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第2章 トーキョー編 目指せ! モンスター・ゼロ!
第23話 それぞれの思い
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第23話 それぞれの思い
採掘場跡に住み着いた盗賊団を一掃し、盗賊団が利用していたスライムの発生装置を持ち帰ることに成功し、僕たちは一晩休んだ後フナバシ・タウンへの帰途へ就くことになったのだが、深夜の僕は疲労困憊状態になっていた。原因は、盗賊たちやスライムビッグボスとの戦いより、その後に勃発したもえちゃんとの『死闘』だった。
洞窟を出るや否や、いきなり僕に襲いかかってきたもえちゃんは、騎乗位えっちで僕を何回イカせても、自分が何回イッても、股間にくわえ込んだ僕のモノを手放そうとしなかった。あのオナニー防止ポーションを飲まされてから、僕のモノは何回射精しても小さくなってくれないので、騎乗位の姿勢でもえちゃんに跨がられると、もえちゃんの方が止めてくれないと、僕の方からえっちを止めることは事実上不可能だ。
この状態のままでは夕食も食べられないし、おしっこも出来ないと僕が必死に訴えて、ようやく一時解放されたものの、軽めの夕食を食べ終わると、すぐに2回戦の開始を通告された。もえちゃんは、上半身だけ武闘家用の戦闘服を着て、下半身は裸というあられもない格好のままで、僕もズボンやパンツを穿くことは許されなかった。
「もえちゃん、まだえっちを続けるなら、上着脱いでくれない? その格好のままだと、もえちゃんの胸を触れないし」
「嫌よ。あたし、きよたんに胸を触られるのは、あんまり好きじゃないの。きよたん、男の子なら、その名槍清隆丸だけで、あたしを満足させてみせなさい。そうじゃないと、明日の朝まで続けるからね!」
「そんな無茶な! もう、僕としてはもう出すものがない状態なのに」
「無茶じゃないでしょ。名槍清隆丸をそんなにフル勃起させているくせに、えっち出来ないなんて言わせないわよ。それにあたし言ったでしょ? これはただのえっちじゃなくて、鍛錬だって。すぐにイッちゃう癖を早く直しなさい」
もえちゃんはそう言って、再び僕の上に跨がってきた。射精のし過ぎで疲れていても、もえちゃんが下半身裸のエロ過ぎる姿で、しかも大事なところがいやらしく濡れているところを見せつけられては、僕の愚息も激しく反応してしまい、挿入を拒むことなど出来なかった。
しかし、もえちゃんが自慢の体力に物を言わせて、ほとんど休むこと無く腰を振り続け、僕の体力を奪っていく行為は、地獄えっちとでも呼ぶしかないものだった。そんな地獄えっちが何時間も続き、僕は疲れて失神寸前なのに、もえちゃんの方はまだ元気そうだ。
・・・・・・仕方ない。このままでは僕が死んでしまう。
腹を決めた僕は、もえちゃんが腰を振るのに夢中になっている隙を見計らって、もえちゃんの股間に手を伸ばした。
「あ、いや、そこはだめ~!!」
僕が、指でもえちゃんのクリトリスを弄り始めると、今まで気持ちよさそうに腰を振っていたもえちゃんの態度に余裕が無くなり、あっという間に絶頂に達してしまった。それでも僕は、クリトリスを弄る手の動きを止めない。
「ら、らめ、もうやめ・・・・・・、ああっ!!」
イカされた直後の刺激に弱いのは、たぶん男も女も変わらない。僕は最後の気力を振り絞って、下から腰を突き上げながら、休むこと無くもえちゃんのクリトリスを激しく弄り続け、もえちゃんは何度も連続で絶頂に達する。みなみちゃんや瑞穂が相手なら、こんなハードプレイは絶対やらないけど、もえちゃんが相手では、こうでもしなければいつまでも地獄えっちが終わりそうに無い。
「あああああああああっ!!!」
やがて、もえちゃんがひときわ大きな喘ぎ声を上げ、そのまま失神して僕の身体の上にへたり込んでしまった。概ねこうした経緯で、僕はなんとかもえちゃんとの『死闘』を終わらせたものの、疲労困憊の極地に達してしまったのである。
「やっと終わった・・・・・・。抜かなきゃ・・・・・・」
僕は、もえちゃんの身体を持ち上げ、もえちゃんの膣内に挿入されたままになっている愚息を引き抜こうとしたが、疲れすぎてうまく力が入らない。仕方ない、このまま少し休憩してからにしようか・・・・・・。
◇◇◇◇◇◇
翌朝。
「きよたかさん、もう朝ですよ」
みなみちゃんの声で、僕は目を覚ました。
「あ、おはよう、みなみちゃん・・・・・・。あれ、僕どうなってるの?」
気付くと、僕の身体には毛布が掛けられていたが、下半身は裸のままだった。
「きよたかさんは、昨夜もえさんとえっちしたまま寝ちゃってたので、私が毛布を掛けてあげたんです。もえさんの方が先に起きて、今身支度を調えているところですよ」
「そうだったんだ。もえちゃんの様子はどう?」
「ものすごく機嫌が良いみたいで、もえさんにしては珍しく、とってもニコニコしていました。身体の調子が良くて、スッキリしたとか言ってましたよ」
「ああ、そう・・・・・・」
どうやら、もえちゃんの方は、昨晩僕が途中からもえちゃんの指示に逆らって、クリトリスを弄ってイカせまくったことを覚えていないようだった。やっぱり、挿入だけで女の子を満足させるのは無理があるということだろう。ちなみに、僕の方も昨晩散々搾り取られた割には、特に身体が疲れているということもなく、むしろスッキリして快調だ。自分でも驚き呆れるほどの回復力である。
「そういえば、降伏してきた盗賊たちは? 姿が見当たらないけど」
「エフィさんたちは、兵士さんたちに連れられて、昨夜のうちにフナバシへと出発して行かれましたので、まだここに残っているのは私たちだけです。エフィさんは、お楽しみのところを邪魔しちゃいけませんね、って言ってました」
「お楽しみって、僕がもえちゃんとのえっちを楽しんでいるみたいに見られてたの?」
「そうみたいです。まさか、普通は女の子の方から一方的に襲いかかってくるなんて思いませんからねえ」
みなみちゃんは、ちょっと苦笑いしながらそう答えた。
「まあ、それならもうここに用はない。身支度を調えて朝食を食べたら、僕たちもフナバシへ戻ろう」
「はい。きよたかさんの分の朝食は、もう用意してありますよ。あと、服はこちらをどうぞ」
「ありがとう、みなみちゃん。手際が良くて助かるよ」
その後、僕たちは準備を整えてフナバシ・タウンへの帰途に就いたが、モンスターやその他の敵は全くと言って良いほど現れず、移動は順調に進んだ。僕が習得した『テレポート』の魔法を使えれば一瞬で移動できるのだが、熟練度レベルがの状態では失敗してとんでもないところに飛ばされてしまう危険性がある。
『テレポート』を安全に使用できるようになるには、トーキョー・シティーの魔術師協会が実施している講習を受ける必要があるということなので、少なくともトーキョー・シティーまでは、これまでどおり徒歩で帰る必要がある。
敵が現れないので気が緩んでいるのか、途中で瑞穂が発情して「魔眼が疼く」と言い出してしまった。今日は、瑞穂では無くみなみちゃんとえっちする日なので、最初は二人で茂みの中に隠れて、指だけで瑞穂を満足させようとしたのだが、指でクリトリスを触ってイカせても、挿入してくれないと満足できないとおねだりされてしまったので、仕方なく2回ほどえっちしてしまった。後で、みなみちゃんに謝らないと・・・・・・。
◇◇◇◇◇◇
そして、お昼休憩のとき。
「今日は本当にヒマねえ。モンスターが全然出てこないわ。この辺のは、もう狩り尽しちゃったのかしら」
もえちゃんが、欠伸をしながらぼやいた。
「いや、僕たちを恐れて隠れたり遠くへ逃げたりしている可能性もあるから、いなくなったとは断言出来ないけど」
「ねえきよたん、退屈だから何か面白い話してよ」
何気に、結構難しい注文を付けられた。
「そうだねえ・・・・・・。最近、ステータス画面のライブラリ機能で読んだ本に、『一度読んだら忘れない地球史』っていうのがあって、それが結構面白かったよ。あの本は、僕も訓練生のときお世話になった、トーキョー大学のコワダ教授が執筆した本で、地球の日本や世界の歴史を紹介しているんだけど、それだけじゃなくて、日本とアマツの風習がどうして違うのか、歴史に基づいた独自の考察なんかも書かれているんだよ」
「・・・・・・きよたん、あたし難しい話は苦手なんだけど」
「身近な例を挙げれば、日本の女性はパンツを穿いているのに、どうしてアマツの女性にはパンツを穿く風習が無いのかっていう話も載っていたよ」
「あ、それなら是非聞きたいわ。あたしがこのアマツに来たとき、恥ずかしいノーパンの服装は嫌だって言ったら、パンツは男向けのものしかない、女性用のパンツが欲しいなら特注で作ってもらうしか無いって言われて。しかも、特におしゃれなわけでもないただのパンツ1枚を作ってもらうのに、2千アマツ円もかかったのよ! パンツを作ってもらうお金を稼ぐために、鉱山でアルバイトする破目になっちゃったわ! それだけ頑張っても、パンツは予備と合わせて2枚注文するのが精一杯! 一体どうして、この世界のパンツはそんなに高いのよ!?」
「そこまでしてパンツを穿くことにこだわるもえさんって、ある意味凄いですね・・・・・・。私は、アマツの女性にパンツを穿く風習は無いのよってコハルさんに言われて、すぐ諦めちゃいましたけど」
「我、偉大なる魔眼の女王バロール様も、わざわざアルバイトをしてまでパンツを購入しようとは、考えたこともなかったぞ」
もえちゃんの心からの叫びに、みなみちゃんと瑞穂がそれぞれ感想を漏らす。
「えーとね、そうした風習の違いについても、歴史的な背景があるんだよ」
「どんな背景があるのよ?」
「まず、地球で女性用のパンツが作られるようになったのは、大体18世紀から19世紀にかけて、イギリスで産業革命が起きた頃で、それ以前は日本や他の国でも、女性がパンツを穿く風習は無かったんだ。理由は今のアマツと同じで、パンツ1枚作るにもかなりのお金や手間が掛かるから。それでも、男はパンツを穿かないと大事なものが丸見えになっちゃって下品だから隠す必要があったけど、女は別に必要無いでしょってわけ」
「・・・・・・その理屈だと、きよたんのパンツは、別に必要らないんじゃない? やたら大きい上にいつもガチガチに勃起しちゃって、パンツ穿いてもどうせ隠し切れないし」
「僕は特殊な例だから、その話はひとまず置いといて! 話を戻すと、産業革命以前のイギリスでは、衣服は羊毛などから作るのが一般的で、毛織物がイギリスの国民的産業なんて言われていたんだけど、17世紀頃からイギリスが海を渡って世界各地に進出し、公益でインド製の綿織物が入ってくるようになったんだ。
インド製の綿織物は、毛織物より着心地が良いと言うことで、イギリスでも瞬く間に普及したんだけど、このままではイギリスの毛織物産業が潰れてしまうということで、間もなくインドからの綿織物輸入は禁止されてしまった。でも、原料である綿花の輸入は禁止されなかったので、イギリスでは綿花を輸入して国産の綿織物を作るようになったんだ。
そして、当時のイギリスは世界各地に植民地を作り経済的に豊かだったので、快適な綿織物の需要はいくらでもあり、とにかく作れば売れるという状況だった。そんな中で科学技術が飛躍的に発展し、それまで手作業で作られていた綿織物は工場の機械で大量生産されるようになり、従来とは比較にならないほどの安値で、綿製の布地を入手できるようになった。
そうした布地を使って、やがてパンツやブラジャーといった女性用の下着が製造、販売されるようになり、日本でも明治時代になって、イギリスなどヨーロッパ諸国の進んだ文明を受け容れるようになると、次第に女性用の下着が普及するようになったわけ。ここまでは理解できる?」
「うーん、イギリスとかインドとかは、ほとんど名前くらいしか分からないけど、半分くらいは分かったわ。要するに、工場の機械で安上がりに布地を作れるようになったから、それで女性用の下着も作られるようになったんでしょ?」
「まあ、それだけ理解できたなら十分だよ。一方、このアマツ世界は、普通の人間とはちょっと違うエルフや獣人なんかを数に入れても、多いときで人口1000万人前後しかいなかった世界で、地球のヨーロッパ諸国にあたるような国も無かった。地球に例えれば、人類が住んでいる場所はほぼ日本だけで、人口も現代日本の概ね10分の1以下という小さい世界なんだ」
「世界の大きさと、パンツにどういう関係があるのよ?」
「もともと、イギリスで産業革命が起こったのは、裕福な何千万人もの人々が、着心地の良い綿織物を競って買い求めるという状況にあったから。でも、アマツ世界はもともとの人口が少なく、しかも裕福な人は少なかった。
アマツへ転生してきた日本人の中には、アマツ世界でも工場を作って綿製品を作ろうと考えた人もいるらしいけど、アマツでは多くの需要が見込めないので、多額の投資をして工場を作っても経済的には割に合わない。さらに工場で衣類を安く大量生産されるという噂が広まると、それまで布地や衣類の製作で生計を立てていた女性たちが、職を失うことを恐れて工場建設に猛反対したこともあって、結局断念せざるを得なかったらしい。
だから、アマツ世界では今でも、衣類は主に女性たちが手作業で作っていて、パンツに限らず、衣服の値段は日本よりかなり高いんだ。それでも、男性用のパンツについては、従来使われていたふんどしより着脱が簡単で便利だということで、日本人の影響を受けて徐々に普及していき、手作業でパンツを作る時間的余裕のない冒険者や富裕層向けのパンツも販売されるようになっているけど、女性向けのパンツは作っても売れないので、今でも商品化はされていないんだって」
「・・・・・・なんで、女性用のパンツがそんなに売れないのよ?」
「日本では、明治時代に日本人をヨーロッパ文明の水準に合わせるように、政府主導の教育で強力な意識改革を行い、それによって女性たちも自分の貞操を守るようになって行ったんだけど、アマツ世界ではそのような意識改革が行われておらず、行う必要も無かった。
日本でも、江戸時代の庶民女性は性的にもおおらかで、大事なところを見られてもさほど気にしない、パンツみたいなもので隠す必要も無いって感じだったらしいんだけど、アマツの女性は今でもそんな感じ。いや、度重なる戦争やモンスターの被害などによる慢性的な男性不足が続いていて、男の取り合いみたいな状態になっているから、女はえっちに関し積極的で無いと子孫を残せない。
だから、転生してきた日本人から女性用のパンツを紹介されても、わざわざ高いお金を払ってまで、女性がパンツを穿く理由が理解出来ない、むしろパンツなんて穿いたら、男を誘惑できなくなりえっち出来なくなるって考える人がほとんどなんだって。
日本の女性と違って、初えっちは大体12歳から13歳くらいに済ませちゃうのが一般的で、大事なところを男性に見られても、男性に押し倒されてえっちされてもほとんど気にしない、むしろ大事なところを男性に見られたのにえっちしてもらえないと、『わたしってそんなに魅力無いの?』って悲しむのが一般的。法律にも、日本の強制わいせつ罪や強制性交罪といった性犯罪を取り締まる規定は無く、そうした法律を作るべきだという声もほとんど上がらない。
コワダ教授は、『このような状況の許では、アマツ世界に女性用のパンツが普及することは、今後もおそらく無いだろう』と書いて、この話題に関する記述を終わらせていたよ」
「・・・・・・そう言われてみると、あたしにも心当たりがあるわ。訓練生の中でも、アマツ出身の女の子は平気で『おまんこ』なんて連呼するし、チャンスさえあれば見境無くえっちしようとする子がほとんどだし、特にフライヤなんて、男を誘惑するときには当然のように大事なところを露骨に見せつけていたわ」
もえちゃんは、僕の説明にそんな感想を漏らしつつ、頭を抱えていた。
「もえちゃん、訓練生時代に苦労したのは分かったけど、今ではお金のことはそんなに気にしなくていいから。既に、僕たちの銀行預金は既に100万アマツ円近くもあるし、今回のクエストで獲得した戦利品は金貨や銀貨だけでおよそ300万アマツ円、その他の財宝なんかもトーキョー・シティーで売りさばけば、少なく見積もっても500万アマツ円くらいになると思う。その一方、これ以上の戦力強化に繋がりそうな武器や防具などはトーキョーでは売ってないらしく、はっきり言ってお金の使い道に困るくらいだから、必要ならパンツの4、5枚くらい注文しても平気だよ」
「ふっ。我、偉大なる魔眼の女王バロール様は、もはやパンツなど必要とせぬぞ。もえ姉は、アマツの風習に馴染むのがよほど遅いようであるな」
「あんたが早すぎるのよ! がきんちょの分際で下半身だけ大人の階段を昇って、時々大事なところをちら見せしてきよたんを誘ってるでしょ! あたしには理解出来ないわ!」
「わたしも、パンツは必要無いと思いますけど・・・・・・。パンツを穿かない生活にも慣れてしまいましたし、今パンツなんて穿いたら、えっちなお汁ですぐびしょ濡れになってしまいそうで、逆に恥ずかしいですし、むしろもえさんの方が、そこまでしてパンツを穿き続けることにこだわるのか、不思議なくらいです」
「みなみちゃんまで、がきんちょの味方をするの!? もともとあたしは、あんたらと違って、ヒラヒラしたスカートで男を誘惑するなんて柄じゃ無いのよ。日本にいたときも、学校の制服以外でスカートなんか穿いてなかったし! あたしは硬派なのよ!」
「でも、昨晩のもえさんは、自分からズボンとパンツを脱いで、夕食中大事なところをわざときよたかさんに見せびらかして、きよたかさんの目が釘付けになっているのを見て喜んでましたよね? そちらの方が、よほどはしたないような気がしますけど・・・・・・」
「うるさいわね! あたしは、えっちする時としない時と、きちんとメリハリを付ける女なのよ! あんたらみたいに、ノーパンミニスカでいつでもOKでーすなんて、はしたない真似はしないのよ!」
みなみちゃんに向かって必死に反論するもえちゃんは、顔が真っ赤になっていた。
◇◇◇◇◇◇
モンスターが現れない道を、こんな下ネタの会話ばかりしながらゆっくり歩いても時間の無駄にしかならないので、午後の行程はみなみちゃんと瑞穂の『ヘイスト』を多用して飛ばしに飛ばし、その結果僕たちは日が暮れる前にフナバシ・タウンに到着し、ノダ町長に結果を報告した。ノダ町長は、僕の報告した結果に大喜びだった。
「素晴らしい! トーキョー・シティーに救援を依頼したときには、モンスターや盗賊相手の劣勢を少しでも挽回してくれればという程度の期待しかしていなかったが、まさかここまで完璧にやってくれるとは! しかも、盗賊団やモンスターのほとんどを壊滅させたのみならず、キョンの毛皮やマグナタイトの鉱脈など、フナバシに新たな産業の種をもたらしてくれるとは! はっきり言って、お礼の言葉が見つからないくらいだよ」
「畏れ入ります。そこまで喜ばれるとは、正直思っていませんでした」
「何日にも渡る遠征で疲れただろう。今夜は私の屋敷でゆっくりしていくと良い。その間に、評価書とトーキョー・シティーへのお礼状を書いておくよ」
「僕たちの評価がどんな風になるか、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろん、全部最高評価にしておくよ。それだけでは表現できないほどの成果を上げてくれたから、評価書とは別にお礼状も書くんだよ。さあ、これからは政治の仕事だ。ムラカミ君たちが頑張ってくれた成果をもとに、私の余生はこのフナバシをさらに発展させ、シティーへの格上げを目指すことに全力を尽くすとしよう」
「ノダ町長。マグナタイトの鉱脈見つけたのは、きよたんじゃなくてあたしだからね」
「分かっているよ、カミズル君。染料やマグナタイトの採掘を円滑に進めるため、採掘場の近くに新たな町を作る計画もあるのだが、カミズル君の功績に敬意を表し、新しい町はカミズル・タウンと名付けることにするよ」
ノダ町長は、そう言ってカラカラと笑った。本当に出来てしまうのだろうか、カミズル・タウン・・・・・・?
「きよたかさん、今夜はどう過ごされますか?」
ノダ町長との面会が終わった後、みなみちゃんが少しモジモジしながら、そんなことを聞いてきた。
「え? 今日はみなみちゃんの日だから、夕食が終わったらすぐ、みなみちゃんとえっちするつもりだったけど・・・・・・、ひょっとして今日、体調でも悪かったりする?」
「い、いえ、大丈夫です。ちょっと確認したかっただけです。夕食が終わったらすぐですね」
みなみちゃんは、何やら自分自身に言い聞かせるように、そう呟いていた。
◇◇◇◇◇◇
「みなみちゃん、まだ何もしてないのに・・・・・・」
えっちを始めようとしたところ、みなみちゃんは妙に頬を赤らめて身体をウズウズさせていたので、浴衣の下から手を忍ばせてみたところ、みなみちゃんの大事なところは、びっくりするくらいびしょ濡れになっていた。
「すみません。きよたかさん。早く挿れてください・・・・・・。でないと、私おかしくなっちゃいそうです・・・・・・」
「わ、分かった」
僕としては、みなみちゃんとの挿入えっちはまだ2回目だから、挿入の前にじっくりと前戯をする必要があると思っていたのだが、まさかみなみちゃんが、ここまで発情しているとは予想外だった。
みなみちゃんの膣内はまだ狭いものの、かなり濡れているためか挿入は比較的スムーズに行った。でも、相変わらず気持ち良すぎて、そんなに長く射精を堪えられる自信は無い。
「あああああああああん!!」
みなみちゃんは、いかにも挿入を待ちかねていたという感じで歓喜の嬌声を上げ、早くも絶頂に達したようだった。僕の愚息もきつく締め付けられ、僕はその刺激に耐えられず、みなみちゃんの中に大量の精を放ってしまう。もっとも、1回だけでは僕が満足できないので、抜かずにそのまま続ける。
僕は、2回目の射精を終えたところで、みなみちゃんに声を掛けた。
「みなみちゃん、そろそろ休む?」
「・・・・・・はい。でも、できれば抜かないで、そのままでお願いします」
「分かった」
僕は、挿入状態を維持しつつ、できるだけ楽な姿勢を取ることにした。
「みなみちゃん、僕も女の子の身体の仕組みはまだよく分かってないところがあるけど、まだ2回目なのに、挿入されるのそんなに気持ちいい?」
確か、日本にいた頃読んだその手の本には、女性は男性と異なり、経験が浅い頃は挿入されてもあまり気持ち良くならず、やり方が下手だとむしろ痛くなるだけだと書いてあったような気がするんだけど。
「はい。その・・・・・・、すごく気持ち良いです。まだきつくて苦しいですけど、それでもきよたかさんと一つになれて、すごく幸せな気持ちになれます。もえさんや瑞穂ちゃんもいるからダメだということは分かっていますけど、本音を言えば、できれば毎日してほしいです」
「そうだったんだ・・・・・・」
「きよたかさんが、もえさんや瑞穂ちゃんとしているのを見ると、そんなに何回も続けられるなら、私にも1回くらいしてほしいって気分になっちゃって、思わず一人でしちゃって、でも自分の指じゃどうしても奥の方まで届かなくて・・・・・・。今日も、きよたかさんが瑞穂ちゃんとしているとき、瑞穂ちゃんからおねだりされたからっていうのは分かっていたんですけど、それでもどうして私じゃ無いのって思ってしまって・・・・・・」
「それは僕が悪かった! 瑞穂と違って、みなみちゃんは割と平然としているように見えたんで、みなみちゃんがそんなにえっちしたいと思っているとは気付かなくて! でも、そんなにしたいのであれば、みなみちゃんの日じゃなくても、言ってくれれば1~2回くらいはしてあげられるよ」
「そんな・・・・・・。自分からえっちをおねだりするなんて、そんなはしたない事できないです・・・・・・」
僕の提案に、みなみちゃんはかぶりを振った。
「えっちしたいって言うのが恥ずかしいなら、瑞穂みたいに合言葉を決めようか?」
「そういう問題じゃないんです。瑞穂ちゃんは、割と平気でおねだりしちゃうみたいですけど、私は、自分からおねだりするんじゃ無くて、きよたかさんに襲って欲しいんです」
「僕の方から襲う?」
「はい。たとえば、私がお料理を作っているときなんかでも、後ろから見境無く襲いかかられて、私の嫌がる声なんて聞かず、強引に挿入されちゃってとか・・・・・・」
「えーと、僕はそういうとき、みなみちゃんの迷惑になると思って、これまではしたくなっても我慢していたけど、むしろ我慢しない方がいいの?」
「はい! 生理の日とかはさすがにダメですけど、それ以外の日であれば、いつでも見境無く襲ってください」
「う、うん・・・・・・。僕の性格だと、急に性格をそんな風に切り替えるのは難しいと思うけど、みなみちゃんの期待に応えられるように、努力はしてみる」
「よろしくお願いします。でも、きよたかさん、誤解はしないでくださいね。私、別にえっちが好きなわけじゃないんですよ?」
「・・・・・・? どういうこと?」
「私は、きよたかさんが好きだから、きよたかさんとえっちしたいんです。どんなに身体が疼いても、きよたかさん以外の男の人とえっちしたいとは思いませんから」
「みなみちゃん・・・・・・」
挿入状態のまま、みなみちゃんから可愛いことを言われた僕は、恥ずかしくなると同時に興奮してしまい、思わず腰を振り始めてしまった。
「いやああああああああああん!!」
「ごめん、みなみちゃん。これ以上我慢できない!」
僕は興奮のあまり、みなみちゃんの身体を気遣うことも忘れ、気付いたときには3回も連続で射精してしまっていた。みなみちゃんも、まだ意識はあるものの、見るからに疲れ切ってヘロヘロの状態だ。
「みなみちゃん、そろそろ休む?」
「はい。すみませんが、一旦抜いて、少し休ませてください・・・・・・」
「謝るのは僕の方だよ。みなみちゃんに好きって言われて興奮しすぎて、ついやり過ぎちゃった」
僕は愚息を抜き、ベッドで休んでいるみなみちゃんの隣に横たわった。
「・・・・・・みなみちゃん、大丈夫?」
「大丈夫です。5回くらいじゃ、きよたかさんは満足できないですからね。休憩して体力が戻ってきたら、また出来るようになると思いますから」
みなみちゃんは、疲れで若干苦しそうにしつつも、そう答えてきた。
「なんか、色々と気遣わせちゃってごめん」
◇◇◇◇◇◇
「きよたかさん。瑞穂ちゃんって、早く大人になりたいって気持ちが強いんですよ」
休憩中、みなみちゃんが僕にそんな話を振ってきた。
「早く大人になりたい?」
「その様子だと、きよたかさんは聞いてないみたいですね」
「うん。瑞穂と話す機会は結構あったけど、そういう話は聞いてない。むしろ、僕と二人きりのときは、子供っぽく『おにいちゃーん』って甘えてくるよ」
「そうなんですか・・・・・・。私、瑞穂ちゃんがどうして、自分の名前を呼ばれたくないのか気になって、瑞穂ちゃんに聞いてみたことがあるんです。私は、きよたかさんみたいに頭が良いわけじゃないので、最初は瑞穂ちゃんの言ってることがほとんど理解出来なかったんですけど、次第に分かるようになってきて・・・・・・」
「何が原因だったの?」
「瑞穂ちゃん、小学生の頃は、周囲のクラスメイトからかなりいじめられていたみたいなんです」
「まあ、いじめが原因で不登校になったってことは僕も知ってるけど、なんでいじめられてたの?」
「瑞穂ちゃんは、クラスの中で一番背が低くて、3年生になったとき、『ここは3年生のクラスだぞ。1年生の来るところじゃないぞ』なんて言われたことがあるみたいなんです」
「・・・・・・それはひどい」
「それだけじゃなくて、瑞穂ちゃんの名字が『山中』なので、名前が山の中にある田んぼみたいだって言われて、田んぼに立っている『かかし』ってあだ名を付けられて、運動会の日なんかに雨が降ると、瑞穂ちゃんのせいにされたりしていたみたいなんです」
「・・・・・・まったく。僕も似たような感じでいじめをする子は見たことあるけど、悪ガキどもは本当に、何でもいじめのタネにするからね」
「それが原因で、瑞穂ちゃんは自分の名前と身長にコンプレックスを持っていて、何とか自分を大きく見せようと、背伸びをしているような感じなんです」
「・・・・・・もしかして、眼帯を着けて聖なる邪神バロール様なんて名乗っていたのも、そういう背伸びの一環だったの?」
「瑞穂ちゃんから、はっきりとそう言われたわけではないですけど、どうやらそうみたいです」
「そうだとしたら、むしろ思いっきり逆効果だと思うけどね」
「それだけじゃなくて、えっちは大人がするものだから、きよたかさんと早くえっちしたいって気持ちも強いみたいなんです」
「・・・・・・そうなの?」
「瑞穂ちゃん、きよたかさんに挿入してもらう前に、自分で処女膜を破いちゃったじゃないですか。それで、私がどうしてそんな痛いことしたのって聞いたら、『早くお兄ちゃんとえっちして、大人の女になりたいから』って答えが返ってきたんです。それで、きよたかさんと無事初体験を済ませると、私と違って最初から挿入で気持ち良くなれた、だから自分の方が大人だって言ってきたんです」
「そんなこと言ってたの!?」
今まで全くの謎だった瑞穂の思考回路が、ようやく理解出来るようになったものの、かなり極端な発想であることに変わりは無い。
「はい。瑞穂ちゃんとは、決して仲が悪いわけではありませんけど、そんなことを言われると、つい私も対抗意識のようなものが芽生えてしまって・・・・・・」
「何も、そんなことで競争しなくても良いと思うんだけど」
「女の子にとっては、とても大事なことですよ! もえさんは、眠っている間までえっちを続けて、一滴たりともきよたかさんの精液を私に渡すまいとしてますし、瑞穂ちゃんも、わざとマンチラさせてきよたかさんを誘ったり、自分からえっちをおねだりしたり・・・・・・」
「みなみちゃん、『マンチラ』って何?」
「アマツの言葉で、スカートの下から女の子の大事なところがチラリと見えちゃうことをそう言うみたいです。日本だと、スカートの下からパンツが見えちゃうことを『パンチラ』って言いますけど、アマツの女の子はパンツを穿かないので・・・・・・」
「そんな言葉初めて聞いたけど、どこで聞いたの?」
「最初は、タマキ先生に教わりました。授業がきよたかさんと別になった後、きよたかさんを落とすには、マンチラさせるのが一番手っ取り早いって・・・・・・」
「そんなこと教えてたのか。タマキ先生、下ネタ大好きな人だからなあ・・・・・・」
「あと、ドンキで衣装のサイズを決めるときにも言われました。スカートの丈は、マンチラ仕様にしますか、それともマンチラしない仕様にしますかって聞かれて」
「マンチラ仕様って何?」
「・・・・・・若い女の子のスカートって、ぎりぎりまで短くするじゃないですか。それで、普段は大事なところがギリギリで見えない長さになっているけど、実はわざとマンチラしやすいように作るのがマンチラ仕様で、ぎりぎりで見えないように作るのがマンチラしない仕様で、若い女性からの注文の7割くらいがマンチラ仕様なんだそうです。私は、わざと見えるように作るのは、あまりにもはしたないと思ったので、マンチラしない仕様にしたのですが、瑞穂ちゃんはマンチラ仕様を頼んだみたいです」
「・・・・・・そう言われてみれば、瑞穂のスカートって後ろが極端に短くて、マントを着けないと後ろからお尻や大事なところが丸見えになっちゃうけど、あれってわざとそういう仕様にしてたのか」
「私、もえさんや瑞穂ちゃんを侮っていました。二人とも、やり方は違いますけど、何とかしてきよたかさんを誘惑しよう、きよたかさんと一回でも多くとえっちしようと必死なんです。こういう勝負になると分かっていたら、私もマンチラ仕様を頼むべきでした」
「い、いや、みなみちゃん、それはさすがに止めて!」
「・・・・・・どうしてですか?」
「確かに、マンチラって破壊力はあるけど、あまりにもはしたないと思うから。瑞穂は可愛いけど恥じらいが全く無いし、もえちゃんは恥じらいの方向性があまりにも変だし、せめてみなみちゃんには、まともな恥じらいの心を忘れないで欲しい」
「でも、それだと私が負けてしまうような・・・・・・」
「僕としては、単に回数が多ければいいというわけじゃないから! もえちゃんは、求めてくる回数が多すぎる上に、えっちも僕のしたいようにさせてくれなくて、そんなに満足してるわけじゃないから! みなみちゃんは、料理なんかもきっちりやってくれるし、適度な恥じらいもあって、3人の中では一番お嫁さんらしいお嫁さんなんだから、自分からその長所を捨てないで!」
「・・・・・・瑞穂ちゃんはどうなんですか?」
「瑞穂は、お嫁さんというよりは・・・・・・一線を越えちゃった妹って感じかな?」
「お嫁さんとどう違うんですか?」
「瑞穂は、僕のことをお兄ちゃんって呼んで慕ってくるし、本当はあんな小さな子にえっちなことをしちゃいけないと思うんだけど、そういう罪悪感で逆に興奮しちゃうって感じの子で、放っておくとすぐ暴走しちゃうし、お嫁さんって感じじゃないよ。一緒にいて一番安心できるのは、やっぱりみなみちゃんかな」
「私と一緒のときが、一番安心できるんですか? なんか、嬉しいです」
「そうそう。だから、無理をしてもえちゃんや瑞穂とえっちの回数を競い合う必要はないから」
「・・・・・・でも、きよたかさんって、一日に10回くらいは出さないと満足できない身体じゃないですか? きよたかさんを安心させることは出来ても、えっちできよたかさんを満足させられないと、お嫁さんとしては失格ですから、頑張って回数をこなせるようにしないと・・・・・・」
「それだったら、明日の朝にもさせてくれる?」
「・・・・・・明日の朝、ですか?」
「うん。最近の僕って、性欲の回復が異常なくらい速くて、夜に何回えっちしても、翌朝には少しムラムラしてきちゃうんだ。それで、朝にえっちしないと、夕方頃にはもう我慢の限界になっちゃって。だから、今夜は無理をして回数こなさなくてもいいから、その代わり明日の朝、起きたときに2回くらいえっちさせて」
「・・・・・・それは構いませんけど、明日は瑞穂ちゃんの日じゃないですか?」
「あれは、もともと夜の相手をする日って意味だし、今日も昼間に瑞穂の方からおねだりしてきて2回しちゃったから、それでおあいこってことで」
「分かりました。そう言えば、センターにいた頃は朝にもしてましたよね」
「うん。お願いします」
「それで、きよたかさん。お話ししているうちに、私の身体も落ち着いてきたので、そろそろ・・・・・・続きをしても大丈夫なんですが、その前に、キスして欲しいです」
「分かった。みなみちゃん、キスが大好きだもんね」
こうして、僕とみなみちゃんは、熱いキスを交わした。
・・・・・・表向きは、平穏無事に収まっているように見えたけど、やっぱりハーレムって男女ともに気苦労が絶えない。この先、3人のバランスを保ちながら、パーティーを維持して行けるのだろうか。今更ハーレム生活を止めることはできないけど、お嫁さんはみなみちゃんだけにしていた方が、気分的には楽だったかも知れない。
みなみちゃんとのえっちを終えた後、僕はそんなことを考えながら眠りに就いた。
(第24話に続く)
採掘場跡に住み着いた盗賊団を一掃し、盗賊団が利用していたスライムの発生装置を持ち帰ることに成功し、僕たちは一晩休んだ後フナバシ・タウンへの帰途へ就くことになったのだが、深夜の僕は疲労困憊状態になっていた。原因は、盗賊たちやスライムビッグボスとの戦いより、その後に勃発したもえちゃんとの『死闘』だった。
洞窟を出るや否や、いきなり僕に襲いかかってきたもえちゃんは、騎乗位えっちで僕を何回イカせても、自分が何回イッても、股間にくわえ込んだ僕のモノを手放そうとしなかった。あのオナニー防止ポーションを飲まされてから、僕のモノは何回射精しても小さくなってくれないので、騎乗位の姿勢でもえちゃんに跨がられると、もえちゃんの方が止めてくれないと、僕の方からえっちを止めることは事実上不可能だ。
この状態のままでは夕食も食べられないし、おしっこも出来ないと僕が必死に訴えて、ようやく一時解放されたものの、軽めの夕食を食べ終わると、すぐに2回戦の開始を通告された。もえちゃんは、上半身だけ武闘家用の戦闘服を着て、下半身は裸というあられもない格好のままで、僕もズボンやパンツを穿くことは許されなかった。
「もえちゃん、まだえっちを続けるなら、上着脱いでくれない? その格好のままだと、もえちゃんの胸を触れないし」
「嫌よ。あたし、きよたんに胸を触られるのは、あんまり好きじゃないの。きよたん、男の子なら、その名槍清隆丸だけで、あたしを満足させてみせなさい。そうじゃないと、明日の朝まで続けるからね!」
「そんな無茶な! もう、僕としてはもう出すものがない状態なのに」
「無茶じゃないでしょ。名槍清隆丸をそんなにフル勃起させているくせに、えっち出来ないなんて言わせないわよ。それにあたし言ったでしょ? これはただのえっちじゃなくて、鍛錬だって。すぐにイッちゃう癖を早く直しなさい」
もえちゃんはそう言って、再び僕の上に跨がってきた。射精のし過ぎで疲れていても、もえちゃんが下半身裸のエロ過ぎる姿で、しかも大事なところがいやらしく濡れているところを見せつけられては、僕の愚息も激しく反応してしまい、挿入を拒むことなど出来なかった。
しかし、もえちゃんが自慢の体力に物を言わせて、ほとんど休むこと無く腰を振り続け、僕の体力を奪っていく行為は、地獄えっちとでも呼ぶしかないものだった。そんな地獄えっちが何時間も続き、僕は疲れて失神寸前なのに、もえちゃんの方はまだ元気そうだ。
・・・・・・仕方ない。このままでは僕が死んでしまう。
腹を決めた僕は、もえちゃんが腰を振るのに夢中になっている隙を見計らって、もえちゃんの股間に手を伸ばした。
「あ、いや、そこはだめ~!!」
僕が、指でもえちゃんのクリトリスを弄り始めると、今まで気持ちよさそうに腰を振っていたもえちゃんの態度に余裕が無くなり、あっという間に絶頂に達してしまった。それでも僕は、クリトリスを弄る手の動きを止めない。
「ら、らめ、もうやめ・・・・・・、ああっ!!」
イカされた直後の刺激に弱いのは、たぶん男も女も変わらない。僕は最後の気力を振り絞って、下から腰を突き上げながら、休むこと無くもえちゃんのクリトリスを激しく弄り続け、もえちゃんは何度も連続で絶頂に達する。みなみちゃんや瑞穂が相手なら、こんなハードプレイは絶対やらないけど、もえちゃんが相手では、こうでもしなければいつまでも地獄えっちが終わりそうに無い。
「あああああああああっ!!!」
やがて、もえちゃんがひときわ大きな喘ぎ声を上げ、そのまま失神して僕の身体の上にへたり込んでしまった。概ねこうした経緯で、僕はなんとかもえちゃんとの『死闘』を終わらせたものの、疲労困憊の極地に達してしまったのである。
「やっと終わった・・・・・・。抜かなきゃ・・・・・・」
僕は、もえちゃんの身体を持ち上げ、もえちゃんの膣内に挿入されたままになっている愚息を引き抜こうとしたが、疲れすぎてうまく力が入らない。仕方ない、このまま少し休憩してからにしようか・・・・・・。
◇◇◇◇◇◇
翌朝。
「きよたかさん、もう朝ですよ」
みなみちゃんの声で、僕は目を覚ました。
「あ、おはよう、みなみちゃん・・・・・・。あれ、僕どうなってるの?」
気付くと、僕の身体には毛布が掛けられていたが、下半身は裸のままだった。
「きよたかさんは、昨夜もえさんとえっちしたまま寝ちゃってたので、私が毛布を掛けてあげたんです。もえさんの方が先に起きて、今身支度を調えているところですよ」
「そうだったんだ。もえちゃんの様子はどう?」
「ものすごく機嫌が良いみたいで、もえさんにしては珍しく、とってもニコニコしていました。身体の調子が良くて、スッキリしたとか言ってましたよ」
「ああ、そう・・・・・・」
どうやら、もえちゃんの方は、昨晩僕が途中からもえちゃんの指示に逆らって、クリトリスを弄ってイカせまくったことを覚えていないようだった。やっぱり、挿入だけで女の子を満足させるのは無理があるということだろう。ちなみに、僕の方も昨晩散々搾り取られた割には、特に身体が疲れているということもなく、むしろスッキリして快調だ。自分でも驚き呆れるほどの回復力である。
「そういえば、降伏してきた盗賊たちは? 姿が見当たらないけど」
「エフィさんたちは、兵士さんたちに連れられて、昨夜のうちにフナバシへと出発して行かれましたので、まだここに残っているのは私たちだけです。エフィさんは、お楽しみのところを邪魔しちゃいけませんね、って言ってました」
「お楽しみって、僕がもえちゃんとのえっちを楽しんでいるみたいに見られてたの?」
「そうみたいです。まさか、普通は女の子の方から一方的に襲いかかってくるなんて思いませんからねえ」
みなみちゃんは、ちょっと苦笑いしながらそう答えた。
「まあ、それならもうここに用はない。身支度を調えて朝食を食べたら、僕たちもフナバシへ戻ろう」
「はい。きよたかさんの分の朝食は、もう用意してありますよ。あと、服はこちらをどうぞ」
「ありがとう、みなみちゃん。手際が良くて助かるよ」
その後、僕たちは準備を整えてフナバシ・タウンへの帰途に就いたが、モンスターやその他の敵は全くと言って良いほど現れず、移動は順調に進んだ。僕が習得した『テレポート』の魔法を使えれば一瞬で移動できるのだが、熟練度レベルがの状態では失敗してとんでもないところに飛ばされてしまう危険性がある。
『テレポート』を安全に使用できるようになるには、トーキョー・シティーの魔術師協会が実施している講習を受ける必要があるということなので、少なくともトーキョー・シティーまでは、これまでどおり徒歩で帰る必要がある。
敵が現れないので気が緩んでいるのか、途中で瑞穂が発情して「魔眼が疼く」と言い出してしまった。今日は、瑞穂では無くみなみちゃんとえっちする日なので、最初は二人で茂みの中に隠れて、指だけで瑞穂を満足させようとしたのだが、指でクリトリスを触ってイカせても、挿入してくれないと満足できないとおねだりされてしまったので、仕方なく2回ほどえっちしてしまった。後で、みなみちゃんに謝らないと・・・・・・。
◇◇◇◇◇◇
そして、お昼休憩のとき。
「今日は本当にヒマねえ。モンスターが全然出てこないわ。この辺のは、もう狩り尽しちゃったのかしら」
もえちゃんが、欠伸をしながらぼやいた。
「いや、僕たちを恐れて隠れたり遠くへ逃げたりしている可能性もあるから、いなくなったとは断言出来ないけど」
「ねえきよたん、退屈だから何か面白い話してよ」
何気に、結構難しい注文を付けられた。
「そうだねえ・・・・・・。最近、ステータス画面のライブラリ機能で読んだ本に、『一度読んだら忘れない地球史』っていうのがあって、それが結構面白かったよ。あの本は、僕も訓練生のときお世話になった、トーキョー大学のコワダ教授が執筆した本で、地球の日本や世界の歴史を紹介しているんだけど、それだけじゃなくて、日本とアマツの風習がどうして違うのか、歴史に基づいた独自の考察なんかも書かれているんだよ」
「・・・・・・きよたん、あたし難しい話は苦手なんだけど」
「身近な例を挙げれば、日本の女性はパンツを穿いているのに、どうしてアマツの女性にはパンツを穿く風習が無いのかっていう話も載っていたよ」
「あ、それなら是非聞きたいわ。あたしがこのアマツに来たとき、恥ずかしいノーパンの服装は嫌だって言ったら、パンツは男向けのものしかない、女性用のパンツが欲しいなら特注で作ってもらうしか無いって言われて。しかも、特におしゃれなわけでもないただのパンツ1枚を作ってもらうのに、2千アマツ円もかかったのよ! パンツを作ってもらうお金を稼ぐために、鉱山でアルバイトする破目になっちゃったわ! それだけ頑張っても、パンツは予備と合わせて2枚注文するのが精一杯! 一体どうして、この世界のパンツはそんなに高いのよ!?」
「そこまでしてパンツを穿くことにこだわるもえさんって、ある意味凄いですね・・・・・・。私は、アマツの女性にパンツを穿く風習は無いのよってコハルさんに言われて、すぐ諦めちゃいましたけど」
「我、偉大なる魔眼の女王バロール様も、わざわざアルバイトをしてまでパンツを購入しようとは、考えたこともなかったぞ」
もえちゃんの心からの叫びに、みなみちゃんと瑞穂がそれぞれ感想を漏らす。
「えーとね、そうした風習の違いについても、歴史的な背景があるんだよ」
「どんな背景があるのよ?」
「まず、地球で女性用のパンツが作られるようになったのは、大体18世紀から19世紀にかけて、イギリスで産業革命が起きた頃で、それ以前は日本や他の国でも、女性がパンツを穿く風習は無かったんだ。理由は今のアマツと同じで、パンツ1枚作るにもかなりのお金や手間が掛かるから。それでも、男はパンツを穿かないと大事なものが丸見えになっちゃって下品だから隠す必要があったけど、女は別に必要無いでしょってわけ」
「・・・・・・その理屈だと、きよたんのパンツは、別に必要らないんじゃない? やたら大きい上にいつもガチガチに勃起しちゃって、パンツ穿いてもどうせ隠し切れないし」
「僕は特殊な例だから、その話はひとまず置いといて! 話を戻すと、産業革命以前のイギリスでは、衣服は羊毛などから作るのが一般的で、毛織物がイギリスの国民的産業なんて言われていたんだけど、17世紀頃からイギリスが海を渡って世界各地に進出し、公益でインド製の綿織物が入ってくるようになったんだ。
インド製の綿織物は、毛織物より着心地が良いと言うことで、イギリスでも瞬く間に普及したんだけど、このままではイギリスの毛織物産業が潰れてしまうということで、間もなくインドからの綿織物輸入は禁止されてしまった。でも、原料である綿花の輸入は禁止されなかったので、イギリスでは綿花を輸入して国産の綿織物を作るようになったんだ。
そして、当時のイギリスは世界各地に植民地を作り経済的に豊かだったので、快適な綿織物の需要はいくらでもあり、とにかく作れば売れるという状況だった。そんな中で科学技術が飛躍的に発展し、それまで手作業で作られていた綿織物は工場の機械で大量生産されるようになり、従来とは比較にならないほどの安値で、綿製の布地を入手できるようになった。
そうした布地を使って、やがてパンツやブラジャーといった女性用の下着が製造、販売されるようになり、日本でも明治時代になって、イギリスなどヨーロッパ諸国の進んだ文明を受け容れるようになると、次第に女性用の下着が普及するようになったわけ。ここまでは理解できる?」
「うーん、イギリスとかインドとかは、ほとんど名前くらいしか分からないけど、半分くらいは分かったわ。要するに、工場の機械で安上がりに布地を作れるようになったから、それで女性用の下着も作られるようになったんでしょ?」
「まあ、それだけ理解できたなら十分だよ。一方、このアマツ世界は、普通の人間とはちょっと違うエルフや獣人なんかを数に入れても、多いときで人口1000万人前後しかいなかった世界で、地球のヨーロッパ諸国にあたるような国も無かった。地球に例えれば、人類が住んでいる場所はほぼ日本だけで、人口も現代日本の概ね10分の1以下という小さい世界なんだ」
「世界の大きさと、パンツにどういう関係があるのよ?」
「もともと、イギリスで産業革命が起こったのは、裕福な何千万人もの人々が、着心地の良い綿織物を競って買い求めるという状況にあったから。でも、アマツ世界はもともとの人口が少なく、しかも裕福な人は少なかった。
アマツへ転生してきた日本人の中には、アマツ世界でも工場を作って綿製品を作ろうと考えた人もいるらしいけど、アマツでは多くの需要が見込めないので、多額の投資をして工場を作っても経済的には割に合わない。さらに工場で衣類を安く大量生産されるという噂が広まると、それまで布地や衣類の製作で生計を立てていた女性たちが、職を失うことを恐れて工場建設に猛反対したこともあって、結局断念せざるを得なかったらしい。
だから、アマツ世界では今でも、衣類は主に女性たちが手作業で作っていて、パンツに限らず、衣服の値段は日本よりかなり高いんだ。それでも、男性用のパンツについては、従来使われていたふんどしより着脱が簡単で便利だということで、日本人の影響を受けて徐々に普及していき、手作業でパンツを作る時間的余裕のない冒険者や富裕層向けのパンツも販売されるようになっているけど、女性向けのパンツは作っても売れないので、今でも商品化はされていないんだって」
「・・・・・・なんで、女性用のパンツがそんなに売れないのよ?」
「日本では、明治時代に日本人をヨーロッパ文明の水準に合わせるように、政府主導の教育で強力な意識改革を行い、それによって女性たちも自分の貞操を守るようになって行ったんだけど、アマツ世界ではそのような意識改革が行われておらず、行う必要も無かった。
日本でも、江戸時代の庶民女性は性的にもおおらかで、大事なところを見られてもさほど気にしない、パンツみたいなもので隠す必要も無いって感じだったらしいんだけど、アマツの女性は今でもそんな感じ。いや、度重なる戦争やモンスターの被害などによる慢性的な男性不足が続いていて、男の取り合いみたいな状態になっているから、女はえっちに関し積極的で無いと子孫を残せない。
だから、転生してきた日本人から女性用のパンツを紹介されても、わざわざ高いお金を払ってまで、女性がパンツを穿く理由が理解出来ない、むしろパンツなんて穿いたら、男を誘惑できなくなりえっち出来なくなるって考える人がほとんどなんだって。
日本の女性と違って、初えっちは大体12歳から13歳くらいに済ませちゃうのが一般的で、大事なところを男性に見られても、男性に押し倒されてえっちされてもほとんど気にしない、むしろ大事なところを男性に見られたのにえっちしてもらえないと、『わたしってそんなに魅力無いの?』って悲しむのが一般的。法律にも、日本の強制わいせつ罪や強制性交罪といった性犯罪を取り締まる規定は無く、そうした法律を作るべきだという声もほとんど上がらない。
コワダ教授は、『このような状況の許では、アマツ世界に女性用のパンツが普及することは、今後もおそらく無いだろう』と書いて、この話題に関する記述を終わらせていたよ」
「・・・・・・そう言われてみると、あたしにも心当たりがあるわ。訓練生の中でも、アマツ出身の女の子は平気で『おまんこ』なんて連呼するし、チャンスさえあれば見境無くえっちしようとする子がほとんどだし、特にフライヤなんて、男を誘惑するときには当然のように大事なところを露骨に見せつけていたわ」
もえちゃんは、僕の説明にそんな感想を漏らしつつ、頭を抱えていた。
「もえちゃん、訓練生時代に苦労したのは分かったけど、今ではお金のことはそんなに気にしなくていいから。既に、僕たちの銀行預金は既に100万アマツ円近くもあるし、今回のクエストで獲得した戦利品は金貨や銀貨だけでおよそ300万アマツ円、その他の財宝なんかもトーキョー・シティーで売りさばけば、少なく見積もっても500万アマツ円くらいになると思う。その一方、これ以上の戦力強化に繋がりそうな武器や防具などはトーキョーでは売ってないらしく、はっきり言ってお金の使い道に困るくらいだから、必要ならパンツの4、5枚くらい注文しても平気だよ」
「ふっ。我、偉大なる魔眼の女王バロール様は、もはやパンツなど必要とせぬぞ。もえ姉は、アマツの風習に馴染むのがよほど遅いようであるな」
「あんたが早すぎるのよ! がきんちょの分際で下半身だけ大人の階段を昇って、時々大事なところをちら見せしてきよたんを誘ってるでしょ! あたしには理解出来ないわ!」
「わたしも、パンツは必要無いと思いますけど・・・・・・。パンツを穿かない生活にも慣れてしまいましたし、今パンツなんて穿いたら、えっちなお汁ですぐびしょ濡れになってしまいそうで、逆に恥ずかしいですし、むしろもえさんの方が、そこまでしてパンツを穿き続けることにこだわるのか、不思議なくらいです」
「みなみちゃんまで、がきんちょの味方をするの!? もともとあたしは、あんたらと違って、ヒラヒラしたスカートで男を誘惑するなんて柄じゃ無いのよ。日本にいたときも、学校の制服以外でスカートなんか穿いてなかったし! あたしは硬派なのよ!」
「でも、昨晩のもえさんは、自分からズボンとパンツを脱いで、夕食中大事なところをわざときよたかさんに見せびらかして、きよたかさんの目が釘付けになっているのを見て喜んでましたよね? そちらの方が、よほどはしたないような気がしますけど・・・・・・」
「うるさいわね! あたしは、えっちする時としない時と、きちんとメリハリを付ける女なのよ! あんたらみたいに、ノーパンミニスカでいつでもOKでーすなんて、はしたない真似はしないのよ!」
みなみちゃんに向かって必死に反論するもえちゃんは、顔が真っ赤になっていた。
◇◇◇◇◇◇
モンスターが現れない道を、こんな下ネタの会話ばかりしながらゆっくり歩いても時間の無駄にしかならないので、午後の行程はみなみちゃんと瑞穂の『ヘイスト』を多用して飛ばしに飛ばし、その結果僕たちは日が暮れる前にフナバシ・タウンに到着し、ノダ町長に結果を報告した。ノダ町長は、僕の報告した結果に大喜びだった。
「素晴らしい! トーキョー・シティーに救援を依頼したときには、モンスターや盗賊相手の劣勢を少しでも挽回してくれればという程度の期待しかしていなかったが、まさかここまで完璧にやってくれるとは! しかも、盗賊団やモンスターのほとんどを壊滅させたのみならず、キョンの毛皮やマグナタイトの鉱脈など、フナバシに新たな産業の種をもたらしてくれるとは! はっきり言って、お礼の言葉が見つからないくらいだよ」
「畏れ入ります。そこまで喜ばれるとは、正直思っていませんでした」
「何日にも渡る遠征で疲れただろう。今夜は私の屋敷でゆっくりしていくと良い。その間に、評価書とトーキョー・シティーへのお礼状を書いておくよ」
「僕たちの評価がどんな風になるか、お伺いしてもよろしいでしょうか?」
「もちろん、全部最高評価にしておくよ。それだけでは表現できないほどの成果を上げてくれたから、評価書とは別にお礼状も書くんだよ。さあ、これからは政治の仕事だ。ムラカミ君たちが頑張ってくれた成果をもとに、私の余生はこのフナバシをさらに発展させ、シティーへの格上げを目指すことに全力を尽くすとしよう」
「ノダ町長。マグナタイトの鉱脈見つけたのは、きよたんじゃなくてあたしだからね」
「分かっているよ、カミズル君。染料やマグナタイトの採掘を円滑に進めるため、採掘場の近くに新たな町を作る計画もあるのだが、カミズル君の功績に敬意を表し、新しい町はカミズル・タウンと名付けることにするよ」
ノダ町長は、そう言ってカラカラと笑った。本当に出来てしまうのだろうか、カミズル・タウン・・・・・・?
「きよたかさん、今夜はどう過ごされますか?」
ノダ町長との面会が終わった後、みなみちゃんが少しモジモジしながら、そんなことを聞いてきた。
「え? 今日はみなみちゃんの日だから、夕食が終わったらすぐ、みなみちゃんとえっちするつもりだったけど・・・・・・、ひょっとして今日、体調でも悪かったりする?」
「い、いえ、大丈夫です。ちょっと確認したかっただけです。夕食が終わったらすぐですね」
みなみちゃんは、何やら自分自身に言い聞かせるように、そう呟いていた。
◇◇◇◇◇◇
「みなみちゃん、まだ何もしてないのに・・・・・・」
えっちを始めようとしたところ、みなみちゃんは妙に頬を赤らめて身体をウズウズさせていたので、浴衣の下から手を忍ばせてみたところ、みなみちゃんの大事なところは、びっくりするくらいびしょ濡れになっていた。
「すみません。きよたかさん。早く挿れてください・・・・・・。でないと、私おかしくなっちゃいそうです・・・・・・」
「わ、分かった」
僕としては、みなみちゃんとの挿入えっちはまだ2回目だから、挿入の前にじっくりと前戯をする必要があると思っていたのだが、まさかみなみちゃんが、ここまで発情しているとは予想外だった。
みなみちゃんの膣内はまだ狭いものの、かなり濡れているためか挿入は比較的スムーズに行った。でも、相変わらず気持ち良すぎて、そんなに長く射精を堪えられる自信は無い。
「あああああああああん!!」
みなみちゃんは、いかにも挿入を待ちかねていたという感じで歓喜の嬌声を上げ、早くも絶頂に達したようだった。僕の愚息もきつく締め付けられ、僕はその刺激に耐えられず、みなみちゃんの中に大量の精を放ってしまう。もっとも、1回だけでは僕が満足できないので、抜かずにそのまま続ける。
僕は、2回目の射精を終えたところで、みなみちゃんに声を掛けた。
「みなみちゃん、そろそろ休む?」
「・・・・・・はい。でも、できれば抜かないで、そのままでお願いします」
「分かった」
僕は、挿入状態を維持しつつ、できるだけ楽な姿勢を取ることにした。
「みなみちゃん、僕も女の子の身体の仕組みはまだよく分かってないところがあるけど、まだ2回目なのに、挿入されるのそんなに気持ちいい?」
確か、日本にいた頃読んだその手の本には、女性は男性と異なり、経験が浅い頃は挿入されてもあまり気持ち良くならず、やり方が下手だとむしろ痛くなるだけだと書いてあったような気がするんだけど。
「はい。その・・・・・・、すごく気持ち良いです。まだきつくて苦しいですけど、それでもきよたかさんと一つになれて、すごく幸せな気持ちになれます。もえさんや瑞穂ちゃんもいるからダメだということは分かっていますけど、本音を言えば、できれば毎日してほしいです」
「そうだったんだ・・・・・・」
「きよたかさんが、もえさんや瑞穂ちゃんとしているのを見ると、そんなに何回も続けられるなら、私にも1回くらいしてほしいって気分になっちゃって、思わず一人でしちゃって、でも自分の指じゃどうしても奥の方まで届かなくて・・・・・・。今日も、きよたかさんが瑞穂ちゃんとしているとき、瑞穂ちゃんからおねだりされたからっていうのは分かっていたんですけど、それでもどうして私じゃ無いのって思ってしまって・・・・・・」
「それは僕が悪かった! 瑞穂と違って、みなみちゃんは割と平然としているように見えたんで、みなみちゃんがそんなにえっちしたいと思っているとは気付かなくて! でも、そんなにしたいのであれば、みなみちゃんの日じゃなくても、言ってくれれば1~2回くらいはしてあげられるよ」
「そんな・・・・・・。自分からえっちをおねだりするなんて、そんなはしたない事できないです・・・・・・」
僕の提案に、みなみちゃんはかぶりを振った。
「えっちしたいって言うのが恥ずかしいなら、瑞穂みたいに合言葉を決めようか?」
「そういう問題じゃないんです。瑞穂ちゃんは、割と平気でおねだりしちゃうみたいですけど、私は、自分からおねだりするんじゃ無くて、きよたかさんに襲って欲しいんです」
「僕の方から襲う?」
「はい。たとえば、私がお料理を作っているときなんかでも、後ろから見境無く襲いかかられて、私の嫌がる声なんて聞かず、強引に挿入されちゃってとか・・・・・・」
「えーと、僕はそういうとき、みなみちゃんの迷惑になると思って、これまではしたくなっても我慢していたけど、むしろ我慢しない方がいいの?」
「はい! 生理の日とかはさすがにダメですけど、それ以外の日であれば、いつでも見境無く襲ってください」
「う、うん・・・・・・。僕の性格だと、急に性格をそんな風に切り替えるのは難しいと思うけど、みなみちゃんの期待に応えられるように、努力はしてみる」
「よろしくお願いします。でも、きよたかさん、誤解はしないでくださいね。私、別にえっちが好きなわけじゃないんですよ?」
「・・・・・・? どういうこと?」
「私は、きよたかさんが好きだから、きよたかさんとえっちしたいんです。どんなに身体が疼いても、きよたかさん以外の男の人とえっちしたいとは思いませんから」
「みなみちゃん・・・・・・」
挿入状態のまま、みなみちゃんから可愛いことを言われた僕は、恥ずかしくなると同時に興奮してしまい、思わず腰を振り始めてしまった。
「いやああああああああああん!!」
「ごめん、みなみちゃん。これ以上我慢できない!」
僕は興奮のあまり、みなみちゃんの身体を気遣うことも忘れ、気付いたときには3回も連続で射精してしまっていた。みなみちゃんも、まだ意識はあるものの、見るからに疲れ切ってヘロヘロの状態だ。
「みなみちゃん、そろそろ休む?」
「はい。すみませんが、一旦抜いて、少し休ませてください・・・・・・」
「謝るのは僕の方だよ。みなみちゃんに好きって言われて興奮しすぎて、ついやり過ぎちゃった」
僕は愚息を抜き、ベッドで休んでいるみなみちゃんの隣に横たわった。
「・・・・・・みなみちゃん、大丈夫?」
「大丈夫です。5回くらいじゃ、きよたかさんは満足できないですからね。休憩して体力が戻ってきたら、また出来るようになると思いますから」
みなみちゃんは、疲れで若干苦しそうにしつつも、そう答えてきた。
「なんか、色々と気遣わせちゃってごめん」
◇◇◇◇◇◇
「きよたかさん。瑞穂ちゃんって、早く大人になりたいって気持ちが強いんですよ」
休憩中、みなみちゃんが僕にそんな話を振ってきた。
「早く大人になりたい?」
「その様子だと、きよたかさんは聞いてないみたいですね」
「うん。瑞穂と話す機会は結構あったけど、そういう話は聞いてない。むしろ、僕と二人きりのときは、子供っぽく『おにいちゃーん』って甘えてくるよ」
「そうなんですか・・・・・・。私、瑞穂ちゃんがどうして、自分の名前を呼ばれたくないのか気になって、瑞穂ちゃんに聞いてみたことがあるんです。私は、きよたかさんみたいに頭が良いわけじゃないので、最初は瑞穂ちゃんの言ってることがほとんど理解出来なかったんですけど、次第に分かるようになってきて・・・・・・」
「何が原因だったの?」
「瑞穂ちゃん、小学生の頃は、周囲のクラスメイトからかなりいじめられていたみたいなんです」
「まあ、いじめが原因で不登校になったってことは僕も知ってるけど、なんでいじめられてたの?」
「瑞穂ちゃんは、クラスの中で一番背が低くて、3年生になったとき、『ここは3年生のクラスだぞ。1年生の来るところじゃないぞ』なんて言われたことがあるみたいなんです」
「・・・・・・それはひどい」
「それだけじゃなくて、瑞穂ちゃんの名字が『山中』なので、名前が山の中にある田んぼみたいだって言われて、田んぼに立っている『かかし』ってあだ名を付けられて、運動会の日なんかに雨が降ると、瑞穂ちゃんのせいにされたりしていたみたいなんです」
「・・・・・・まったく。僕も似たような感じでいじめをする子は見たことあるけど、悪ガキどもは本当に、何でもいじめのタネにするからね」
「それが原因で、瑞穂ちゃんは自分の名前と身長にコンプレックスを持っていて、何とか自分を大きく見せようと、背伸びをしているような感じなんです」
「・・・・・・もしかして、眼帯を着けて聖なる邪神バロール様なんて名乗っていたのも、そういう背伸びの一環だったの?」
「瑞穂ちゃんから、はっきりとそう言われたわけではないですけど、どうやらそうみたいです」
「そうだとしたら、むしろ思いっきり逆効果だと思うけどね」
「それだけじゃなくて、えっちは大人がするものだから、きよたかさんと早くえっちしたいって気持ちも強いみたいなんです」
「・・・・・・そうなの?」
「瑞穂ちゃん、きよたかさんに挿入してもらう前に、自分で処女膜を破いちゃったじゃないですか。それで、私がどうしてそんな痛いことしたのって聞いたら、『早くお兄ちゃんとえっちして、大人の女になりたいから』って答えが返ってきたんです。それで、きよたかさんと無事初体験を済ませると、私と違って最初から挿入で気持ち良くなれた、だから自分の方が大人だって言ってきたんです」
「そんなこと言ってたの!?」
今まで全くの謎だった瑞穂の思考回路が、ようやく理解出来るようになったものの、かなり極端な発想であることに変わりは無い。
「はい。瑞穂ちゃんとは、決して仲が悪いわけではありませんけど、そんなことを言われると、つい私も対抗意識のようなものが芽生えてしまって・・・・・・」
「何も、そんなことで競争しなくても良いと思うんだけど」
「女の子にとっては、とても大事なことですよ! もえさんは、眠っている間までえっちを続けて、一滴たりともきよたかさんの精液を私に渡すまいとしてますし、瑞穂ちゃんも、わざとマンチラさせてきよたかさんを誘ったり、自分からえっちをおねだりしたり・・・・・・」
「みなみちゃん、『マンチラ』って何?」
「アマツの言葉で、スカートの下から女の子の大事なところがチラリと見えちゃうことをそう言うみたいです。日本だと、スカートの下からパンツが見えちゃうことを『パンチラ』って言いますけど、アマツの女の子はパンツを穿かないので・・・・・・」
「そんな言葉初めて聞いたけど、どこで聞いたの?」
「最初は、タマキ先生に教わりました。授業がきよたかさんと別になった後、きよたかさんを落とすには、マンチラさせるのが一番手っ取り早いって・・・・・・」
「そんなこと教えてたのか。タマキ先生、下ネタ大好きな人だからなあ・・・・・・」
「あと、ドンキで衣装のサイズを決めるときにも言われました。スカートの丈は、マンチラ仕様にしますか、それともマンチラしない仕様にしますかって聞かれて」
「マンチラ仕様って何?」
「・・・・・・若い女の子のスカートって、ぎりぎりまで短くするじゃないですか。それで、普段は大事なところがギリギリで見えない長さになっているけど、実はわざとマンチラしやすいように作るのがマンチラ仕様で、ぎりぎりで見えないように作るのがマンチラしない仕様で、若い女性からの注文の7割くらいがマンチラ仕様なんだそうです。私は、わざと見えるように作るのは、あまりにもはしたないと思ったので、マンチラしない仕様にしたのですが、瑞穂ちゃんはマンチラ仕様を頼んだみたいです」
「・・・・・・そう言われてみれば、瑞穂のスカートって後ろが極端に短くて、マントを着けないと後ろからお尻や大事なところが丸見えになっちゃうけど、あれってわざとそういう仕様にしてたのか」
「私、もえさんや瑞穂ちゃんを侮っていました。二人とも、やり方は違いますけど、何とかしてきよたかさんを誘惑しよう、きよたかさんと一回でも多くとえっちしようと必死なんです。こういう勝負になると分かっていたら、私もマンチラ仕様を頼むべきでした」
「い、いや、みなみちゃん、それはさすがに止めて!」
「・・・・・・どうしてですか?」
「確かに、マンチラって破壊力はあるけど、あまりにもはしたないと思うから。瑞穂は可愛いけど恥じらいが全く無いし、もえちゃんは恥じらいの方向性があまりにも変だし、せめてみなみちゃんには、まともな恥じらいの心を忘れないで欲しい」
「でも、それだと私が負けてしまうような・・・・・・」
「僕としては、単に回数が多ければいいというわけじゃないから! もえちゃんは、求めてくる回数が多すぎる上に、えっちも僕のしたいようにさせてくれなくて、そんなに満足してるわけじゃないから! みなみちゃんは、料理なんかもきっちりやってくれるし、適度な恥じらいもあって、3人の中では一番お嫁さんらしいお嫁さんなんだから、自分からその長所を捨てないで!」
「・・・・・・瑞穂ちゃんはどうなんですか?」
「瑞穂は、お嫁さんというよりは・・・・・・一線を越えちゃった妹って感じかな?」
「お嫁さんとどう違うんですか?」
「瑞穂は、僕のことをお兄ちゃんって呼んで慕ってくるし、本当はあんな小さな子にえっちなことをしちゃいけないと思うんだけど、そういう罪悪感で逆に興奮しちゃうって感じの子で、放っておくとすぐ暴走しちゃうし、お嫁さんって感じじゃないよ。一緒にいて一番安心できるのは、やっぱりみなみちゃんかな」
「私と一緒のときが、一番安心できるんですか? なんか、嬉しいです」
「そうそう。だから、無理をしてもえちゃんや瑞穂とえっちの回数を競い合う必要はないから」
「・・・・・・でも、きよたかさんって、一日に10回くらいは出さないと満足できない身体じゃないですか? きよたかさんを安心させることは出来ても、えっちできよたかさんを満足させられないと、お嫁さんとしては失格ですから、頑張って回数をこなせるようにしないと・・・・・・」
「それだったら、明日の朝にもさせてくれる?」
「・・・・・・明日の朝、ですか?」
「うん。最近の僕って、性欲の回復が異常なくらい速くて、夜に何回えっちしても、翌朝には少しムラムラしてきちゃうんだ。それで、朝にえっちしないと、夕方頃にはもう我慢の限界になっちゃって。だから、今夜は無理をして回数こなさなくてもいいから、その代わり明日の朝、起きたときに2回くらいえっちさせて」
「・・・・・・それは構いませんけど、明日は瑞穂ちゃんの日じゃないですか?」
「あれは、もともと夜の相手をする日って意味だし、今日も昼間に瑞穂の方からおねだりしてきて2回しちゃったから、それでおあいこってことで」
「分かりました。そう言えば、センターにいた頃は朝にもしてましたよね」
「うん。お願いします」
「それで、きよたかさん。お話ししているうちに、私の身体も落ち着いてきたので、そろそろ・・・・・・続きをしても大丈夫なんですが、その前に、キスして欲しいです」
「分かった。みなみちゃん、キスが大好きだもんね」
こうして、僕とみなみちゃんは、熱いキスを交わした。
・・・・・・表向きは、平穏無事に収まっているように見えたけど、やっぱりハーレムって男女ともに気苦労が絶えない。この先、3人のバランスを保ちながら、パーティーを維持して行けるのだろうか。今更ハーレム生活を止めることはできないけど、お嫁さんはみなみちゃんだけにしていた方が、気分的には楽だったかも知れない。
みなみちゃんとのえっちを終えた後、僕はそんなことを考えながら眠りに就いた。
(第24話に続く)
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