41 / 64
鏡花水月~Imitation Black~(山上達哉の高校生時代の話)
Imitation Black:本当の姿4
しおりを挟む
***
次の日、山上は学校を休んだ。その次の日も……
それは、あと二日でいなくなる実習生と顔を合わせないようにするためなのか。はたまた俺と、顔を合わせにくいからなのか――
週末を挟んでいたので、四日間山上を見ることが出来ない。
左斜め前の山上の席を、ぼんやりと眺める。うっすら残像を思い浮かべて。
大嫌いなんて、言わなきゃよかった。こんなに切ない想いを抱えるのなら、いっそのこと、お前に抱かれればよかった。
山上の触れた唇の冷たさが、俺の:体温(ぬくもり)の上昇の証で。
思い出すだけで、こんなにも心が乱れるというのに……
後悔の念ばかりが、心の中に降り積もる――
次の日、山上は学校を休んだ。その次の日も……
それは、あと二日でいなくなる実習生と顔を合わせないようにするためなのか。はたまた俺と、顔を合わせにくいからなのか――
週末を挟んでいたので、四日間山上を見ることが出来ない。
左斜め前の山上の席を、ぼんやりと眺める。うっすら残像を思い浮かべて。
大嫌いなんて、言わなきゃよかった。こんなに切ない想いを抱えるのなら、いっそのこと、お前に抱かれればよかった。
山上の触れた唇の冷たさが、俺の:体温(ぬくもり)の上昇の証で。
思い出すだけで、こんなにも心が乱れるというのに……
後悔の念ばかりが、心の中に降り積もる――
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
22
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる