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闇-89
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駄犬たちは2回、3回と薄くなることがない精液を口の中へ流し込む。
女王様の忠実な駄犬でもある反面、他の女への行為そのものは嗜虐的なことを好み求める…それが今、敬愛をする女王様の目の前で命じられるまま犯して快楽を得られるほど幸福なことはなかった。
「もっと欲しいと叫びなさい…可愛い駄犬…」
娘の姿を見て苦しむマリアンナとその悲惨な姿を晒す娘らを一瞬、ヴィヴィアン女王の仮面を外してフロリナとして見つめた。
【そのうちもっと熱狂と絶頂を求めて、本物の豚のように何でも食い漁るでしょうね。そして、闇へ堕ちていくの…深く暗い暗い闇へと…魔族とは本来こういったものであることを毛穴から染み込ませて狂わせて…そして、絶望の深淵を覗き込みながら生きていけばいい】
また仮面をつける…すると、鞭を打って時々気紛れによしよしと上辺の同情と笑顔を褒美で与えるたびに条件反射のように姉妹の股間から猥褻な蜜が流れ出る。
4回目の行為が終わるころ、ヴィヴィアン女王とヴィアンカ女王は駄犬に鞭を打ち口から今も少ししか萎えていない肉棒を抜かせる。
二人の姉妹は涎と精液を口の端から垂れ流してゴホとむせている。
「メリーアン…さすが才能溢れる知的な淑女として育てられた子ね…でも、私の愛する素敵な女性になるためには必要だったの…辛かったでしょう。ごめんなさいね…今のあなたはとてもきれいよ」
四つん這いでどろどろになっているメリーアンをドレスが汚れることも気にせずに微笑みながらそっと胸に抱き締めて子供のようにあやす。
ヴィアンカ女王もミリアンを『小型愛玩犬』のように褒め、慰めて女神のような笑みをこぼす。
姉妹は絵画で見た女神の微笑みのように思え、そこに救いを求めた。
【こんなにお二人は優しくて美しい…あぁ…女王様】
【気高く、麗しい…ミリアンはお慕いいたしますわぁ…】
二人の微笑みと優しい言葉が『毒々しい飴』だとは気付くことはなかった。
そして、毒飴は静かに体内へ滑り込むように姉妹を狂わせていく。
「こんなに心優しい姉妹に私たちは素晴らしい贈りものを用意したのよ」
ヴィアンカ女王がそっと囁いて舞台の中央へ立つとヴィアンカ女王も「えぇ、あなたたちに相応しい贈り物よ!うふふ!」と無邪気な笑顔で後を追う。
今の姉妹にとってその笑顔が沁み渡る…決して口にしてはいけない毒飴だが。
「さぁ、このきれいで汚い見世物小屋に舞い込んだ豚と馬…この二匹をすっかり気に入ってくれたハゲ犬とデブ犬に飼育をさせることにするわ!」
にっこりと微笑みながらヴィヴィアン女王が高らかに宣言をすると「駄犬たち、豚と馬を大切に躾をしなさいね。それから、豚犬と同じ一年後にこの場で生育状況を報告をすること。あぁ…もちろんまだお嫁に行く前なのだから清い身体のままでいさせなさいね。処女じゃなくなったら可哀想でしょう…ただし、それ以外ならいいわ、躾をきちんとしなさいね」とヴィアンカ女王がにっこりと姉妹に向かって笑う。
「あぁ!なんと光栄なことでしょう!我々は忠実な犬として必ずしや素晴らしい躾をしてお二人のために連れて参ります!」
「この私も女王様のためにどこに出しても恥ずかしくないメス馬としてご覧に入れます!」
新しい飼い主となった二人は跪いて美しい女王に誓う…その脇にはブルブルと震えて「絶望の顔」をした姉妹が四つん這いで佇んでいた。
毒飴は吐き気がするほど甘い。
「さぁ、これは私たちのものを貸すだけよ。代金は必要ないわ…でも、二人揃って銀貨が8枚だけ。金貨1枚銀貨5枚も稼げないなんて家畜以下で役に立たないものね」
ヴィヴィアン女王の言葉に姉妹は一瞬、はっとするが紐を持ったヴィアンカ女王がグイと引いて「さぁ…私の可愛い家畜以下…一年後を楽しみにしてるわ」と駄犬に紐を引き渡した。
恭しく紐を大事そうに受け取ると場内から惜しみない拍手が贈られた。
「さぁ、おじさんの家でしっかり躾をしてあげようねぇ…子豚ちゃんにぴったりな新しいお道具も揃えてあげるからねぇ…」
「そうだね。新しい道具を揃える必要があるねぇ…お姉ちゃんはどんなのが好きかな…お尻も躾ないとね!」
紐を持ち、誇らしげな駄犬たちの会話はもう姉妹の耳には聞こえなかった。
姉妹は涙で滲むキラキラと眩しい舞台で美しい二人の女王が恐らくどこかの裕福な駄犬が贈ったのであろう高級な発泡酒をポン!ポン!と開けてグラスに注ぎ楽しそうに祝杯をあげている。観客にも振る舞われ「女王様に乾杯!」「この一杯であと10年は長生きします!」と感激の声を上げている。
惨めな姿で四つん這いの姉妹にヴィヴィアン女王が微細な泡が弾ける黄金色の液体が注がれたグラスを片手に近付いた。
「うふふ…ちゃんと飼い主が現れてよかったわねぇ。見つからなくて王都外のスラム街へ放り出されることもあるのだから」
この女神のような笑顔は姉妹だけを慈しむためのものではなかったのか…体内の毒が囁く。
「いいことを教えてあげるわ…この発泡酒はあそこの桟敷席のお二人が振る舞ってくれたの…あら?もう、お帰りかしら…」
細く長い指がさす桟敷席を涙目で姉妹は見る…とそこには見たことのある髪色で背の高い男二人の背中がほんの少しだけ見えたが、彼らはそのまま席を後にして去って行った。
「う…ぁ…ニ…ルさまぁ…」
「ぁああ…ア…ァルフ…うぅぅぅ…」
涙を流す姉妹二人の『絶望の顔』をヴィヴィアン…いやフロリナはじっくりと見つめていた。
女王様の忠実な駄犬でもある反面、他の女への行為そのものは嗜虐的なことを好み求める…それが今、敬愛をする女王様の目の前で命じられるまま犯して快楽を得られるほど幸福なことはなかった。
「もっと欲しいと叫びなさい…可愛い駄犬…」
娘の姿を見て苦しむマリアンナとその悲惨な姿を晒す娘らを一瞬、ヴィヴィアン女王の仮面を外してフロリナとして見つめた。
【そのうちもっと熱狂と絶頂を求めて、本物の豚のように何でも食い漁るでしょうね。そして、闇へ堕ちていくの…深く暗い暗い闇へと…魔族とは本来こういったものであることを毛穴から染み込ませて狂わせて…そして、絶望の深淵を覗き込みながら生きていけばいい】
また仮面をつける…すると、鞭を打って時々気紛れによしよしと上辺の同情と笑顔を褒美で与えるたびに条件反射のように姉妹の股間から猥褻な蜜が流れ出る。
4回目の行為が終わるころ、ヴィヴィアン女王とヴィアンカ女王は駄犬に鞭を打ち口から今も少ししか萎えていない肉棒を抜かせる。
二人の姉妹は涎と精液を口の端から垂れ流してゴホとむせている。
「メリーアン…さすが才能溢れる知的な淑女として育てられた子ね…でも、私の愛する素敵な女性になるためには必要だったの…辛かったでしょう。ごめんなさいね…今のあなたはとてもきれいよ」
四つん這いでどろどろになっているメリーアンをドレスが汚れることも気にせずに微笑みながらそっと胸に抱き締めて子供のようにあやす。
ヴィアンカ女王もミリアンを『小型愛玩犬』のように褒め、慰めて女神のような笑みをこぼす。
姉妹は絵画で見た女神の微笑みのように思え、そこに救いを求めた。
【こんなにお二人は優しくて美しい…あぁ…女王様】
【気高く、麗しい…ミリアンはお慕いいたしますわぁ…】
二人の微笑みと優しい言葉が『毒々しい飴』だとは気付くことはなかった。
そして、毒飴は静かに体内へ滑り込むように姉妹を狂わせていく。
「こんなに心優しい姉妹に私たちは素晴らしい贈りものを用意したのよ」
ヴィアンカ女王がそっと囁いて舞台の中央へ立つとヴィアンカ女王も「えぇ、あなたたちに相応しい贈り物よ!うふふ!」と無邪気な笑顔で後を追う。
今の姉妹にとってその笑顔が沁み渡る…決して口にしてはいけない毒飴だが。
「さぁ、このきれいで汚い見世物小屋に舞い込んだ豚と馬…この二匹をすっかり気に入ってくれたハゲ犬とデブ犬に飼育をさせることにするわ!」
にっこりと微笑みながらヴィヴィアン女王が高らかに宣言をすると「駄犬たち、豚と馬を大切に躾をしなさいね。それから、豚犬と同じ一年後にこの場で生育状況を報告をすること。あぁ…もちろんまだお嫁に行く前なのだから清い身体のままでいさせなさいね。処女じゃなくなったら可哀想でしょう…ただし、それ以外ならいいわ、躾をきちんとしなさいね」とヴィアンカ女王がにっこりと姉妹に向かって笑う。
「あぁ!なんと光栄なことでしょう!我々は忠実な犬として必ずしや素晴らしい躾をしてお二人のために連れて参ります!」
「この私も女王様のためにどこに出しても恥ずかしくないメス馬としてご覧に入れます!」
新しい飼い主となった二人は跪いて美しい女王に誓う…その脇にはブルブルと震えて「絶望の顔」をした姉妹が四つん這いで佇んでいた。
毒飴は吐き気がするほど甘い。
「さぁ、これは私たちのものを貸すだけよ。代金は必要ないわ…でも、二人揃って銀貨が8枚だけ。金貨1枚銀貨5枚も稼げないなんて家畜以下で役に立たないものね」
ヴィヴィアン女王の言葉に姉妹は一瞬、はっとするが紐を持ったヴィアンカ女王がグイと引いて「さぁ…私の可愛い家畜以下…一年後を楽しみにしてるわ」と駄犬に紐を引き渡した。
恭しく紐を大事そうに受け取ると場内から惜しみない拍手が贈られた。
「さぁ、おじさんの家でしっかり躾をしてあげようねぇ…子豚ちゃんにぴったりな新しいお道具も揃えてあげるからねぇ…」
「そうだね。新しい道具を揃える必要があるねぇ…お姉ちゃんはどんなのが好きかな…お尻も躾ないとね!」
紐を持ち、誇らしげな駄犬たちの会話はもう姉妹の耳には聞こえなかった。
姉妹は涙で滲むキラキラと眩しい舞台で美しい二人の女王が恐らくどこかの裕福な駄犬が贈ったのであろう高級な発泡酒をポン!ポン!と開けてグラスに注ぎ楽しそうに祝杯をあげている。観客にも振る舞われ「女王様に乾杯!」「この一杯であと10年は長生きします!」と感激の声を上げている。
惨めな姿で四つん這いの姉妹にヴィヴィアン女王が微細な泡が弾ける黄金色の液体が注がれたグラスを片手に近付いた。
「うふふ…ちゃんと飼い主が現れてよかったわねぇ。見つからなくて王都外のスラム街へ放り出されることもあるのだから」
この女神のような笑顔は姉妹だけを慈しむためのものではなかったのか…体内の毒が囁く。
「いいことを教えてあげるわ…この発泡酒はあそこの桟敷席のお二人が振る舞ってくれたの…あら?もう、お帰りかしら…」
細く長い指がさす桟敷席を涙目で姉妹は見る…とそこには見たことのある髪色で背の高い男二人の背中がほんの少しだけ見えたが、彼らはそのまま席を後にして去って行った。
「う…ぁ…ニ…ルさまぁ…」
「ぁああ…ア…ァルフ…うぅぅぅ…」
涙を流す姉妹二人の『絶望の顔』をヴィヴィアン…いやフロリナはじっくりと見つめていた。
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