闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇-88

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【わたくしはミリアンの姉でもあるのにお漏らしをするなんて…また鞭で叩かれてしまうわ!!
あの美しい言葉で紡がれた詩集には男女はもっと清らかで…アルフレッド様やニール様のような…うぅ…なのにどうしてこんな汚らしい男の人が…】

「ここでお漏らしをしてしまった罪で裁判をしましょうね」
 突然ヴィヴィアン女王が姉妹に向かって救いの手を差し伸べた。
 痛みと快楽の挟間でぼんやりとしてしまっていたメリーアンだったが裁判という言葉を聞いただけで崖下に落ちた自分の目の前に梯子がかけられて救われた気がした。
 なんとか首を動かしてミリアンを見ると高揚した顔はしていたが、『裁判』に期待をしている様子だった。

 パァァンッ!

 鞭の床打つ音で裁判が始まった。
「この豚と馬が卑猥なことをされながらお漏らしをした…その罪は有罪?無罪?」
 ヴィヴィアン女王が呼びかける。
「さぁ、この私の忠実な駄犬たち…答えなさい!まずは、無罪と思うものは拍手をしなさい!!」

 …。
 ……。
 ………。

「では、有罪だと思うものは拍手をしなさい!!」

 万雷の拍手の中「有罪です!」「罪深い!!」「我らが女王よ!その姉妹に罰を!!」と叫ぶ声が混じる。
 メリーアンの梯子は一段目に足をかける前に壊れた。ミリアンもすっかり青ざめていた。

「二人に判決を言い渡すわ…有罪よ。残念ね」
 わかっていても目の前で言われると罪の意識は増し、罰への恐怖がひたひたと背後に迫る。
「咎人の姉妹…これから罰を与えるわね。猿轡と手足の縄を外すけど、一言でも言葉を発したらどうなるかもう分かるわね?」
 ヴィアンカ女王の一言で恐怖が背中に絡みつく。
 姉妹は大人しく猿轡を外されて赤い首輪をつけられた。そこには太く赤い紐がついていてその紐は屈強な従業員の男が握っていた。
 手足の縄が解かれると血流がさぁっと動き、姉妹は椅子から立ち上がろうとするとパン!パシ!とヴィヴィアン女王が鞭を打つ。

「立ち上がっていいのは人間だけよ。豚と馬が二足歩行なんてできると思っているのかしら」
 冷たい目線であっという間に立場を理解させる。そして、従業員が紐を引いて姉妹同士向き合って四つん這いにさせた。
 上半身は一糸もまとわず、穴の開いた下着のみ…声を上げて泣きたいが声を出したらまた鞭を打たれる恐怖に二人は静かに涙を零すしかなかった。

「さぁ。そこのハゲ犬と肉犬…この嫁入り前のお漏らし淫乱豚と猥褻馬のお口を罰したいと思わない?」
 悪魔のような囁きで先程から微動だにしない忠実な二匹の駄犬にヴィヴィアン女王が問う。
「女王様直々にお声をかけていただき有難き幸せでございます!」
 駄犬たちは平伏すと「銀貨2枚」と言う。
「まぁ!お漏らし姉妹でまたも銀貨4枚も!!さぁ、優しい先輩犬に心を込めて感謝をしなさい!」
 ヴィアンカ女王が姉妹の首輪をグイと引いて顔を駄犬に向かせる。
「うぁ…あぁ!わたくしたちごときに罰を与えてくれて有難うございますぅ!」
 必死で床に這いつくばって謂われるがままにお礼の言葉を述べると頭の上から「まぁ、おりこうねぇ…お金も稼いで偉いわぁ…よしよし…」と優しい声が聞こえた。
 ふんわりといい香りのするヴィヴィアン女王が柔らかい指先で頭を撫でる…不思議と姉妹二人はうっとりと蕩けてしまいそうになる。


「これから、嫁入り前のお口で駄犬に奉仕しなさい!」


 蕩けていた脳内にガン!と衝撃が走るが、口で奉仕という言葉がいまいちわからない姉妹にヴィアンカ女王は互いに向き合っている姉妹の目の前に下半身丸出しの駄犬を立たせた。
 姉妹の目の前にそそり立つ肉棒は薄気味悪い赤黒い色をしていてピクピクと蠢いている…今まで見ることすらなかったそれはまるで魔物か化け物かのようで青ざめていたミリアンが「いやぁ!」と思わず叫んだ。

「うるさい!」
 パァン!とミリアンのぶるんと垂れた尻にヴィヴィアン女王が鞭を打つ。
「ィヤァ!!…あぎぃ!」
 痛みで叫ぶミリアンの口に突然、熱い肉の塊が突っ込まれるとメリーアンの口も従業員がグイと開き肉棒が押し入る。

「うぐ…んがぁ…」
「おぐぁ…」
 姉妹は饐えた臭いのする肉棒を咥えさせられてえずくが駄犬たちは腰を止めることはなく「歯を立てたらだめだよぉ…あぁー!いいねぇ…お姉ちゃんはいい子だね!お口の中の小さい舌が小さい舌が…おお…」とジュポジュボと口を犯す。
「おぁぁ…お口が大きいのかな?処女なのにこんなのをいきなり咥えても大丈夫だなんて…」
 太めの肉棒が前後するたびにミリアンの口から涎がだらだらと零れる。
 
 臭い、しょっぱい、気持ち悪い…姉妹は混乱の中で口を犯されながら、気紛れに叱責もされて鞭でも叩かれる…。

 見世物小屋に相応しい二人の姉妹の姿に駄犬たちは涎を垂らす。張り裂けそうな股間は女王様の許可なく触れることは許されないが、まれに何もせずとも暴発をしてしまった駄犬を従業員が回収する。

 支配人と副支配人は新しい女王とそれでもなお君臨する偉大な女王に盛大な拍手と賛辞を声にせずとも心から贈った。
 今、この熱気の中で予想以上に鞭を振るい駄犬や豚を操っているヴィアンカ女王の素質はヴィヴィアン女王がウィリアムの舞台に上げることを決めたときに気が付いていたのだろう。
 そして、ウィリアムと呼ばれる『脚乗せ』に優雅に―――自宅の応接室にいるかのように乗せた瞬間からデンファレ女子爵という蛹から美しい蝶へ羽化したのだ。


「うぅ…気持ちいい…おじさんの特製濃厚牛乳をあげるよ!牛のようにもっとおっぱいを大きくするために全部飲まないとまた鞭で叩かれるよ!あぁ!イイ…イクよ…う…うーー!!」
 ビュルルビュビュビュル!!
 口の中に青臭い液体が放出されたミリアンは顔を背けようとしたが駄犬に頭を固定されて動かすことができずに無理矢理その生臭いドロドロとした熱い液体を飲み込んだ…まだ男の肉棒はビクビクとしていた。
 これで終わりかとミリアンはホッしたが、また口内の肉棒がむくむくとそそり立ってきた。
「あぁ、おじさんは子豚ちゃんのお口でもう何回でもイケちゃうね!ちんぽの汁をまだまだたくさんあげるよ!」
 男は生臭い液にまみれたミリアンの口で強制的に前後運動を始めた。
 涙と鼻水と涎でグチャグチャとなった顔を見れば苦しいことを理解して許してくれることを期待していたミリアンだったが、それはただ男を興奮させるだけの『絶望の顔』だった。それが続く限り、男の滾りは治まることはないだろう。


 口の周りを涎まみれにしても男の肉棒は細長く奥まで入れても全部入りきらなかった。
「喉に当たるとのどちんこが、おちんぽにプルプルあたっていいんだよぉ…おぁーー!こんなに淫乱なお姉ちゃんのお口は最高だよ!ちんぽが壊れちゃいそうだ!」
 喉奥まで入れられ「う…げぇ…ぇ…ぐ…」とえずいてもお構いなしに男はズンズンとメリーアンの口を犯す。
 えずく喉奥の動きが男の肉棒に絡まるとより一層激しく動かして高みを欲するようでそのたびに「おふぅ…いいよ!あぁぁーーー!イイ!イクよ!イクよ!濃厚ちんぽ汁を出すよ!ぐっ…ふぅ…うぅぅぉー!!!」
 ビュッ!ビュビュ!…と有無も言えないメリーアンの喉奥に得体のしれない粘ついた液体が貼りつく。飲み込むのを我慢をすることなどはできず、そのままグボッとむせながら飲む。
「ほら、おじさんの精液まみれのおちんぽを舌でお掃除をするんだよ」
「う…ぐ…」
 ボロボロと涙を流しながら少し小さくなったがまだ微かに蠢く肉棒をチロチロと舌で舐める。男は満足そうに「あぁぁ…」と喜びの声を上げる。

 そして、ミリアンと同じような続きが待っているのだった。
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