闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇-87

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 猿轡をされたままで下着姿にされてしまったメリーアンとミリアンは赦しを請うように泣いていた。
【お母様やお姉さまのやることをまねしただけですぅ】
【わたくしはツキヨの教育のためとお母様と思っていただけですわ!一遍の詩に出てくる乙女のような娘にするためと…】

 その赦しがどこかに届くことはない。


「子豚ちゃんと雌馬ちゃん…泣いてばかりでどうしたのかしら?」
 二匹の目の前にヴィヴィアン女王が立ちはだかる。
「泣いて赦してもらえるのは、子供だけですわ」
 ヴィアンカ女王が鞭でぼってりとした腹を優しく撫でた。

「これでも、嫁入り前とやら…駄犬にもたまにはご褒美を上げないと嫌われてしまうわ」
 さっきの細いナイフを二匹に見せ付ける…『絶望の顔』をした瞬間にヴィヴィアン女王はカキン!カキン!と2回振り回すと硬いコルセットが真っ二つになるとそのまま胸も露わになり、ズロースも股間部分をきれいに切られて下生えが丸見えになっていた。

「…!!!!!」
 声にならない叫びを聞いた2人の女王様はうっとりしていた。



 見事に真っ二つにされたコルセットは取り除かれてメリーアンはささやか~な胸をミリアンはブルリンとした肉厚でだらしない胸をさらけ出した。
 涙と鼻水と顔はグチャグチャで何を言っているのかもわからないが、メリーアンの前にヴィアンカ女王が立ち、ミリアンの前にヴィヴィアン女王が立った。
「ここが薄桃色なのはどんな善男善女でも変わらないのね!」
「そうね。こんな脂肪の塊でも嫁入り前なら清らかな色をしているのね…中身は真っ黒そうだけど」
 二人はクスクス…と鞭で『嫁入り前の先端』をコスコス…と刺激をすると姉妹は揃って顔を左右にぶんぶんと振ったり、体を捩って逃れようとするが鞭先から逃れることができなかった。

「この嫁入り前の桃色を味わいたい物好きな駄犬はいるかしら?」
 刺激をするのに飽きたヴィヴィアン女王が声をかける…「女王様の忠実な駄犬でございます、私が銀貨2枚で子豚の味見を希望いたします!」と後方にいた頭髪の薄く背の高い駄犬が立ち上がった。
 同じくメリーアンを希望する肥えた腹の男が立ち上がって、銀貨二枚を従業員に支払い舞台へ上がった。

「全部で銀貨4枚も!!初めてお金を稼げたじゃない!豚と馬の癖に偉いわぁ…これからもっともっと稼がないとねぇ…うふふ…」
 ヴィヴィアン女王が褒めると駄犬二匹が「いやぁ…私の趣味に合いましてねぇ…」「おや、私も同じく…」とニヤニヤ笑いながら舌なめずりをしていた。

「さぁ、可愛い駄犬たち…お座りしてからママの初めての授乳を楽しみなさい」
 駄犬はそばにしゃがみ「女王様に乾杯!」と声を上げ、胸の先端に舌を這わせた。
 二人の姉妹はボロボロと涙をこぼしながら真っ赤になって羞恥に耐える…反対側にいる母であるマリアンナが涎を垂らしながら呻き声を上げていた。

 中年の男二人は処女の乳首を丁寧に味わうように繊細な舌使いでチュルチュルと刺激をすると、少しずつ尖り始めた先端にニヤニヤとしながらより一層顔に似合わないほど細やかな舌で舐め、そして時折歯で甘噛みをした。
 そのまま与えられた甘い刺激に最初に猿轡のはめられた口から微かに声が漏れたのはミリアンだった。

「ん…く…」
「んー、お嬢ちゃんの処女お乳は柔らかくて美味しいねぇ…おじさん、ここからビュービューと出るのを飲むのも好きなんだよ…ここは気持ちいいだろう?」
 薄くなった頭髪が舞台の明かりでテラテラと輝かせながら、先端の中の先端にまた顔に似合わないほど優しく歯を立てる…ことを何度か繰り返していると、突然ミリアンの体がビクッと反応して浅い呼吸をハヒハヒとする。
 口を乳首から離すと敏感な先端がビンビンに立ち震えて、未だ刺激を求めていた。
「こんなスケベな子、大好きだよ。今度は反対のお乳だねぇ…んー、こっちもぷるぷるして美味しいねぇ…いやらしいこと好きになったかな?ちょっとこっちも立ってるよ」
 また、同じくチロチロと刺激を与え続けて反応を楽しんでいた。


「おや?お姉ちゃんは妹の様子が変わった瞬間から何か変だねぇ。小さいお乳首がおじさんのお口の中でピクピクして…どうしたのかな?」
 ささやかな胸を吸って大きくしようとしているのかと思うほど、メリーアンの胸を口いっぱいに含んでジュップジュップと吸い、時折甘噛みをする。そして、またジュブジュブと吸って噛む…それに飽きると舌は口の中ですっかり尖りきった先端にねっとりと舐め上げる。
 先端がビクンと震えるとメリーアンの口から甘味の混じった吐息が零れた。
「ははは、ピクピク震えて可愛いねぇ…おじさんは太っているだろう?だから小さいおっぱいの子が好きでたまらないよ。こっちも悪戯してあげるからね…ほら、指でこするだけでどんどん尖ってきているよ!お嫁さんになる前からいやらしいなんて最高だねぇ」
 カリリカリリ…と爪先で刺激をするとメリーアンの体がそのたびに同調するようにビクンと震え甘い吐息を猿轡の隙間から零す。
 
 刺激を与え続けられ、気がつくとメリーアンの座る椅子からポタリと水滴が床に落ちた。ミリアンもほぼ同時だった。



「あら?気持ちいいこと覚え過ぎたかしら?困りましたわね…」
 ヴィアンカ女王は心配そうな顔をする。
「豚も犬も躾は時には厳しくしないと教育によくないわ」
 二匹の駄犬を鞭で叩くとヴィヴィアン女王は二匹の駄犬に「お座り」と命じると駄犬は素早い動きで床に傅いた。本能のなせる業なのか何故か観客席の駄犬も一部傅いていた。

 猿轡の陰に隠れて快楽に喘いでいた姉妹にヴィアンカ女王はパァァンッ!!と一発ずつ胸元に鞭を打つと姉妹はあまりの痛さに「ヒッ!」と息のような声を出す。
「だらしない豚と馬のくせに椅子にお漏らしをするなんて一体どういうことなのかしら?!いやらしいことをされて、あまつさえお漏らしをする…あの母豚の躾はどんなだったの?!!
成人した娘が人様の前でお漏らし!あぁ!なんて恥ずかしいことなのかしら!しかも、姉妹二人揃って仲良くお漏らしをするなんて…子供以下ですわね!!!」

 愛液などというような性に関する知識があまり無いであろう二人に、あえてヴィアンカ女王はお漏らしという『罪を作り上げて』責め立てて鞭を振るう。
 メリーアンとミリアンの頭の中はさっきまで快楽などはすっかり吹き飛び『お漏らし』という罪と罰に心が囚われていた。
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