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闇-125
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「うっ…ふ…ぁ」
四つん這いになっていたツキヨは、そのまま前に倒れそうになるが慌ててアレックスが腰に腕を回してをぐっと支えると勢いの衰えない肉塊を抜いた蜜壷からどぷぷ…と大量の白濁液がツキヨの太股を伝い溢れる。
最早、菫色の下着一式はでろでろになってしまっていた。
腕を回している辺りはいつもの薄いツキヨの腹とは違い、たぷたぷとしたような感触で試しに軽く揉むとまたどぷ…と垂れてきた。
「ぁ…」
揉んで生温かい液体が太股をどろりと垂れ流された感触でツキヨが掠れ声で反応する。
「少し無理をさせちまった。悪かった」
胡坐をかいてアレックスの上に横向きにそっと抱きかかえてから、そばの水差しに手を伸ばしてそのまま直接口に含み、だいぶ赤く腫れぼったくなってしまったツキヨの唇に口付けをして流し込む。
「ふ…ぅ…」
横向きに座らせているツキヨの下腹部は、まだたぽんとしていて時折呼吸を整えるように大きく息をするとどぷ…と垂れて胡坐をかいたアレックスの太股を生温かい液体―――大半は自分のものが伝うとさっきまで自分の体内にあったものが小柄なツキヨの体内から大量に垂れ流されてくるということに背徳感を覚える。
「こんなに背が小せぇなら、中も小せぇからすぐに溢れちまうんだろうな」
ぷる…と膨らみが小さくなったツキヨの下腹部を優しく…そしていやらしい手つきで撫でながら、ぼんやりと過去の女と身体の構造について比べていた。今となってはどうでもいいことではあるが。
「さすがにこの状態で寝るのはまずいだろうし…風呂に入ってさっぱりするか。お姫様はおねんねしてるしな。風呂で変なことはしないから安心してくれ…多分」
最後のほうの言葉は小さくなっていたがアレックスはツキヨを抱きかかえて、浴室へ向かった。
***
浴槽には適温の湯がたっぷりと張られ『疲労回復』に効く薬草がご親切に湯に浮いていた。
すっかり寝入ってしまったツキヨを抱えたまま椅子に座り、温めの湯で頭の先からつま先まで全身を濡らし片手で器用にツキヨの短い黒髪を洗髪粉で洗い流し、お気に入りだと言っていた髪の補修液を垂らして頭皮に染み込むように大きな片手で揉み、洗い流す。
元々、一度寝るとあまり起きないツキヨだがこれでもうとうと船を漕いで起きることはなかった。
「んー、いい匂いだなぁ…」
船漕ぎ中でかっくんかっくんするツキヨの頭に顔を埋めると補修液に使われている薬草や花の香りに包まれる。
「う…やばい…さすがに俺の俺!落ち着け…」
アレックスのアレックス君が爽やかな香りに反応してちっとも爽やかではない雰囲気になって首をもたげそうになるが、精神統一をしてやり過ごす。
ぷるんぷるんに熟して、赤い所有印が散らばるツキヨの身体にアレックス君は喜びそうになるが、素因数分解やら√の計算、円周率500桁などを計算しながら辛うじて耐えがたきを耐え、偲びがたきを偲び…洗い終える。
そのまま、横抱きから胸筋を背もたれにした高級筋肉座椅子でお膝抱っこにしてアレックスは髪を洗いながら帝国の歴史…特に最近発掘された神代の頃の遺跡の報告書について考えながらツキヨの身体も特に『内部』を掻き出すように洗うと自分の身体も洗い流した。
気のせいか、大好きな風呂で落ち着かない気がしてきた。
「んー…」
疲れ切って完全に寝ているツキヨを抱えて、そっと浴槽へざぶんと浸かる。
「眠り姫様は、なかなか起きない体質?でよかったぜ」
アレックスのサイズに合わせて作られたの広い浴槽でぐっと長い足を伸ばして、その上に溺れないようにツキヨを乗せるとこてん…と胸筋を枕にしてすーすー眠っていた。
*
程よい温かさに包まれながらアレックスは、おやつタイムというかのようにツキヨの柔らかい頬をはみはみしたり、耳の裏をくんかくんかして、うなじに所有印をつけて楽しむ。
起きているときにやると確実に怒られるため、今のうちに堪能していた。
「柔らけぇ…んー…なんかこういう菓子があったよな」
耳朶をはみはみしながらいつか食べた菓子を思い出そうとすると「こっちもそれに似ているかもなぁ」とつんと湯にぷかりと浮いている双丘を突くと赤い蕾がぷるんと震えると湯が小さく波打つ。
「す、素晴らしい…」
感動をしたアレックスの菫色の瞳から湯が出てきたが、それと同時に股間のワガママ棒イがご挨拶をしようとムクリと起き上がる。
まだ、危機管理能力に理性が残っているアレックスは『静まれぇー。静まれぇー。この紋所が目に入らぬか!!』と落ち着かせようとするが、さっきよりも我侭度が上がったのか静まらない。
浴槽に凭れているような状態のアレックスの上に小さいツキヨが乗っているため、しっかりと勃ち上がった赤黒い肉棒がツキヨの股下辺りに姿を現している。
「こ、これは…」
白い陶器のように滑らかな肌に黒い下生え…そこに不釣合いで不似合いな醜悪な欲望の塊が生えたように見えるツキヨの姿にアレックスの肉塊は、もう治まることはできなかった。
呼吸をするたびに藻のようにたゆたう黒い下生えが肉塊を優しく撫で、張り艶のよい太股がその欲望を嘲笑うかのように時折とんと当たる。
肉塊の下に時々見えるアレックスの銀髪の藻が理性を取り戻せと警告をするが、それ以上に不埒な妖魔のような姿になったツキヨに理性を叩き潰される。
にゅ…と柔らかい肉襞を開くと指先に微かなぬめりが感じられる。念入りに洗ったはずではあるが、まだ残っている…か、新たなぬめりが溢れたのかと指先で感触を楽しむ。
蜜壷の上の小さな穴も指先で優しく撫で回し、また内部に何か貯まっていないかと俄かに期待してしまうが、それは次回?の楽しみとして愛でることに専念をした。
「ン…」
不埒な妖魔が身を捩ると、湯に浮く白い双丘がぷるるんと揺れるがよく見ると先端の蕾が先程よりも尖り、赤みも増しているのに気がつくと、アレックスは肉塊に熱が蓄積されていくことに薄暗い喜びを覚える。
「いつ見ても愛らしい蕾だ…」
首筋に唇で舐めるように吸い付き、肉襞の包皮に守られた花芯に触れると双丘の蕾と同じように指先にこりりとした硬さを感じる。
「俺のと同じようなもんだな」
くつくつと小さく笑ってアレックスは硬い花芯の包皮を爪先でかりかりと引っ掻くと花芯はぴくんと身をもたげる。
そのまま、剥かない程度に包皮ごと扱くと膨らみも増してアレックスの指先には先端が僅かに包皮から出てきていることが伝わるとその先端に爪を立てる。
アレックスはツキヨを抱えているため背後から直接見ることはできないが、常に見つめて触れて舐めて味わい拝めて愛でている秘所は手に取るように分かる…その先端はいつもの可愛らしい桃色よりも充血して艶めいているのだろう、と。
ぴくく…と爪を立てた花芯が疼くように震える。
疼きに応じるためにアレックスは包皮から出ている先端のみをかりりかりりと繰り返し掻き続けると、やがて花芯は自ら意思を持ち始めたかのように指に甘えるように媚び、もっと直接的な快楽を求めてくるが股間から肉塊を生やした淫靡な妖魔となったツキヨをまだ愛でていたいため包皮のままの花芯を諫める。
「いい子、いい子…大人しくお利口にしてろよ…こりこりで甘えっこで可愛いもんだな。俺のとは全く違うぜ」
「ぁふ…ぅ」
深く呼吸をしてから何かから逃れたいのか分厚いアレックスの胸板に猫のように頭を擦りつけた。
擦りついてきた可愛いツキヨにアレックスは同じように包皮から少しだけ出ている花芯の先端を指の腹でこすこすと慈しむように撫で擦る。
敏感な先端は擦るごとに自ら包皮から出ようとむくむくと膨らむと少しずつぷっくりと艶めいた花芯が姿を覗かせてきた。
既に花芯全体が根のほうまでぱんぱんになり、アレックスは包皮を抓んで上下にゆっくりと扱くと今までよりも包皮が捲れて、隠れていた花芯の下部が温かい湯に触れた瞬間「…っ!!!」と声にならない声を上げ、身を震わせてツキヨが目を覚ました。
「あ、あ、あっン!!!」
状況が理解できずに突然、降って沸いた快楽によって目を覚ましたが口から出る言葉は喘ぎ声だけだった。
四つん這いになっていたツキヨは、そのまま前に倒れそうになるが慌ててアレックスが腰に腕を回してをぐっと支えると勢いの衰えない肉塊を抜いた蜜壷からどぷぷ…と大量の白濁液がツキヨの太股を伝い溢れる。
最早、菫色の下着一式はでろでろになってしまっていた。
腕を回している辺りはいつもの薄いツキヨの腹とは違い、たぷたぷとしたような感触で試しに軽く揉むとまたどぷ…と垂れてきた。
「ぁ…」
揉んで生温かい液体が太股をどろりと垂れ流された感触でツキヨが掠れ声で反応する。
「少し無理をさせちまった。悪かった」
胡坐をかいてアレックスの上に横向きにそっと抱きかかえてから、そばの水差しに手を伸ばしてそのまま直接口に含み、だいぶ赤く腫れぼったくなってしまったツキヨの唇に口付けをして流し込む。
「ふ…ぅ…」
横向きに座らせているツキヨの下腹部は、まだたぽんとしていて時折呼吸を整えるように大きく息をするとどぷ…と垂れて胡坐をかいたアレックスの太股を生温かい液体―――大半は自分のものが伝うとさっきまで自分の体内にあったものが小柄なツキヨの体内から大量に垂れ流されてくるということに背徳感を覚える。
「こんなに背が小せぇなら、中も小せぇからすぐに溢れちまうんだろうな」
ぷる…と膨らみが小さくなったツキヨの下腹部を優しく…そしていやらしい手つきで撫でながら、ぼんやりと過去の女と身体の構造について比べていた。今となってはどうでもいいことではあるが。
「さすがにこの状態で寝るのはまずいだろうし…風呂に入ってさっぱりするか。お姫様はおねんねしてるしな。風呂で変なことはしないから安心してくれ…多分」
最後のほうの言葉は小さくなっていたがアレックスはツキヨを抱きかかえて、浴室へ向かった。
***
浴槽には適温の湯がたっぷりと張られ『疲労回復』に効く薬草がご親切に湯に浮いていた。
すっかり寝入ってしまったツキヨを抱えたまま椅子に座り、温めの湯で頭の先からつま先まで全身を濡らし片手で器用にツキヨの短い黒髪を洗髪粉で洗い流し、お気に入りだと言っていた髪の補修液を垂らして頭皮に染み込むように大きな片手で揉み、洗い流す。
元々、一度寝るとあまり起きないツキヨだがこれでもうとうと船を漕いで起きることはなかった。
「んー、いい匂いだなぁ…」
船漕ぎ中でかっくんかっくんするツキヨの頭に顔を埋めると補修液に使われている薬草や花の香りに包まれる。
「う…やばい…さすがに俺の俺!落ち着け…」
アレックスのアレックス君が爽やかな香りに反応してちっとも爽やかではない雰囲気になって首をもたげそうになるが、精神統一をしてやり過ごす。
ぷるんぷるんに熟して、赤い所有印が散らばるツキヨの身体にアレックス君は喜びそうになるが、素因数分解やら√の計算、円周率500桁などを計算しながら辛うじて耐えがたきを耐え、偲びがたきを偲び…洗い終える。
そのまま、横抱きから胸筋を背もたれにした高級筋肉座椅子でお膝抱っこにしてアレックスは髪を洗いながら帝国の歴史…特に最近発掘された神代の頃の遺跡の報告書について考えながらツキヨの身体も特に『内部』を掻き出すように洗うと自分の身体も洗い流した。
気のせいか、大好きな風呂で落ち着かない気がしてきた。
「んー…」
疲れ切って完全に寝ているツキヨを抱えて、そっと浴槽へざぶんと浸かる。
「眠り姫様は、なかなか起きない体質?でよかったぜ」
アレックスのサイズに合わせて作られたの広い浴槽でぐっと長い足を伸ばして、その上に溺れないようにツキヨを乗せるとこてん…と胸筋を枕にしてすーすー眠っていた。
*
程よい温かさに包まれながらアレックスは、おやつタイムというかのようにツキヨの柔らかい頬をはみはみしたり、耳の裏をくんかくんかして、うなじに所有印をつけて楽しむ。
起きているときにやると確実に怒られるため、今のうちに堪能していた。
「柔らけぇ…んー…なんかこういう菓子があったよな」
耳朶をはみはみしながらいつか食べた菓子を思い出そうとすると「こっちもそれに似ているかもなぁ」とつんと湯にぷかりと浮いている双丘を突くと赤い蕾がぷるんと震えると湯が小さく波打つ。
「す、素晴らしい…」
感動をしたアレックスの菫色の瞳から湯が出てきたが、それと同時に股間のワガママ棒イがご挨拶をしようとムクリと起き上がる。
まだ、危機管理能力に理性が残っているアレックスは『静まれぇー。静まれぇー。この紋所が目に入らぬか!!』と落ち着かせようとするが、さっきよりも我侭度が上がったのか静まらない。
浴槽に凭れているような状態のアレックスの上に小さいツキヨが乗っているため、しっかりと勃ち上がった赤黒い肉棒がツキヨの股下辺りに姿を現している。
「こ、これは…」
白い陶器のように滑らかな肌に黒い下生え…そこに不釣合いで不似合いな醜悪な欲望の塊が生えたように見えるツキヨの姿にアレックスの肉塊は、もう治まることはできなかった。
呼吸をするたびに藻のようにたゆたう黒い下生えが肉塊を優しく撫で、張り艶のよい太股がその欲望を嘲笑うかのように時折とんと当たる。
肉塊の下に時々見えるアレックスの銀髪の藻が理性を取り戻せと警告をするが、それ以上に不埒な妖魔のような姿になったツキヨに理性を叩き潰される。
にゅ…と柔らかい肉襞を開くと指先に微かなぬめりが感じられる。念入りに洗ったはずではあるが、まだ残っている…か、新たなぬめりが溢れたのかと指先で感触を楽しむ。
蜜壷の上の小さな穴も指先で優しく撫で回し、また内部に何か貯まっていないかと俄かに期待してしまうが、それは次回?の楽しみとして愛でることに専念をした。
「ン…」
不埒な妖魔が身を捩ると、湯に浮く白い双丘がぷるるんと揺れるがよく見ると先端の蕾が先程よりも尖り、赤みも増しているのに気がつくと、アレックスは肉塊に熱が蓄積されていくことに薄暗い喜びを覚える。
「いつ見ても愛らしい蕾だ…」
首筋に唇で舐めるように吸い付き、肉襞の包皮に守られた花芯に触れると双丘の蕾と同じように指先にこりりとした硬さを感じる。
「俺のと同じようなもんだな」
くつくつと小さく笑ってアレックスは硬い花芯の包皮を爪先でかりかりと引っ掻くと花芯はぴくんと身をもたげる。
そのまま、剥かない程度に包皮ごと扱くと膨らみも増してアレックスの指先には先端が僅かに包皮から出てきていることが伝わるとその先端に爪を立てる。
アレックスはツキヨを抱えているため背後から直接見ることはできないが、常に見つめて触れて舐めて味わい拝めて愛でている秘所は手に取るように分かる…その先端はいつもの可愛らしい桃色よりも充血して艶めいているのだろう、と。
ぴくく…と爪を立てた花芯が疼くように震える。
疼きに応じるためにアレックスは包皮から出ている先端のみをかりりかりりと繰り返し掻き続けると、やがて花芯は自ら意思を持ち始めたかのように指に甘えるように媚び、もっと直接的な快楽を求めてくるが股間から肉塊を生やした淫靡な妖魔となったツキヨをまだ愛でていたいため包皮のままの花芯を諫める。
「いい子、いい子…大人しくお利口にしてろよ…こりこりで甘えっこで可愛いもんだな。俺のとは全く違うぜ」
「ぁふ…ぅ」
深く呼吸をしてから何かから逃れたいのか分厚いアレックスの胸板に猫のように頭を擦りつけた。
擦りついてきた可愛いツキヨにアレックスは同じように包皮から少しだけ出ている花芯の先端を指の腹でこすこすと慈しむように撫で擦る。
敏感な先端は擦るごとに自ら包皮から出ようとむくむくと膨らむと少しずつぷっくりと艶めいた花芯が姿を覗かせてきた。
既に花芯全体が根のほうまでぱんぱんになり、アレックスは包皮を抓んで上下にゆっくりと扱くと今までよりも包皮が捲れて、隠れていた花芯の下部が温かい湯に触れた瞬間「…っ!!!」と声にならない声を上げ、身を震わせてツキヨが目を覚ました。
「あ、あ、あっン!!!」
状況が理解できずに突然、降って沸いた快楽によって目を覚ましたが口から出る言葉は喘ぎ声だけだった。
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