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シェイクのリズムに恋の音色を奏でて❤
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僕の躰を抱しめた石崎さんの体温もそうだけど、股の間で蠢くアレも熱くて、妙な気分になった。
「聖哉、すごく気持ちいい……」
吐息混じりで耳元で告げられたのだが、なんと返事したらいいのか――「そうですか」なんて、素っ気ないものはアウトなのはわかる。
「聖哉、こっち向いて。キスしたい」
「き、キス?」
言いながら振り向いたら、間髪おかずに唇を押しつけられた。ただ触れるだけのキスかと思っていたのに、石崎さんの唇が僕の下唇を食む。優しく食んで、ちゅっと吸われた。
「んふっ!」
「舌を出して」
下唇を解放した途端に、また別な要求。言われたとおりに、ちょろっと舌先を出したら、石崎さんは美味しそうにそれを食み、さっきよりも強く吸いついた。引きずり出される僕の舌は、石崎さんの唇でエロい感じでなぞられる。
「んぁあっ、ぁあっ」
まるで僕の舌を使って、フェラしてるみたいに動かし、下半身でおこなわれている動きと連動していた。
「聖哉が感じてくれて嬉しい。ついでに大きくなったココも、気持ちよくしてやるな」
「へっ?」
僕が気づかない間に大事な部分が、若干大きくなっていたらしい。それを石崎さんが目ざとく見つけ、彼の利き手がそれを掴み、容赦なくごしごし扱きはじめた。
(ちょちょちょっ、僕ってこんなに性欲が強いほうじゃなかったハズなのに、どうしてこんなことになってるんだ!?)
舌をフェラされ、下半身も前をここぞとばかりに扱かれ、股の間には石崎さんのが蠢き、なんかもうすごいことに巻き込まれてしまい――。
「聖哉がイキたくなったら教えてくれ。それに合わせるから」
「あ、合わせるなんて、そこまでしなくても。石崎さんがイキたいタイミングでイったほうが、気持ちいいのでは。ずっと僕の相手をして、我慢していたでしょうし」
「じゃあ俺がイくタイミングで、聖哉はイけそうか?」
「それはちょっと無理かと。さっきから石崎さんに、イカされまくっているので」
素直にと伝えると、耳元でクスクス笑われた。
「だよな。だから俺が聖哉に合わせる。イキそうになったら教えて。ストロークあげて、頑張るからさ」
「そこまでしなくても……」
わざわざ自分に合わせて、我慢させることがかわいそうになってしまった。
「好きな男と一緒にイキたいって気持ち、わかってほしいんだけど?」
「あ――」
それは、なんとなくわかる。ふたりで愛し合っているのに、ひとりで達することは、どこか寂しさを感じてしまうから。
僕は無言で僕自身を扱いてる石崎さんの手の上に、自分の手を重ねた。そして激しく上下させる。刺激が二倍になったので、さっきよりも感じることができた。
「聖哉?」
「たぶん、あと少しでイケそうです。石崎さんのストロークをあげてください」
そうアドバイスしたら、股の間で蠢いていたスピードが、より一層激しくなる。
「僕っぁあっ、も、ぅ……気持ちいいぃっ、イクイクっ!」
太ももをぎゅっと締めながら、石崎さんのをさらに挟み込み、腰を前後に動かした。
「俺も聖哉にイカされる、すげぇやばっ!」
浴室に響く肌と肌の当たる音が響き渡る中、同じタイミングで果てた。僕の躰を抱しめる石崎さんの片腕があったので、へたり込むことがなかったものの、疲労感が半端ない感じだった。
しかも下半身のドロドロさは、今まで体感したことがないもので、早くシャワーで流したかったのに、それができないくらいに、躰を動かすことが億劫だった。
「聖哉、そのままじっとしてろ。俺がやってやる」
石崎さんのおかげで、僕はなにもせずにお世話になりっぱなし。
(こういうところで、自分の体力の底を知ってしまうなんて。これからはもう少し動けるように、職場まで歩くなりして、体力をつけなければ)
今回の一件で、自分の体力のなさを考えさせられるなんて、思いもよらなかったのである。
「聖哉、すごく気持ちいい……」
吐息混じりで耳元で告げられたのだが、なんと返事したらいいのか――「そうですか」なんて、素っ気ないものはアウトなのはわかる。
「聖哉、こっち向いて。キスしたい」
「き、キス?」
言いながら振り向いたら、間髪おかずに唇を押しつけられた。ただ触れるだけのキスかと思っていたのに、石崎さんの唇が僕の下唇を食む。優しく食んで、ちゅっと吸われた。
「んふっ!」
「舌を出して」
下唇を解放した途端に、また別な要求。言われたとおりに、ちょろっと舌先を出したら、石崎さんは美味しそうにそれを食み、さっきよりも強く吸いついた。引きずり出される僕の舌は、石崎さんの唇でエロい感じでなぞられる。
「んぁあっ、ぁあっ」
まるで僕の舌を使って、フェラしてるみたいに動かし、下半身でおこなわれている動きと連動していた。
「聖哉が感じてくれて嬉しい。ついでに大きくなったココも、気持ちよくしてやるな」
「へっ?」
僕が気づかない間に大事な部分が、若干大きくなっていたらしい。それを石崎さんが目ざとく見つけ、彼の利き手がそれを掴み、容赦なくごしごし扱きはじめた。
(ちょちょちょっ、僕ってこんなに性欲が強いほうじゃなかったハズなのに、どうしてこんなことになってるんだ!?)
舌をフェラされ、下半身も前をここぞとばかりに扱かれ、股の間には石崎さんのが蠢き、なんかもうすごいことに巻き込まれてしまい――。
「聖哉がイキたくなったら教えてくれ。それに合わせるから」
「あ、合わせるなんて、そこまでしなくても。石崎さんがイキたいタイミングでイったほうが、気持ちいいのでは。ずっと僕の相手をして、我慢していたでしょうし」
「じゃあ俺がイくタイミングで、聖哉はイけそうか?」
「それはちょっと無理かと。さっきから石崎さんに、イカされまくっているので」
素直にと伝えると、耳元でクスクス笑われた。
「だよな。だから俺が聖哉に合わせる。イキそうになったら教えて。ストロークあげて、頑張るからさ」
「そこまでしなくても……」
わざわざ自分に合わせて、我慢させることがかわいそうになってしまった。
「好きな男と一緒にイキたいって気持ち、わかってほしいんだけど?」
「あ――」
それは、なんとなくわかる。ふたりで愛し合っているのに、ひとりで達することは、どこか寂しさを感じてしまうから。
僕は無言で僕自身を扱いてる石崎さんの手の上に、自分の手を重ねた。そして激しく上下させる。刺激が二倍になったので、さっきよりも感じることができた。
「聖哉?」
「たぶん、あと少しでイケそうです。石崎さんのストロークをあげてください」
そうアドバイスしたら、股の間で蠢いていたスピードが、より一層激しくなる。
「僕っぁあっ、も、ぅ……気持ちいいぃっ、イクイクっ!」
太ももをぎゅっと締めながら、石崎さんのをさらに挟み込み、腰を前後に動かした。
「俺も聖哉にイカされる、すげぇやばっ!」
浴室に響く肌と肌の当たる音が響き渡る中、同じタイミングで果てた。僕の躰を抱しめる石崎さんの片腕があったので、へたり込むことがなかったものの、疲労感が半端ない感じだった。
しかも下半身のドロドロさは、今まで体感したことがないもので、早くシャワーで流したかったのに、それができないくらいに、躰を動かすことが億劫だった。
「聖哉、そのままじっとしてろ。俺がやってやる」
石崎さんのおかげで、僕はなにもせずにお世話になりっぱなし。
(こういうところで、自分の体力の底を知ってしまうなんて。これからはもう少し動けるように、職場まで歩くなりして、体力をつけなければ)
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