88 / 126
番外編
上條良平インタビューwith文藝冬秋2
しおりを挟む
副編集長の話ことばバージョン!
👨「上條さん、はじめまして~! 遠慮しないで、いろいろぶっちゃけてね♡」
「コッチから聞きたいことがあるんだ、教えてくれ。どうして春菜を記事にした?」
👨「タレコミがあったのよぉ。面白そうなネタだったから、重い腰をちょっとだけあげて調べていたの。そしたら春菜ちゃんが事件を起こしたってワケ」
「随分とタイミングがいいんじゃないか? タレコミって、どこのどいつなんだ? もしかして、俺の元嫁じゃないだろうな?」
👨「守秘義務! このひとことでOK?」
「守秘義務だ? ふざけんな。春菜だけじゃなく、俺の生活まで雑誌に全部晒しておきながら、よくもそんなことが言えるな!」
👨「いやねぇ、上條さんがDVしなけりゃ、こんなことにはならなかったでしょ。自分がした行為が悪いことだって、まだわかっていないのかしら?」
「わかってるよ、うるせぇな。反省してる」
👨「それで、春菜ちゃんとは離婚しないの?」
「しない。アイツには悪いことをしたと思ってる。責任をとる意味で、結婚生活を続けるつもりだ」
👨「え~、マジで? そのまま結婚生活を続けて、暴力を振いたくなったりするんじゃないの? もしくはそれにキレて、春菜ちゃんが包丁を振り回すかもしれないわよ?」
「暴力は振るわない、この体じゃ無理だ。だけど春菜に刺されて死ねたら、本望かもしれないな」
👨「へー。話は変わるけど春菜ちゃんとは、不倫関係から始まってるわよね?」
「オマエらが勝手に雑誌にぶちまけて、全部知ってるだろ。今更聞くのかよ」
👨「聞くに決まってるじゃない。当の本人からもたらされる情報と、私らが調べた情報を比べたら、絶対に違いがあるもの!」
「ただの一般人の不倫の、何が知りたいんだ」
👨「春菜ちゃんってさ、前の職場でも不倫してたの知ってる?」
「知らない、初耳だ」
👨「そうなんだ。知っていたら、不倫はしなかった?」
「普通はしないだろ。ヤバい女認定するし」
👨「だけど春菜ちゃんが相手なのよ、いろんな手を使って迫るに決まってるじゃない。不倫したくなるでしょ?」
「しないって言っただろ」
👨「当時の元奥さんって妊娠中でさ、エッチができなかったわけじゃない。上條さんってば、絶対に溜まっていたわよね?」
「春菜の過去を知らない状況になっていないのに、答えたとしても意味がないだろ!」
👨「それもそうね。じゃあさ、どっちが先に手を出したの?」
「え……」
👨「不倫って、どっちが先って決まってないものなの。興味本位で知りたいなぁって。それでどっちなのかしら? キッカケは?」
「あー、それはアッチから。事ある毎に話しかけられて、最初はウザいなって思ってたんだ」
👨「ウザいなって思っていたのに、なにかがあったのね。それで?」
「俺のこと、たくさん褒めちぎってきて、ご褒美をあげるって言われた」
👨「んまぁご褒美! それってものすごい、いいものだったのかしら?」
「頭をいきなり撫でられたり、その……無理やりですよ、胸を押しつけられたというか」
👨「胸を押しつけられたって、顔に胸を押しつけられて幸せみたいな?」
「手を掴まれて、胸に触るように押しつけられた、感じです……」
👨「なによ、それ。男の上條さんが手を外そうと思えば、外せる状況じゃないの。喜んで胸を触っていただけじゃない、最低!」
「それは! あ、えっと……久しく触ってなかったこともあって。つまりその、感じてしまって外せなかったです」
👨「上條さん、はじめまして~! 遠慮しないで、いろいろぶっちゃけてね♡」
「コッチから聞きたいことがあるんだ、教えてくれ。どうして春菜を記事にした?」
👨「タレコミがあったのよぉ。面白そうなネタだったから、重い腰をちょっとだけあげて調べていたの。そしたら春菜ちゃんが事件を起こしたってワケ」
「随分とタイミングがいいんじゃないか? タレコミって、どこのどいつなんだ? もしかして、俺の元嫁じゃないだろうな?」
👨「守秘義務! このひとことでOK?」
「守秘義務だ? ふざけんな。春菜だけじゃなく、俺の生活まで雑誌に全部晒しておきながら、よくもそんなことが言えるな!」
👨「いやねぇ、上條さんがDVしなけりゃ、こんなことにはならなかったでしょ。自分がした行為が悪いことだって、まだわかっていないのかしら?」
「わかってるよ、うるせぇな。反省してる」
👨「それで、春菜ちゃんとは離婚しないの?」
「しない。アイツには悪いことをしたと思ってる。責任をとる意味で、結婚生活を続けるつもりだ」
👨「え~、マジで? そのまま結婚生活を続けて、暴力を振いたくなったりするんじゃないの? もしくはそれにキレて、春菜ちゃんが包丁を振り回すかもしれないわよ?」
「暴力は振るわない、この体じゃ無理だ。だけど春菜に刺されて死ねたら、本望かもしれないな」
👨「へー。話は変わるけど春菜ちゃんとは、不倫関係から始まってるわよね?」
「オマエらが勝手に雑誌にぶちまけて、全部知ってるだろ。今更聞くのかよ」
👨「聞くに決まってるじゃない。当の本人からもたらされる情報と、私らが調べた情報を比べたら、絶対に違いがあるもの!」
「ただの一般人の不倫の、何が知りたいんだ」
👨「春菜ちゃんってさ、前の職場でも不倫してたの知ってる?」
「知らない、初耳だ」
👨「そうなんだ。知っていたら、不倫はしなかった?」
「普通はしないだろ。ヤバい女認定するし」
👨「だけど春菜ちゃんが相手なのよ、いろんな手を使って迫るに決まってるじゃない。不倫したくなるでしょ?」
「しないって言っただろ」
👨「当時の元奥さんって妊娠中でさ、エッチができなかったわけじゃない。上條さんってば、絶対に溜まっていたわよね?」
「春菜の過去を知らない状況になっていないのに、答えたとしても意味がないだろ!」
👨「それもそうね。じゃあさ、どっちが先に手を出したの?」
「え……」
👨「不倫って、どっちが先って決まってないものなの。興味本位で知りたいなぁって。それでどっちなのかしら? キッカケは?」
「あー、それはアッチから。事ある毎に話しかけられて、最初はウザいなって思ってたんだ」
👨「ウザいなって思っていたのに、なにかがあったのね。それで?」
「俺のこと、たくさん褒めちぎってきて、ご褒美をあげるって言われた」
👨「んまぁご褒美! それってものすごい、いいものだったのかしら?」
「頭をいきなり撫でられたり、その……無理やりですよ、胸を押しつけられたというか」
👨「胸を押しつけられたって、顔に胸を押しつけられて幸せみたいな?」
「手を掴まれて、胸に触るように押しつけられた、感じです……」
👨「なによ、それ。男の上條さんが手を外そうと思えば、外せる状況じゃないの。喜んで胸を触っていただけじゃない、最低!」
「それは! あ、えっと……久しく触ってなかったこともあって。つまりその、感じてしまって外せなかったです」
0
お気に入りに追加
8
あなたにおすすめの小説


社長室の蜜月
ゆる
恋愛
内容紹介:
若き社長・西園寺蓮の秘書に抜擢された相沢結衣は、突然の異動に戸惑いながらも、彼の完璧主義に応えるため懸命に働く日々を送る。冷徹で近寄りがたい蓮のもとで奮闘する中、結衣は彼の意外な一面や、秘められた孤独を知り、次第に特別な絆を築いていく。
一方で、同期の嫉妬や社内の噂、さらには会社を揺るがす陰謀に巻き込まれる結衣。それでも、蓮との信頼関係を深めながら、二人は困難を乗り越えようとする。
仕事のパートナーから始まる二人の関係は、やがて揺るぎない愛情へと発展していく――。オフィスラブならではの緊張感と温かさ、そして心揺さぶるロマンティックな展開が詰まった、大人の純愛ストーリー。


百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる