11 / 329
両片想い
9
しおりを挟む
スラックスから出すだけ出して、掴んだものを握りしめるだけで終わらせる先生に、追い打ちをかける言葉を即座に考えつき、ところどころを強調させるように口を開く。
「とっととしごいてイカないと、勃起して興奮している白鷺課長のあられもない姿を、ルームサービスを運んできた従業員に、思いっきり見せることになるかもな。もしかして男相手に欲情しているところを、あえて見せつけたいとか思ってるんじゃないの?」
くすくす笑いながら先生の背後に回り込み、背広のボタンを外してやった。真正面で何をしているかを、やって来た相手にはっきりと確認させるように――。
「壮馬、悪かったって謝ってるだろ。もう許してくれ。こんな姿、お前以外に見せたいとは思っていない」
顔だけで振り返って謝罪する言葉を告げられても、あのとき傷ついた俺の心は癒えたりしない。そしてこんな馬鹿げたことをしても、何も変わらないのは事実。
「俺のことを何とも想ってないから、そうやって拒否るんだろ」
「…………」
「俺が女子社員と目の前でイチャイチャしても、白鷺課長の心は傷ついたりしないもんな。きっと涼しそうな顔で、その場を通り過ぎるだろ」
「ふぅ、っ!」
舌先を使って耳の縁を下から上に舐めてみたら、びくりと躰を震わせて変な声を出した。
(先生の弱い部分は、すべて把握済み――次はどこを責めてあげようか)
「手の中のモノ、大きくなってきてる。もっともっと感じないとイケないでしょ、白鷺課長」
背後から先生の手に自分の手を重ねて、ごしごし力強くしごいてやる。
「ん、ふ、あぁ……」
恥じらいを含んだ先生の甘い声に、俺の下半身が反応しはじめる。目の前にあるひきしまったお尻に、ゆっくりとそれを擦りつけた。
お互い布地越しでも分かる。じわじわ上がっていく体温と、相手を欲する気持ちがリンクしていた。
「そぉまっ、もうやめ、ろって」
「完勃ちしといて、今さら何を言ってるんだよ。俺のが欲しくて、ココをこんなに濡らしてるくせに」
「耳元で…ぃうな! 馬鹿っ、あっん!」
先生の躰が大きく震えた。俺が空いてる手で、感じやすい左胸を唐突に弄ったせいだろう。
「とっととしごいてイカないと、勃起して興奮している白鷺課長のあられもない姿を、ルームサービスを運んできた従業員に、思いっきり見せることになるかもな。もしかして男相手に欲情しているところを、あえて見せつけたいとか思ってるんじゃないの?」
くすくす笑いながら先生の背後に回り込み、背広のボタンを外してやった。真正面で何をしているかを、やって来た相手にはっきりと確認させるように――。
「壮馬、悪かったって謝ってるだろ。もう許してくれ。こんな姿、お前以外に見せたいとは思っていない」
顔だけで振り返って謝罪する言葉を告げられても、あのとき傷ついた俺の心は癒えたりしない。そしてこんな馬鹿げたことをしても、何も変わらないのは事実。
「俺のことを何とも想ってないから、そうやって拒否るんだろ」
「…………」
「俺が女子社員と目の前でイチャイチャしても、白鷺課長の心は傷ついたりしないもんな。きっと涼しそうな顔で、その場を通り過ぎるだろ」
「ふぅ、っ!」
舌先を使って耳の縁を下から上に舐めてみたら、びくりと躰を震わせて変な声を出した。
(先生の弱い部分は、すべて把握済み――次はどこを責めてあげようか)
「手の中のモノ、大きくなってきてる。もっともっと感じないとイケないでしょ、白鷺課長」
背後から先生の手に自分の手を重ねて、ごしごし力強くしごいてやる。
「ん、ふ、あぁ……」
恥じらいを含んだ先生の甘い声に、俺の下半身が反応しはじめる。目の前にあるひきしまったお尻に、ゆっくりとそれを擦りつけた。
お互い布地越しでも分かる。じわじわ上がっていく体温と、相手を欲する気持ちがリンクしていた。
「そぉまっ、もうやめ、ろって」
「完勃ちしといて、今さら何を言ってるんだよ。俺のが欲しくて、ココをこんなに濡らしてるくせに」
「耳元で…ぃうな! 馬鹿っ、あっん!」
先生の躰が大きく震えた。俺が空いてる手で、感じやすい左胸を唐突に弄ったせいだろう。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説


ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。




ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる