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救出
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「またいないのね……」
「また来たんだね……」
毎日このやり取りから始まる、お昼時。
「いい加減に諦めなよ」
諦めついたら、そこで終わりになるじゃない。まだ、何も始まってないのに。
「イヤよ! せめて、お茶するくらいの関係になりたい」
「何だよそれ。ワケわからん」
呆れながら言う山田くんに、私は最終兵器を取り出す。
「コレ、何だと思う?」
自作のポスターを、これでもかと目の前に見せつけてやった。小さい目を大きく見開き、表情を歪ませながら絶句する。
「よく撮れてるでしょ?」
「いつの間に、そんなの撮影したんだよ」
「勿論、この間の合コンの時。メガネをかけたイケメンとあまりにも仲良さそうだったから、記念にと思って」
楽しそうに言う私の手元から、最終兵器を奪う山田くん。
「つぅか何枚撮ってるんだ。他にもこんなの作ってるし……」
「社内報作ってる部署にコレを持って行ったら、高値がつくかしら?」
「はい?」
「朝比奈さんとデキてるっぽい噂の山田くんが実はホモだと分かったら、社員の皆さん揃って、さぞかし驚くでしょうねぇ」
面白おかしく言ってやったら、眉間に深いシワを寄せて睨みあげてくる。小さい目で睨まれても、全然怖くないっちゅーの。
「最低だな、オマエ」
なぁんて最高の誉め言葉をもらった。その言葉、言われ慣れてるのよね私。これでもかと、にっこりと微笑みを返してあげる。
「協力しないとそのメガネのイケメンくんにも、実際に被害が及ぶかもね?」
ちゃっかり念を押す事を忘れない手腕は、まさに完璧でしょ! 頭を抱える山田少年の顔が、面白いことこの上ない。
「分かったよ、協力でも何でもします……」
渋々、OKさせることに成功しちゃった。
「それじゃあ早速なんだけど、今川部長はお弁当派?」
「そうだね。いつも手にお弁当の包みを持って、どこかに出掛けてるよ」
――そっか弁当男子なんだ。もしかして誰かに、作ってもらってるのかな?
「そのお弁当を自分で作ってるかどうか、さりげなく聞いてみてよ」
心底嫌そうな顔をしながら、仕方なく頷く山田くん。
「ところで朝比奈さんは、ちゃんとお昼を食べてるの?」
「捜すのに必死で、時間がある時だけ食べてるけど」
「少しだけ痩せたよね」
「変なトコに気がつくのね、山田くんって……」
呆れながら言うと、小さな溜め息をつきながら、
「その情熱を仕事に向けたら、確実に業績がアップするのに。世界が平和になると思う」
私に向かって南無南無言いながら、手を合わせて拝み倒す。その言葉を顔を背けて、しっかり無視してやった。
「朝比奈さん、とりあえず頼まれた事はやるし行き先も聞いてあげるから、昼飯くらい、きちんと食べなよ」
ムッ――怒ってる私に、優しい言葉をかけるなんて卑怯な。これ以上、叱れないじゃない。
(怒ってる女性の扱いは得意ですby山田)
「分かったわよ、頼んだ件よろしくね」
しっかりと念を押して、渋々部署から退散した。
あ~あ、今日も会えず仕舞いか…… 。
気落ちしながら廊下を歩いていると突然左腕を掴まれて、どこかに引きずりこまれてしまった。引っ張られた勢いで、そのまま床に倒れ込む。
後方で扉の鍵がカチャッとかかる音が耳に聞こえてきて、ぞくっとしたものが体を走り抜けた。
――これはヤバい展開の予感――中学生の時の、誘拐事件以来のピンチだわ。
懐かしく思いながら転んだ時に打ったお尻を撫でさすって、ゆっくりと立ち上がる。
「最近、山田とデキてるんだって?」
「あんなヤツとはデキてないわよ、失礼ね!」
キッと睨みながら、戸川さんを見上げてやった。この間、しっかり断ったというのにホントしつこい男だな。こんな卑怯な手を使うヤツなんて、相手にしないというのに。
「わざわざ人気のないトコに連れ込んで、どうしようっていうの?」
「話がしたかったんだ。この前みたく、誰にも邪魔されたくないしね」
戸川さんの言葉に呆れ果て、腕を組みながらため息をついた。今川部長が言ってた「後ろから刺される」って、こういうことだったんだ。
「話だけなら、鍵をかけなくたっていいじゃない。誰もこんなトコ、入ってこないわよ」
「念には念を入れるタイプなんだよね。俺って」
そう言ってじりじり近づいてきたので当然、後ろに下がるって逃げる――怖い、どうする?
後ろを向いたらそのまま襲われそうだし、かといってこのまま後退しても、すぐそばの壁に行き当たる――
会議室らしいので、武器になりそうなものは椅子くらいしかない。
「戸川さん、話をするだけなのに、なんでこっちに来るのよ?」
怖い、誰か助けて……
体の震えを止めるように、大きな声を出した。
「朝比奈さんが逃げるからだよ、じっとしてればいいのに」
言い終わらない内に抱きしめられた身体、全身身の毛がぶわっとよだつ。
「ちょっとやめてよ、離してっ!!」
全力で抵抗してみるが、やはり男性には敵わない。
「強気の割に、身体が震えてるじゃん。寒いの?」
耳元で囁かれてゾワゾワした。気色悪い、気持ち悪い、最悪――
あまりの気持ち悪さに言葉が出てこなくてそのまま絶句していると、面白そうに身体のあちこちを触ってくる。
「そんなに寒いなら、温めてあげようか?」
「こんなことをして、いいと思ってるの?」
(――お願い、誰か助けて……)
「さっきも言ったよね、念には念を入れるタイプだって」
そう言って、私の目の前にスマホを見せる。
「それが何なのよ」
「これで君の恥ずかしい写真を撮っておこうかなと思って」
呆れた、それって犯罪じゃないの。この状況も同じだけど……。どうしよう!?
誰か助けてって心の中で叫んでも、誰も来るわけないのに。マンガやドラマなら助けが入るハズなのにな、現実は違うか――
「ホント、イヤらしい身体してるよな」
お尻をサワサワ触ってきた。体をよじってみたけど、全然離れてくれない。首筋に顔をうずめてきたので、必死になって逃げる。ペロッとされ、気持ち悪さがどんどん増していった。
「いろいろ遊んでるんだろ? 俺とも遊んでよ」
「誰がアンタなんかとっ。写真を撮りたければ、好きなだけ撮ればいいじゃない。そんな脅しに、屈しないんだから!」
「そういう傲慢なトコ、嫌いじゃないぜ」
頭を鷲掴みされホールドされた。徐々に近づいてくる気持ち悪い顔が、目の前に迫ってきた。
――もうダメだ……
泣き出しそうになった瞬間、横からシャッター音が耳に聞こえた。
「だっ、誰だ?」
驚いて投げ捨てるように放り出されて力なく、その場にしゃがみこんでしまった。
「私の安眠を邪魔してくれた上に、社内でこのような行為は許されませんね」
視線の先には、さっきまで捜していた今川部長の姿があった。
「またアンタか……。神出鬼没もいいトコだな」
「たまたまここで、昼寝をしてただけです。さてこれは、何か分かりますか?」
今川部長の手には、ボイスレコーダーがあった。
「ちょうど会議で使おうと思って、背広に入れてたのが役に立ちました。今までの会話と先ほどの行為の写真を、しっかり撮らせてもらいましたよ」
その言葉に、戸川さんが見る間に青ざめていく。
「君と同じで私も、念には念を入れるタイプなんです。これを人事に持って行こうと思うんですが」
「まっ待ってくれ、それだけは勘弁して下さい。もっ、もう二度とこんなマネをしないから」
「彼女に近づいたら……分かりますね?」
「はい、もう近づいたりしません。誓います!」
そう言って逃げるように、会議室を出て行った。
「しまった、謝らせるのを忘れてしまいました」
私にそっと手を差しのべながら、今川部長が言う。
「大丈夫でしたか? もう少し早く助けたかったんですが、怖い思いをさせましたね」
「捜してました、今川部長のことを……」
「はい?」
「そしたら、こんな目に遭ってしまって……」
怖くて――ホントに怖くて、泣き出しそうになった。だけど助けてくれた。
そんな泣きそうになっている私の頭を、優しく撫でてきた。
「弁当を食べてから、20分ほど昼寝するのが日課なんです。空いてる会議室を探して、ジプシーしているので」
「昼寝?」
「午後からの仕事の効率が、かなり上がるんですよ」
微笑みながら喋る今川部長の顔のお蔭で、さっきまで感じていた恐怖が見る間に吹き飛ばされていく。じわじわっと癒されまくりだよ。
「それともっと、自分を大事にしなさい。恥ずかしい写真をばら撒かれたらショックを受けるのは、君だけじゃないんだよ」
「はい……」
明日は会議室を中心に捜そう。そしたらきっと見つかるよね。どうしても、今川部長に近づいてみたい。
注意を受けながらも、まったく別なことを考えてしまったのだった。
「またいないのね……」
「また来たんだね……」
毎日このやり取りから始まる、お昼時。
「いい加減に諦めなよ」
諦めついたら、そこで終わりになるじゃない。まだ、何も始まってないのに。
「イヤよ! せめて、お茶するくらいの関係になりたい」
「何だよそれ。ワケわからん」
呆れながら言う山田くんに、私は最終兵器を取り出す。
「コレ、何だと思う?」
自作のポスターを、これでもかと目の前に見せつけてやった。小さい目を大きく見開き、表情を歪ませながら絶句する。
「よく撮れてるでしょ?」
「いつの間に、そんなの撮影したんだよ」
「勿論、この間の合コンの時。メガネをかけたイケメンとあまりにも仲良さそうだったから、記念にと思って」
楽しそうに言う私の手元から、最終兵器を奪う山田くん。
「つぅか何枚撮ってるんだ。他にもこんなの作ってるし……」
「社内報作ってる部署にコレを持って行ったら、高値がつくかしら?」
「はい?」
「朝比奈さんとデキてるっぽい噂の山田くんが実はホモだと分かったら、社員の皆さん揃って、さぞかし驚くでしょうねぇ」
面白おかしく言ってやったら、眉間に深いシワを寄せて睨みあげてくる。小さい目で睨まれても、全然怖くないっちゅーの。
「最低だな、オマエ」
なぁんて最高の誉め言葉をもらった。その言葉、言われ慣れてるのよね私。これでもかと、にっこりと微笑みを返してあげる。
「協力しないとそのメガネのイケメンくんにも、実際に被害が及ぶかもね?」
ちゃっかり念を押す事を忘れない手腕は、まさに完璧でしょ! 頭を抱える山田少年の顔が、面白いことこの上ない。
「分かったよ、協力でも何でもします……」
渋々、OKさせることに成功しちゃった。
「それじゃあ早速なんだけど、今川部長はお弁当派?」
「そうだね。いつも手にお弁当の包みを持って、どこかに出掛けてるよ」
――そっか弁当男子なんだ。もしかして誰かに、作ってもらってるのかな?
「そのお弁当を自分で作ってるかどうか、さりげなく聞いてみてよ」
心底嫌そうな顔をしながら、仕方なく頷く山田くん。
「ところで朝比奈さんは、ちゃんとお昼を食べてるの?」
「捜すのに必死で、時間がある時だけ食べてるけど」
「少しだけ痩せたよね」
「変なトコに気がつくのね、山田くんって……」
呆れながら言うと、小さな溜め息をつきながら、
「その情熱を仕事に向けたら、確実に業績がアップするのに。世界が平和になると思う」
私に向かって南無南無言いながら、手を合わせて拝み倒す。その言葉を顔を背けて、しっかり無視してやった。
「朝比奈さん、とりあえず頼まれた事はやるし行き先も聞いてあげるから、昼飯くらい、きちんと食べなよ」
ムッ――怒ってる私に、優しい言葉をかけるなんて卑怯な。これ以上、叱れないじゃない。
(怒ってる女性の扱いは得意ですby山田)
「分かったわよ、頼んだ件よろしくね」
しっかりと念を押して、渋々部署から退散した。
あ~あ、今日も会えず仕舞いか…… 。
気落ちしながら廊下を歩いていると突然左腕を掴まれて、どこかに引きずりこまれてしまった。引っ張られた勢いで、そのまま床に倒れ込む。
後方で扉の鍵がカチャッとかかる音が耳に聞こえてきて、ぞくっとしたものが体を走り抜けた。
――これはヤバい展開の予感――中学生の時の、誘拐事件以来のピンチだわ。
懐かしく思いながら転んだ時に打ったお尻を撫でさすって、ゆっくりと立ち上がる。
「最近、山田とデキてるんだって?」
「あんなヤツとはデキてないわよ、失礼ね!」
キッと睨みながら、戸川さんを見上げてやった。この間、しっかり断ったというのにホントしつこい男だな。こんな卑怯な手を使うヤツなんて、相手にしないというのに。
「わざわざ人気のないトコに連れ込んで、どうしようっていうの?」
「話がしたかったんだ。この前みたく、誰にも邪魔されたくないしね」
戸川さんの言葉に呆れ果て、腕を組みながらため息をついた。今川部長が言ってた「後ろから刺される」って、こういうことだったんだ。
「話だけなら、鍵をかけなくたっていいじゃない。誰もこんなトコ、入ってこないわよ」
「念には念を入れるタイプなんだよね。俺って」
そう言ってじりじり近づいてきたので当然、後ろに下がるって逃げる――怖い、どうする?
後ろを向いたらそのまま襲われそうだし、かといってこのまま後退しても、すぐそばの壁に行き当たる――
会議室らしいので、武器になりそうなものは椅子くらいしかない。
「戸川さん、話をするだけなのに、なんでこっちに来るのよ?」
怖い、誰か助けて……
体の震えを止めるように、大きな声を出した。
「朝比奈さんが逃げるからだよ、じっとしてればいいのに」
言い終わらない内に抱きしめられた身体、全身身の毛がぶわっとよだつ。
「ちょっとやめてよ、離してっ!!」
全力で抵抗してみるが、やはり男性には敵わない。
「強気の割に、身体が震えてるじゃん。寒いの?」
耳元で囁かれてゾワゾワした。気色悪い、気持ち悪い、最悪――
あまりの気持ち悪さに言葉が出てこなくてそのまま絶句していると、面白そうに身体のあちこちを触ってくる。
「そんなに寒いなら、温めてあげようか?」
「こんなことをして、いいと思ってるの?」
(――お願い、誰か助けて……)
「さっきも言ったよね、念には念を入れるタイプだって」
そう言って、私の目の前にスマホを見せる。
「それが何なのよ」
「これで君の恥ずかしい写真を撮っておこうかなと思って」
呆れた、それって犯罪じゃないの。この状況も同じだけど……。どうしよう!?
誰か助けてって心の中で叫んでも、誰も来るわけないのに。マンガやドラマなら助けが入るハズなのにな、現実は違うか――
「ホント、イヤらしい身体してるよな」
お尻をサワサワ触ってきた。体をよじってみたけど、全然離れてくれない。首筋に顔をうずめてきたので、必死になって逃げる。ペロッとされ、気持ち悪さがどんどん増していった。
「いろいろ遊んでるんだろ? 俺とも遊んでよ」
「誰がアンタなんかとっ。写真を撮りたければ、好きなだけ撮ればいいじゃない。そんな脅しに、屈しないんだから!」
「そういう傲慢なトコ、嫌いじゃないぜ」
頭を鷲掴みされホールドされた。徐々に近づいてくる気持ち悪い顔が、目の前に迫ってきた。
――もうダメだ……
泣き出しそうになった瞬間、横からシャッター音が耳に聞こえた。
「だっ、誰だ?」
驚いて投げ捨てるように放り出されて力なく、その場にしゃがみこんでしまった。
「私の安眠を邪魔してくれた上に、社内でこのような行為は許されませんね」
視線の先には、さっきまで捜していた今川部長の姿があった。
「またアンタか……。神出鬼没もいいトコだな」
「たまたまここで、昼寝をしてただけです。さてこれは、何か分かりますか?」
今川部長の手には、ボイスレコーダーがあった。
「ちょうど会議で使おうと思って、背広に入れてたのが役に立ちました。今までの会話と先ほどの行為の写真を、しっかり撮らせてもらいましたよ」
その言葉に、戸川さんが見る間に青ざめていく。
「君と同じで私も、念には念を入れるタイプなんです。これを人事に持って行こうと思うんですが」
「まっ待ってくれ、それだけは勘弁して下さい。もっ、もう二度とこんなマネをしないから」
「彼女に近づいたら……分かりますね?」
「はい、もう近づいたりしません。誓います!」
そう言って逃げるように、会議室を出て行った。
「しまった、謝らせるのを忘れてしまいました」
私にそっと手を差しのべながら、今川部長が言う。
「大丈夫でしたか? もう少し早く助けたかったんですが、怖い思いをさせましたね」
「捜してました、今川部長のことを……」
「はい?」
「そしたら、こんな目に遭ってしまって……」
怖くて――ホントに怖くて、泣き出しそうになった。だけど助けてくれた。
そんな泣きそうになっている私の頭を、優しく撫でてきた。
「弁当を食べてから、20分ほど昼寝するのが日課なんです。空いてる会議室を探して、ジプシーしているので」
「昼寝?」
「午後からの仕事の効率が、かなり上がるんですよ」
微笑みながら喋る今川部長の顔のお蔭で、さっきまで感じていた恐怖が見る間に吹き飛ばされていく。じわじわっと癒されまくりだよ。
「それともっと、自分を大事にしなさい。恥ずかしい写真をばら撒かれたらショックを受けるのは、君だけじゃないんだよ」
「はい……」
明日は会議室を中心に捜そう。そしたらきっと見つかるよね。どうしても、今川部長に近づいてみたい。
注意を受けながらも、まったく別なことを考えてしまったのだった。
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