが、そのレベルもなかなか上がらない。
シナガワ・タウンの周辺で僕たちの名が知れ渡ってくると、この地域のモンスターたちは一致団結して僕たちに立ち向かってくるのでは無く、どうやら僕たちがいなくなるまでひたすら逃げ隠れすることを選んだようで、普通に歩いていてもモンスターに遭遇することはほとんど無くなってしまった。
とは言え、僕たちがいなくなったらモンスターたちが再びシナガワ・タウンを襲うことは目に見えており、僕が『索敵』『捜索』といったスキルを駆使して、モンスターたちが隠れているところへ踏み込んで戦わなければクエストを達成できない。
このような事情により、今回のクエストではモンスターとの戦闘が散発的にしか起こらないのに加え、最近のアマツではこの季節になると突発的にゲリラ豪雨が降ったり、線状降水帯が停滞して1週間近く豪雨が続いたり、逆に雨が降らず猛暑が続いたりということも珍しく無いため、今は季節的にモンスター討伐にはあまり向いていないという。
いくら、武闘大会でレン・ポウさんが惨殺され危機感を持っているといえども、さすがに豪雨の日にモンスター討伐を強行する気にはなれず、猛暑が続く日のモンスター討伐も早めに切り上げないと、僕たちがモンスターとの戦いでは無く熱中症で倒れてしまう。こうした気候上の問題から、モンスターの討伐に出られずシナガワ・タウンの宿屋で過ごすしかない日が結構多いことも、クエスト遂行や仲間のレベル上げが思うように進まない一因である。
これがRPGの世界であれば、こんな展開ではプレイヤーが飽きてしまうので制作者サイドが何とか工夫するところだろうが、あいにくこの世界は僕たちの都合の良いようには出来ていないようである。退屈なレベル上げみたいな冒険も、試練の一つと思って耐えるしかなさそうだった。
そんなわけで、このシナガワ・タウンにおけるクエストの話は、話の本筋としてはほとんど省略という形にしてしまっても良いくらいなのだが、この日の出来事についてはついでという感じで書き留めておくことにする。それでも、前話に比べれば極めてどうでもいい話なのだが。
◇◇◇◇◇◇
この日は、シブヤという村の跡に多数のモンスターたちが棲み着いているという情報を得て、1日かけてシブヤ村跡に向かう途中だったため、当然夜は野営ということになったのだが、野営の準備に入ったとき、日頃は大人しいみなみちゃんがもう腹に据えかねたといった感じで、もえちゃんに向かってこう話を切り出した。
「もえさん、その格好いつまで続けるつもりですか?」
「何よ、みなみちゃん。その格好って、どの格好のことよ?」
「もえさんが女の子なのに、男みたいなズボンとパンツを穿いていることです」
「それのどこが問題なのよ? 別に、人様に迷惑かけてるわけじゃないでしょ」
「大迷惑ですよ! そもそも、女の子だったらパンツを穿く必要なんてないのに、いつまでもズボンとパンツの服装にこだわって、でももえさんって性欲が強すぎるから、いつもまるでお漏らしでもしたかのようにズボンとパンツをえっちなお汁で濡らして、しかももえさんって自分で洗濯しないから、もえさんの汚れたズボンやパンツを洗うのは大体私の役目になってるんです! 少しは、ばっちいズボンとパンツを洗わされる私の立場にもなってください!」
「時には我が洗うこともあるぞ」
瑞穂も、みなみちゃんに同調する。僕は口にこそ出さなかったが、現にもえちゃんが愛液でズボンをビショ濡れにしており、時々股間をウズウズさせていることには気付いている。今日のえっちはもえちゃんの日だし、もうすぐ僕に襲いかかってくるんだろうなという予感はしていた。
「そんなこと言ったって、他にどんな格好すればいいって言うのよ?」
「そうですね、これなんかどうですか?」
みなみちゃんはそう言って、懐から何かの着衣らしきものを取り出した。
「何よそれ」
「チャイナドレスのスカートです。この世界の女性武闘家職は、ズボンでは無くこれを履くのが普通みたいですね。ちなみにこのスカートは、あの亡きレン・ポウさんが、もえさんに彼氏が出来たらこれを渡してくださいってエダマメさんに預けていた、レン・ポウさん形見の品ですよ」
みなみちゃんが、そう言ってスカートをもえちゃんに差し出した。前話のときは敢えて書かなかったが、確かにレン・ポウさんはズボンでは無くチャイナドレス姿で戦っていたし、他の女性武闘家たちも、僕が見た限りもえちゃん以外は全員チャイナドレスを着ていたと思う。
しかし、それを聞いたもえちゃんは、顔を真っ赤にしてみなみちゃんに食ってかかった。
「あのね、みなみちゃんとがきんちょは後衛職であんまり走らないから、そんな短すぎるスカートでも平気なのかもしれないけど、あたしは武闘家職のモンクよ? 戦いになれば敵にジャンピングキックをかましたりもするのよ? 下がそんなチャイナドレスのスカートでパンツも穿かないんじゃ、戦いのときに大事なところが見えまくりで、戦いどころじゃなくなっちゃうわよ!」
ここが日本であれば、もえちゃんの主張は当然のものとして受け容れられるだろうが、みなみちゃんは引き下がらなかった。
「それがどうしたって言うんですか? アマツの女性は、そもそも見られたって気にしないものですよ。他の女性武闘家さんにも話を聞きましたけど、見られたところで相手が女やモンスターなら問題にもならないし、相手が男だったら目が大事なところに釘付けになって戦いに集中できなくなるから有利だって言ってました。もえさんは、『アマツに来た者はアマツ人のように振る舞え』という格言を知らないんですか?」
「そんな格言初めて聞いたわよ! それに、あたしは日本人だから、大事なところを見られても気にしないなんて、はしたない真似はできないわよ!」
「そうですか? でも、もえさんの普段の言動を見ていると、見られることを恥ずかしがっている風にはとても見えないんですが」
「どういう意味よ?」
「もえさんって、屋内でも野外でも、えっちがしたくなったら自分からズボンとパンツを脱いで、下半身だけ裸の姿でいつもきよたかさんに襲いかかってるじゃないですか。私としては、むしろそっちの方がはしたないと思うんですけど」
僕も、みなみちゃんの意見には全面的に同意である。敢えて口には出さないけど。
「だって、それは下を脱がなきゃえっちできないんだから仕方ないでしょ! きよたん以外の男に見られるのは嫌なのよ!」
「きよたかさんのこと嫌いなのに、ですか?」
「うっ」
みなみちゃんの鋭い指摘に、もえちゃんは思わず言葉を詰まらせた。
「それに、もえさんってきよたかさん以外の男性に見られることも、実はあまり気にしてませんよね? 近くで他の男の人が見ているのに、もえさんがいきなりズボンとパンツを脱いできよたかさんに襲いかかり、男の人がびっくりしているところも何度か見たことがありますよ。別に見られても平気なら、スカートの方が快適ですし、特注の女性用パンツを作ってもらう費用も、洗う手間もかかりませんよ? それに、きよたかさんとえっちするときも、いちいちズボンとパンツを脱いだりしないで、スカートをちょっとたくし上げるだけで準備出来ますから便利ですよ?」
「・・・・・・みなみちゃん、それにがきんちょも、あんたたち日本人の女の子でしょ? そんなノーパンミニスカ姿で、恥ずかしいとか思わないの?」
「最初は恥ずかしかったですけど、今はもう慣れました」
「我も同じく」
もえちゃんの問いに、みなみちゃんと瑞穂が異口同音に答えた。もえちゃんは思わず絶句する。
「それに、日本にいたときと違って、今はきよたかさんと毎日のようにたくさんえっちしてますから、大事なところが結構濡れて来ちゃうんです。恥ずかしいお汁でびしょ濡れになったパンツなんて穿いたら蒸れてきちゃいますし、きよたかさんに見られたらそれこそ恥ずかしいですし、それだったらいっそ穿かない方がいいって、もえさんも思わないんですか?」
「思わないわよ!!」
もえちゃんが全力で突っ込むも、みなみちゃんは全く意に介さない。今だ日本の常識をひきずっているもえちゃんと、アマツの常識に慣れてしまったみなみちゃん。日本でもアマツでもパンツを穿くことに変わりの無い男の立場では、果たしてどちらの言い分が正しいのか分からなくなってきた。
ちなみに生理中は、みなみちゃんも瑞穂も羊毛の糸を編んだ簡素な下着のようなものを着けているが、アマツではこれを『ケガレ受け』などと呼んでおり、男が穿くパンツとは全く異なるものとして認識されており、また常に穿くものではないというのが常識らしい。
経済的に豊かでない女性は、生理の時に『ケガレ受け』を穿かないことも多く、生理のときには大事なところに古布を詰めるだけだったり、時にはそれすらせず、生理のときに漏れる諸々を垂れ流しにして歩く女性もいるらしい。文明が現代日本よりだいぶ遅れており、女性の立ち小便も時々見られるこのアマツでは、都市部を除いては垂れ流しでもあまり問題にならないらしい。なんせ、路上に馬の糞が転がっているのが当たり前の世界だからね。
「おかしいですね。私や瑞穂ちゃんは、訓練生のうちにアマツの風習に慣れることができたのに、もえさんはどうしてそれが出来ないんですか? たしか、もえさんがアマツに来たのって、私たちより半年くらい前なんですよね?」
「そういう問題じゃ無いわよ! そもそも、あたしは日本でもスカートはあまり履かなくて、学校でもジャージ姿で過ごすことが多かったのよ! それが、いきなりノーパンミニスカで過ごせなんて言われたって、絶対無理よ! 無理無理無理無理!!」
駄々をこねるもえちゃんの態度に、みなみちゃんがため息をついた。どうやら、この問題については説得を諦めたようだ。
◇◇◇◇◇◇
「・・・・・・分かりました。そういう事情があるなら、スカートに関しては譲歩してもいいでしょう。でも、最低限これだけは言わせてください」
みなみちゃんは、そう言ってもえちゃんの方をびしっと指差し、結構な大声でこう言い放った。
「もえさん、あくまでぱんつを穿きたいと言うなら、せめてぱんつくらい自分で洗ってください!!」
「・・・・・・言われなくても、そのくらい自分で洗うわよ」
「もえさんは、いつもそう言っておいて、全然洗わないじゃないですか! 洗うどころか、きよたかさんとえっちするために『さあ、鍛錬の時間よ』とか言って、その場で汚れたズボンとパンツを脱ぎ捨てて、そのまま地面に放置じゃないですか! もえさんが何もしようとしないから、仕方なく土ともえさんのえっちな汁にまみれた汚いぱんつを私が拾って、他の衣類と一緒に洗濯してるんです! 少しは自分で何とかしてください!」
みなみちゃんの言うことは、僕もよく理解できる。もえちゃんは女の子だけど、料理だけでなく洗濯その他家事全般が壊滅的に苦手で、しかも決して自分からやろうとはしない。
「悪かったわよ。でも、みなみちゃんって、きよたんのぱんつはむしろ喜んで洗ってるような気がするんだけど」
「きよたかさんのはいいんです。良い匂いがしますし、旦那様のぱんつを洗うのはお嫁さんの大事な仕事です。それに、もえさんと違って、ズボンやパンツを地面に脱ぎ捨てたままにしたりしませんし、下着を洗ってあげると『ありがとう』って言ってくれますし」
何となく、ウットリとした表情でそう話すみなみちゃん。そういうものなのか?
その後も、もえちゃんとみなみちゃんはしばらく何事かを言い合っていたが、僕はみなみちゃんの立場を自分に置き換えて、少し想像してみた。
男である自分の立場としては、他の男の精液で汚れたぱんつを洗うなど真っ平御免だが、愛液まみれになっている女の子のぱんつなら洗っても良い気がする。僕がもえちゃんのぱんつを洗う姿を想像しても、別に嫌な気はしない。むしろ、もえちゃんの良い匂いがしそうな気がする。
女であるみなみちゃんとしても、同性であるもえちゃんのぱんつを洗うのには嫌悪感を感じるとしても、異性である僕のぱんつを洗うのは平気で、むしろ幸福感を覚えるらしい。仮にそうであれば、この問題の解決策は一つだ。
「えっと、もえちゃん?」
「何よ、きよたん」
「自分で、ズボンとパンツ洗うのが面倒くさいなら、いっそのこと僕が洗おうか?」
僕がそう言うと、もえちゃんはなぜか引きつった顔をして、善意による僕の提案を一蹴した。
「冗談じゃ無いわよ! きよたんの変態! きよたんは、自分であたしのぱんつを洗うとか言っておいて、えっちな汁にまみれたあたしのぱんつの匂いをクンカクンカするつもりでしょ!? 絶対そんなことさせないわよ!」
「変態って、僕とは毎日のように散々えっちしている仲なのに、それでも嫌なの?」
「絶対嫌よ! むしろそういう仲だからこそよ! きよたんに自分のぱんつをクンカクンカされるなんて、絶対許せないわ!」
さらに、話を聞いていたみなみちゃんと瑞穂までも、もえちゃんの弁護に回った。
「きよたかさん・・・・・・、きよたかさんは親切心でそう言ってるのかも知れませんけど、さすがにそればかりは女の子として恥ずかしいです。きよたかさんのことは大好きですけど、きよたかさんに自分のぱんつを洗われちゃうというのは、想像しただけで恥ずかしくて顔から火が出そうです」
「お兄ちゃん、瑞穂もそれは恥ずかしいよ。お兄ちゃんに瑞穂の汚れたパンツを見られちゃったり、まして洗われちゃうなんて、恥ずかしくて絶対無理だよ」
「・・・・・・えっと、女の子ってそういうものなの?」
みなみちゃんと瑞穂がほぼ同時に頷いた。
「そういうことなら仕方ないね。もえちゃん、これからは自分のぱんつくらい自分で洗って、みなみちゃんたちに迷惑掛けないようにしてね。僕が洗うのは嫌なら、正直それ以外に解決方法はないから」
「分かったわよ。自分のぱんつくらい自分で洗うわよ」
「一体、私がその台詞を何回聞かされたと思ってるんですか!? 信用できません! こうなったら、今日からもえさんがズボンとパンツを脱ぎ捨てても、私も瑞穂ちゃんも洗いませんし、そもそも拾いませんからね! その結果、もえさんの穿くパンツが無くなっても、もえさんの自己責任ですからね!」
みなみちゃんが吐き捨てるような感じでそう宣言するが、当のもえちゃんは気にする様子も無かった。
◇◇◇◇◇◇
「はいはい。みなみちゃんのせいで余計な時間使っちゃったわ。さあきよたん、これから鍛錬の時間よ」
もえちゃんはそう言って、特に恥ずかしがる様子もなく、いつものように自分のズボンとパンツをその場で脱ぎ捨て、上半身は男物の武闘家着、下半身は素っ裸というあられもない格好で、僕ににじり寄ってくる。必然的に、僕の視線はもえちゃんの股間に集中してしまうが、当のもえちゃんはそれを恥ずかしがるどころか、むしろそれを喜んでいる様子である。
そして、もえちゃんはこれまたいつもと同じく、驚くほどの手際の良さで僕の鎧(股間部分のみ)とズボン、パンツを素早く脱がせ、僕を押し倒してその上に跨る。もはや抵抗しても無駄と分かっているので僕がされるがままになっていると、いきりたった僕の愚息を自分の大事なところに挿入し、喜びの嬌声を上げながら腰を激しく振り始めた。
正直、もえちゃんのやり方は痴女以外の何者でもないような気がするのだが、性格はともかく見た目は結構な美少女であるもえちゃんにここまで激しく求められると悪い気はしない。最初のうちは、もはや地獄えっち、一種の拷問と評するしかなかったもえちゃんとの逆レイプえっちも、最近は少しずつ進化してきている。
もえちゃんは、僕が手で変なところを触ったりせず、いわゆる名槍清隆丸だけで自分を満足させろとと言ってくるので、以前どうして手を使ったら駄目なのかという押し問答になったことがある。例によって、もえちゃんの答えはほとんど支離滅裂なので問答の詳細は省くが、そのおかげでもえちゃんの本心がいくらか分かってきた。
最近の僕は、もえちゃんに押し倒されてからしばらくは、もえちゃんが自分のやりたいように腰を振るのに任せて何もしない。もえちゃんは、純粋に僕の愚息・・・・・・いや、今回は名槍清隆丸でいいや、その快感だけを存分に味わいたいので、その最中に僕から身体を触られるとお楽しみの邪魔になるということらしい。
もっとも、もえちゃんの欲求が十分に満たされると、次第に腰の振り方が大人しくなってくる。どのくらいで大人しくなるかは日によって異なり、特に性欲の強い生理前や、ずっとえっちを我慢していた生理明けのときはかなり長時間腰を振り続けるが、今日はそれほどでもないようだ。どうやらもえちゃんは、自分とのえっちを終わらせると、僕が他の女の子とえっちするのではないかと恐れているらしく、既に自分の性的欲求が満たされ疲れが見え始めても、とにかく体力の続く限り僕から一滴でも多く絞り取ろうとし、名槍清隆丸を抜くことを極端に嫌がる。
要するに、腰の振り方が大人しくなってきた後のもえちゃんは、自分の性的欲求を満たすためでは無く、単なる意地で腰を振り続けているに過ぎないので、そのタイミングを見計らって僕は反撃に出る。
まず、空いている両手で、武闘家着の上からもえちゃんの両胸を触る。微かに膨らんでいるもえちゃんの胸はとても敏感で、自分でも触ることはほとんどなく、僕にも胸を触るなと言ってくるのだが、だからこそ触りがいがある。僕が両胸に手を伸ばすともえちゃんは抗議の声を上げるが、名槍清隆丸を挿れたまま、しかも何度もイキまくって体力を消耗した状態では、本気で抵抗することは出来ない。
服の上から未開発の胸を優しく撫でられると、もえちゃんは刺激に身体を震わせ、イヤイヤをする。性欲魔神のもえちゃんが、まるで初めて身体を触られた頃の瑞穂みたいに幼い反応をするのギャップがとても可愛らしく、興奮をそそられる。
とは言え、あまり長く触っているともえちゃんが痛がるので、今度はもえちゃんとの結合部に手を伸ばす。狙いはもえちゃんのクリトリスだ。普通、女の子のクリトリスは包皮に包まれたままで、包皮を剥いてクリトリスに直接触るのは女の子が痛がるので禁止とコハルさんに教わったのだが、もえちゃんの場合は例外だ。
たぶんオナニーのやり過ぎだと思うが、もえちゃんは自分でも包皮を剥いてクリトリスを直接触っているらしく、今も小さな真珠のような形をしたクリトリスが勃起して剥き出しになっている。これを満足させてあげなければ、クリトリスが可哀想である。
最初のうちは、普通に指でもえちゃんのクリトリスを直接触っていたのだが、今は結合部から指でもえちゃんの愛液を掬い取り、クリトリスに塗り込むような感じで擦ってあげている。
「・・・・・・・・・・・・!!??」
もえちゃんが声にならない悲鳴を上げ、それだけで激しくイッてしまう。身体を激しく震わせ、僕の名槍清隆丸をきつく締め上げてくる。その刺激で僕もイッてしまうが、既に出せる精液は絞り尽くされているので、射精を伴わない空イキである。射精する場合に比べて、体力の消耗は比較的少ない。僕は、クリトリスを弄る指を止めること無く、さらにここぞとばかり下からもえちゃんを突き上げる。
おそらく男女問わず、イッた直後の身体は性的刺激に弱くなっており、そこでさらに強い性的刺激を受けると、連続でイッてしまう。みなみちゃんや瑞穂を相手にするときには、このように乱暴なえっちをしないよう気をつけているが、性欲魔神のもえちゃんを気絶に追い込むには、下手に休んだりして立て直す隙を与えないことが重要である。
当のもえちゃんも、胸を触ることに関しては文句を言ってくるが、クリトリスと膣内の両責めで気絶に追い込むことに関しては、ほぼ毎回やっているにもかかわらず何も言ってこないので、たぶんこのプレイがお気に入りなのだろう。
やがて、もえちゃんが一際大きな悲鳴を上げ、そのまま僕に向かって倒れ込んでくる。ようやく気絶したようだ。以前は、この状態から何とか抜こうと試みたこともあるが、今はそんなことはしない。お互い気絶したまま朝まで挿れっぱなしというのも、慣れてくると気持ち良いし、その方がもえちゃんも安心するだろう。そして何より、筋肉質であるもえちゃんの身体は見た目より結構重く、長時間のえっちで疲れ果てた僕には、もえちゃんの身体を持ち上げる体力も気力も残っていない
夜も更けていく中、自然と僕の意識も遠のき、もえちゃんとえっちする日はこうして終わるのが日常である。
◇◇◇◇◇◇
翌朝。
僕より若干早く目覚めたらしいもえちゃんは、この上なく清々しい表情で全裸になって伸びをしていた。
「きよたんも起きたのね。一緒に水浴びに行く?」
「うん」
えっちで身体中がベタベタになっているので、一緒に近くの小川へ行き身体を洗う。当然ながらお互い全裸だが、こういうときにもえちゃんが恥ずかしいなどと言い出すことは無い。僕も、散々もえちゃんに絞り尽くされた後なので、もえちゃんの裸を見て欲情することは無いが、気持ちよさそうに水浴びをしているもえちゃんの姿は美しい。その姿を正視すると、心臓が思わずドキリとしてしまう。
しかし、そんなときめきタイムは長く続かなかった。みなみちゃんの用意した朝食を食べ、野営地を引き払っていざ出発となったとき、もえちゃんは自分の脱ぎ捨てたズボンとパンツがそのままになっていることに気付くと、怒声を張り上げた。
「なんで、あたしのズボンとパンツ、そのままになってるのよ!?」
これには、怒られた側のみなみちゃんも当然反論した。
「もえさん、自分のズボンとパンツは自分で洗うって、昨日言いましたよね!? それに私も、それならもえさんのズボンとパンツは洗いません、そもそも拾いませんってちゃんと言いましたよ!?」
「何よそれ!? あたしそんなこと言ってないわよ! それに、あたしのパンツ結構高いんだし、あんな風に放置してたら駄目になっちゃうわよ! あんなことして、あたしの着る服がなくなったらどうしてくれんのよ!?」
聞いていて呆れるほど理不尽な物言いだった。どうやらもえちゃんは、昨日自分で言っていたことを全く覚えていないらしい。とは言え、今回ばかりはもえちゃんの側に非があるので、僕は「もえちゃん、昨日確かに自分で洗うって言ってたよ」とみなみちゃんに助け舟を出したのだが、もえちゃんは納得するどころか逆ギレするばかりで収拾が付かない。瑞穂も当然みなみちゃんの味方に付くが、もえちゃんは「あんたたち、寄ってたかってあたしを陥れようとするの!?」などと言い出す始末。
ただ、もえちゃんはもともと頭が悪い上に、昨日僕とのえっちで気絶するほどイキまくっていたのだから、激しい快感によりそれ以前の記憶が飛んでしまったとしても、まあ仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが。
もえちゃんが怒ったままだと冒険が先に進まないので、仕方なく僕がもえちゃんのズボンとパンツを拾おうとすると、もえちゃんが触るなと言ってまた怒る。結局、極めて理不尽ながらも、みなみちゃんがもえちゃんのズボンとパンツを拾って洗うしか無かった。
「みなみちゃん、またもえちゃんのパンツ洗わせちゃってごめんね」
「いいんです。きよたかさんは悪くありません。悪いのはもえさんですから」
「でもあの様子だと、一体どうしたらもえちゃんが自分でパンツを洗うようになるんだろうね?」
「それはむしろ私が聞きたいです」
僕とみなみちゃんは、揃ってため息をついた。
こうして、みなみちゃんの「ぱんつくらい自分で洗ってください!」という必死の叫びも空しく、みなみちゃんが毎回もえちゃんのズボンとパンツを洗うという現状を変えることは出来なかった。こうして「もえちゃんのパンツ問題」は、僕たちのパーティー内において、非情に馬鹿馬鹿しいけど深刻な問題となったのである。
(第33話に続く)
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