闇より深い暗い闇

伊皿子 魚籃

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闇-33

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「ツキヨはここが敏感だなぁ…真っ赤に膨らんでいやらしい…」
「はぅ…ぁあん!あぁゃあぁ!あンっ!…ぅああ…」
 くるくると指先で捏ねて、時折押してみたり、摘んでみたり…気まぐれな悪戯に今にも破裂しそうな花芯を観察している…ととろとろと溢れ出す蜜がシーツを濡らす。
「もっと、この指で感じるんだ…俺の指だ…」
「あぁ…!ぃやぁ…なんか…ひぅ!あぁ!いやぁ…おか…しく…なぁ…る!!」
「そうだ…いいぞ…そのままイけ!これがイくってことだ」とにゅるにゅると花芯を肉棒を扱くように上下に包皮で数回扱くとツキヨは一番高い嬌声をあげて懇願をする。
「やぁ!だめ!いや!ひぃんくっ!ぁぁあっ!イっく…ィいやぁぁっ!!!」
 閉じた目の裏が真っ白になるのを感じて鼓動が激しく打つ…ツキヨはシーツを掴みびくびくと痙攣を止めようとするが止まらない上にアレックスはそのまま刺激を続けている。
「ひぁ!あぁっ!あぁっ!も…うぅ…あぁーっ!!あぅン!ひゃうんぅん…!あひぃ…なん…か…いも…あぁぅ!イくぁあああ!」
 
 蜜壺から蜜が止め処なく溢れ出る。
「ツキヨ、可愛いぞ…体も赤くして…」
 くたっとしたツキヨを抱き締めると責めは終わらないのかアレックスは蜜壺へ顔を埋めたのに気がついてツキヨは慌てて「あ!いや!だめ!そんなとこ、汚いから…恥ずかしい!!」と手を伸ばすが熱い舌が蕩け切ったどろどろの蜜壺へ侵入する。
「ぁあ!やぁ!…んんぅん…ひぁん!」
「んー。ここも甘い…甘いいやらしい液がたくさん出てるぜ…」
「や…だぁ!あぁぁん!」
 舌は中も外も舐めつくし、じゅるじゅると蜜に貪りつく…また舐めると溢れる蜜を味わう…尽きることのない蜜がアレックスを狂わす。
「もっと出してもいいんだ…俺しか知らないからな…俺だけのものだ…」
 低い艶やかな声すらも刺激となりツキヨは嬌声を上げ続け、蜜を垂れ流す…そしてイく。
 
 突然、顔を離したアレックスは指で蜜壺を掻き回すと違う刺激にツキヨは声を上げる。
「あっ…んー!ぁぁあっ!!」指の動きに合わせて蜜が溢れ出してくる…熱い密壺の中を気紛れに探索すると「ひゃぅぅぅんっ」とツキヨがビクリと震わせた個所を見つける。
 少しざらつくそこを強く刺激をするたびに体を震わせて意味の成さない言葉の嬌声ばかりが上がる。
「ぃひぁ…ぁぁン!ぅあぁあぁ…ぃ…ゃ…あ…あ…イ…ぅ…」
「いいぞ…ツキヨ…何度もイッてもいいんだ…」
 満足そうにアレックスは見つめていた。

 しばらく堪能してからアレックスは下着を脱ぎ、熱い滾りを開放する…「んぁ…やぁ…」とその醜悪な肉塊に慄く。
「俺の奥様のためだけのものだ…ツキヨの体を俺は俺用に改造するんだ…怖くない…愛してる…」
 口づけをするとツキヨの眉間の僅かな皺が緩むのを見てから、そっと滾りに手を添えてどろどろになった蜜壺へ少しずつ、ゆっくりと挿れる。
「…ん…やぁ…ぁ…い…ぁた…ぃ」
「狭いな…キツイ…息を吐くんだ…そうだ…ゆっくりだ…ぅん…」
 最後のツキヨの砦がアレックスを拒むが「少し、頑張れよ…大丈夫だ…俺のツキヨは俺の奥様になるんだ…」と先ほどより強めにぐぐっと押し入った瞬間「ぃいった…ぃ!!!あぁ!いやぁぁぁ!ぃた…ひぃン!」と叫び声と痛みから逃れたいのかベッドの上へ上へ行こうとするのを抱き止め、ぐいっと強くそのまま挿れた「いやぁだ…ぃぁ…いっ…ゃぁ…」と泣き声で縋るようにツキヨはアレックスの大きな背中に手を回す…がっちりとした背中の筋肉が熱く、汗を滲ませている。

 静かに肉塊がとんと奥についたことを知らせる「痛くして悪りぃな…もう、大丈夫だ。俺の奥様。あとはゆっくり…ふぅ…中が温かくて…蠢いて…最高だ…」とツキヨの涙をペロリと舐める。
 いつものせっかちなアレックスはここにはいない…乱れた銀髪が艶めかしく眩しい…菫色の瞳は何よりも優しい。鎧のような筋肉は今はツキヨを守るように包みこむ…獣のようにしなやかだ。
 ゆるゆるとツキヨの様子をみながら少し前後をする「ん…ふぅ…いっ…た…ぃ…ふぁ…ひン…」と小さな声が聞こえるが動きが止まることはない。
「ぃ…ゃ…ぅあ…ぁ…あふ…ん…。ぁっあ!!ぃああ」
 動きはだんだん大胆になる…ツキヨの声は少しずつ艶のあるものに変わってきたのを境にアレックスは奥の方を責め立てる。
「ひゃぅん!あー!そん…な…あぁ…ン!ぅああん…あっあっ」
「いいぜ。いやらしい声だ…ツキヨ…ん…愛してる…ふぅ…」
 少し手前のを傘の部分でこりこりと擦る…
「ぃっ!ひゃぁぁっんっ!あ…あ…!だ、めぇ!やぁ…」
「そうか?気持ち良さそうだぜ…」
「っぁ!やぁ…み、見な…いぃてぇぁ…ふぁ!」
「まだ、中ではイクのは難しい…ふぅ…な…くっ…俺も…そろそろ…」
 右手で蜜まみれの花芯をくりくりとすると「ひゃあぅ…!あ!あ!…っ!!」ぎゅうっと熱い滾りを締め付ける「くぅっ…ツキヨ…く…」思わず自らの危機を感じながらも花芯をいじり続ける。

「ぁ…ァ…ん!ィやぁ…イ…く…あぁ!!…あ、あ、アァ…ァ…レックぅ、スさ…ぁぁああ!!!イゃぁ!」
「ツキヨ、ツキヨ!愛してる!う…ふぅ…くっ…あぁ…」
 アレックスから熱が放出されるのをツキヨは感じ、ツキヨの蠢きをアレックスは感じた…。

「ん…ふぁ…」
 アレックスが蜜壺から引き抜くと蜜と白濁液…そして血の混じりあったものがツキヨの体内からこぽりと溢れ出た。
「大丈夫か?」
 ベッド横に置かれたテーブルから水差しを取るとそのままゴクリとアレックスは口にしてぐったりしたツキヨの口へ注ぎ入れた。
「…ん!!…ふ!」
「無理させすぎた…悪かった…」
 今度はコップへ注ぎ、口元へそっと当てて水を飲ませ、寝室の引出しから顔拭きや長拭きを持ってツキヨの汗や蜜を清める。
「そんな…あの…ご、ごめんなさ…い…ゴホ…」
 少しひりつく喉にむせるとアレックスは、甲斐甲斐しくコップから水を飲ませる。
「いいんだ…当たり前のことだ…疲れたろ。俺が悪いんだけどな」
 照れ臭そうに笑うアレックスは水差しから水をそのまま飲んでからツキヨを厚い胸板に抱き寄せて掛け布で包むと優しい菫色の瞳で黒い瞳を捕まえる。
「愛してる…この世で一番愛してる」
「…はい…私も…その…愛してます…」

 そのまま、アレックスとツキヨは口づけてから睡魔に身をまかせた。

【こんな睡魔なら…俺はいつでも大歓迎だぜ…】
 夢の中でニヤリと笑った。
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