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闇-108
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人の良さそうなマルセルに声をかけようとした商売人兼貴族兼お近づきになりたいな☆がざっとマルセルの背後から襲いかかる…
「ぐぬぅ…」
恐らくマルセルの性格上、全員と話しかねないためアレックスは周囲を見回す…と、ちょうどよくユージス国王とエレナ王妃が某国からの国王との会話が笑顔で終わりかけていることに気がついた!
【よっしゃぁああ!】
そのまま、アレックスはマルセルとツキヨをガッシリと抱え込んでお近づきになりたいな☆から距離を取りユージスとエレナに爽やかな中年イケオジ風に挨拶をする。
「お久し振りですね。今日は皇帝陛下とツキヨ様に来ていただいてありがとうございます。戴冠式がより華やかに感じられました。お陰様で、式が恙無く終えられたと思うとお礼を申し上げます」
イケオジ風挨拶にもユージスは動揺をすることなく堂々と胸を張り、礼を述べる。
「いやぁ、堂々としたいで立ちに王国が栄えると確信をいたしました」
「私も王妃として王を支えて、国が栄えるように努力をして参りますわ」
まだまだ新婚夫婦ゆえかエレナはユージスを見つめて頬を赤らめながらニッコリと微笑む。
「実はお二人に紹介をしたい方がいて…」
すっと後ろの方にいたマルセルをアレックスの前に引っ張り出す。
「え、いや。そんな…」
突然、縁遠いどころか天上人の目の前に放り出されアワアワとツキヨに助け船を求める。
「あ、あの…ユージス国王陛下、エレナ王妃陛下…こちらは、私の父でございまして…」
びしっと腰を折ったマルセルが「こここここ…このような席でお会いできることを大変恐れ多く…私はアレクサンダー皇帝陛下の婚約者のツキヨ・ドゥ・カトレアの父でマルセル・ドゥ・カトレアと申します。古くから男爵位を叙爵され、南部地域の領地を治めさせていただいております。このたびは素晴らしい戴冠式にご招待をいただき誠にありがとうございます」と震える声で一通り挨拶をする。
「カトレア男爵、未来の皇后陛下のお父上、畏まらず顔を上げてください。ツキヨ様には王妃共々、友人のようにお付き合いをさせてもらっていて我々こそ感謝を申し上げたい」
ユージスは緊張を解すように優しい声でマルセルにかけると、やっとゆっくりと顔をあげるが顔の表情筋がカチカチになっている。
「あの、その…こんな、ご尊顔をこのように間近でなんて恐れ多くて…なななななんと申し上げてよろしいのか…端近の身であれば尚更で…」
「お父様…ユージス様もエレナ様も私の大切な友人ですわ。そう緊張をなさらず…」「そ、それはツキヨが友達で…」「ですから、落ち着いてください…お父様…」オロオロと親子で今にも漫才が始まりそうな状態になるも「まぁ、ユージスもツキヨの父ちゃんだから仲良くしてやってくれよ。今も秘密だけど…その大綬のオリエ布の原材料を作っているのがマルセルの領地なんだよ」と悪戯が成功した子供のようにアレックスはそっと囁く。
そこからは小声ではあるが、布のことについてあれこれとユージスとエレナが聞くと慣れた話で少しずつマルセルのガチガチの表情筋が解れていった。
***
レオの背後からアレックスの場の回し具合に安心しつつも、もう一つの顔『ゴドリバー帝国の宰相』としてレアンドロ・トゥルナ・リゲルがラスボスとして商売人兼貴族兼お近づきになりたいな☆を待ち構える。
「あー…私は帝国宰相のレアンドロ・トゥルナ・リゲル。ご覧の通り皇帝陛下はお忙しいのでまずはここで一列に並んでもらって…自国名と名前、お立場と伝えたいことなどを簡単にお聞かせ願えるでしょうか」
デン!と椅子に座って、レオは愛用の革の紙挟みとペンを持ち圧迫面接というような状態で一番目に並んでいる王族らしき面々に『面倒なことばっかり押し付けやがってぇ!!』というアレックスに対する怒りを剛速球で投げつけようとしていた。
「な、なんという態度を…いくら帝国の宰相であればこの方を存じないとは失礼な!」
小太りで『頭髪が不自由』な男がレオにくってかかる。
「あぁ…どの方だかなんだか貴国のことなぞ知らん。当方は既に自己紹介をしているのにも関わらず、名乗らないというのも随分失礼な話だと思うのだがいかがであろうか。
ご用がないのであるならば、時間がないのだから次の方に譲ってもらいたい」
眉間にグッと地獄谷とも言えるくらい皺を寄せたレオが小太りの男に静かに怒りをぶつける。
「クッ…この方はヤマーアリ王国のローランド・ケント・トール・セベイレブ第22代目国王陛下である。エストシテ王国には古くから交流がある。
現在、貴帝国とは正式な国交はないが正式な国交樹立、そして…そのうえであの不思議な布が帝国製と聞き及び、独占販売または技術の活発な交流を我が王は望んでおる」
「ふむ…」
さっきから小太り男しか話していないのはレオごとき、宰相ごときとは話すことは不要としているのだろう。座るレオを上からじっとローランド国王は見下ろしている。
【まぁ、この国は先々代から他国へ武器輸出などもして国民に重税を強いている…果樹などの農業が盛んだが今年は不作のうえ、国庫が空でネズミすら寄りつかないと…。国としては興味なし、そしてお付き合いお断り国家だな】
レオはゲオルグほどではないが、記憶を忘れることなく保存をしている。
今、並んでいる者の名前、国、所属、立場…全てを覚えているうえ、ゲオルグの木の葉たちからたびたび各国の財政状況も調査をさせて情報を集めている。
「ヤマーアリ王国は古くから続く国と聞き及んでいるが、布は帝国の門外不出の技術のもの。いずれの国の貴人でも王族でも取り扱いは全て皇帝陛下の命でお断りをしている。
今後、他に並ぶ方たちにもお伝えするが布の商取引に関することは皇帝陛下の許可がない限りは何一つ取引は許されない。時間がないので布のこと以外、要件のない方たちは列から外れてもらいたい」
眉間に皺をよせて小太りの男に氷点下の視線を送る。
同時に列から数組が離れていった。レオの見る限り、遠方の中規模国の王族や代表のようだった。
「な、なんと失礼な!古くからあるヤマーアリ国を蔑ろにするとは…」
「あぁ、貴国はここ数年武器輸出入での問題がしばしばあると聞いている。樹立はそれが解決次第で検討しよう」
「この余を差し置いて、宰相ごときが何を言う!!」
国王は顔を真っ赤にしてレオに怒鳴るが「こんな王だから宰相しか相手をしないのです。ご用件はお済みだと思うので次の方へ譲ってください」と、シッシッと追い払うとレオは気にもせず次の国と話を始めた。
ヤマーアリ国一同は顔を真っ赤にし、プリプリと肩を怒らせて列からどくと自席に戻って、ワインをガブ飲みしていた。
今の様子を見たせいか、列はエストシテ王国になかなか来れないような遠方の五カ国まで減っていた。
***
「ツキヨ様のお父様と次にお会いできるのは…帝国での結婚式になりますわね」
「エレナと私も当然参列をするので、その時はぜひ農業振興と貧困問題についても…」
「ユージス様、そんなおめでたいお席でお父様と難しい問題なんていかがかと思いますわ」
エレナがユージスを肘で軽くツンと突く。
「いや、そうだな。ハハハ。カトレア男爵、ぜひ別の機会に登城をして話を聞かせて欲しい」
「わ、私でよろしければいつでもお召しください」
だいぶ解れた緊張がまた戻ってきた気がするマルセルだった。
「農業や経営ならマルセル先生が一番だな」
「アレックス様も一緒にお父様のお話を聞きましょうか?」
ニッコリとツキヨが微笑む。
「あー…いやー…んー…そのうちな。そのうち。俺は、忙しいからそのうち聞かせてくれればいいぞ!マルセル先生もユージスたちのような優秀な生徒のほうがいいだろう?」
ちょっと涙目でマルセルの肩をポンとアレックスは叩いた。
「では、それまでに難しい本をたくさん集めておきますね!頑張って勉強しましょう」
マルセル先生は厳しかった。
アレックスは心で叫んでいた。
本当に勉強の日があったら死ぬ気で逃亡をしようとあれこれと年密な計画を立てようと脳内でフルパワーで考えていた。
この一週間で一番、脳を使った日だった。
「ぐぬぅ…」
恐らくマルセルの性格上、全員と話しかねないためアレックスは周囲を見回す…と、ちょうどよくユージス国王とエレナ王妃が某国からの国王との会話が笑顔で終わりかけていることに気がついた!
【よっしゃぁああ!】
そのまま、アレックスはマルセルとツキヨをガッシリと抱え込んでお近づきになりたいな☆から距離を取りユージスとエレナに爽やかな中年イケオジ風に挨拶をする。
「お久し振りですね。今日は皇帝陛下とツキヨ様に来ていただいてありがとうございます。戴冠式がより華やかに感じられました。お陰様で、式が恙無く終えられたと思うとお礼を申し上げます」
イケオジ風挨拶にもユージスは動揺をすることなく堂々と胸を張り、礼を述べる。
「いやぁ、堂々としたいで立ちに王国が栄えると確信をいたしました」
「私も王妃として王を支えて、国が栄えるように努力をして参りますわ」
まだまだ新婚夫婦ゆえかエレナはユージスを見つめて頬を赤らめながらニッコリと微笑む。
「実はお二人に紹介をしたい方がいて…」
すっと後ろの方にいたマルセルをアレックスの前に引っ張り出す。
「え、いや。そんな…」
突然、縁遠いどころか天上人の目の前に放り出されアワアワとツキヨに助け船を求める。
「あ、あの…ユージス国王陛下、エレナ王妃陛下…こちらは、私の父でございまして…」
びしっと腰を折ったマルセルが「こここここ…このような席でお会いできることを大変恐れ多く…私はアレクサンダー皇帝陛下の婚約者のツキヨ・ドゥ・カトレアの父でマルセル・ドゥ・カトレアと申します。古くから男爵位を叙爵され、南部地域の領地を治めさせていただいております。このたびは素晴らしい戴冠式にご招待をいただき誠にありがとうございます」と震える声で一通り挨拶をする。
「カトレア男爵、未来の皇后陛下のお父上、畏まらず顔を上げてください。ツキヨ様には王妃共々、友人のようにお付き合いをさせてもらっていて我々こそ感謝を申し上げたい」
ユージスは緊張を解すように優しい声でマルセルにかけると、やっとゆっくりと顔をあげるが顔の表情筋がカチカチになっている。
「あの、その…こんな、ご尊顔をこのように間近でなんて恐れ多くて…なななななんと申し上げてよろしいのか…端近の身であれば尚更で…」
「お父様…ユージス様もエレナ様も私の大切な友人ですわ。そう緊張をなさらず…」「そ、それはツキヨが友達で…」「ですから、落ち着いてください…お父様…」オロオロと親子で今にも漫才が始まりそうな状態になるも「まぁ、ユージスもツキヨの父ちゃんだから仲良くしてやってくれよ。今も秘密だけど…その大綬のオリエ布の原材料を作っているのがマルセルの領地なんだよ」と悪戯が成功した子供のようにアレックスはそっと囁く。
そこからは小声ではあるが、布のことについてあれこれとユージスとエレナが聞くと慣れた話で少しずつマルセルのガチガチの表情筋が解れていった。
***
レオの背後からアレックスの場の回し具合に安心しつつも、もう一つの顔『ゴドリバー帝国の宰相』としてレアンドロ・トゥルナ・リゲルがラスボスとして商売人兼貴族兼お近づきになりたいな☆を待ち構える。
「あー…私は帝国宰相のレアンドロ・トゥルナ・リゲル。ご覧の通り皇帝陛下はお忙しいのでまずはここで一列に並んでもらって…自国名と名前、お立場と伝えたいことなどを簡単にお聞かせ願えるでしょうか」
デン!と椅子に座って、レオは愛用の革の紙挟みとペンを持ち圧迫面接というような状態で一番目に並んでいる王族らしき面々に『面倒なことばっかり押し付けやがってぇ!!』というアレックスに対する怒りを剛速球で投げつけようとしていた。
「な、なんという態度を…いくら帝国の宰相であればこの方を存じないとは失礼な!」
小太りで『頭髪が不自由』な男がレオにくってかかる。
「あぁ…どの方だかなんだか貴国のことなぞ知らん。当方は既に自己紹介をしているのにも関わらず、名乗らないというのも随分失礼な話だと思うのだがいかがであろうか。
ご用がないのであるならば、時間がないのだから次の方に譲ってもらいたい」
眉間にグッと地獄谷とも言えるくらい皺を寄せたレオが小太りの男に静かに怒りをぶつける。
「クッ…この方はヤマーアリ王国のローランド・ケント・トール・セベイレブ第22代目国王陛下である。エストシテ王国には古くから交流がある。
現在、貴帝国とは正式な国交はないが正式な国交樹立、そして…そのうえであの不思議な布が帝国製と聞き及び、独占販売または技術の活発な交流を我が王は望んでおる」
「ふむ…」
さっきから小太り男しか話していないのはレオごとき、宰相ごときとは話すことは不要としているのだろう。座るレオを上からじっとローランド国王は見下ろしている。
【まぁ、この国は先々代から他国へ武器輸出などもして国民に重税を強いている…果樹などの農業が盛んだが今年は不作のうえ、国庫が空でネズミすら寄りつかないと…。国としては興味なし、そしてお付き合いお断り国家だな】
レオはゲオルグほどではないが、記憶を忘れることなく保存をしている。
今、並んでいる者の名前、国、所属、立場…全てを覚えているうえ、ゲオルグの木の葉たちからたびたび各国の財政状況も調査をさせて情報を集めている。
「ヤマーアリ王国は古くから続く国と聞き及んでいるが、布は帝国の門外不出の技術のもの。いずれの国の貴人でも王族でも取り扱いは全て皇帝陛下の命でお断りをしている。
今後、他に並ぶ方たちにもお伝えするが布の商取引に関することは皇帝陛下の許可がない限りは何一つ取引は許されない。時間がないので布のこと以外、要件のない方たちは列から外れてもらいたい」
眉間に皺をよせて小太りの男に氷点下の視線を送る。
同時に列から数組が離れていった。レオの見る限り、遠方の中規模国の王族や代表のようだった。
「な、なんと失礼な!古くからあるヤマーアリ国を蔑ろにするとは…」
「あぁ、貴国はここ数年武器輸出入での問題がしばしばあると聞いている。樹立はそれが解決次第で検討しよう」
「この余を差し置いて、宰相ごときが何を言う!!」
国王は顔を真っ赤にしてレオに怒鳴るが「こんな王だから宰相しか相手をしないのです。ご用件はお済みだと思うので次の方へ譲ってください」と、シッシッと追い払うとレオは気にもせず次の国と話を始めた。
ヤマーアリ国一同は顔を真っ赤にし、プリプリと肩を怒らせて列からどくと自席に戻って、ワインをガブ飲みしていた。
今の様子を見たせいか、列はエストシテ王国になかなか来れないような遠方の五カ国まで減っていた。
***
「ツキヨ様のお父様と次にお会いできるのは…帝国での結婚式になりますわね」
「エレナと私も当然参列をするので、その時はぜひ農業振興と貧困問題についても…」
「ユージス様、そんなおめでたいお席でお父様と難しい問題なんていかがかと思いますわ」
エレナがユージスを肘で軽くツンと突く。
「いや、そうだな。ハハハ。カトレア男爵、ぜひ別の機会に登城をして話を聞かせて欲しい」
「わ、私でよろしければいつでもお召しください」
だいぶ解れた緊張がまた戻ってきた気がするマルセルだった。
「農業や経営ならマルセル先生が一番だな」
「アレックス様も一緒にお父様のお話を聞きましょうか?」
ニッコリとツキヨが微笑む。
「あー…いやー…んー…そのうちな。そのうち。俺は、忙しいからそのうち聞かせてくれればいいぞ!マルセル先生もユージスたちのような優秀な生徒のほうがいいだろう?」
ちょっと涙目でマルセルの肩をポンとアレックスは叩いた。
「では、それまでに難しい本をたくさん集めておきますね!頑張って勉強しましょう」
マルセル先生は厳しかった。
アレックスは心で叫んでいた。
本当に勉強の日があったら死ぬ気で逃亡をしようとあれこれと年密な計画を立てようと脳内でフルパワーで考えていた。
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